自分だけのオリジナル男子生徒を作って、他と差をつけよう! 作:レイトウカイトウ
リタ(……)
リタは、起き上がる。
マエストロ「まだ、起きるのか」
マエストロ「もうそろそろ、ヘイローが壊れる」
マエストロ「……諦めないのか?」
リタ「……」
マエストロを睨み、
リタ「……」
強化ミメシスを睨み、
リタ「……」
リタは、目を見開いた。
マエストロ「……」
マエストロ「まあ、良い」
マエストロ「お前、冷川リタという生徒の終幕」
マエストロ「その瞬間を、目撃させてもらおう」
リタ「……はぁぁぁぁぁ」
突如、リタは大きく息を吸った。
リタ「聞け!!!」
マエストロ「何だ?」
リタ「今から、オレは死ぬ!」
リタ「お前の言う通り、オレの物語は終幕を迎える!」
リタ「……だが、全てが終わる訳じゃない!」
ふらふらと、なぜ立ち上がっているのかわからないくらいのリタは、大きく叫ぶ。
リタ「オレには先生がいる!」
リタ「オレの意志、生の執着は、必ず先生が引き継いでくれる!」
リタ「先生が、オレの分まで生きてくれる!」
マエストロ「ほう」
リタ(……セイア様の約束を守れず、ハナコとの仲直りもできていない)
リタ(……でも、多分大丈夫)
リタ(……先生が、何とかしてくれる)
リタ(……オレがいなくても、先生がいてくれれば、それで良い)
リタ(……だから――)
リタ「……だから、オレは……」
リタ「……先生に、繋がないといけない」
リタ「……あと二体、倒せれば良い」
マエストロ「……できると思うか?」
リタ「はは……やってやる」
リタ「所詮、あと二体だ」
リタ「……上等だ」
マエストロ「面白い、やってみせろ」
リタ「……」
リタが、走り出す。
ふらふらとしていて、とても遅い。だが、強い意志を感じられる。
リタ「……」
強化ミメシスの攻撃が、リタを襲う。
しかし、リタは意に介していない。
リタ「……くたばれ」
そして、最後の一撃、拳を握り締めて放たれたそれは、一体の強化ミメシスに命中する。
その攻撃により、強化ミメシスは倒された。
マエストロ「……ほう」
リタ「……ぐはぁ!?」
最後の一体、それによる攻撃が、リタを襲った。
リタ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……!」
マエストロ「……」
リタ「……お前もくたばれ」
リタは、地面を強く蹴り、強化ミメシスに突っ込んでいく。
それは頭から直撃し、強化ミメシスにトドメを刺す。
リタ「……」
そして、リタは――
リタ「……」
リタ(先生……)
リタ(……あとは、頼んだ)
ヘイローをちかちか点滅させた後、
リタ「……」
ヘイローが消えて、
リタ「……」
永眠した。
マエストロ「……このタイミングで、教義が完成した」
マエストロ「……素晴らしい」
マエストロは、勝手に感動していた。
ふ、終幕は呆気なかったな。