「…」
彼女は、声すら上げることが出来なかった。
目の前の
有り得ないが起きている、目の前の状況に。
突如として現れては自分を救ってくれた、3人の男達。
1人は、
1人は、銃弾を
1人は、ロケットランチャーを素手で止め…その爆発を
そして、最後の人に関しては…その後地面に触れた途端に
到底、信じられない。
彼女は頭を抱えた。頭が痛む。
「(彼らは………彼らは本当に人間なの…?)」
そして彼女は気絶した。至極当然の事である。
――――――――――――――――
「あっ気絶した…どうするこの子?」
「あーやっぱりこうなったかー…
そりゃそうだよなー…」
「いやいや、俺らも大概だよ大概。」
ギルバートとワルターは彼女が気を失ってるのを見て
改めて「自分達ってヤバいんだな」と思った。
一番ヤバいのはロケランを素手で止めたジョージだと
サラッと言っているが普通の人達からすれば全員が全員
バケモノである。大差ない。
ジョージが相手を拘束している間、やることのない2人は
談笑タイム中。するほか無かったのだから仕方ないと
言えば仕方ないのだが。
「しかし…この子はなんで追われてたんだろうなぁ?」
「オレ様もよく追われてたからこの辺だとよくあること
なんじゃねーの?」
「お前と一緒にするな。この世の万人が万人お前みたいな
ロクデナシじゃないし、もしそうなら今頃この世界は
文明崩壊してるだろうぜ。」
「ンだとォ?」
ワルターにとっての
彼女の首を見ると…そこにはチョーカーが着いていた。
「えっ」
改めて女性を見る。
「う、そだろ?」
点と点が繋がっていく。
疑惑がより確信に迫っていく。
ギルバートは彼女のチョーカーをグイと引っ張った。
彼女が苦悶の声を上げるが、そのまま見やる。
「お、おいギーちゃん。彼女苦しそうだろ。」
思わずワルターが話しかけるも、鋭い剣幕の彼の
どもってしまう。おちゃらけてギーちゃん呼びしたのも
まるで聞こえていないよう。
例の、マークが…そこにあった。
ギルバートが震える。
「こ…コイツが………コイツがターゲットだ…!」
「コイツが依頼の
「な、………な ん だ と ォ ォ ォ ー ッ ! ?」
これから起こる『事件』の、幕開けであった。