HUNTER×HUNTER立志伝〜世界に追放された異能たち〜   作:ゆゆ式

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投稿時間創意工夫中につき変更ですじゃ。22 : 00

ところで一応AIにどの程度推敲させているかと言うと↓(以下指示文)

物語の大筋、場面構成、キャラクターの言動の意味は一切変更しないこと。修正は日本語の精度向上に限定する。一文以上の削除や追加が必要と判断した場合は、変更案と理由を提示して確認を取ること

このくらい。だから許して(>人<;)



見送る目と進む足

 

 

疑うことはなかった。

 

自分の子供の発言を、嘘だとは思わなかった。何よりも、うちの子供は昔からお坊さんのように明鏡止水とでも言うのか。そういうべき心を持っていたから、何か特殊な子供なのだろうとは初めから理解していた。

 

それがまさか、世に言う仙人のようなものたちが持つ力を自分の子供が持っているとは思わなかったが。でも確かに、ときどき常人では不可能な動きをすることもあったし、ましてや病気にかかるところなど見たことがない。

 

言われてみれば納得だった。そんな子供。息子は昔から自分の力をどのように使ったらいいか迷っていたのだという。周りとは違うのだから、子供として迷うのは当然だろう。だが果たして息子がそんなことで迷うのかと言うと、疑問は残るが。

 

とりあえず、息子は迷っていたという。力をどう使うか。そんな時に私があげたお古のPCである機会を掴んだのだそうだ。なんでも息子曰く、あの世界長者番付で上位を独占するプロハンターの一員と渡りをつけたらしい。

 

本来ならそんなこと疑ってかかるべきだが、息子にあるという不思議な力があればそれも不可能ではないのかもしれない。そう思うと一口に疑うこともできなかった。

 

そしてどうやら、息子は向こうがプロハンターレベルの相手だと確信しているようで、そのハンターと渡りをつける機会を逃したくないようだった。ただ、息子はそのハンターと接触するにあたって長く家を空けるかもしれないという。

 

父親としては反対だった。だからまずは悩む姿勢を見せる。それで自分の判断が本当に正しいかを考えさせ、少しでも意見を変えさせようと努めた。

 

だがそれでも息子の意見は変わらず、どころか私たち親を説得するために実際その特殊な力というものの威力を見せるという。あまりにも頑なな態度に私もカチンと来た。

 

だから見せてもらおうかと啖呵を切ったのだが、実際に見せられた力は、子供特有の無邪気な好奇心とかそういう次元ではないのだと私たちに理解させるのに十分だった。

 

正直、そのあまりの力に恐怖すらした。それでも私たちは息子の親。多少変なところがあろうと、それは個性の範囲。でもだからこそ、止めることはできない。息子の個性は、強力な力だ。

 

それ自体が自己の要素を形成しうるほど。だからそれを封殺すれば、息子にはきっと良くない影響がある。そう思って、止めようとする情動を押し殺し、私は息子を見送ることにした。

 

ママも、同じなのだろう。母親として、見送る。それしかできることはない。ある意味、無力の証明だ。でも万が一の時、息子が帰ってこられる家を用意しておくことはできる。

 

それが、私たちの役目。

 

家の前で、私たちは巣立っていく息子の後ろ姿を見送った。朝焼けに照らされたその背中は、気づいた時には、もう、私たちなどよりも余程大きな背中になっていた。いや、あるいは初めから───。

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

両親の許可を得て家を出てから一日。ニシヤは通常の日常から解放されたことによって、非日常に関する様々な情報を両親から貰った餞別のPCで収集していた。その結果わかったことはいくつかある。

 

やはり念に関する物事は、様々なコネクションがないと関わることは難しいらしい。一方で、念さえ覚えてしまえば、それが未熟なもの、例えば基本技を収めた程度のものでも、就職先はかなりあるらしい。

 

だから既に念を覚えたニシヤの正規ルートとしては、念能力を見込んでくれる就職先を探し、そこでコネクションを築く。そしてそこから念をさらに深く知る。というのが妥当だろう。

