リストラから始まった恋物語   作:ゼルガー

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主人公紹介


名前・・・・・・○○(つまり名無し)

階級・・・・・・元三等陸士(事務員)

魔力・・・・・・F(リンカーコアはあるが、一般人と大差無い)

特技・・・・・・料理(調理師の免許を持ってる)、炊事洗濯、書類作業、演奏(フルート)

外見・・・・・・黒髪に黒目。一般的な日本人の外見。顔も普通。

年齢・・・・・・14歳




エピソード1「灰色世界」

全てが灰色の景色。街も、人も、空も全て。

 

時が止まっているのか何も動かず、ただ存在しているだけ。

 

俺はどうしてこんな世界にいるのだろう。

 

一歩、また一歩。灰色の景色から逃げたくて少しずつ歩いた。

 

最初は走ろうと思った。足が重い。思うように動かない。

 

まるで、俺をこの世界から逃がさない様にしているようだった。

 

遂には足が完全に動かなくなり、その場で立ち止まってしまった。

 

周りの人や動物と同じように俺の時は止まってしまうのだろうか。

 

俺は自分の体を見ると、足が灰色に変化していた。

 

恐怖のあまり、思わず絶叫してしまった。

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

「・・・・・・また、この夢か」

 

 

窓から清々しい朝日が差し込んでいるが、今の俺には不愉快だった。

 

改めて自分の足を見る。うん、普通の肌色だ。

 

周りも色鮮やかだ。

 

いつからだろう。こんな夢を見るようになったのは。

 

この数ヵ月ずっとだ。お陰で夢見が悪くて、気分最悪だ。

 

 

「はぁ・・・と、そろそろ支度しないとな」

 

 

遅刻なんてしたら、どうなるか分かったもんじゃない・クビだけは御免被る。

 

身支度と整え、借りてるアパートから俺が勤めている時空管理局地上本部の一番下っ端部隊に向かった。

 

俺に家族はいない。母は物心が付く前に事故で死んだ。

 

唯一、俺を男手一つで育ててくれた父さんも、四年前のJS事件で死んだ。

 

 

頼れる親戚がいなく、まだ10歳だった俺は生活していく為に、通っていた学校を辞め、管理局に入隊した。

 

でも、俺にはリンカーコアがあっても魔力が無かった。

 

だから、俺にできるのは、書類作業と雑務関係を行う事務の仕事だけ。

 

そして、俺はいつ部隊をリストラされてもおかしくない状況だった。

 

俺みたいな人間は腐る程いるからだ。

 

いくら管理局が人材不足でも、それは戦力になる人間に限ってくる。

 

でも、魔力が無いからって戦力にならない訳ではない。

 

例えば、JS事件で亡くなったレジアス中将は魔力が無くても圧倒的な指示で這い上がった英雄だ。

 

俺みたいに現場の戦力になるような才能がない奴はいても邪魔なだけだ。俺もそう思う。

 

だから、俺は必死になんでもやってきた。

 

生活するために。生きるために。

 

でも、最近は・・・なんというか、疲れた。

 

何をやってもうまくいかないことが多くなり、ミスも多くなった。

 

が、それに比例するかのように、仕事が増え、忙しくなるばかり。休みだって取る暇がないくらいだ。

 

まあ、ある程度は予想がつく。きっと、使い潰す気なのだろう。

 

代わりはいくらでもいるしな。

 

だけど、俺は辞める訳にはいかない。辞めたら、生活が出来ないから。

 

そして、他に俺に出来ることが無いから・・・

 

 

「と、少し急がないとな」

 

 

考え事をしてる暇は無かったな。もっと走るペースを上げないと。

 

徒歩で15分はかかる為、息が荒くなるのも構わず走り続けた。

 

途中、曲がり角が見えたが、急いでいた俺は気にせずそのまま走り抜けようとした。

 

だが、それがいけなかった

 

 

「うわっ!?」

 

「きゃっ!?」

 

 

曲がり角から、誰かが飛び出してきて、俺と衝突してしまった。

 

こんなことなら、止まるべきだった。

 

 

「ご、ごめん!大丈夫か?俺、急いで走ってたから・・・」

 

「だ、大丈夫です。こっちもゴメンなさい。私も急いでたから」

 

 

どうやらお互いに不注意だったようだ。

 

ぶつかった相手は、金髪とオッドアイが特徴の女の子だった。多分、歳下。

 

なら・・・

 

 

「いや、俺が悪い。どんな理由があっても、女の子に怪我をさせたらダメだからな」

 

 

死んだ父さんがよく言っていたことだ。どんなことがあっても、男が悪い。潔く謝ることと教えられた。

 

 

「大丈夫です!怪我なんてありませんから!って、あーー!急がないと遅刻する!?」

 

「って、俺もだ!?本当にゴメン。これ、俺の連絡先だから。もし、後で体に以上があったりしたらすぐに連絡して!」

 

「え!?で、でも!」

 

「じゃ。このお詫びは必ずするから!」

 

 

俺は返事も聞かず、そのまま勤務先に向かって走った。

 

とりあえず、遅刻は洒落にならないからな。

 

・・・・・って、あ?!あの子の名前を聞くの忘れてたな。

 

後で、俺の方から連絡しようと思ったのに・・・・・・・あの子から連絡するのを待つしかないか。

 

 

そして俺は、勤務時間ギリギリに隊舎に着いたのだった。

 

 

 




ども、ぜルガーです

睡眠不足が続く中、思いつきでリストラシリーズの長編を作成してみようと思います

ただし、今回は新設定の主人公(でも名前無し)でvividのキャラヒロインで書きたいと思います。だって、リストラシリーズの主人公だと、ロリコンになるしね

そして、私はハーレムは絶対に書きません(リストラシリーズでは一部、書きましたが、あれきりにしてます)

とりあえず、今回出てきた女の子は、vividの主人公ですね。でも、まだメインヒロインではありません。

暫く、共通ルートが続き、最終的にルートごとの恋愛になります。

目指すは、CLANNADみたな感動ストーリーです

ではまた
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