ヒーローアーカイブ    作:ろくでなしの青二才

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 基本的に自分より頭の良いキャラのエミュはできないらしい。

 そして私は阿呆である。

 つまり私にキャラのエミュはほぼ無理。

 QED

 少しでもエミュするためにもいろんなキャラの絆ストとか読み直さなきゃね……



ヒーローの姿か?これが?

 ヒーローの朝は早い。

 

 日の出る少し前に目を覚まし、コンクリートの床から身を起こす。

 

 そして昨日拾った廃棄弁当を食べて銃の練習と整備をする。

 

 整備を終えると捨てられていた自転車に乗りパトロール。

 

「……ヒーローの姿かなコレ」

 

 この生活に慣れたとはいえヒーローにあるまじき姿ではないかと思う。

 

 ヒーローならもう少しカッコいい感じの生活をしたいのだが、やはり身分がないのが問題なのかアルバイトもできやしない。

 

 黒い仕事なら関係ないのだろうけど、ヒーローが黒い仕事はどうなの?ということで絶対にしたくない。

 

「もしかしなくても詰んでる?」

 

 この前の二の舞にはなりたくないなと思っていると少し離れたところで銃声が鳴り響く。

 

「活躍の機か……困っている人発見!」

 

 そうして私はウキウキで現場に直行するのだった。

 

 

 

 

 

「ここに金を詰めな!」

 

「痛い目に遭いたくねぇなら下手なマネすんなよ!」

 

「そうだそうだ!」

 

「姉貴は怖いんだぞ!」

 

 銃声のした場所にはチンピラ四人がコンビニを店員に銃を突きつけていた。

 

 少し離れたところで自転車を降り、準備運動をする。

 

 さて、ここでおさらいしておくが、赤野リンゴはまだ銃を持ってすぐのただの一般人だ。

 

 なので、戦闘経験とかそういったものはとっても浅いし、銃もまだ十全に扱えない。

 

 使える手も少なくて、技術も足りない。

 

 そんな私が唯一できうる最強の戦術。

 

 それは……

 

「ヒーロー参上!そしてサヨウナラ!」

 

「ぐばっ!!」

 

 全力でダッシュからのゼロ距離ブッパ!

 

 キヴォトス人の全力ダッシュ×一撃必殺のゼロ距離射撃×不意討ち!

 

 相手は死ぬ!

 

 防御はウタハ作の超超高火力な銃で気絶させれば反撃されないし、ゼロ距離なら外す心配もない!

 

 撃ったあとのリロードは小柄な体と足の速さを利用して隠れてしまえば大丈夫!

 

 そしてまた不意討ち!

 

 え、なに?ヒーローらしくない?

 

 大丈夫、速度特化フォームからの火力特化フォームでブッパは特撮でもやってた!

 

 ヒーローもやってたから大丈夫!

 

「卑怯だぞテメェ!」

 

「悪いことやってるほうが悪い!」

 

「だからって……ぐはぁ!!」

 

 ヒットアンドアウェイ。

 

 攻撃したらすぐ隠れてリロード!

 

 そしてすぐ近づいて撃つ!

 

 その繰り返し!

 

「クソッまた隠れやがった!……ぐえっ!!」

 

「なにがヒーローだ!この外ど「ゴチン!!」ぎゃ!!」

 

 危ない危ない、ついカッとなって最後の一人は本体で殴ってしまった。

 

 ヒーローに外道だなんて言うものじゃないだろうに。

 

 そんなこんなでなんとか四人を縛り上げ、コンビニ店員の生徒達に通報して貰う。

 

「大丈夫?」

 

「ありがとうございます!助かりました!」

 

「とってもカッコよかったです!」

 

 ……良いことをするのは良いものだ。

 

 前世では誰かに迷惑しかかけられなかったから誰かに感謝されるのは新鮮で、気持ちがいい。

 

 そんなことを考えながら空を見上げる。

 

 いつもより、少し透き通っている気がした。

 

 

 

 

 

 

 その後、ヴァルキューレの警官がやってきてチンピラ達はしょっ引かれていった。

 

