今回、悠也とキリトは2人でパーティを組み、オーディナル・スケールの戦場へと赴くことになった。
本来なら詩乃も同行したかったらしいが、ちょうどその日はリズ達からカラオケへと誘われていた。「たまには友達付き合いもしてやれ」という悠也の諭しもあり、週末に丸一日かけてショッピングに付き合うという条件付きで、彼女の参戦見送りと引き換えの許しを得たのだった。
だが――いざ蓋を開けてみれば、思わぬ誤算が待ち受けていた。
「……なんで来ねぇんだよ、あいつ」
待ち合わせの場所に現れないキリトに連絡を入れても、返ってくるのは無応答ばかり。不安を抱えつつも単独で動き回っていた悠也が、しばらくしてようやくキリトと合流したとき、彼から明かされたのは信じがたい事実だった。
キリトは、白を基調としたパーカーを纏うARアイドル――ユナに再び出会ったのだという。彼女が告げた言葉は過酷だった。失われたアスナの記憶を取り戻すためには、今のキリトのランキングでは到底足りない。もっと強くなり、圧倒的な高みへと上り詰める必要がある。
そのためには、手当たり次第にボスを狩り、レベルを極限まで引き上げるしかなかった。焦燥と決意が入り交じるキリトの横で、悠也は愛用の《リデンプション》の重みを確かめるようにホルスターを叩いた。
GGOでの死闘や、これまでのオーディナル・スケールでの戦いにおいて、パーティを組むことはあっても詩乃を含めた3人が基本だった。キリトと悠也の二人だけで肩を並べるのは、これが初めての試みだ。
「そういや、和人との本格的なタッグは、これが初めてだよな?」
「確かに……」
「じゃ、早速行こうぜ……黒の剣士殿?」
悠也の不敵な笑みに、キリトはフッと息を吐き出すように笑う。その瞳に宿っていた焦燥は消え失せ、代わりに確かな闘志が灯っていた。
「ああ、こっちも頼むよ。――
瞬発的な機動力を誇る敵すら大口径弾で文字通り叩き伏せる狙撃手と、あらゆる剣技を極めし近接戦闘の極致。かくして、近距離最強と遠距離最強による、あまりにも凶悪な最強タッグがここに誕生したのだった。
目前の空間にそびえ立つのは、機械仕掛けの巨獣――《ヴァスキス・ザ・フォージド・コロッサス》。ロボットの如き異形であり、その最大の特徴は、右腕部がそのまま巨大な剣の刃と一体化している点にあった。駆動音を唸らせながら威圧感を放つ強敵を前に、二人の足並みがピタリと揃う。
「行くぞ、和人!」
「ああ!」
悠也が距離を取り、戦場の死角となる高台へと身を滑り込ませる。そこから狙うは、徹底的な遠距離からのヘイトコントロールだ。
悠也は愛用の《リデンプション》の銃身を翻し、一発の.30-06スプリングフィールド弾を装填する。狙うはコロッサスの頭部。乾いた爆音と共に放たれた貫通弾が、ロボットの装甲を抉り取るように直撃した瞬間、強烈な一撃による最大級のヘイト値がシステムを跳ね上げ、ボスの赤いセンサーアイがガシリと悠也の姿を捉える。
「――こっち向いて大丈夫なのか?」
挑発的な笑みを浮かべつつ、悠也は追撃を躱すように機敏にポジションを変える。ボスは標的を悠也に定め、巨大な剣腕を振り上げて猛進した。しかし、それこそが狙い通りだった。
死角から突撃してきたキリトが、ボスの関節部を激しく切り裂いた。悠也の徹底した遠距離ヘイトコントロールと、キリトの神速の接近戦完璧な連携に翻弄され、ヴァスキスの巨体が大きくバランスを崩す。その隙を見逃さなかった周囲のプレイヤーたちが一斉に雪崩れ込み、袋叩きにするように猛烈な攻撃を浴びせたことで、ボスの攻撃パターンは一気にヒートアップしていった。
