自分だけのオリジナル男子生徒を作って、他と差をつけよう!   作:レイトウカイトウ

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先生と男子生徒の視点をごちゃまぜにしてやったぜ


在りし日

ハナコ『ほら、しっかり勉強して』

 

リタ『めんどくさいから嫌』

 

ハナコ『退学になるよ?』

 

リタ『なんか、もう良いやって』

リタ『勉強、難しくてさ。ゲヘナに転校したい』

 

ハナコ『それだと私に会えないよ?』

 

リタ『うぐっ……』

リタ『で、でも、秘密裏に会えば……!』

 

ハナコ『もう、知らない』

 

リタ『勉強する! 退学免れる!』

 

ハナコ『最初からそうしてくれれば良いのに』

 

リタ『ごめんなさい……』

 

ハナコ『……ずっと一緒にいたいから、勉強しよう?』

 

リタ『……うん』

 

リタ(……)

リタ「……はぁ」

 

"溜息ついてどうしたの?"

 

アロナ「何か憂鬱な事でもありましたか?」

 

リタ「いつの間に……?」

リタ「てか、何用?」

 

"ずばり、ハナコの事をどう思ってるか訊きたい"

 

リタ「何で?」

 

アロナ「聞きましたよ。ハナコさんと仲良しだったって」

 

リタ「まあ、昔はね」

リタ「幼馴染だから、それで仲良かっただけ」

 

"今はどうなの?"

 

リタ「今は……好きだよ」

リタ「ハナコが幸せでいてくれるなら、オレも嬉しいよ」

 

 言葉ではそう言っているが、リタは苦し笑顔を作っている。

 

"本当に?"

 

リタ「本当。オレは、それで良い」

リタ「……でも、少し寂しいな」

 

アロナ「未練があるんですね! どんな喧嘩をしたんですか?」

 

リタ「……多分、ハナコはオレが嫌いになったんだと思う」

リタ「いつも成績が悪くて、退学寸前だったから」

リタ「愛想を尽かれてから、初めて気づくんだ」

 

"……別の理由があるんじゃないの?"

 

リタ「無いよ。本当に、それだけ」

 

アロナ「嫌いって、ハナコさんから直接聞いたんですか?」

 

リタ「訊いても答えてくれないよ。あの子は、優しいから」

 

"……君は、救護騎士団の活動に積極的に協力していたらしいね"

"それで、大体の人は慕っているって、そう言われたよ"

 

リタ「そりゃ嬉しいね、光栄だ」

リタ「まあ、実績のためなんだけど」

 

"少なくとも、君には味方がいる"

"それだけは、忘れないで"

 

アロナ「そうですよ!」

 

リタ「……わかった」

 

 静かに頷いたリタは、涙を堪えているようだった。

 

◇◇◇◇◇

 

トリニティ、合宿所

 

ハナコ「おや、先生?」

 

"ハナコ"

 

ハナコ「そんな顔をして、どうかしましたか?」

 

"……君は嫌がるかもしれないけど、訊きたい事がある"

 

ハナコ「嫌がるだなんて、どんな事を訊かれてしまうのでしょうか~」

ハナコ「乙女の秘密だったり、あれやこれや、訊かれてしまうんでしょうか~」

 

"リタの事だよ"

 

ハナコ「っ……」

 

 その名前を聞いた瞬間、さっきまで柔らかかったハナコの表情が硬くなる。

 

"君は、リタが嫌いになったの?"

 

ハナコ「……まさか、そんな訳ないじゃないですか」

 

"いつも成績が悪くて、下手したら退学になってしまいそうな彼を"

"君は、見限ったりした?"

 

ハナコ「誰が言ったんですか、それ」

 

 ハナコの表情は、明らかに怒りを含んでいた。

 言葉にも、それを感じられる。

 

"リタだよ"

"彼が、そう言ったんだ"

 

ハナコ「……」

 

 驚き、

 

ハナコ「……」

 

 怒り、

 

ハナコ「……」

 

 そして、悲しそうに、ハナコは表情を変えていく。

 

"……その様子だと、違うんだね?"