 嬉しいことにチンピラ達は賞金首だったらしく、そこそこなお金を貰えた。

 

 という訳で今私は服屋で新しい服を探していた。

 

 理由は簡単、私がこの世界に来てから着ている白のセーラー服は戦闘やら爆発やらでもうボロボロなのだ。

 

 あと単純に白の服は汚れが目立つしね。

 

「できれば頑丈で汚れが目立ちにくいやつが良いな。あと色は赤いやつ」

 

 やっぱりヒーローは赤色だもんね。

 

 その要望を店員のロボットに伝えると奥の部屋に向かい、そして何着か服を持ってきた。

 

「こちらなどはどうでしょう」

 

 店員の手には黒のワイシャツとスカート。

 

 そして一際目を引く鮮やかな赤の外套があった。

 

「こちらの外套は耐火、耐電、防弾、がついているんですがどうでしょう」

 

「……値段は?」

 

「これぐらいです」

 

 ……高いけど、ギリギリ買える。

 

 ホントにギリギリだけど買えてしまう。

 

「もし買っていただけるのならこちらもセットでお付けします」

 

 そう言いながら店員はさっきのワイシャツとスカートを見せてくる。

 

「いや、その」

 

「ちなみにこちら、なかなかレアなものでしてこの機会を逃すと買えないかもしれませんが……どうしますか?」

 

「……うぅ、買い、ます」

 

「まいどあり!」

 

 買ってしまった。

 

 いくら見た目が好きだからといっても食事代ぐらいは残しておくべきだったのに。

 

 「……よし!」

 

 でもまぁ、買ってしまった物は仕方がないと割り切ってすぐに店を出る。

 

「でも、しばらくは廃棄弁当生活かぁ」

 

 そう、がっくりと肩を落としていると……

 

「ヒャッハー!!チョロいぜー!!」

 

 すぐ隣の店から札束が入った大きな鞄を持った生徒が出て来たのだった。

 

 ……その日の晩ご飯は少し高価な弁当だった。

 

 

 

 

 

 シャーレにて

 

「先生赤雷(せきらい)って人、知ってるー?」 

 

 今日も私は山のように積み重なった書類仕事をこなしていると、ソファーに寝そべっている猫耳のようなヘッドホンを付けた少女、モモイはそう質問してきた。

 

“赤雷?”

 

 あまり聞きなじみのない単語に私はモモイに聞き返してしまう。

 

「最近噂の都市伝説の人だよ!悪いことをしたらどこからともなく現れて雷みたいな素早さでボコボコにする赤い目の女の子なんだって!」

 

 モモイはキラキラした目でそう語っておりまさに興味津々といった様子だった。

 

“まるでアニメで出てくる正義の味方みたいだね”

 

「そうなんだよー!ゲームのキャラのモデルになりそうだったからどんな人なのか聞いてみたかったんだけど、先生も知らなそうだし無理かー」

 

 モモイはそう言うとがっくりと肩を落とした。

 

‘‘……うーん、とりあえず調べてみる?’’

 

「え!?ホント!」

 

‘‘私もその子がどんな子か少し気になるからね’’

 

「やったー!ありがとう先生!」

 

 書類仕事を中断して、その子について調べるためにもまずはモモイからその噂について詳しく聞くことにした。





 超ざっくりキャラ紹介 先生

 性別は男。
 
 性格は本編と変わらずマジモンの聖人であり変態でもある。

 ちなみにこの先生はアドビス2章とパバーヌ1章までをクリアしているので当然イオリの足は舐めている。






 憧れのヒーローになれることプラス、キヴォトスにだいぶ毒されたことで来た当初よりかなりテンションが高いリンゴちゃん。

 ちなみに現在の強さはこんな感じ。

 ヘルメット団等<リンゴ≦ネームド生徒

 ネームド生徒との戦闘は不意討ち、隠密からの奇襲などの技術が生かせる場所限定、そして武器の性能ありきではあるが一部の生徒になら勝てる。

 しかし、まだまだ武器に頼りっきりで隙も多いため強い生徒にはフツーに負ける。

 感想、誤字報告よろしくお願いします。
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