スズキサトルの日常   作:ふじら

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第1話 DQNギルドの長、聖なる国へ

 

「ふざけるなっ!」

 

ユグドラシル最上位ギルドの1つたるナザリック地下大墳墓にてその声が響き渡る。

 

「どうして!どうしてそんな簡単に捨てれるんだよっ!ここは皆で作り上げたナザリック地下大墳墓なんだぞ!」

 

不死者の王は嘆きながらも、どこか受けいれたかのように見せた溜息をすると腰をおこす

 

かつては41人が揃い、時には50人近くが集まった円卓の間。

 

10年近くの思い出が詰まったこの場所を彼は離れた。

 

項垂れながらも歩みを進めると、ふと視界に映ったNPCに意識が行く。

 

執事……ああ、そういえば。

 

昔みんなで作ったNPCだと思い出しながら執事の設定を確認する。

 

NPCはここ数年、殆ど一人でギルドナザリックの維持費を集める日々を送っていた彼からしたら忘れかけていた存在だ。

 

「……名前は」

 

「セバス・チャンか」

 

たっち・みーさんか、作ったのは、

 

たしかに設定のテキストも淡白というか素っ気ないというか。

短いな。

 

自身が1番尊敬し、憧れた人物を今一度思い起こし彼の瞳を見る。

 

たっちさんか、いたよな。そういうひと。

 

一瞬だけその思考が彼の脳を支配した。

 

っ、いけないいけない。なんだよ、俺。らしくないぞ。

なんだろ、やっぱり俺……もう色々と投げやりになってるのかな。

……でも俺はギルド長だし…最後をそうやって適当にするのはいけないよな。

このセバスとメイド達も結局出番なかったしな。

最後くらい…最後くらいみんなに出番をやろう。

アインズ・ウール・ゴウンの……残った全てに。

 

 

「セバス、プレアデスよ。我についてこい」

 

彼はそう指示を出し歩き出すと同時にコンソールを開く。

 

アインズ・ウール・ゴウン所属NPC一覧

 

こんなに…いたんだな。

 

いくらスクロールしても下が見えない一覧画面に彼は思いを馳せた。

 

最期、最期だもんな。みんなが、みんなが残したモノだ。

せっかくだもんな、せっかく……。

 

彼は右上にある一括操作のパネルを開くと転移先を玉座の間に設定し即時行動、自動整列にする。

 

 

はあ…終わりか。

 

色んなことがあったなぁ……。

 

彼は玉座の間の扉を開こうとする。

 

ん?なんだ?

 

彼が扉を開く前に何故か扉が開き始めた。

 

……自動なんだっけ?久々だから忘れてたな。

 

 

扉が完全に開かれるとそこにあるのは、数多のNPC。

悪魔から天使、蟲から吸血鬼、魔物からメイド。

その殆どがギルドアインズ・ウール・ゴウンのメンバーが手掛けたモノである。

 

壮観だなぁ〜。はあ……。

 

 

全てのNPCが彼に跪く。

 

レッドカーペットを進む。

 

途中でセバスとメイド達は列に入る。

 

そして玉座の横には綺麗な黒髪で優しい瞳を持つ淫魔が立っている。

 

アルベドだ、たしか守護者統括だっけ?

 

彼はアルベドを少しの間見つめると玉座に座った。

 

そこから見える景色、目線を下にやると跪くNPC達。

上にやると……ギルメンの旗。

 

 

目に入った旗を一つ一つ指さし、その旗のメンバーの名を声に出していく。

 

数人出したところで、彼はそれをやめる。

 

これ以上……耐えれそうにないや。

 

 

 

 

「本当に、ほんとうに楽しかったんだ…」

 

残されたモノ全てを見てそう呟く。

 

ゲームだから涙は流れない。

それに少しだけ彼は怒りを感じた。

 

彼は現実を見なければならないという現実を受け入れたくなかった。受け入れた気になっていたが、やはり精神はそれを拒否していた。

 

「なあ、アルベド…おれはまちがってたのか?」

 

会話もできない、AIもついてないNPCに喋りかける。

 

