アンタッチャブル   作:アポロ魔王

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4話

 

〜グランドライン前半の海とある無人島にて〜

 

俺は全員を集合させて

 

「俺達はこれから世界政府から追われて、おそらく海軍にも正体がバレたら狙われることになるだろう。ほとぼりをさますためにもこれから数年は派手に動かず、この島で修業して更なるレベルアップを目指す。

異論があるやつはいるか。」

 

「俺らは今さら何年も修業しないといけないほど弱くないだろ。仮にもサイファーポールで将来CP9がほぼ内定していたメンバーと元CP9だぞ。」

 

他のメンバーもジャブラの意見に賛成しているか。ちょうどいいか。

 

「なるほど。ならケガが完治していないフー以外の全員でかかってこい。心配するな。俺は片腕しか使わん。」

 

「おいおい。いくらお前が強いとはいえそれは舐めすぎだろ。」

 

「ああそうだな。そこまで弱いと思われてるとは心外だな。」

 

「チャパパパパーーそのとおり。」

 

 

「御託はいいからさっさとかかってこい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドオオオオン

 

ガッ

 

バキッ

 

グワッ

 

「はぁはぁはぁ、、、」「嘘だろ…」「こんなにも差が…」「こんなに強かったなんて…」「くそバケモンが…」「片腕で全員を…」「身体能力が違いすぎる…」

 

 

「おい、これで分かったか。お前らは弱い。俺もまだまだだがお前らはゴミすぎる。ハッキリ言う、今のままじゃお前らは足手まといなんだよ。

俺が目指しているのは最強だ。そしてこの世界を自由に遊び尽くすことだ。俺がこれから相手に連中するのはバケモンみたいなやつばっかりだぞ。俺と行動を共にするなら、すぐに死ぬぞ。

嫌なら好きにしろ。島から追い出したりはしねーからよ。」

 

「俺はお前についていくし、指示にも従う。この前の件で、赤髪に手も足も出なかった。力がなければなにもできない、ただ強者に蹂躙されるだけだ。そんなことは二度とごめんだ。」

 

他のメンバーも

「あぁその通りだ。」「俺もやる。」「いつのまにか思い上がってたみたいだ。」etc

 

 

「分かった。なら全員まずは土台となる身体能力をもっと高めろ。この世界は鍛えれば鍛えた分だけ伸びる。肉体のスペックをまずは上げろ。

その後は六式を完璧にしろ。全部だ。自分の得意な体技だけでなく全てを満遍なくな。得意を磨くのはその後だ。

それができればできたやつから次のステップ、この先グランドライン後半の海で絶対に必要なものを教えてやる。」

 

「「「「「「「おう/了解/分かったわ」」」」」」」

 

まずはすべての基本となる身体能力を底上げしなければ始まらないからな。そしてその後、六式などの戦闘技術だ。

 

そして、グランドライン後半の海で絶対に必要なものとは、

もちろん「覇気」である。

 

俺が六式の全てを完璧にし、あいつらにもそうさせようとしているのは、六式は「覇気」に通ずるからだ。

 

俺はこれまでの鍛錬や生命帰還により、肉体スペックはこの世界でもトップクラスになっていると自負している。また六王銃を打てるくらい六式は全てが満遍なく完璧である。

 

ようやく「覇気」を覚えるときがきたということだ。

 

「覇気」とは全ての人類(魚人や巨人など人間族以外も含む)に潜在する「意志の力」のこと。

具体的には「気配」「気合」「威圧」「殺気」「闘争心」などの様々な目に見えない感覚、エネルギーのことである。

全ては「意志の力」であるが、大きく分けて3色ある。

 

○武装色の覇気

基本としては、見えない鎧を着るようなイメージで、「纏う」覇気である。これにより防御力が上昇し、武装色の覇気の練度によっては悪魔の実の効果への耐性も得ることができる。

また、より強力に鍛えることで攻撃にも転じ、自身の身体のみならず武器にも纏わせて打撃・斬撃などの威力を上げることができる。さらに鍛えると、原作では「流桜」とよばれていた、触れた対象物(物体だけでなく人体も)まで到達し内部から破壊することができる。

 

○見聞色の覇気

相手の気配や感情の動きを読み取ることで様々な情報の探知や危険の回避に利用したり、生物の発する心の声を聞いたりする覇気である。

さらに極めると未来予知(未来視)の領域に達し、「少し先の未来が見える」とまでに相手の先の言動・状況などを映像として視ることができるようになる。

 

○覇王色の覇気

使用者の「気迫」そのものによって相手を威圧する特殊な覇気。自身と圧倒的な力量差がある相手に対して使用すると気絶させることができる。

数百万人に1人しか素質を持たないが、世界で名を上げる大物はおおよそこの「王の資質」を持つとされる。原作では不死身相手にも対抗可能となる可能性も秘めている。

また、あまりに強いと物理的な破壊力まで生み出すことができ、極まると悪魔の実の効果まで搔き消してしまうことも可能である。

そして武装色の覇気と同様に「纏う」ことができる。

なおこの覇気は鍛えることが出来ず、人間的な成長とともに伸びるとされている。

 

 