『大振りの横薙ぎで衝撃波を飛ばした後、大きく硬直します!』
ユイの的確な音声が、キリトの耳にリアルタイムで届く。 巨大な剣腕が鋭く薙ぎ払われ、空間を切り裂くような鋭利な衝撃波が放たれる。キリトはその軌道をギリギリで跳躍して回避すると、ボスが衝撃波の反動で生じた巨大な隙――致命的な硬直を晒した瞬間を見逃さなかった。
キリトはすぐ傍にあった円形の螺旋階段を蹴り上げ、一気にボスの頭上へと肉薄する。
だが、ボスもただでは終わらない。硬直の合間を縫って、反対側の腕や残されたセンサーでキリトを直接斬り伏せようと、巨体をねじらせて迎撃態勢をとった。
「させねぇよ!」
撃ち抜いたのは、狙いを定めていた悠也だった。 轟音と共に放たれた悠也のリデンプションによる特等席の重撃。貫通性能を宿した大口径弾がヴァスキスの右腕の付け根を正確に撃ち抜き、ギシィッ! と盛大な金属音を響かせながら、その巨大な刀身を根元から完全に叩き折った。
「もらったぁぁ……!」
キリトはその隙を微塵も逃さない。円形の階段を駆け上がり、重力と全身体重の勢いをそのまま乗せた渾身の跳躍。頭上から放たれボスの巨大な頭部を真っ二つに両断する。
耳をつんざく金属の悲鳴と派手なクリティカルエフェクトが周囲を眩く染め上げる。圧倒的な一撃を受けた《ヴァスキス・ザ・フォージド・コロッサス》の全身に亀裂が走り、次の瞬間、盛大な爆発の光とともに粉々に砕け散って消滅していった。
『昨日と同じように、現在20から30層のボスが次々と都内に出現しています!』
「最短ルートで全て倒す!」
キリトの鋭い号令に、悠也は力強く頷いた。
「道案内頼むぞ! 和人!」
戦いの余韻に浸る暇もなく、二人はオーグマーを操作してオーディナル・スケールを素早く解除した。悠也は愛車のカワサキ・ニンジャ400に飛び乗り、キリトは自身のバイクを疾らせる。
都内各地に出現する旧SAOのボスたちを狩るため、二人は爆音を響かせてアスファルトを駆け抜けた。ボスバトルが起きていれば迷わず乱入し、悠也の遠距離からの的確なヘイトコントロールと強力な一撃、そしてキリトの神速の剣技によるコンビネーションで次々と圧倒していく。その凄まじい連戦の果てに、二人は今回の連続出現における最後の一体が現れるエリア、東京都港区竹芝埠頭へとたどり着いた。
そして先に高台にいたプレイヤーが何か手信号のようなものを振っているのが見えたが、キリトにはそれが何を意味しているのか全く理解できなかった。
「悠也……何か分かるか?」
バトンタッチである。
「よし任せろ……えーっと」
悠也は言葉を区切り
「東から敵、見えるのは……」
キリトはわずかに息を呑み臨戦態勢で緊張感を強める。しかし、直後に放たれた悠也のセリフに、キリトは盛大にずっこけそうになるのだった。
「タイガー戦車2両、パンサー戦車2両、歩兵の数50名余りだな」
「それ、絶対関係ないよな!?」
思わずツッコミを入れたキリトを横目に、悠也は心外だと言わばかりに目を丸くする。
「え、お前ジャクソン知らねぇの?」
「急にマジトーン……いや、誰だよそれ!」
「スナイパーだ!」
「逆ギレ!?」
緊迫した現場の空気などどこ吹く風とばかりに悠也は自分のペースを崩さない。
「あ、伝わったから嬉しがってるな……この先にボスがいるらしい。結構苦戦してるそうだ」