逃げだ、これは逃げだ。

そんな感情で彼は胸が苦しくなるがそれでも命のなき存在に言葉を続けた。

 

「皆離れていったんだ、あんだけ楽しかったのにな、あれだけ賑やかだったのに」

 

「あと、ほんのあと少しでこの世界は終わる。俺もいなくなってしまう。」

 

「でもこのデータが、運営の中で残り続けるかもしれない。もしかしたら…ユグドラシル2でまた会えるかもしれない」

 

「……その時は…またお前達と遊べたらいいな」

 

アルベドを数秒見つめ、コンソールを開くとアルベドの設定を開く。

 

ながっ!?

 

あまりにも設定が細かく、隅々まで作られている。

彼はスクロールし続けながら思い出す。

 

ああ、アルベドを作ったのは設定魔のタブラさんだっけ。

2時間くらい前に来てくれてたけど…最後まで居たかったなぁ。

 

そして ちなみにビッチである

 

……うわぁ。そうかあの人ギャップ萌えが好きだったんだよな

 

アルベドをチラ見したあとその7文字を消す。

 

最後くらい遊んでいいよな

 

モモンガを愛している

 

キャッー!!やっちゃった!

 

……はあ。何やってるんだろう俺。

 

そういや、昔……茶釜さんに振られたっけ。

 

いや振られたというかペロロンチーノさんがノリで俺に「姉ちゃんと結婚してくれればいいのにッ!」と言ったのに「愚弟、それはない」と返されただけなんだけど。

 

まあある意味振られたよな、告白すらしてないのにこれは辛いな。思い出すだけで辛い。

 

それを聞いてたやまいこさんと餡ころもっちもちさんも気まずそうにしてたもんな。

 

はあ。

 

まあ……最後くらい…だれか、おれを愛してくれる人がいてもいいだろ。

 

気持ちを切り替え、目線を正面に戻す。

 

「アルベドは私の傍に、プレアデスとセバス、各階層守護者は私の前に並べ」

 

指示を受けたNPC達は規律正しく並んだ。

 

彼はNPC達を一人一人目で確認していく。

 

「…タブラさん」

 

「ウルベルトさん」

 

「ぶくぶく茶釜さん」

 

「武人建御雷さん」

 

「ペロロンチーノさん」

 

「やまいこさん」

 

「獣王メコン川さん」

 

「弐式炎雷さん」

 

「ヘロヘロさん」

 

「ガーネットさん」

 

「源次郎さん」

 

 

 

「たっち・みーさん」

 

「本当にありがとうございました」

 

「なにもなかった、ただ無を生きただけの俺の人生に」

 

「意味を、与えてくれて」

 

全てのNPC達をもう一度見る。

そして視界の端に移る軍服のNPCを見つける。

 

「パンドラズアクター。お前も元気にな、おまえは……俺が作った最初で最後のNPCだったな。名前も色々あったけど…ウルベルトさん達に止められたっけ。」

 

「…俺は良いと思ったんだけどなぁびっくりボックス……」

 

「ん?なんだ?……ああ、宝物殿の領域守護者だもんな。ってそんなの持ってて良い訳ないだろうがぁ〜〜!!」

 

ふとパンドラズアクターの手を見るとそこには星に願いをが握られていた。

 

「誰だ、勝手に持たせたのは?」

 

自分では装備させた記憶が無いので思い当たる人をあげていく。

 

「……タブラさんか?あそこはよくあの人がいたもんな。それかるしふぁーさんか。はあ、いずれにせよ最後まで厄介なことを」

 

でも、せっかくだ。誰のかはしらんが使わせてもらうとしよう。

 

パンドラズアクターから装備を解除させ、自身のアイテムボックスに入れると星に願いをを手持ちにする。

 

 

 

ふふ。この使い方はある意味、ユグドラシルの締めとしては最高かもな。

 

 

右手で星に願いを持ちながら、彼は目の前のNPC達にロールプレイを行う。

 

