ブルーアーカイブの世界で最高のエンディングを目指したい!   作:熱いマルゥ!

41 / 41
6話 星と月は同じ夢を見る

 

 

 

 

 

吐月「やっ、ホシノ。久しいね」

 

 

ホシノ「……あ」

 

 

――その時、ホシノの脳内に溢れ出した――

 

……“青い青春”

 

 

吐月「まあ、俺は本人ではない…のかな?」

 

 

ホシノ「…樂じゃない…の?」

 

吐月「ああ。正確に言うなら、“初めまして”だな。」

 

 

 

 

 

エマ「…本人じゃない?」

 

 

ホシノ「違うよ…樂は…初めましてじゃないよ?」

 

ホシノ「きっと私のこと忘れちゃっただけだよね…?そうだよねー…!だって2年ぶりだもんね…。」

 

吐月「……。」

 

一歩……また一歩…足が樂に向かっていく。

まるで親を見つけた子供のように。

 

 

 

ホシノ「ねえ…嘘だよね?!…樂は樂でしょ!?……お願い

答えて――!」

 

吐月「動くな。」

 

吐月「…お前さんの後輩が血を見ることになるぜ?」

 

シロコ「ごめんホシノ先輩…なんか力が入らなくて…」

 

 

 

ホシノ「樂…どうして」

 

吐月「…俺の名は吐月。あいつと同じだと思うな。」

 

 

どこか分かってた。私の目に映る彼は、あの頃と一緒。

 

でも…樂じゃない。

 

否定したかった。

 

樂が帰ってきてくれたんだって…信じたかった。

 

 

 

 

 

吐月「――ホシノ!おい、小鳥遊ホシノ!」

 

 

ホシノ「っ……なに…さ」

後輩の前なのに、いつものように振る舞えない。

 

 

 

吐月「………!」

 

?『――今じゃ別人の様に変わっちまう。…分かりたくないほど、分かるよ。』

 

これは……俺の声?

 

 

吐月「ぐぁ…」

――記憶が、混線する。

頭が……痛い。

 

?『そのままの意味ですよ。2人とずっと居たいなーって。』

 

???『…言われなくてもずっと一緒ですよ。この何もない砂に埋もれた学校に。』

 

 

シロコ「今…しかない。」

なぜか拘束が緩まった。這っててでも動かなきゃ…。

 

 

 

 

吐月「…逃げられたか。」

 

 

交渉材料が消えた。なら退くべきだな。

 

俺のすべきことは変わらない。予想以上の消耗…早くこの場を去らなければ…。

 

 

吐月「アヌビスの神秘を増幅させ…俺を延命させろ。」

 

 

吐月「…始刻刀。」

 

先ほど奪った神秘を取り込む。

 

 

 

 

吐月「少し早いが……お別れだ。」

 

 

ホシノ「待っててば!」

 

吐月「待てない。時間がないんだ。」

 

振り返らず走り去る。このままじゃ、ホシノたちを振り切れないだろうが…

 

 

ホシノ「なら私も連れてって!…もう私を置いていかないでよ…!」

 

 

吐月「ホシノ…もう俺には関わるな。」

 

吐月「次に会うとき…もしかしたら俺は、“吐月”じゃないかもしれない。」

 

ホシノ「何を言って――!」

 

その瞬間、横から黒い影が走り抜ける。

 

ヒナ「逃がさない。」

エマ「まだ話は終わってないよ!」

 

 

無数の次元を切り裂き、とある場所に繋げる。

 

吐月「…まだお返しが済んでなかったな。」

 

 

武器庫に繋げた次元の穴が開く。

その奥からは…無数の銃口がヒナたちを覗いていた。

 

“終奏イシュ・ボシェテ”

 

 

――ダダダダダダダダッッ!!!

 

 

ヒナ「っ…!」

 

エマ「うぐっ!」

 

流石のヒナたちでも、あの銃口には踏み込めない。

 

 

数秒でも止められれば、それで勝ちだ。

 

吐月「いつか…樂を取り戻そう。」

 

 

 

 

―――

ヒナ「……逃がした。」

 

エマ「“今回”は見逃してあげるよ、吐月。」

 

その後も追いかけたが…どんどん距離を広げられ、完全に見失ってしまった。

 

 

ホシノ「…樂」

 

いつもそうだった。樂が無茶をして…私が怒って…ユメ先輩が止める。

 

……また、間違えた。

もしかしたら――止められたかもしれないのに…。

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

n番煎じの歯車!(作者:窓辺の花)(原作:ブルーアーカイブ)

えー、色々な人の、素晴らしい二次創作に感化された者です。▼下手くそで駄文多め、更新遅め、物語のテンポ遅めです。ですが、頑張っていこうと思います。▼あらすじって、あと何を書けばいいんでしょうか……とりあえず。「主人公がこれからこんな事になるよ〜」的なことでいいのですかね。▼    主人公転生!▼      ↓▼   ヘイローが歯車だ!▼      ↓▼    …


総合評価:28/評価:-.--/連載:8話/更新日時:2026年05月07日(木) 17:07 小説情報

銃弾が飛び交う学園都市?!んでもって銃の耐性なし?!・・・やってやろうじゃねえかこの野郎!!(作者:オーバジン)(原作:ブルーアーカイブ)

突如としてキヴォトスに来てしまった何も知らない無知無知な男子高校生!ブルーアーカイブをやったことない?!噓だろ!マジかよ!▼何とかお情け程度であった特殊能力を活かして生き残れ!銃弾一発が致命傷だゾ!▼そんな男子高校生が歩むキヴォトスでの笑いあり、涙あり、曇らせあり、恋愛あり、シリアスありの、青春物語です。良ければどうぞ見ていってください。


総合評価:1117/評価:7.12/連載:42話/更新日時:2026年05月13日(水) 01:16 小説情報

おっさんキヴォトスに行く(作者:無い頭のおっさん)(原作:ブルーアーカイブ)

自称30代のおっさんがキヴォトスに召喚され▼なんやかんやあって救われない生徒達になにがなんでも救いの手を差し伸べるおっさんのお話。尚、手段は択ばない模様▼でもおっさん自身はメインストーリーの流れを崩したくない、けど救いたい。▼そんなおっさんたちの企みの被害に遭うカイザーとおじさんユメモドキ▼おっさんに感化されて、どんどんキヴォトス人離れしていくおっさんの周り…


総合評価:296/評価:6/連載:44話/更新日時:2026年05月13日(水) 18:46 小説情報

伏黒甚爾成り代わりinブルアカ(作者:Isa0509)(原作:ブルーアーカイブ)

高校3年生初登校日!朝起きるとブルアカの世界で伏黒甚爾になっていた男の話。▼ブルアカプレイヤーだった主人公はこの世界で生き残れるのか…!▼作者は一応呪術廻戦全巻とブルアカのメインストーリーは全て読んでいます、▼が大いに設定ミスなどあると思いますスミマセン▼こういった文章を書くのは初めてなので変なことになると思います▼キヴォトスinドブカス成り代わり http…


総合評価:495/評価:6/連載:16話/更新日時:2026年05月13日(水) 20:43 小説情報

ただ帰りたい人生だった(作者:因みに私は独身です)(原作:ブルーアーカイブ)

ブルアカにぶっ飛ばされた主人公がヤンデレ気味の生徒達(と先生)に束縛されながらも▼お家(JAPAN)に帰ろうとするお話。▼ちなみにヒロインはキサキ様。


総合評価:256/評価:6.91/連載:3話/更新日時:2026年03月23日(月) 22:19 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>