自分だけのオリジナル男子生徒を作って、他と差をつけよう! 作:レイトウカイトウ
シャーレの執務室にて
"……電話?"
??『あー、もしもし、先生?』
"もしもし、どんな用かな?"
??『うーん、用があるって程でもないけど、挨拶しておきたいなって』
"うんうん、大事だね"
??『一度、そっちに寄って良いかな。当番じゃないんだけど』
"歓迎するよ"
??『今からでも?』
"もちろん"
??『そいつは都合が良いや。今から行く』
"待ってるね"
電話が切れる。
"今の声、男子だよね。キヴォトスって、男子生徒がいたんだ"
??「いて悪い?」
"早いね。近くまで来てたのかな?"
??「いや、さっきまでトリニティにいた。一応オレは、百合園セイアの代理だからさ」
"百合園セイア?”
??「……まあ、詳しい事は言えないから、その話はここまでにさせてくれないかな」
"それは別に構わないけれど"
??「まあ、代理としての仕事を終わらせて、先生に連絡したって事で」
??「自己紹介させて。オレの名前は
"よろしくね"
"ところで、何をしに来たの?"
リタ「さっきも言った通り、挨拶だけしにきた」
"そうなんだね、勿体なくない?"
リタ「そうは思わないけど」
"トリニティからここまで来てもらったし"
"何かしていかない?"
リタ「そんな事言われてもな、挨拶したら帰る予定だったし」
"せっかくだし、いろいろと質問させてくれたら嬉しいな"
"例えば、男子生徒の事について"
リタ「期待に応えられるかは別だけど良い?」
"もちろん!"
リタ「うーん、オレが知ってる男子生徒は二人だけだね」
"そうなんだね"
リタ「まあ、最近会ってないし、行方不明なんだけど」
"そんな……"
"せっかくの男子生徒なのに……"
リタ「どうしてそんなに悲しそうにするんだよ」
"だって! 周りが女子生徒ばっかりで窮屈だったんだもの!"
リタ「そんなに窮屈する?」
"するよ。逆に君はしないの?"
リタ「……まあ、するかも」
"でしょ?"
"君も、私の下にいつでも遊びに来て良いからね。同じ男同士なんだから"
リタ「……考えとく」
"来てくれないなら帰さないよ?"
リタ「あんたのその執念は何だよ」
"帰らないで!"
"もうずっとここにいよう!"
"私の癒しになってほしい!"
リタ「えー……」
リタ「そういうのって普通、女子に癒してもらうものじゃないの?」
"甘いね。私は女子より男子の方が好きなのさ"
リタ「ゲイ?」
"ち、違うわい!"
"だけど、男子とも結婚できるって、本気で思ってるよ"
リタ「そっか。オレは無理だけど」
"フラれた……"
"冗談は置いといて、男子が提供できる癒しは、女子とはまた違っているのだよ"
リタ「ふんふん」
"つまり、君には女子にはできない癒しができるって事さ"
リタ「そっかぁ」
"例えば、女子にはわからないような感性……虫とか!"
リタ「確かに、大部分の女子は虫が苦手だね」
"君は?"
リタ「昔は飼ってたかな。今は忙しくて」
"いつでもおいで。秘密の部屋に私のコレクション部屋があるから"
リタ「なるほど。それは興味ある」
リタ「でも、そろそろ帰らないと」
"うぅ……"
リタ「いや、泣くなよ」
リタ「ティーパーティーは忙しいんだ。オレは一応代理だし」
"ティーパーティーなんてよくわからない組織より私を選んでよぉ……"
リタ「おい」
リタ「まあ良いや。また来るから」
"今の録音したから"
"来なかったら恨み言と一緒に送り付けるからね"
リタ「こっわ」
"それじゃ、またね"
リタ「うん、またね」
別に、男先生と男子生徒のBLじゃないからね