ブルアカにハマったので、妄想を垂れ流しちゃおうって作品。
もちろん設定ガバはあることでしょうがどうかお手柔らかに。
だってブルアカムズいんだもん。
拝啓、お父さん、お母さん、お兄ちゃん
私はキヴォトスに転生しました。
──なのでヒーローになろうと思います。
目を覚ます。
目の前にはもはや見慣れた病室の天井。
窓の外には嫌みったらしく青い空が澄み渡っていた。
「……今日は、アレを見ようかな」
スマホを手に取り、ユーチューブを開く。
検索するのはこの前新しく投稿された特撮のヒーロー物。
不治の病を患い、かれこれ十年。
いまだに慣れない私の闘病生活を支えてくれていたのは特撮のヒーロー物だった。
ヒーローが好きだ。
その真っ直ぐな心が好きだ。
その折れない、折れても立ち上がる意志が好きだ。
たとえそれが
確かに、女の子らしくないし、もう高校生なのに子供らしいと言われたらそこまでだが、やっぱり私はどうしようもなくヒーローに憧れていて、ヒーローを愛しているのだ。
「おっ、あったあった♪」
お目当ての動画をタップしていざ再生しようとしたとき突然、視界が歪んだ。
息ができない。
胸が苦しい。
声を出そうにも出てこない。
体に力が入らない。
……あぁ、死んじゃうやつだ、コレ。
まったく、今から見るところなのに間が悪い、どうして私の人生はいつも上手くいかないんだろう。
もし、次の人生があるのなら──
そんなことを考えながら薄れていく意識が最後に映したのはあの憧れた赤い色だった。
目を覚ますと人の行き交う交差点のど真ん中だった。
周りにはそびえ立つビル群。
透き通るような青い空にはうっすらと輝く輪っかが浮かんでいた。
この風景を、私は一度見たことが、いや見せて貰ったことがある。
それはゲームの風景
確かそのゲームの名前は──
「ブルーアーカイブ」
確かお兄ちゃんがやっていたゲーム。
時々、見せてくれたり、ストーリーについて話してくれていたものだ。
曰く透き通るような世界観の学園ストーリー。
その割には銃撃戦やらなんやらがしょっちゅう起きているらしいが。
まぁ、『キヴォトス人は体が硬いし、身体能力が高いからそうそう死なないから大丈夫なんだよ』とお兄ちゃんは言っていたがまさかそんな終わってる世界に転生するとは。
……とりあえず考えていてもどうにもならないから少し歩こう。
何もしないよりかはマシだし。
歩きながら周りを見ると二足歩行の動物たち、スーツを着たロボット、そして頭に輪っかを浮かべている少女たち。
お兄ちゃんから何も聞いていなかったらここは死後の世界か何かかと思ってしまうような光景だった。
「……にしてもなんとなく分かってはいたけど前世は動くこともままならなかったのに、今は元気に動けるってことはやっぱり転生してるってことっぽいね」
きっとあのあとあのままぽっくり逝ってしまったのだろう。
いやはや十数年ほどしか生きられなかったとはやはり悲しいものだ。
それもこれもあの病気のせい……
あれ? 待てよ?
もし、仮に生まれ変わっているのなら今のこの私の体はキヴォトス人なのではなかろうか?
頭に浮かんだ可能性を確かめるために急いで近くのショーケースのガラスで自分の姿を映す。
そこに映っていたのは、なめらかな黒の長髪、ぱっちりとした赤い瞳、前世とは違う血色の良い肌、少しぶかぶかな白いセーラー服。
そして……明るい光を放つ赤い十字のヘイローが浮かんでいる少女だった。
これは、私が憧れたヒーローになるまでの
そして私が青い春を取り戻すための
感想お待ちしてます
ちなみに処女作です。