「みな、よくこの場に集まってくれた。今日がこのナザリック、そしてアインズ・ウール・ゴウン終焉の日である。よくぞ愚かなる人間共からこの地を守り抜いた!これはお前達の努力、忠誠心の賜物に他ならない。残念ながら私はこの地を去ることになった、(じき)にこの体は消えるだろう!しかし、お前達は不滅だ。私がいなくともこの地を守り通せ!そしてアインズ・ウール・ゴウンを不変の伝説とせよっ!!」

 

23:49

 

「…時間か」

星に願いをに手をかける

 

23:52

 

「I Wish!我は願うッ!アインズ・ウール・ゴウンに栄光あれェッ!!!」

 

画面左に星に願いを【消費】の文字が一瞬見える。

 

24:00

 

-- : --

 

そしてその瞬間、オーバーロードは玉座の間から姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだ、この者は……魔法詠唱者か?」

 

「団長!近づきすぎですっ!警戒をッ!」

 

「……南方の人間か?」

 

周辺地域には珍しい黒髪で黄色い肌。鼻はまるっこい。

頬は少し痩せている。貧困層か。

 

「異質だな」

 

彼の服装はまさに豪華絢爛。服はもちろん、嵌められた指輪までいずれにいたるも国宝級…いやそれ以上である。

それにも拘らず満足に食事も取れていなそうな顔。違和感だらけであった。

 

この異様さは周囲から知能がない脳筋バカと揶揄されているこの女騎士、レメディオスにも理解できた。

 

「意識はあるか!?」

 

レメディオスは救急任務に則り意識確認を行う、といってもそれは彼女独自の救急法だ。

 

相手の手を掴むとぶんぶん振ったり、往復ビンタをかましたりと傍からみたら虐めである。

 

「ぬぅ……意識無しか?」

 

周りの兵士は見ていられなかったのか呆れ顔で周辺の警戒に当たっていく。

 

聖王国の兵士達は素養が高いため、瞬時にその者の生死を理解している。いや、普通に息をしているから誰でも生きてることは分かるのだが。

 

「えいっ!ここは危険地域だ!さっさと起きろ!おーきーろ!」

 

レメディオスは相手の両肩をガシッと掴むなり相手の体を大きく揺らし続ける。

その者の頭はその度にカックンカックンと往復する。

 

あーあ、可哀想に……あんな起こされ方嫌だろ普通

 

その場にいた全兵士はそう思い、彼に同情した。

 

 

「んっ……んん?」

 

「お目覚めか?」

 

「んっ…あはぁ〜!よく寝たぁ〜〜!こぉんな眠れたの久しぶりじゃないかぁ〜?基本1日3時間睡眠だったもんなぁ!いやー素晴らしい睡眠になった……ぞ……?」

 

目を開けるとそこに居たの凄まじい形相した女騎士、その距離僅か1cm!相手の鼻息が直に伝わる距離感である!

 

 

 

え?え?絵??何これ何何!?すんごい距離に女性がいる!近っ!怖っ!

「意識はあったようだな」

 

「は、はい!……お、おかげさまで?」

 

レメディオスは彼を疑い深く観察する。

魔法詠唱者の姿、特に黒装束のいかにも死霊系ですといった装いにはさすがのレメディオスも普通の国家の兵士や神官ではないと考える。

 

(法国の人間か?……にしては不用心だな)

 

法国であれば神官以外にも強大な力を持つ魔法詠唱者がいるだろう、地理的にも妥当であるし隣国の王国はそもそも魔法を蔑ろにする国家、遠くのバハルス帝国はここまで距離がありすぎる、竜王国はこれだけのマジックアイテムがあるのならば国外へ出させる訳無ないだろう。

結果、レメディオスはスレイン法国の手先だと考える訳だが。

 

「貴様は法国の者か?」

 

「……ほ、報告?報告……ん?国か?」

 

違うらしい。

 

何が何だかと分からない反応の男。

 

「なんだ?記憶がないのか?それともシラを切る気か?」

 

これほどのアイテムと装備を身にまとった魔法詠唱者だ、シラを切るそれなりの理由があるのだろう。

 

「い、いえ記憶がなくてですね」

 

……どうやら本当に記憶が無いらしい。

 