呆れるキリトをよそに、悠也は愛用の銃へと手を掛ける。そうして、キリト達の目の前にそびえ立っていたのは、第28層ボス――『ワーヒラ・ザ・ブラックウルフ』。闇夜を思わせる漆黒の毛並みと、禍々しい巨体を誇る狼型のボスが、鋭い牙を剥き出しにして二人の前に立ちはだかる。
戦闘が始まると同時にキリトが鋭く踏み込んで斬りかかり、悠也は少し離れた位置から狙撃、或いは愛用の《リデンプション》で遠距離から的確に当てる。しかし、このボスの厄介な所は、任意のタイミングでその巨大な肉体を黒煙のように変化させ、圧倒的なスピードで空間を自在に駆け回る点にあった。しかも、煙と化した状態では物理的な干渉を受け付けず、ほとんどダメージが入らない。
「おい、和人! コイツの攻略法、知ってんだろ!?」
悠也は敵が実体に戻るわずかな隙を狙い澄まして弾を放つものの、完全な捉えきれないままでは大したダメージを与えられなかった。焦燥がよぎる中、キリトは狼の猛攻を紙一重でいなしながら叫ぶ。
「コイツは煙になった時は自分から攻撃できない! だから、俺が引きつけて実体化させる! その一瞬の隙を狙え!」
「了解だ!」
次の瞬間、黒煙を解いたワーヒラ・ザ・ブラックウルフが凄まじい速度で牙を剥き、キリトへと猛然と飛びかかった。キリトは鋭く踏み込み、迫り来る強烈な噛みつき攻撃を十字に構えた剣で正面から受け止める。凄まじい衝撃に足元の地面が削れ、キリトの身体がわずかに後方へと押し戻される。
その、敵の全身が完全に硬直した一瞬。 数歩引いた位置で待ち構えていた悠也は、リデンプションの重厚な銃身を極限まで安定させ、冷徹に引き金に指をかけた。
「――ジャックポット!」
轟音と共に放たれた特等席の大口径弾が、激しく抵抗する狼ボスの脳天を正確無比に穿ち抜いた。直後、動きを縛られたその頭上から、キリトが渾身の力を込め剣を力強く押し通す。重撃と銃撃が完璧に噛み合ったその瞬間、ワーヒラ・ザ・ブラックウルフの巨体が激しい光の粒子となって砕け散り、静まり返った夜の空間へと消えていった。
静けさを取り戻した路地裏に、不気味な電子音が響き渡る。
「コングラチュレーション……!」
「「……!!!」」
拍手を送りながら、夜闇の中から姿を現したのは――他でもない、エイジだった。その口元には、どこか冷笑を帯びた歪な笑みが張り付いている。
「やっと……このゲームでの戦い方を学んだようですね、黒の剣士さん」
「っ……お前!!!」
アスナの記憶を奪った張本人を目の当たりにし、激昂したキリトが反射的に剣を構えて斬りかかる。しかし、エイジは動じることなく鮮やかな体捌きでキリトの軌いを受け流し、流れるような柔術の要領でその勢いを利用して、キリトの巨体をいとも容易く地面へと投げ飛ばしてしまった。
「ぐっ……!」
倒れ込んだキリトの隙を見逃さず、悠也はすぐさまリデンプションをエイジの眉間へと向け、容赦なく引き金を引いた。だが、エイジはすんでのところで身体を捻り、放たれた大口径弾を紙一重で回避する。
「おいおい、今さらノコノコ出てきて主役気取りかよ? 万年ランク2位のエイジさんよぉ?」
悠也は銃口を微動だにさせず、冷ややかな笑みを浮かべながら煽り立てる。
「真下……悠也。相変わらず、口だけは達者ですね」
「ハッ! 昨日みてぇな威勢はどこに行ったんだよ? 頭に鉛玉叩き込まれたのが相当効いたのか? そんなに痛かったなら、家に帰って親にでも慰めてもらったらどうだ?」
