ついに俺は武装色の覇気と見聞色の覇気を習得し、修業メンバーの年長組にも覇気について教えて修業させている。
現在は原作開始8年前である。原作通りいけばそろそろあの事件が起こるはずだ。
俺はそれに介入するつもりでいる。
「俺は少しこの島を空ける。お前らはこれまで通り修業しておけ。」
「おいおい、急だな。」
「どれくらいで戻るんだ?」
「あまり詳しくは分からん。早くて1ヶ月遅ければ1年弱ってとこか。」
「長いな。まあ分かった。覇気の修業をしておく。」
「まあお前に限って万が一はないとは思うが、気をつけろよ。」
「あんなのおれの船じゃねェ!」
ガシッ ドガァン
「…どんな船を作ろうと構わねぇ。生みの親だけはそいつを愛さなくちゃならねえ。造った船に!!男はドンと胸をはれ!!!!」
そう、俺が来たのはウォーターセブンである。
原作開始の8年前に起きた、目の前で起きているトムに関する事件に介入するつもりだ。
おっと。ナイスだ。トムが大立ち回りをしてスパンダムに一発いいのを入れたぜ。
でも麻酔銃がそろそろ効いてきたか。
いやースパンダムは相変わらず小物だな。
「トムさんを返せーー」
お!フランキーもスパンダムをぶん殴った!いいねぇ
いやあ、いいもん見せてもらったぜ。
お、そろそろトムがエニエス・ロビーに連行されるか。
俺もトムが乗せられた海列車に潜入するか。
スパンダムは現在CP5を率いているからザコだな。気づかれる心配はないな。
ドオオン
あ、フランキーが引かれた。
よし、じゃあそろそろか。
パシャン
俺は海列車から降りて海底に飛び込む。
(おっといたいた。このくらいでかい海王類ならいけるだろう。)
海王類を海の中でボコボコにして、こいつをバットみたいにして、海列車に思いっきりフルスイング!!
ドガアアアン
うわぁぁぁ
なんだなんだ
「おい!まず俺を助けろ!!」
よし、今のうちに。いたいた。
ふーー疲れたぜ。
麻酔銃によって眠っているトムを、スパンダム達に見つからないよう近くの島まで運べた。この海辺の岩場の影ならこの島の住人にも見つからないだろう。
ケガが酷いから応急処置をしてやって、目が覚めるのを待つか。
一応説明しておくと、俺がトムを助けるのに海列車に海王類がぶち当たった事故のように見せかけたのは、あの場でスパンダムとCP5を皆殺しにしてトムを助けていたら、確実に第三者の介入があったことになるからな。
まあ、海王類の嫌いな音を出してるはずなのに、海王類がぶち当たるのはなかなか事故として判断されるには苦しいがあれが最善だったであろう。
「……んんーどこじゃここは。」
「やっと起きたか。お前がエニエス・ロビーに連行されているとこを俺が拉致ったところだ。」
「無茶苦茶なヤツがいたんもんだ。それでワシを連れてきた理由は?」
「安心しろ。俺は古代兵器プルトンの設計図なんか興味ねえよ。
お前ほどの腕を持つヤツを死なすのは惜しいと思ってな。
政府から匿ってやる。代わりに俺の船を造れ。あとその過程で俺の仲間に造船や航海技術を教えろ。」
「なるほどのぉ。だがお主何者だ。なぜ古代兵器の設計図のことを知っておる。」
「俺は元政府の人間だ。まあ諜報員になる寸前でやめたがな。
設計図については俺がそれに興味がないってことだけ分かればお前としては関係ないだろ。それでどうする?ほとぼりが冷めれば、お前の無事をお前の親しい人に教えてもいいぞ。」
「分かった。どうせ死ぬはずだった命だ。また船が造れるんならドンとどこでも行ってやろう。それと俺の無事を手紙にするから届けてくれ。」
「それくらいならいいだろう。よし拠点に行くぞ。」
拠点に到着すると気づいたメンバーが全員集まってきた。
そこでトムは海賊王の船や海列車を造った凄腕の船大工と紹介し、トムを連れてきた理由を伝えた。みんなめちゃくちゃ驚いていたが、そんな人に船を造ってもらえると目を輝かせていたな。