レメディオスはここまでその頭で思考を巡らせ対応していたが、

 

レメディオスは純粋である。

 

「であれば、ついてこい。居場所をやる」

 

記憶が無いのであれば、自らの保護下にいれる。

もし嘘をついているのであればボロを出すまで一緒にいればいい。

もし後者であれば保護下という名目も監視下に置き換わる。

融通は利く対応である。

 

 

もっとも、レメディオスは特にそんなこと考えていないのだが。

レメディオスは脅威のカルマ値200の超善人である。

困っている人が居たら助けるのは当然であった。

 

 

 

 

 

「?????」

 

一体何が起きている、目が覚めたら美女の顔面があって、ナザリックとは違う場所にいて…。

 

うん?……ユグドラシルはサ終で良かったんだよな?なぜ続いてる?

 

「どうした、体調が悪いのか?」

 

に、匂いがする。自然の匂いだ!?凄いなんだこれ!?これが自然!?わー!すげぇ

 

「……どうしたんだ。流石に無言でそんなことされると気味が悪いぞ」

 

「すっ、すいません!景色に感動しまして」

 

「景色?ああ、当たり前だ。ここは聖王国であるからな、感動するのは当然、だが中々に見る目があるな貴様は」

 

「そうですか?…いえやはり自分がおかしいのかもしれませんね」

 

「??…まぁいい。適度に療養すれば回復するだろう。」

 

レメディオスはモモンガの手を取るとモモンガを引っ張り上げる。

 

初めて女性に触れたモモンガは動揺しながらも体を起こす。

 

「馬には乗れるか?」

 

馬!?そんな経験ないぞ!ていうか動物と触れ合うことすら滅多にないのに馬とか…。

 

申し訳なさそうに首を横に振るモモンガ。

 

レメディオスはそうであれば馬に無理に乗せる訳にはいかないなと、傍に仕えていた騎士グスターボに指揮権を譲る。

 

「グスターボ!私はこいつと共に徒歩移動で拠点に戻るッ!お前達は先に戻れ!あと私の部屋に一食分の食料を置いておけ!」

 

「分かりました、各隊陣形を再編。これより前線拠点に一時帰投する。前進開始時刻は……」

 

急な展開に追いつけないモモンガは、目の前の状況をなんとか理解しようと思考を巡らせる。

 

えー、これ本当どういうこと??

サ終したと思ったら……続いてて…でも匂いとか感触もあるから法律的にユグドラシル2じゃなくて現実?に近いし。

それにさっきまでナザリックにいたよね!?なんでそれが知らない土地にいるんだ?転移魔法?いやいや、玉座の間でそれが行使できるとか何者?運営のだすイベントでもギルド内から強制送還なんてなかったぞ。

てことは…異世界ってことになるんだけど……いやいやそんな非現実的な…でも現実だよなこれ。

 

「どうした、汗が出てるぞ。どれ…」

 

レメディオスは彼の額に、自身の額を当てて熱を測る。

 

生まれてこの方、恋愛はもちろん異性との交流がなく、母親以外の女性の手にすら触れることのなかった彼にとっては刺激が強すぎた。

彼は顔が真っ赤になる。

レメディオスが額を当てて1秒後、そこにほんのりと緑色の輝きができた。

 

「……」

 

レメディオスは額を離すと不思議そうに眉をひそめ、首をかしげた。

 

「あっ…ありがとうございます」

 

状態異常を調べる鑑定魔法なのか!?

なんだそんなのユグドラシルにはなかったぞ!?

ていうかあって溜まるか!こんなに体が触れ合うのは法律違反で運営ごと潰されるぞ!?

