自分だけのオリジナル男子生徒を作って、他と差をつけよう! 作:レイトウカイトウ
ゲヘナ某所
??「……」
??「……はぁ」
??「スマホが無いの、結構キツイな」
??「誰とも連絡取れねぇ」
D.U.某所
??「せっかくミレニアムから抜け出してきたは良い物の」
??「スマホが無いから結構不便」
??「誰とも連絡取れないし、終わったなこれ」
◇◇◇◇◇
リタ「……チッ」
リタ(あいつらマジで、恨むぞ)
リタ(こういう時くらい、既読付けろや)
モモトークを見ながら、リタは強化ミメシスの攻撃を避けつつ、反撃する。
正義実現委員会の生徒A「も、もう無理……」
正義実現委員会の生徒B「た、助けて……」
リタ「……」
リタ(……先生にも連絡がつかない)
リタ(こりゃ、応援にも期待できないな)
マエストロ「既に五十はやられている。だが、徐々に相手は傷付いている」
マエストロ「神秘が弱い彼なら、ヘイローが壊れるのは一瞬のはずだ」
マエストロ「体という壁を乗り越えて、ようやく本番だ」
リタ「……お前ら、ナギサ様を連れて逃げろ」
正義実現委員会の生徒A「で、でも、リタ様でも苦戦してるのに……」
正義実現委員会の生徒B「置いて行きたくないです……たくさん助けてもらったのに」
リタ「何、それなら応援を呼んで来い」
リタ「先生で良い。オレが困ってるって言ったら、すぐに来てくれるはずだ」
リタ「それまで、耐えてやる」
正義実現委員会の生徒たち「は、はい!」
正義実現委員会の生徒たちは、ナギサ様を持って撤退した。
リタは、彼女らを守っていた。
マエストロ「そうか、流石だな」
マエストロ「それが、お前の本来の強さか」
リタ「オレは、冷川リタって言うんでな」
リタ「覚えてろ、オレという生徒を」
マエストロ「もちろん、覚えておく」
マエストロ「生というのに価値が無い、それを一瞬でも覆した存在として」
リタ「……はは、ここからが本気だ」
こうして、リタと無数の強化ミメシスの戦いは、激化していった。
正義実現委員会の生徒たちは途中で気絶してしまい、助けが呼ばれる事は無かった。
◇◇◇◇◇
夜明け
マエストロ「……ここまでやるのか」
リタ「はぁ、はぁ、はぁ……」
強化ミメシスが、数えられるくらいには減ってきた。
マエストロ「……凄まじい。生が、これ程輝くとは」
リタ「……オレは、死ぬ訳には、いかないんでな……!」
リタ「ここで、終わって、たまるか……」
マエストロ「何が、お前をそんなに強くする」
リタ「……わからん」
リタ「……だが、とにかくオレは、生き残りたい」
リタ「だから……」
マエストロ「……神秘が弱くなっている」
マエストロ「もう少しで、お前のヘイローは壊れるだろう」
リタ「そうかよ」
リタ「……まだまだ行くぞ」
リタ(……結局、あいつらは来なさそうだな)
マエストロ「一晩中戦っているお前も、そろそろ芸術になる」
マエストロ「喜べ、苦しむ事は無い」
リタ「……!」
最後の力を振り絞るリタ。
彼の頭には、逃走という発想が無かった。
◇◇◇◇◇
リタ(……残り、五体……)
マエストロ「……想定も、予想も、全てを超えてくる」
マエストロ「これ程まで、男子生徒が強いとは」
マエストロ「私も、侮っていた」
リタ「……」
マエストロ「だが、時期に終わる」
マエストロ「お前の物語も、ここで終幕だ」
マエストロ「芸術として、お前は新しい物語を紡ぐのだ」
リタ「……知らね」
リタ「……」
リタ(……)
リタ(……生きたい、それは本当だ)
強化ミメシスが攻撃する。リタは避けていくが、一部に被弾してしまう。
リタ(……)
リタ(……オレには、使命がある)
被弾しながらも、リタは銃弾を発射する。これが、最後の銃弾だった。
リタ(……)
リタ(……オレの意志は、ここにある)
一体の強化ミメシスが倒れる。
リタ(……残り四体)
リタ(……やってやる)
倒す毎に、攻撃は激しくなっていく。
リタ(……)
リタ(……ダメだ)
銃弾が無いリタは、二丁の両手に持っている拳銃を、一体の強化ミメシスに投げる。
すると、もう一体が倒れる。
リタ「……ぐはぁ」
しかし、他の強化ミメシスによる攻撃が、リタを苦しめる。
確実に、リタの動きは鈍くなっていく。
リタ「……まだまだ」
それでも、リタは倒れない。
一体の強化ミメシスの所に、全力で走る。
リタ「……オラァ!」
そして、殴り、更に一体の強化ミメシスが倒れる。
リタ(……あと二体!)
リタ「……しま――」
油断、それがあった。
リタは、強化ミメシスの大技に被弾してしまった。
リタ「……くそ」
リタは吹き飛ばされて、倒れる。
ヘイローが、点滅してきた。
リタ「……」
リタ(……)
セイア『君の未来が一切見えない。なぜだろうか』
リタ「……」
リタ「……あぁ」
リタ「……やっぱり、そうか」
先程の被弾で、リタは立てなくなっていた。
マエストロ「ようやくか」
マエストロ「長い長い戦いだった」
マエストロ「悠久の時を経て、幕は閉じる」
リタ「……」
マエストロが、ホッとしたように一息をついた。
やっぱり、ブルアカの男子生徒は、〇んでしまう運命なんですね