自分だけのオリジナル男子生徒を作って、他と差をつけよう! 作:レイトウカイトウ
シャーレの執務室にて
"疲れた……"
書類仕事を終え、疲れた様子の先生。
アロナ「先生、しっかり休んだ方が良いかと」
"だよね……"
"よし、有給を取得しよう"
連邦生徒会に連絡する。
リン『有給、ですか』
"良い?"
リン『構いません』
"なら、三日お願い"
リン『通しておきますね』
電話が切れる。
"よし、取れた"
アロナ「やりましたね!」
"早速生徒たちに伝えないと"
アロナ「どうしてですか?」
"まあ、書類作業から離れて生徒との時間を大事にしたいなって"
アロナ「有給の意味がないじゃないですか!」
"でも、生徒と一緒にいたいのは事実だし"
アロナ「もう、仕事人間なんですから」
"あはは"
モモッターで連絡しようとすると、一人の生徒が入ってきた。
リタ「先生、いる?」
"リタ、いらっしゃい"
"どうかしたの?"
リタ「いや、今日もただの挨拶だよ」
リタ「それと、親交を深めておきたいから、ドーナッツを持ってきた」
"ありがとう!"
"私と親交を深めておきたいなんて"
"君もがめついね"
リタ「まあね」
リタ「オレは権力を得るために何でもしてきたから」
リタ「先生の顔があったら結構都合が良いと思うし」
"そうか、リタは私の地位が欲しいのか"
リタ「まあ、言い方を悪くしたらね」
"それなら、一緒に出掛けよう!"
リタ「え?」
"さあ! 私たちの冒険に出発だ!"
リタ「待って、いや、手を引っ張らないで」
"そう言って、本当は行きたいくせに"
リタ「いや、先生とはいい関係を作っておきたいだけだから」
"なら行かないとね"
"付いて来なかったら私との絆ランクは上がらないよ"
リタ「わかったから、落ち着いて」
リタは、先生に手を引かれて、電車に乗る事になった。
◇◇◇◇◇
電車内
"ドーナッツ、一緒に食べよう"
リタ「せめて冷蔵庫とかに保管しておけば良かったのに」
"電車内で一緒にドーナッツを食べるって"
"悪い事をしている感じがして良いね”
リタ「先生がそれで良いのか?」
"もちろん。皆には内緒だよ"
リタ「おい」
リタ「それより、どこに連れてかれてるのか教えてくれ」
"田舎だよ"
"冒険と言ったら、やっぱり田舎一択だよね"
リタ「田舎かぁ」
リタ「確かに権力争いは無いかも」
"権力争い?"
リタ「ティーパーティーの代理ホストをしているオレだけどさ」
リタ「オレの地位を狙おうって奴は多いんだよ」
リタ「特に、セイア様……オレには後ろ盾が今いない状態だからさ」
"後ろ盾とかあるんだ"
リタ「うん」
リタ「百合園セイアっていう、サンクトゥス分派のリーダーがいたんだけど」
"いた?"
リタ「襲撃されてさ。ヘイローを壊されたんだ」
"え?"
リタ「オレはティーパーティーの代理ホストをしてるって言ったと思うけど」
リタ「本当はセイア様の代理で、今のホストは別の人がしてる」
"……そっか"
リタ「……オレの話はここまでで良いよ」
"そうだね"
"せっかくの休日なのに、陰鬱な話は良くないよね"
リタ「はは、陰鬱かぁ」
"違うの?"
リタ「ちょっと違うかなぁ」
リタ「これはオレが望んだ事だから」
"権力が欲しいの?"
リタ「うん。オレには権力が必要だ」
リタ「……あの子のために」
"誰のため?"
リタ「……」
"……まあ良いや"
"もしそれで困ったら、相談してね"
リタ「……うん」
"あ、そろそろ着くよ"
リタ「……終点じゃん」
"ふふ、まだまだ楽しみは続くよ"
リタ「嫌な予感がするなぁ……」
セイア推しの方々、脳破壊の覚悟を決めてください。
まあ、まだまだ先なんですが。