 

ハナコ「……はい」

 

"……どうしてそうなったのか、話せる?"

 

ハナコ「……ごめんなさい」

ハナコ「いくら先生といえども、それだけは、無理です」

ハナコ「まだ、彼への気持ちの整理ができていないので」

 

"そっか"

"でも、良かった"

 

ハナコ「良かった?」

 

"ハナコが、そういう子じゃなくて"

"もしそうだったとしても、私は受け入れるけどね"

 

ハナコ「……」

ハナコ「……私にとっては、良くありません」

 

"え?"

 

ハナコ「……私は、どうしてリタくん、彼が私の下から去ってしまったのか、わからないんです」

ハナコ「……いえ、少しはわかります。きっと、私の変化に気づいてしまったから、ですよね」

 

"変化?"

 

ハナコ「……心の底から、笑えなくなってしまいまして」

ハナコ「鈍いくせに、こういう事には敏感なんだから……」

 

"それが、どうして今のような状況に?"

 

ハナコ「……彼は、行動力があるんです」

ハナコ「……」

 

リタ『安心して。オレが、ハナコの笑顔を取り戻すから』

 

ハナコ「……」

ハナコ「……笑顔を取り戻してくれるって、言ってくれたのに」

ハナコ「どうして、戻って来てくれないの?」

 

"……"

 

 懇願するように、ハナコは言う。

 

ハナコ「あなたがいてくれないと、私は……」

ハナコ「……ごめんなさい、先生」

 

"……"

 

ハナコ「……」

 

 涙を堪えるように、

 

ハナコ「……」

 

 笑顔を作って、

 

ハナコ「……」

 

 最後に、最初の柔らかい表情に戻る。

 

"……辛い思いをさせてごめん"

 

ハナコ「大丈夫です」

 

"……"

 

◇◇◇◇◇

 

リタ(……)

 

セイア『君は、どうしてティーパーティに来た?』

セイア『正義実現委員会に所属していたのに、それを変えてまで、どうして?』

 

リタ『……オレには、権力が必要なんです』

リタ『あの子のために』

 

セイア『あの子?』

 

リタ『……大切な人なんです』

リタ『でも、最近は笑ってくれなくなって』

リタ『……』

 

セイア『……ハナコの事かな?』

 

リタ『……やっぱり、わかりますか?』

 

セイア『そうだね。誰もが付き合っているっていう噂が立つ程には、君たちの関係は知れ渡っていたからね』

 

リタ『……トリニティの才媛、浦和ハナコ』

リタ『彼女を取り入ろうと、各組織は躍起になっている』

リタ『誰もが、彼女に期待している』

リタ『……闇を隠そうともせず』

 

セイア『……それが、君のティーパーティ所属に対してどのような因果がある?』

 

リタ『……オレが、代わりになろうって』

リタ『ハナコの身代わりになって、救いたいって』

リタ『そうすれば、また笑ってくれるかなって、そう思ったんです』

 

セイア『……そうか』

 

リタ『……まあ、会えなくなってしまって気まずくなっちゃったんですけど』

リタ『……やり方、間違えたのかな』

 

セイア『……君の行動は、ズレている』

セイア『ハナコは、君の事を宝石のように思っていたはずだ』

セイア『自身の苦行を、君に感じてほしくない、そう思っているはずだよ』

 

リタ『……?』

 

セイア『だが、結果は消える事は無い』

セイア『行動によって生み出されてしまった過去は、誰にも操作する事ができない』

セイア『……君の行動によって発生した事実は、結果の良し悪しに関わらず、君にのしかかってくるだろう』

 

リタ『……』

 

セイア『ただ、それは無駄にはならない』

セイア『君の意志から出た行動は、必ず君に利をもたらしてくれる』

セイア『……私にも、もたらしてくれたよ』

 

リタ『……』

 

リタ(……)

リタ(……)

リタ(……)

 

ハナコ『うふふ』

 

??『あ、あの……?』

 

??『エッチなのはダメ! 死刑!』

 

??『何か問題なのか?』

 

リタ『……』

 

リタ(……)

リタ(……今のオレは、きっと邪魔……か)




ハナコも性癖でやってます
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