自分だけのオリジナル男子生徒を作って、他と差をつけよう! 作:レイトウカイトウ
ミカ「バイバイ、先生」
"……"
ミカが、正義実現委員会に連れられて行く。
リタ「……帰るか」
それを見て、リタは帰ろうとする。
サクラコ「お待ちください」
リタ「どうしました?」
サクラコ「いえ、この写真は……」
サクラコが、リタにスマホを見せる。
ミカのクーデターの最中に送られた写真には、倒れたアリウス生たちが写っていた。
リタ「あー、調査で見かけたんですよ」
リタ「本当は連れて来たかったんですけど、先生を優先して逃がしました」
サクラコ「その、この場所を知りたいのですが」
リタ「うーん、アリウス生に付いて行っただけなので、よくわかんないんですよね」
リタ「そういえば、どこだったんだろう」
サクラコ「……はぁ」
サクラコ「まあ、良いです。引き続き、調査をお願いします」
リタ「はーい」
そうして、リタは今度こそ帰ろうとする。
ハナコ「リタくん」
リタ「……え、は、ハナコ?」
しかし、ハナコに声をかけられた。
ハナコ「……久しぶり」
リタ「あー、あー、うん……久しぶり」
ハナコ「元気にしてる?」
リタ「う、うん……してるよ」
ハナコ「……そう」
リタ「は、ハナコは、楽しそうだよね!」
リタ「オレは嬉しいな!」
ハナコ「……」
リタ「えっと、その、あの……」
リタ「わ、笑えているようで、安心したよ!」
リタ「……うん」
ハナコ「……本当にそう見えてるの?」
リタ「え……?」
リタ「……ま、まあ、試験、頑張ってね」
リタ「応援してる」
ハナコ「……」
リタ「じゃ、じゃあさ、オレはこれで……」
ハナコ「っ……」
リタが、ハナコに背を向けて、去って行く。
ハナコ「……行かないで」
その言葉はとても寂しそうだったが、リタには届かなかった。
サクラコ「……?」
コハル「え、え?」
ハナコ「……」
コハル「ハナコ? 大丈夫?」
ハナコ「……」
ハナコ「大丈夫です」
コハル「そ、そう……?」
◇◇◇◇◇
リタ「……」
リタ「……逃げちゃったな」
リタ「……はぁ」
リタ『安心して。オレが、ハナコの笑顔を取り戻すから』
ハナコ『……え?』
リタ『えっと、だから、ハナコは心配しなくて良いよ!』
ハナコ『……』
ハナコ『こういう時だけ、察しが良いんだから』
リタ『……だからさ、正義実現委員会を辞めてティーパーティーに入る』
ハナコ『……なんで?』
リタ『オレがティーパーティーのトップになれれば、きっと大丈夫』
リタ『成績は、ちょっと不安だけど……実績は申し分ないから』
ハナコ『えっと……』
リタ『オレがハナコを守るから』
リタ『だから、安心して』
ハナコ『……そう』
リタ「……」
リタ「……どこで、間違えたんだろう」
リタ「いろいろ頑張って、成績も上位に入れるようになって、ティーパーティーに入れたのに」
リタ「……わかんないな」
ハナコ『大丈夫?』
リタ『何が?』
ハナコ『目の下に隈ができてるけど』
ハナコ『寝れてる?』
リタ『……あんまり』
リタ『でも、ティーパーティーに入るためには仕方ないから』
ハナコ『私、リタくんの事が心配なの』
ハナコ『あんまり、無理をしないで』
リタ『大丈夫だって、オレは強いからさ』
リタ「……」
リタ「頑張ったんだけどなぁ……」
ハナコ『ねえ、本当に大丈夫なの?』
リタ『大丈夫だって、オレは――』
ハナコ『そんな風には見えない!』
リタ『……え?』
ハナコ『お願いだから、無理しないで』
ハナコ『ね?』
リタ『……なんで?』
ハナコ『え?』
リタ『オレは、頑張ってる』
リタ『それなのに、どうして否定するの?』
ハナコ『そんな事は……』
リタ『……今日は帰るよ』
ハナコ『待って……!』
リタ「……おかしいな」
リタ「ハナコのために頑張るって、そう決めてたのに」
リタ「オレが、ハナコから離れてる」
リタ「……本当の事を知ったら、皆はどうなるんだろう」
あー、脳が壊れていく音ぉ~!