それと恥ずかしいっ!!なに!めっちゃ良い匂いするし!肌から石鹸?かなんか分かんないけど良い匂いする……一方俺はそんなこといって犯罪臭がすごいなって。

 

「モモンガさん!それは健全な反応ですよッ!逆にそこで何も感じない方が男として死んでますっ!あ、モモンガさんはアンデッドなんで死んでましたね!!」

 

……なんかいたな。

 

「顔赤くして変なヤツだな、取り敢えず病気や感染症、呪いの類ではなさそうだ。今から私と共にお前が最低一夜は過ごせる場所に向かう、もう少ししたら行くぞ。それまで少しでも気持ちを落ち着かせておけ」

 

「分かりました、ありがとうございます。色々と」

 

「?なんだ、私はまだ何もしてないぞ。礼を言うのはお前が自身の問題を解決してからにしろ」

 

「団長、それでは先に向かわせてもらいます。道路上近くに中継地点を置き兵を1組ずつ配置しますので、通過したらそれらの兵に合図を送ってください、したならば兵は拠点へ帰投します。門までの道のりは確実に確保しておきますのでお任せ下さい」

 

「ああ、分かった。では行ってこい」

 

「そろそろ行けるか?」

 

「はい、だいぶ落ち着きました」

 

「では行くぞ。もし亜人が出れば私の後ろに隠れろ」

 

 

道中では色々と団長さんに質問攻めをしてしまった。

このローブル聖王国、魔法とモンスターの存在、歴史。

魔法と歴史はあまり団長さんは分からないみたいで本当にさわりだけだけど。

 

まずこの世界はユグドラシルをそのまま反映させた世界であることは間違いない。どうやら位階魔法からモンスターまでもがユグドラシルのままだ。

そしてこの国は亜人種の侵攻を受けているらしく、聞いた感じ衰退の一途を辿っているらしい。

団長さんは「ええい!亜人種共めッ!許せんッ全て滅ぼしてくれる!」とすんごい怒ってた。

あれを人は憤慨と呼ぶんだろうな。

 

それも俺の装備やアイテムはユグドラシルのままだ。

種族は人間みたいで容姿もリアルの俺そのもの。

ただ、身につけているマジックアイテムの中には人間種では装備できないアンデッド限定のモノもあるのでそこは謎だ。

その為、本当に自分が人間種なのか分からない。

 

「あれが拠点だ、入ったら少し休むといい」

 

「ありがとうございます」

 

「そういえば名前を聞き忘れていたな。それは…憶えているか?」

 

「も、モモン…です。」

 

「分かった。ではモモン、宜しく頼む」

 

レメディオスはモモンの背中をポンと叩くと、モモンの腰に手を回し天幕へと入っていく。

 

「団長がお戻りになられましたッ!!」

 

「総員整列ッ!」

 

「敬礼ッ!」

 

天幕に入ると同時にレメディオスに対して騎士達から敬礼が送られる。

レメディオスはそれに目をやると、めんどうなのはいいと言わんばかりにすぐさま中央にいた副団長に話しかける。

 

「楽にしろ、グスターボ。あとのことはお前に任せる。」

 

「はい?」

 

「お前に任せるといったんだ。私は私の用事、こいつの事があるからな」

 

「……分かりました」

 

腹部を擦りながら去っていく副団長。

 

うわ、すごく投げやりだぁ。

あの人いつもああなのか?副団長?さんが可哀想……。

でも、団長さんの用事って俺の事なんだよな…そう思うと複雑というか…。

 

「付いてこい、案内してやる」

 

天幕から出ると、1人神官系の女性が立っていた。

 

「姉様、お疲れ様です。」

 

姉様?…もしかして団長さんの妹さん!?確かに似てるな…双子なのか?

 

「おおケラルト。来ていたのか」

 

ケラルトか、覚えてこう。

 

「ええ、負傷者の回復が現地神官では足りないので」

 

ケラルトさんは俺のことをチラチラ見ながらも団長さんと話している。

こういう置いてけぼりな時がぼっちには辛いんだよなぁ。

 

「助かるぞ、ぬっ。話はあとだ、とりあえずまた話そう」

 

レメディオスはモモンのことを気遣い、話をすぐ切り上げてモモンの腕を引っ張ると歩みを進めた。




書き留めて置くつもりでおいておいた場面ちぐはぐな文をまとめて1話として公開してしまいました。
お見苦しいところをお見せしました…。
取り敢えず1話として機能してる部分だけ切り抜いて公開させていただきます。
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