自分だけのオリジナル男子生徒を作って、他と差をつけよう! 作:レイトウカイトウ
就寝前
"やっと寝床を作れた"
リタ「ジャングルには危険がいっぱいあるから、気を付けないと」
リタ「オレはまあ大丈夫だと思うけど、先生が虫によって死ぬとか嫌だよ」
"私も嫌だ"
"いくら虫が好きだとはいえ"
"死因が虫は絶対に回避しないと"
リタ「うん」
アロナ「感染症も怖いですよ」
"ジャングルって、思った以上に危険なんだね"
"想像以上に怖いし"
リタ「夜だからじゃない?」
アロナ「先生が何も準備してないからです」
"せめて何か準備してくるんだった"
"ノリで来て良い場所じゃないね"
リタ「おい」
アロナ「はぁ、全く」
"ふわぁ……"
リタ「もう寝ないと。明日はたくさん動きそうだし」
アロナ「お願いしますね、先生」
"うん"
"おやすみ"
リタ「おやすみ」
アロナ「おやすみなさい」
◇◇◇◇◇
朝
"ふわぁ……"
リタ「先生、じっとしてて」
"え……?"
ガァァァァァァ!!
目の前にトラがいる。
リタは二丁拳銃を装備していた。
"……ぎ"
"ギャァァァァァァアアアアァァァァ!?!?!?!?!?!?"
リタ「……」
アロナ「これは、危険ですね」
"言ってる場合じゃないよ!?"
リタ「……動くな」
冷たい声、思わず先生はビクっとする。
アロナ「ひぇ……」
"……凄いなぁ"
"トラと睨みあってる"
リタ「……」
……
トラが去って行く。
リタ「……ふぅ、もう大丈夫かな」
"凄いね!"
"迫力が凄すぎて、思わず見入っちゃった!!"
リタ「ありがとう」
アロナ「こ、怖すぎて腰が抜けました……」
リタ「とりあえず、早く動こう」
リタ「運が悪く無ければ、動いていてトラに見つかる事はそうそう無いはずだから」
"わかった"
アロナ「い、急いで半径百メートル以内の生体反応をキャッチします!」
リタ「……手を取って」
"私はお姫様かな"
リタ「うるさい」
"ごめんなさい"
リタに手を引かれて、先生は歩く。
アロナ「半径百メートルにいる肉食生物はさっきのトラだけです」
アロナ「そのトラは逃げているので、他の動物に気を配りましょう」
"了解"
"それと、アロナ"
アロナ「はい」
"リタに、存在を教えて良いかな"
アロナ「まあ、問題は無いですが」
アロナ「良いんですか?」
"うん"
"この子には、教えてあげたい"
アロナ「かしこまりました」
"……リタ、聞いて"
リタ「どうしたの?」
"私のタブレット、シッテムの箱のAIを紹介するよ"
アロナ「アロナです、よろしくお願いします!」
リタ「あぁ、よろしくお願いします」
アロナ「砕けた口調で良いですよ!」
リタ「……うん」
"この子が私の相棒だよ"
アロナ「えっへん!」
リタ「そうなんだ」
リタ「相棒か……良いね」
"良いでしょ?"
"リタもなる?"
リタ「……オレは良いや」
"えー"
リタ「どうして不満そうにするんだ」
"むぅ"
リタ「……二人だけど、相棒はもういるからさ」
リタ「先生は先生。相棒ではないけど、大事な存在、かな」
"先客がいたんだ……"
リタ「露骨に悲しそうにしないで」
アロナ「そうです! 私がいるじゃないですか!」
"……そうだね"
"今度、その二人と会わせてほしいな"
"多分、この間言ってた二人の男子生徒だよね"
リタ「そうだね」
リタ「一人はロボット好きでミレニアムに行って」
リタ「もう一人は混沌が好きでゲヘナに行った」
"君は?"
リタ「オレは……」
リタ「あの子と一緒の学園に行きたくて、トリニティにしたんだ」
"そうだったんだ"
"二人とはどうやって知り合ったの?"
リタ「同じ中学校に通ってて、気が合った」
リタ「まあ、数少ない男子だったのもあるけど」
アロナ「あの子って誰ですか?」
リタ「それは……」
"アロナ、ダメ"
アロナ「うっ……」
リタ「いや、大丈夫」
リタ「あの子は、幼馴染の事」
リタ「中学は違ったけど、あの子からもう一回同じ学校に通いたいって言われて」
リタ「……まあ、今はあんまり関わって無いけど」
アロナ「話し辛い事を察せなくてごめんなさい」
リタ「良いって。話し辛いけど、先生には言っておきたかったから」
"どうして?"
リタ「……先生なら、あの子を救えるかなって」
リタ「どうにも、オレじゃ無理らしいから」
"そっか"
"その時が来たら、一緒に救ってあげよう"
"本人は否定するかもしれないけどね"
リタ「……ありがとう」
リタは、寂しそうにそう言った。
アロナ「あ、ハチの大群がいます」
アロナ「近くに巣があるようです」
"避けようか"
アロナ「こっちに行ってください」
リタ「わかった」
アロナの示した経路通りに、先生とリタは歩く。
しかし、アロナの生体反応調査は、熱源を利用していた。
つまり……
"待って、めっちゃハチいない?"
"って、巣がある!?"
アロナ「ご、ごめんなさい!」
リタ「……こっちを狙ってきてる。防衛反応だ」
リタ「素早く切り抜けよう」
リタが先生をお姫様抱っこする。
"大丈夫なの!?"
リタ「巣が近くになければ三十分くらいじっとしてれば良いけど、ここではダメ」
リタ「頑張って耐えて」
"そんな!?"
リタが走る。
ハチの大群は、リタを追う。鬼ごっこの開始だ。
"きゃあああぁぁああああぁ!?!?!?"
アロナ「凄いスピードですね、もはやチーターの全速力です!」
"体感それ以上なんだけど!?"
リタの全速力は、先生に大ダメージを与えた。
アロナ「まずいです! このまま真っ直ぐ行くと大型の肉食生物と接触します!」
アロナ「近くにも複数確認できます!」
リタ「……大きくジャンプしよう」
"えぇ!?"
リタ「大丈夫、先生は守るから」
"……わかった"
"信じるよ"
リタ「ありがとう!」
そう言った瞬間、リタは大きくジャンプをした。
"うわぁぁぁぁぁぁ!?!?!?"
アロナ「とんでもないジャンプ力ですね!?」
軽く三十メートル、そのくらいは飛んでいる。
リタ「……どう? 近くに肉食動物はいる?」
アロナ「半径百メートル以内にはいなくなりました!」
リタ「……よし、着地する」
"うん!"
木々の間をすり抜け、リタは着地する。
リタ「……ふぅ、ハチはもういないかな」
アロナ「虫センサーを起動します……いません!」
"良かったぁ……"
リタ「それじゃあ、下ろすよ?」
"このままはダメ?"
リタ「ダメ。自分で歩いて」
"はーい……"
リタ「そんなにしょんぼりしない」
アロナ「そうです! 先生も男なんですから!」
"リタのお姫様抱っこが心地よくて"
"もっとしてもらいたいな"
リタ「まあ、気が向いたらやるよ」
リタ「でも、それは別の機会な」
"はーい……"
このイベントストーリー、一話読む毎に青輝石が1200個貰えます
だって、女子生徒?がアロナだけなんだもん
(非公式です)