自分だけのオリジナル男子生徒を作って、他と差をつけよう! 作:レイトウカイトウ
ただ、カット多めにはなる
ミカ「まあ簡単に言うと、黒幕登場☆ってところかな?」
ミカによるクーデター、それが始まった。
"エデン条約は、武力同盟じゃない……"
"正真正銘の、平和条約……"
ミカ「騙してごめんね、先生」
ミカ「そもそもナギちゃんにはそういう物騒な発想が無いからね」
ミカ「あるなら、私と彼くらいかな」
"……彼か"
ミカは、自分の計画を語っていく。
"全ては、ティーパーティーのホストになるため?"
ミカ「うん。でも、権力が欲しいって訳じゃないの」
ミカ「ただ、ゲヘナをキヴォトスから消し去りたいだけなの」
ミカ「彼みたいに、権力に固執してる訳じゃない」
"……"
ミカ「ゲヘナに対して友好的な派閥を追いやって、その空席をアリウスで埋める」
ミカ「必要なら新しい広議会を開いたりとかして」
ミカ「新たな武力集団を得て再編されたトリニティが、ゲヘナに全面戦争を仕掛ける」
ミカ「これが、私の計画!」
"っ……!"
先生と補習授業部の前で、ミカは強気だ。
ミカ「……彼が、読めないけど」
ミカ「それにしても、先生って怖い顔ができるんだね。特にその目は怖くてびっくりしちゃった」
ミカ「ごめんね。説明が雑だったよね?」
ミカ「もっと丁寧にお話しをしたいから、邪魔なのを片付けてないとね」
リタ『……オレが邪魔ですか?』
リタ『なら、敵っすね』
ミカ「……」
ミカ「彼が権力の犬で、本当に良かった」
ミカ「ナギちゃんがホストになった時も黙って従っていた彼なら」
ミカ「私にも従ってくれるはず」
ミカ「ゲヘナへの進軍に協力してくれるかは未知数だけど」
アズサ「……先生、気を付けて」
アズサ「見ただけでわかる……かなり強い」
ミカ「ふふっ、そうだよ」
ミカ「彼さえいなければ、私はかなり強いんだから」
"彼……"
ミカ「じゃあ、補習授業部を片付けてくれる?」
そうして、ミカと先生、補習授業部の戦いが始まった。
◇◇◇◇◇
ミカ「……なるほどねー、大人って厄介だね」
ミカ「そりゃみんな連呼する訳だ。シャーレがシャーレがって」
ミカ「でも、問題は無いかな。時間がかかるくらいで」
ミカ「セイアちゃんもナギちゃんもいなくなって、やっと私の番が回ってきたっていうのに、変な事をしないでほしいなぁ」
リタ『……』
リタ『ミカ様って、あんまり大した事無いんですね』
いつかの日、限定ドーナッツの恨みと言わんばかりに攻撃された時に放たれた言葉。
それを思い返し、ミカは呟く。
ミカ「……彼じゃなければ、計画に支障は無い」
ミカ「彼がティーパーティーを裏切る事は、絶対に無い」
強い意志を持ったような目で、ミカは呟く。
ミカ「……」
ミカ『どうして私の事を信じてくれないの?』
リタ『証拠があれば信じます。ですが、証拠が無いので』
ミカ『アリウスはトリニティの一部だったんだよ?』
ミカ『少し拗れちゃったけど、仲間だったんだよ?』
リタ『知りません、過去の事なんて』
リタ『歴史から学ぶ事は大事ですが、残っているかもわからない都市伝説を信じるなんて』
リタ『はっきり言って愚行です』
ミカ『っ……!』
ミカ『ふざけないで! どうしてそんな事を言うの!?』
ミカ『ゲヘナとの平和条約の方が愚行だよ!』
リタ『そうですか』
リタ『なら、訊きますけど』
リタ『アリウスがトリニティを恨んでいないという証拠は?』
ミカ『は?』
リタ『アリウスはトリニティから迫害された』
リタ『それなのに、今更仲良くしようって、舐めてます?』
ミカ『それは……』
リタ『前にも言いましたが、オレは考えを変えるつもりはありません』
リタ『この話はここで終わりです』
ミカ『……』
ミカは一つの事を思い出していた。
セイアのお気に入りである彼との、密かな対談について。
アリウスの生徒「トリニティの生徒が、こちらに向かって来ています!」
ミカ「え?」
ミカ「ティーパーティーの戒厳令に背くだなんて……」
ミカ(……まさか、あの子が?)
ハナコ「……ティーパーティーにも命令する事ができない、独立的な集団」
ハナコ「ご存じですよね?」
アリウスの生徒「大聖堂から来ています!」
ミカ「……シスターフッド?」
予想外の伏兵に、ミカは少し狼狽えた。
ガイドラインに抵触しませんように