 

今であれば、グリードアイランドの攻略懸賞がまさにそれだ。ハンターのジェイトサリによって出された懸賞。報酬などは応相談なようだが、その仕事内容は間違いなく念を使う部類のもの。

 

コネクションを築くという点では危険だが悪くない窓口だ。念能力を深く知ることにも繋がる。今のニシヤに目標という目標はないが、念能力を知ることはその目標を見つけるうえでも役に立つことだろう。

 

そう締め括ると、ニシヤは開いていたPCを閉じた。そして冷めかけのカフェオレを煽り、席を後にする。静かな店内を歩き、会計に向かった。

 

店を出ると、通りの人の流れに身を任せる。道中には買い物のために寄り道をする者や、仕事のためかせっせと移動していく者などがいた。そしてニシヤは特に急いでいないので、多少の寄り道をする。

 

小物商や古物市を覗き、何か良さげなものがないか見て回った。その結果、意外にもひとつふたつ気になるものを発見した。なんとなく、他とは違うような雰囲気を纏った代物だ。

 

 

「これください」

 

「あいよ。3000ジェニーね」

 

 

気になったひとつを手に持ちながら、もうひとつの気になったものを購入する。3000ジェニーは前世の金銭感覚でそのまま3000円ほど。持ち出した全ての小遣いからすれば、買えなくもない値段だ。

 

露店を地面で開く店主の示した値段に、ニシヤは多少の交渉を交えながらも素直に買った。

 

ちょっと変わった時計と不思議な彫り物。

 

見た目の材質からして価値はせいぜい提示された通りの価格か、少し上程度。携帯できる時計は欲しかったので、悪くはない買い物だった。

 

そんなこんなで、寄り道をしながらもニシヤは目的地へと向かっていく。既に前日でかなりの距離を移動しているので、目的の場所にたどり着くのにそう時間は掛からなかった。

 

古物市などがある脇道からは逸れて、人が大勢通る大きな通り。その途中にある立派なガラス張りの高層ビル。その上階。そこに約束の会合場所が用意されているようだった。

 

 

「うわ〜、でっかぁ」

 

 

人垣を抜け、目的の高層ビルの前に立つ。見上げると、きらめく硝子窓が目に入った。プロのハンターというのは、想像以上に儲けられるらしい。

 

それで言うとニシヤは、さながら田舎から来た何も知らない少年といったところか。ビルには、ぼちぼち整った服装をした人たちが入場していっている。その中でぼけーっと立つニシヤはある種場違いだ。

 

しかし目の前のビルが約束の場所で間違いないので、ニシヤは特に気にすることなく、その建物の中へと歩き出した。

 

よく掃除された正面の扉を潜り、内部へと入る。フロントで事前の予約などを確認し、階を昇るためエレベーターに乗り込んだ。

 

ニシヤの目的地は上層の十一階なので、そこにたどり着くまでエレベーターに乗り続ける。道中では多少乗客の興味を引いたが、そこそこにいなして上層まで昇った。

 

そして目的の階にたどり着くと、チンという音が鳴りエレベーターの扉が開く。事前にフロントに寄ったからか、扉の先には出迎えの品が良さそうな老人がいた。

 

 

「ユズ様ですね。ジェイト様が先にお待ちしております。よろしければご案内いたしましょうか?」

 

「はい、お願いします」

 

 

形式的な誘いに、そのまま乗っかる。ちなみにユズというのは朧気に浮かんだ適当な偽名だ。念の業界は何かと物騒と聞くので、それこそ念のため。

 

とりあえずそれでも良かったようで、偽名ながらも老人に先導されて廊下を歩く。前を行く老人の背中は、ザ・プロフェッショナルというオーラを放っていて、なかなか迫力があった。

 

そうしてしばらくおじいさんの背中を追っていると、ある部屋の前で止められる。そして身を正したおじいさんが、部屋の主に声を掛けた。

 

 

