自分だけのオリジナル男子生徒を作って、他と差をつけよう! 作:レイトウカイトウ
ただし、脳破壊とかのネタバレはします
バス停
"五分後に来るバスに乗ったら、明日まで戻って来れないね"
リタ「怖いね」
リタ「というか、泊まる場所はあるの?」
"ふふふ"
"男の子にはね、そんな物必要ないの"
リタ「あるけど!?」
"大丈夫、何とかなるよ"
リタ「何とかするの間違いだろ」
"私との絆ランクが欲しかったら"
"付き合わないとね"
リタ「……」
リタ「なんかいらない気がしてきた」
"酷い!"
"どうせ私の事なんて部屋のカーペットにしか思ってなかったのね!"
リタ「例えがわかりにくい……」
"無くても良いけど、あったらとても便利だよね"
リタ「はぁ……」
リタ「まあ、ここまで来たし、最後まで付き合うよ」
"ありがとう!"
リタ「全く……」
バスが来た。
"さあて、旅に出発だ!"
リタ「おぉー!」
◇◇◇◇◇
バス内
"終点まで遠いなぁ"
リタ「大丈夫?」
"多分大丈夫"
リタ「信憑性がない」
"大丈夫、私にはシッテムの箱があるから"
"百人力だよ"
アロナ「先生!?」
リタ「妙に自信があるんだね」
"うん"
"これがあれば私は誰にでも勝てるからね"
リタ「これがねぇ……」
アロナ「ちょっと!?」
"リタも守ってあげるよ"
リタ「うーん、オレはいいかな」
"どうして?"
リタ「……まあ、甘えても良いか」
リタ「オレは絶対に死ぬわけにはいかないし」
"……"
リタ「どうかしたの?」
"君は、死にたくないの"
リタ「はは、死にたいって奴の事はわからないくらいにはね」
"そっか"
"希望は持ててるのかな?"
リタ「うーん……微妙かな」
リタ「ただの使命感っていうか、そんな感じだし」
"そうなんだね"
"死ぬ気はないんだ?"
リタ「そうだね。少なくとも、学園卒業した後にしてほしい」
リタ「まあ、天寿を全うできるのが一番良いんだけど」
"なら、生き延びないと"
"死にそうになったらいつでも言ってね"
リタ「そう簡単には……なるか」
リタ「……だけど、今更やり方を変えられる訳でもないから」
"そう?"
リタ「……でも、頼らせてくれるんだったら」
"大歓迎だよ!"
リタ「そっか。なら、安心だ」
"生徒が困っていたら、助けるのが先生だからね"
"他にやってほしい事があったら、何でも教えてほしい"
リタ「何でも?」
リタ「嫌なお願いをするかもしれないよ?」
"どんなの?"
リタ「うーん、オレの意志を継いでほしいとか」
リタ「例えばほら、セイア様の代理をやってほしい、なんて」
"それは、君が責任を負うべき事だよ"
"負いきれないのなら一緒に背負うけど"
リタ「それはそう」
リタ「……でも、もし万が一オレに何かあったら、お願いしたいかな」
リタ「不運な事故で一か月くらい入院しないといけないくらいに大怪我しちゃったりとか」
"それがないように過ごしてほしいな"
"でも、そうなった場合は、任せて"
リタ「……うん。ありがとう」
そう言って、リタは穏やかな笑みを浮かべた。
"まあ、今から向かう所は死地かもしれないけどね"
リタ「先生がそれ言う……?」
"何とかなるよ"
リタ「なんか不安……」
◇◇◇◇◇
終点のバス停
"着いたね"
リタ「うわー……ほぼジャングルじゃん」
"今から中に入ろうか"
リタ「え?」
アロナ「待ってください! そこは危険です!」
"私はね、今は無敵なんだ"
アロナ「そんな事を言ったって……」
"信頼してるからね、アロナ"
アロナ「……言いましたからね。後悔しても遅いですから」
"大丈夫大丈夫"
先生は、リタを引き連れてジャングルの奥地に進んだ。
"いやー、面白い場所だね"
リタ「わかる」
"いろいろな虫とかがいるんだろうな"
"虫かごは持ってないんだけどね"
リタ「ドーナッツの箱ならあるよ」
"そこに入れるの?"
リタ「冗談だよ」
リタ「観察だけにしよう。勝手に持ち帰るのはよろしくないから」
"そうだね"
"冒険だー!"
リタ「あんまりはしゃぎ過ぎないように」
"はーい"
リタ「全く……」
そうやって、先生とリタはジャングルの奥地へと向かった。
◇◇◇◇◇
夜、日が落ちてきた頃
"迷った……"
リタ「真っ暗で道が見えないね」
"とりあえずスマホを起動するけど……"
"大丈夫かな"
リタ「不安がらないで」
リタ「何とかなるよ、きっと」
"そうだね"
"シッテムの箱もあるし"
アロナ「先生、位置情報が取得できません」
"……詰んだ?"
アロナ「とりあえず、明るくなるまでは待機しておきましょう」
リタ「明るくなるまで待機してようか。暗い中動き回るのは逆に危険だし」
"わかった"
"でも、お腹空いたなぁ……"
リタ「仕方ない。実とかを探そう」
"うん"
"知識ある?"
リタ「まあ、多少は」
"頼りになるね!"
リタ「あんまり期待はしてほしくないかも」
リタ「というか、そのタブレットで探せないの?」
"確かに"
アロナ「仕方ないですね」
アロナ「近くにあるか探してみます」
"いけそう"
"この近くで探してくれるみたい"
リタ「流石先生のタブレットだね」
"高性能AIを積んでるからね!"
アロナの活躍により、先生は山菜やきのみを見つけられた。
しかし、調理をする方法が無い。
"どうしよう……"
リタ「やばい。知らない奴しかない」
アロナ「これは生で食べられます。こっちは加熱した方が良いので難しいですね」
"とりあえず、これを食べようか"
リタ「うん」
先生とリタ(とアロナ)は、ジャングルの中にいる。
いろいろな虫がいて、寝床を確保するのが難しかったが、何とか一晩を過ごした。
男子生徒だけじゃ物足りないので、アロナにも出張ってもらいます