コントじみた会話をした、不思議な一行。
男達からすれば、「なんだこの変な奴ら」なのは
当然の反応であった。
「なんだ貴様達!その女を庇うのかッ!抵抗するなら
明確に敵と見なし発砲するッ!!」
「先に言っておく。タダで済むと思うんじゃねーぞ。」
開口一番、相手方の怒号と同タイミングでギルバートの
挑発が放たれ…ほぼ掻き消えた。
「「…」」
一瞬の静寂。そして…
「アァ!!被ったァッ!!くっそふざけんなよ!!」
とにかくギルバートはキレて、ズンッと一歩踏み出す。
それに付随し、ジョージも構える。
「抵抗するかッ!構わん撃てーッ!」
男達が
先程の特殊拳銃ではなく、明確に殺意を持ってると
すぐに分かるラインナップ。拳銃は勿論、マシンガンに
アサルトライフルと、
それをなんの躊躇いも無く男達は掃射した。
ガ ガァンッ! ガ ガァンッ!
ガ ガ ガッ
ガ ガ ガ ガァンッ!
響く発砲音と周りの地面に撃たれた所から出る硝煙。
それらが消えるまで数秒、男達は油断することなく
…しかし、次の瞬間に煙は掻き消えることになる。
「『
ト゛ ォ゛
ゥ゛ ォ゛ ーー
ォ゛ ン゛ッ!!
巻き起こる轟音。音からして先程の掃射とは比べ物に
ならない、『爆発的な
彼らは全員無傷だった。
それどころか、余裕の表情すらしてる(一名は無表情)。
男達の眼が大きく見開かれる。女性も腰こそ抜かしては
いるものの、まるで自分がシェルターの中のような
何故だ、当たったはずだと狼狽える彼らを余所に、
今度はこちらの番と言わんばかりにジョージが駆け出す。
「まさか…ッ!」
「クッ…来るな!!」
もう連携も何もない男達。
自分から先に助かるべく、彼らは一心不乱に銃を撃つ。
カ カ キンッ! カ
カ ガ カ
ガンッ! カ カ ン ッ !
カ カンッ! ガ
だが、返ってくるのは無情にも
彼はただ
「うわああああああああ!!!」
遂に錯乱した1人の男が奥の手であるロケットランチャーを取り出した。最早周りの事など考えてもいない。
「ひっ」
女性から引きつった声が上げられたが、もうそんな声すら
男達には届いていない。
男はそのまま引き金を引いた。アッサリと。
そしてジョージもまた、何の躊躇いもなく進んでいった。
「『ノ
ズ ッ ッ ッ
ジョージの右手が砲弾を掴んだ。
ゴ ォ ァ ァ ァ
爆炎が広がり、
ァ ァ ァ ッ …
「………は?」
眼前には右手を広げたジョージの姿。
そこには傷はおろか、炎も、煙すらまるで元々
無かったかのようで。
「そっくり、そのまま返してやろう。」
その言葉を最後に、男達の意識は纏めて刈り取られて
しまったのだった。