「ジェイト様。ユズ様がお見えです」

 

「ああ、ありがとう。入れてくれ」

 

 

部屋の中から厳格な声が聞こえ、それを合図として扉が開かれる。おじいさんがそばで扉を引き、自然な動作でニシヤに入室を促してきた。それに応え、ニシヤは未知の人物がいる部屋へと入室する。

 

部屋の中に気配はひとつ。正直あまり強くはない。だが念では必ずしも強さが全てではないと理解しているので、特に侮ることはなく、ニシヤはその気配の主へと目を向けた。

 

 

「ほう、本当に子供だったとは。いやそれよりも驚くべきは内に秘めた潜在能力。私より強いな。当たり前だが」

 

 

豊かでかつ厳かな髭。観察するように細められた目。当然のように認めがたいだろう事実を口にする頭。プロハンター、ジェイトサリ。あまり駆け引きには明るくないが、それでも相当な切れ者なのが、ニシヤから見てもなんとなくわかった。

 

 

「あなたがジェイトサリ、さんでいいんですよね?」

 

「さんはつけなくていいぞ。見ての通り力のない、金だけの成金野郎だ。プロハンターは趣味でしている。ハントの対象は人材。私は人材収集ハンターだ。君は?」

 

「さすがにさんはつけさせていただきます。特に決めてないですけど、先ほど骨董品等を見て回ったりしたので、まあ発掘ハンターとか。埋もれてる芸術品を探すのとかは面白そうですね」

 

 

問いかけられたので答えてみたが、どう考えてもニシヤはハンターではない。だが今後の目指すところとしては、かなり妥当か。ニシヤとしてはそんなふうになんとなく答えただけだったが、ジェイトサリからはその答えに興味深い視線を向けられた。

 

 

「……なんですか?」

 

「いや、君は既に立派な発掘ハンターなのかもしれないと思ってな。例えばその腕につけている時計。それはもしやするとベコール=ビスマスの習作かもしれない。私の知識が正しければ最低十万はする代物だ」

 

「なるほど。なかなか面白いですね。それで、グリードアイランド攻略の件に関してはどうします?俺としては多少の条件を加えてもいいなら乗り気なんですけど」

 

 

かなり上機嫌なジェイトサリに、いよいよ話を切り出す。先ほどまでのは軽い挨拶のようなもの。実際ここからグリードアイランドについてどのように推移するのか。強さとしては問題ないらしいが。

 

 

「ああ、グリードアイランドか。まず、君は十分合格だ。私が見立てた基準以上の能力を持っている。では、君の条件を聞こう」

 

「あー、あー。そんな簡単に進めていいんです?まあ、じゃあ。まず条件としては簡単ですね。一に念の知識をできるだけ詳しく教えてください。二に、契約の詳細な提示。これだけ約束してくれるなら俺ができることは頑張ります」

 

「ほう、だいぶ分かりやすいな。単純明快だ。だが契約というほどのものはない。私が募集したのはあくまで攻略のための同志。揉めないための条件付けはあるとはいえ、それだけだ。とりあえず座りたまえ」

 

 

あまりにも濃い会話に、立って話していたが、促されて席に座る。程よいクッションが、体を軽く沈ませた。そしてそれによって、間にある机越しにジェイトサリと視線が交わる。

 

 

「まず、私が敷くルールは簡単だ。ゲーム内での話だが……。第一に情報の共有。これは大前提。次に情報漏洩の禁止。これを破れば私の顧問弁護士が法的制裁を与える。第三に功績の可視化。ゲーム内での功績によって報酬が変わる。報酬は二種類だ」

 

「二種類ですか。具体的にはどんな感じで?」

 

「まだ君には知りえないだろうが、金銭と、何よりゲーム内のアイテムの所有権利だ。例としてゲームクリアに直接単独で寄与している場合。この場合金銭であればグリードアイランド七本分の406億円を贈与する。またアイテムであれば最大三個入手できるうち二個以上の権利を確約する」

 

 

