自分だけのオリジナル男子生徒を作って、他と差をつけよう! 作:レイトウカイトウ
ティーパーティの近くの廊下
セイア『どこへ行く?』
リタ『ちょっと見回りに』
セイア『何の目的がある?』
リタ『あー、言わないとダメっすか?』
セイア『……いや、構わない』
セイア『私も同行して良いかな』
リタ『大丈夫ですか?』
リタ『最近また体調が悪くなってるらしいですけど』
セイア『問題無い』
セイア『倒れてしまっても、君ならすぐに気づいてくれるだろう?』
リタ『そうですけど……』
リタ『今回のはあんまり見せたくないっていうか』
セイア『どういう事だ?』
リタ『……まあ、何でもないです』
リタ『次の機会に、また観測でもしてください』
リタ『では』
セイア『……』
◇◇◇◇◇
トリニティ郊外
リタ『……』
ティーパーティの生徒『素直に来るのね』
取り巻きA『バカですわね』
取り巻きB『やはり底辺は底辺ですわね』
リタ『……何が目的だ?』
ティーパーティの生徒『あなたは、私が直接排除します』
リタ『ふーん、そう』
リタ『トリニティらしくないな』
取り巻きC『トリニティらしくあなたを排除しようとした方々は、逆に排除されました』
取り巻きD『ならば、直接排除してしまいましょう、という事です』
リタ『……オレの前にいるのが十人』
リタ『周りに隠れている奴らは十五人……』
ティーパーティの生徒『今更気が付いても、遅いですわよ?』
取り巻きたち『大人しく、地獄に落ちてくださいませ』
リタ『……そうか』
リタ『地獄がどこなのか、全く理解していない奴らの戯言だな』
ティーパーティの生徒『……?』
リタが消える。
ティーパーティの生徒『え?』
リタ『まあ、こんなものか』
再びリタが現れると、取り巻きの一人がリタに鷲掴みされていた。
他の取り巻きたちは倒れていた。
ティーパーティの生徒『な、何が……!?』
リタ『お前らに次は無いが、誰かに伝えておけ』
リタ『オレを倒したいなら、正義実現委員会を百人連れてこいって』
取り巻きA『ぁ……』
リタは、取り巻きを地面に投げ捨てる。
ティーパーティの生徒『こ、こんな事が、ありえるなんて……?』
リタ『じゃあな』
ティーパーティの生徒『っ……』
そして、中心の生徒も倒れた。
リタ『よし、こいつらの追放の準備をしないとだが……』
リタ『……付いてきてしまったんですね、セイア様』
セイア『やはり、気が付いていたか』
リタ『……』
セイア『君は、私を排除しようって考えているのか?』
リタ『……まさか』
リタ『口封じはしますけど』
セイア『……君には非が無いはずだ』
セイア『いくら君が下賎であったとしても、それは君を排除する理由にならない』
セイア『私はホストであり、この状況を観測している。それなら、私自ら――』
リタ『オレには権力が必要だ』
セイア『……?』
リタ『そのためには、邪魔する奴らは排除する』
リタ『オレを排除しようって奴、ティーパーティから追放しようって奴、ただ単に嫌がらせをしてくる奴、全員だ』
リタ『……これは、オレの問題なんです』
セイア『だとしても、彼女らの行動には問題があるだろう?』
リタ『そうですけど、セイア様に――ナギサ様とミカ様もですが――頼る訳にはいかない』
リタ『一度頼ってしまったら、きっと堕落してしまう』
リタ『……だから、これは見なかった事にしてください』
セイア『……そうか』
リタ『じゃあ、ここから――』
セイア『なら、私も君の陰謀に加担しよう』
リタ『え?』
セイア『さて、君の考えを教えてもらおうか』
リタ『ですから、オレはセイア様に――』
セイア『これは、私が勝手に行動しているだけだ』
セイア『君は、ただの純白な小鳥に付き纏われているだけだ。その小鳥は、君の認識に関わらず君からの餌を求めている』
セイア『それを、君は無視するのかい?』
リタ『……わかりました』
セイア『ふふ、案外素直で助かるよ』
リタ『はぁ……』
◇◇◇◇◇
リタ(……)
リタ(……あの時のオレは、ティーパーティのホストになる事を狙ってたわけじゃない)
リタ(そこそこ良い役職に就いて、そこそこ良い後ろ盾を付けて……)
リタ「……セイア様って、オレの事をどう思ってるんだろうな」