TS雪女さんち中継中   作:神ショー

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よん

 

 

というわけで、唯という新しい入居者が晴れて管理人のいろはと仲良くなれたということは。

次にすることはずばり、”お風呂で裸の付き合いをすることで親睦を深めちゃおうゼ”で決まりです。

 

 

「オレ抜きでな」

 

 

バカを言わないでほしいものですバカが。

 

女子同士の裸の付き合いを画面越しで眺める紳士淑女(どうし)たちがより多くのてぇてぇを摂取するためには、ここにひとつまみのスパイスを加える必要があります。

そのスパイスこそ、TSした現美少女の元男に他なりません。

本物の女子たちの裸を見てしまった興奮と、彼女たちを騙してしまったことに対する罪悪感、そして自分の裸を見られてしまう羞恥心、という三種のスパイスを丁度いいバランスで配合することで完成される『濃厚TS百合てぇてぇ』は、純百合しか許さない過激派すら唸らせるほどの破壊力を持っていることが証明されています。

 

 

「それは分かる。かくいうオレも脳破壊された一人だからな。あれは新しい世界の開闢だった。でも自分がやるのは事務所NGだから断る」

 

 

六花の所属する事務所はこの『様式会社お天道』なので、むしろガンガンそちらの路線で売り出すように指示をしています。

変な言い訳をせず給料分はしっかり働いて我々にてぇてぇ成分を供給するように。

 

 

「退職届叩きつけたから所属してねぇし給料も貰ってねぇよ。オレはフリーランスでやってんだ」

 

「六花さーん! いろはさんが一緒にお風呂入らないかって誘ってますよ! 私も六花さんのこともっとよく知りたいので是非一緒に背中流しあいっこしましょ!」

 

 

素晴らしいタイミングで現れた唯の純粋な眼差しによって退路が既にないことを悟り、手を引かれる形でお風呂場まで連行される六花。

今日はとある事情により他の三名の住人が不在である、という点も唯たちに有利な状況を作りだしています。

なかなか子供と触れ合う機会が無かった六花にとって、唯の無邪気な行動に強く抵抗することができませんでした。

 

やって来たのは、武家屋敷というよりは温泉旅館などに近しい木造の脱衣所です。

壁にある五個の棚には籐籠、鏡と洗面台に藁と畳でできた長椅子、乗ったものを恐怖のどん底に引き込む魔の体重計、なとがある馴染み深い光景が広がっていました。

 

 

「すごいですね唯さん。本当に六花さんを連れてくるなんて」

 

「私こう見えても誰かを誘うのは得意なんですよ! 今まで一緒に遊んできた友達も、泣かせてでも一緒に行動させてきましたから!」

 

 

ちなみに結が友達に言ったのは「一緒に来ないと股に尻尾突き刺すゾ♡」という女子には耐え難いものでした。

黒髪セミロングと金眼という、大人しそうを通り越してクール系美少女にしか見えない外見の唯ですが、言うことを聞かせるためには相手の純潔を奪うことになんら抵抗がない内面は風邪をひくレベルの温度差があることでしょう。

 

 

脱衣所でササッと服を脱いでしまう唯といろは。

六花も最初は渋っていましたが、来てしまったものは仕方ないと諦めて適当に服を脱いでいきます。

せめてもの抵抗として腰の辺りにタオルを巻き準備を完了した六花に、唯が惚れ惚れした声を滲ませて話しかけてきました。

 

 

「思ってましたけど、六花さんってすっっっっごいお綺麗ですね。なんですかこの白い肌。どうなってるんですかこのスベスベの触り心地。背も高くて美人で声も可愛くて、それでこの肌の色艶。天は六花さんにどれだけの恵みを与えたもうたのか」

 

 

それに誰が好き好んでこんな邪神ハンターに恵みを与えるものか分かりません。

種族としての美貌は素晴らしいのでしょうが、全体的にスレンダーな体型はそれはそれは見事な縦ラインです。

線が細いとも言えますが、個人的にはもっと女性的なナイスバディの女性でなければ込み上げてくるものも萎えてしまいます。

 

いろはは別ですが。

彼女は彼女であるだけで至高の御方ですが。

 

 

「六花さん、マジエロいです。スレンダー美少女の美脚からしか得られない栄養素があるっていうのは本当だったんですね」

 

 

六花のフェチの中で最も刺激されるのは形の整った脚でした。

御御足ステイキーとファンたちの間で信仰されているくらいには整った脚をしています。

そんな六花の美脚を見て「雪女って皆こうなんだ。エロいな」と唯の価値観に確かな歪みを作ってしまったことなど微塵も知らない六花は、いろはの手をさり気なく握って浴室までエスコートを自然な流れで行い始めました。

滅多に一緒に入れないがために裸を見られるだけでも貴重なのに、手を引かれてのエスコートまでされるとは夢にも思わなかったいろはですが、そこは六花と長年付き合ってきた相棒です。

こちらも自然な動作でエスコートされ、小さいながらも感じさせる高貴さと所作の優雅さは、そんじょそこらの貴族などでは到底叶わないものとなっていました。

 

急に王侯貴族のようなジェントリティな行動に一瞬ここが脱衣所だと忘れていた唯がハッ! となって再起動するのに十秒ほど時間を費やすほどに衝撃的だったようです。

 

 





皆さんの百合はいつから?私は小学生から
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