以上が覇気についてだが、武装色は「流桜」まで、見聞色は「未来視」まで鍛え上げたいと思う。そこまで鍛えたらあとはひたすら練度を高めていく。メンヘラなトカゲが「覇気は全てを凌駕する」と言ってたし、徹底的に鍛えるつもりだ。

覇王色は持っているかも分からんし、鍛えられないから気にする必要はないだろう。

 

鍛錬方法は、原作のルフィがレイリーに教えてもらっていたような鍛錬でいいだろう。それに覇気で重要なのは、意志の力であり「疑わない」ことである。俺は原作知識から覇気があると知っているし、どのようなものかも明確にイメージすることができる。

それに武装色の覇気は六式の「鉄塊」と通ずるところもあるし、見聞色の覇気は「紙絵」を会得していることもプラスに働くはずだ。

 

それでは新世界で必ず必要な覇気を習得していこうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

覇気の修業をしてから2年半ほどたった。

原作開始の8年前くらいで、俺は20歳になった。

 

覇気の修業だが、やはり「疑わない」ことが重要だったのか、比較的早く習得することができた。そこから順調に覇気の熟練度も上がっていったのだが、最近は伸び悩んでいる気がする。「流桜」は内部に衝撃を与える六王銃と通ずるところがあり習得できたが、「未来視」がまだ習得できていないのだ。

原因も分かっている。

実戦が足りてない。格上との生きるか死ぬかの。

やはり覇気は命の危機があってこそ成長するものだろう。

 

ここ最近はこの無人島に篭って、覇気や技の修業ばかりしていたからな。

島の外に出るのは、食料などの日常必需品を買い出しに行く時か、他の修業してるメンバーと息抜きに賞金首を狩りに行って賞金稼ぎをする時くらいだ。俺らは世界政府から離反したが、賞金首にはなっていないから換金できる。(世界政府の諜報員が逃亡したなんて恥を、あの保身お化けどもが

大々的に公表できるはずがない)

あ、でも武装色を鍛えるため原作でもあった軍艦サンドバッグをやりたくて、海軍を襲って軍艦をパクったな。海軍の船は船底に海楼石がしきつめられているため殴りがいがある。

もちろん、まだ大々的に活動するつもりはないからフードなどで顔を隠してだが。

 

この2年半の修業は覇気がメインだったが、体技についても修業をしていた。

主な成果で言うと、六式の剃と六王銃の改良に成功したことだ。

剃は地面を10回以上蹴って、その反動により爆発的な速度で移動するのだが、戦闘の合間に地面を10回以上蹴る暇なんてない。そのため生命帰還により全身の隅々までコントロールにおいている点を活かして、地面を蹴る反動なしで剃を使用できるようにした。

次に六王銃は原作では両手でしか打てなかったがそれも片手で打てるようにした。原作より身体能力が大幅に上昇しているため、さほど苦労せずできた。

 

 

次に他のメンバーについてだ。

全員まじめに訓練に取り組んでいたためか、身体能力と六式の練度は大幅に向上している。

ジャブラ、ブルーノ、クマドリ、フクロウ、フーの年長組はフィジカルが格段に強くなり、全ての六式を使いこなせるようになった。

この中ではフーがトップでジャブラが僅差で追いかけている感じだ。

そこから少し開いてブルーノ、クマドリ、フクロウといったところだ。

 

だが、現在メンバーで唯一、悪魔の実の能力者であるブルーノに関しては猛特訓により体力が増えたことで「ドアドアの実」の効果にも向上がみられた。

まず「ドアドアの実」とは触れた場所にドアを生み出せる能力である。

壁や床をはじめ人体に、シンプルな開閉式の他に回転式のドアを生み出せる。

この悪魔の実はONE PIECEの中でも屈指のチート悪魔の実だと思っている。

それは大気にも効果が作用される点である。すなわち「大気の壁」にドアを作ることで、別次元の空間に移動することもできる。そして移動した空間にいれば別空間・別世界で起きている影響を受けないという効果がある。これは凶悪すぎる。この空間に移動さえしてしまえば、絶対防御となるし、姿をみられなくなる。潜入や逃走にもってこいの能力だ。

それに攻撃としては、この空間に敵を閉じ込めれば餓死するまで放置しとけばいい、と思ったがこれは難しそうだった。

なぜなら、この空間を維持している間は体力が消費されるからだ。

だから相手を餓死させるまで長時間ドアドアの空間に閉じ込めることは不可能だし、食料などの物を長時間ドアドアの空間に保存しておくことも現時点では難しかった。

しかし、防御・潜入・逃走に関しては大変優秀である。

そして猛特訓により体力が増えたことにより、ブルーノがこの空間にいることができる時間が増加した。

 

このように年長組は大幅に成長しており、そろそろ覇気を教えてもいい頃合いだろうと思い、年長組を集め覇気について教えて実演した。

あとは俺がやった訓練方法などを伝えた。これだけ教えたら十分だろう。こいつらは六式をマスターしているからとっかかりやすいだろう。

 

 

年少組のカク(15歳)とカリファ(17歳)に関しては、まだ身体能力の向上が期待できるし、六式も年長組に比べると粗いため引き続き今の訓練を続けてもらうとするか。

あと1年だな。そしたら年少組にも教えるか。

 

 

 

 

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