おおよそ、ジェイトサリが言っていることは理解できた。406億などは非現実的だが、要するに彼が用意する報酬はふたつ。金銭とゲーム内の何らかの手段で得られる特殊なアイテムを所有する権利。

 

そしてジェイトサリの言動からして報酬の本命は特殊アイテム。しかしそのアイテムは最大でも三個までしか入手できないという。

 

そしてゲームクリアに単独で寄与した場合は二個以上だから、ゲームクリアに10%貢献した程度ではそのアイテムは得られないはず。つまり実質その特殊なアイテムは報酬にはないようなもの。

 

得られるのは名誉(実際あるかは分からない)と金銭だけ。しかしニシヤの場合、ジェイトサリが条件を飲んでくれるなら念に関する指導を受けることもできる。ただそれは少し不公平だ。

 

 

「ふーむ、それが契約の概要だとして、俺の念を教えて欲しいという条件はどんな感じです?」

 

「もちろんその条件は喜んで受け入れさせていただく。と私としては言いたいところだが、まあ君の雰囲気から察するに、不公平、と言うやつだろう。そこでどうだろうか?アイテムなどの権利を得られる条件はそのままに、報酬の金銭はある程度減らすというのは」

 

「うん、それでお願いします。ジェイトサリさん曰く俺の実力は基準以上とのことですが、なにぶん実戦経験がないので。その分今後の潜在能力に期待していただければ。ジェイトサリさんはゲーム攻略を長い目で見てそうなので、育成枠は無駄じゃないと思いますよ」

 

「なるほど育成枠。それは気に入ったよ。ではとりあえず、お互いある程度有益な会話ができるとわかったところで、詳細を詰めていこうか。ご存知の通り私はゲーム攻略を長い目で見ているから、時間はそこそこある」

 

 

ジェイトサリが厳しい顔を緩め、不敵な笑みを浮かべた。そして前倒しになっていた姿勢を席に沈め、一息吐く。そして姿勢を正し、ニシヤのほうを見てきた。

 

これから詳細を詰めるとのことなので、なかなか忙しくなりそうだ。しかしかなり柔軟な人物に当たった。それともプロハンターになるにはこの程度の度量が求められるということか。

 




↓例の考察。これはかなりメタ予想混じり。ぶっちゃけカストロがどのくらい強くても作中であんまり関係はない。

※カストロのオーラ量判断

・潜在オーラ量4万
・顕在オーラ量4000

まずカストロが念を覚えてからそれをヒソカ戦まで研磨するのにかけられた時間は最高でも2年くらい。独自の修行で念を習得していった事を考えると、まともな成長は望めない。
しかし現実としては本気ではないヒソカ相手とはいえ戦えている。この事から生半可な能力者より上なのは明白。

では仮にカストロが最高の才能を持っていたとして、万全ではない修行環境でどの程度強くなれるのか?ゴンとキルアはほんの一年も経たないうちに、中堅レベル(20000オーラ以上)の念使いになった。
しかもその一年でゴン達はすごい修行をしたとかはない。
そのうえでヒソカがカストロに目をかけたのを考えると、才能面だけならカストロはゴン達程の才能があったのかもしれない。

それに2年の修行の月日が与えられた。無論独自の修行になるので才能を伸ばしきる事は出来ないだろう。しかしカストロはまるまる2年を使える。
と、ここまで言えば8万オーラとかいってそうだが、残念な事にカストロは具現化修行に多分相当の時間をかけている。
この事から実質的に修行時間は半分。
クラピカの具現化修行でも鎖を具現化するのに何ヶ月も必要だったのに、カストロ程の具現化となると一年はかかる。

じゃあカストロが使える修行期間は一年だ。それで一流の8万オーラを手に入れる?いくらなんでもそれは無理。かと言ってヒソカが即殺はしなかったことからある程度の実力はあるはず。
ゴン達は道草しながら一年で20000オーラ。じゃあ実質倍の修行期間があるカストロは潜在4万オーラ。顕在は4000程と考えられる。
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