そしてトムが造船する際に、それを手伝い造船技術を伝授してもらうのは原作通りカクに頼んだ。航海中に船が傷ついても応急処置ができるように。
トムに航海技術を伝授してもらうのはフーに頼んだ。理由は消去法である。他のメンバーが全員揃って航海士をしている姿が想像つかなかったためである。
まあ全員グアンハオで基礎的な知識はあるが、それを深掘りして専門的になってもらおうということである。
トムほどの船大工に造ってもらうなら最高の船を造って貰おうということで、最高品質の材料と道具を集める。
そのためにこれまで賞金稼ぎをして資金をためている。
しかし、金で解決できない希少な材料もある。
それが「海楼石」と「宝樹アダム」である。
「海楼石」は海底に敷き詰めることで海王類から海と認識され攻撃されないようにするものである。
「宝樹アダム」は世界に数本しかないと言われる、絶対倒れないといわれる大樹で、これを船に使うことができれば最高である。
「海楼石」は海軍から軍艦をパクってくればいいな。2隻あれば十分だろう。(今手元にあるのは軍艦サンドバッグによってボロボロのため)
「宝樹アダム」の方はたまに裏社会のマーケットで流通しているらしいのでそれを強奪すればいいだろう。ついでに悪魔の実や武器などもあればなおいいな。
場所をグランドライン前半の海に限定すれば、修業中の年長組でも大丈夫だろう。
覇気を教えてから1年近く経っているし、これからは実戦でさらに鍛えていけばいいだろう。
というわけで年長組は各々前半の海に散ってもらった。
みんなずっと修業でフラストレーションがたまっていたからテンションが上がっていたな。
そして年少組にはいよいよ覇気を教えた。
年長組が帰ってくるまで覇気の修業を頑張ってもらうつもりだ。
そして俺はというと、またしても原作7年前に起きたあの事件に介入するつもりだ。ちょうどいい実戦経験がつめるはずなのでここで覇気や戦闘技術をさらに高めたいところだ。
詳しい時期や場所も知らないため介入できなかったら諦めるとしよう。
それまでは俺も海賊狩りをして覇気や技術を鍛えつつ、裏社会のオークションや貴重な物を溜め込んでそうな大物を襲撃しようか。
そんなこんなで半年ほど経ったとき、近くで海軍の演習が行われているという噂話を耳にした。
そして探していると
ウァァァァァアーーー
戦闘中か。相手は……ビンゴ!!
そう。俺が介入しようとしていたのは、海軍大将を辞めて当時海軍の教官だったゼファーが右腕を無くし、演習中だった生徒のほとんどを亡くすことになる事件だ。
この事件に介入しようと思った理由は、後に懸賞金5億近くになり、王下七武海にも加入することになる「エドワード・ウィーブル」と戦闘できるからだ。まぁもう一つ理由はあるがそれは後に。
そう、演習中の海軍を襲ったのは「エドワード・ウィーブル」である。
近くに母親だろうババアの不快な声が聞こえてくる。
おっと、そろそろ限界か。
ゼファーはもう全盛期を過ぎてる上に、周りの生徒達を守りながら戦っているからな。
じゃあまずはあの不快な声を消しにいくか。
「いけーーアタシの宝物!そのままやっておしまい!!」
「武装・六王銃」
グハッ……ドサッ
うん、完璧に急所に入った。即死だな。あの不快な声を聞かなくて済むと思えばいい仕事したな。
しかし息子の方ばっかり見て、全く警戒してなかったなこいつ。
以前は白ひげと同じ船に乗っていたような実力者も油断とババアになっちまったらこんなもんか。
「うわーーーーー母ーたん母ーたん」
「ほらよっ 返してやるよ」
死んでるミス・バッキンを蹴り上げる。
「おでの母たんが。。。」
「うわーーん。お前絶対許さないぞ!!」
「そうそう。その意気だ。海軍の老ぼれじゃくて、俺と遊んでくれよ。」
ウワァァァァァァア
ガン ガン ドン ガキッ
ハッハッハいいねぇ
side ゼファー
いったいどういことだ。
急に変なバケモンみたいなやつに襲撃されたと思ったら、今度はまた違うやつが乱入してきやがった。
この急に乱入してきたやつは敵か…味方か…
いや、今はそれどころじゃない。このスキに…
「お前ら!大丈夫か!」
「ゼファー先生!ご無事ですか。こちらは戦闘に巻き込まれた重症者が何名かいます」
「急いで手当をしろ!誰も死なせるな!」
「はい!」
いやぁ楽しいなあ。
しかしこいつやっぱり強いな。
さすがに原作でハンデがあったとはいえゼファーの腕を切り落としただけはあるな。まあ今回は俺の介入でまだ繋がっているが。
そんなやつが、母親を殺されたことでブチギレて覇気が増してる。
このレベルの相手と戦ったことはなかったから、戦闘中にこれまでの修業で得た覇気や戦闘技術がどんどん向上し、洗練されていってるぜ。この自分が急にレベルアップし研ぎ澄まされていく感覚、最高だな。
やはり、負けて死ぬかもしれない強者との戦闘こそが1番成長できる。
しかしこの楽しい時間もそろそろ終わりか、、、
グフッ
「はぁはぁはぁ おでが負ける…?お前、何者だ…?」
「これからこの世界で最強になる男だ。じゃあな」
「母たんごめ……
「武装・六王銃」
ドオオオン
あの男。強いな。俺らを襲撃してきた男も強かったが、そいつに余裕を持って勝ちやがった。戦闘中に成長していたのもあるだろうが。
さあ、これからどうなるか…
「おい、元海軍大将ゼファー。そう殺気立つな。別にお前らを襲おうとは思ってねえよ」
「こちらとしては助かったが、急に乱入してきて何者だ。お前ほど強くて、六式や覇気を使いこなしているなんてCP0か?」
「俺はロブ・ルッチ。へぇー元大将ともなるとCP0はさすがに知ってるか。だが残念、不正解だ。まあ今は俺の正体はいいだろう敵じゃないことだけ分かれば。
それで乱入したのは強い気配がして来てみたら楽しそうだったからだ。俺も混ぜてもらおうと思ってな。」
「ふん、ふざけた理由だ。
あの男は海軍が回収するがいいか?」
「あぁだがあいつあの感じだと賞金首だろ。懸賞金はちゃんと寄越せよ。」
「分かっている。だが、もちろん今すぐ渡せるわけではない。
近くの海軍支部に行ってからだ。それともどこかに届けるか?」
「いやついて行こう」
ドサッ
「では、確かに受け取った」
「一応礼を言っておく。お前のおかげで若い命が助かった。」
「本当に感謝しているか?」
「あぁ。急になんだ?」
「なら1つ俺の頼みを聞け。」
「まあ聞ける範囲ならいいが。」
「俺と戦え。」
「どういうことだ?本気か?」
「あぁ俺を殺す気でな。」
「ちょっと待て。なんで戦うんだ。しかも殺す気でか…」
「安心しろ。完全に一対一で、先ほどみたいに戦闘に集中できない状況ではない。」
「そういうことではない!まず理由を教えろ!」
「お前は「黒腕のゼファー」と言われる程の覇気使いで、無能力者で海軍大将に上り詰めた男だ。そんなやつと戦えば俺はもっと高みに上れる」
「ただの戦闘狂かよ。まあ借りはすぐに返すべきだな。いいだろう。」
「あ、今のお前じゃ力不足だから、部下の悪魔の実で全盛期まで戻せよ。」
「誰に生意気言ってんだ!若造が。…………ちょっと待て!!なんでお前がアインの悪魔の実を知っている!あれは極秘中の極秘だぞ!!」
「そういう情報は必ずどこかかから漏れるもんだ。気にするな。(ただの原作知識)」
「もういい!お前が教える気がないことは分かった。ただこのことは誰にも言ってないだろうな」
「あぁ。俺にとってはどうでもいいことだ。お前がその能力で全盛期に戻りさえすればな」
「チッ脅してんじゃねーか。能力に頼るのは好きじゃねーから断ってたんだが、そこまでいうなら全盛期に戻って後悔させてやるよ」
というわけでゼファーを全盛期に戻すことに成功し、俺とゼファーは海軍支部の演習で使う森の奥地に移動した。
……フフ。これが黒腕のゼファー全盛期か。とんでもねぇ覇気が肌を突き刺しやがる。
さぁヤろうか。