「本当によく喋る……っ!」
悠也の容赦ない挑発と言葉の暴力は、エイジの精神的許容量を明確に超えていた。どうやら彼はこうした類いの煽りに極めて耐性が低いらしい。あるいは、悠也の言葉が彼の最も触れてはならない逆鱗――地雷を正確に踏み抜いたのか。それは定かではないが、エイジの面持ちが怒気によって激しく歪むのだった。
しかし、エイジはふっと冷ややかな笑みを取り戻すと、指先を軽くフリックして宙にメッセージウィンドウを浮かび上がらせた。
「ユナの代わりにご褒美を差し上げますよ」
その言葉の直後、キリトのオーグマーが微かな受信音を鳴らす。画面を覗き込んだキリトの視線の先で、『E』という差出人から届いたメールが静かに光っていた。
『ユナのライブに来い。そこで『閃光』の記憶を返してやる』
メッセージを送信し終えると同時に、エイジは夜の闇の中へと跡形もなく溶けるように消え去っていった。静まり返った路地裏。キリトは届いたメールの文字を見つめたまま、自嘲気味に息を吐き出す。
「どうやら、アイツは俺と決着をつけたいらしいな」
隣でリデンプションをホルスターに収めながら、悠也は静かに問いかけた。
「でも、行くんだろ?」
「当然だ。悠也、ここからは俺1人でやらせてくれ」
キリトの真っ直ぐな瞳の奥に宿る強い意志を認め、悠也は小さく頷いた。
「分かった。……お前が勝つ事を願ってる」
更に数日が経ち、国立競技場の周囲を見渡しながら、詩乃は思わず感動のため息を漏らした。目の前に広がる光景は、ARアイドル・ユナのライブを心待ちにする膨大な観客の熱気で埋め尽くされている。
「ユナの人気凄いわね」
「確かに、すげぇ人気だな」
詩乃の感嘆に、悠也が納得の声を返す。二人が指定された席へと目を向けると、そのすぐ近くの並びには見覚えのある顔ぶれが揃っていた。
「う〜! 歌いすぎて、喉が……」
「あんた、ハッスルしすぎよ……」
開演前の熱狂に浮かれすぎて早くも喉を傷めてしまったシリカと、そんな彼女を呆れたような顔で軽く小突くリズベットの姿がある。その少し離れた席では、アスナが、シリカとリズベットに向かって丁寧に頭を下げていた。
「シリカちゃん、昨日のカラオケ、誘ってくれてありがとう」
「い、いいえ!」
アスナの真っ直ぐな感謝の言葉に、シリカは照れくさそうに頬を染めて手を振る。そんな和やかな一幕の横で、エギルはぽっかりと空いた隣の席を眺めながら、ここにはいない仲間たちに思いを馳せていた。
「しかし……残念だったな、あいつら」
昨日の一件で駆けつけられなかったクラインやリーファの無念を察し、エギルが肩をすくめたその時――周囲を見回していたアスナが、ふと首を傾げた。
「あれ……キリト君は?」
「ちょっとトイレに寄ってくる、って言ってましたよ?」
シリカが首をかしげながら答える。しかし、アスナの不安そうな視線は、なぜか近くにいた悠也へと向けられた。
「悠也さん、何か知らない?」
「いいや……俺にも」
平然としたトーンで即答する悠也。だが、内心では冷や汗が流れていた。実際はキリトがどこへ向かったのかを知っている。しかし、別れ際に「アスナに何か聞かれても、とりあえず誤魔化してくれ」と固く口止めを頼まれていたのだ。悠也は知らぬ存ぜぬといった様子で視線をそらし、間近に迫る開演の時を待つのであった。
そうこうしてるうちに、ユナのライブが熱狂のフィナーレを迎えたその瞬間、国立競技場の巨大スクリーンが異様なノイズを纏って明滅した。
「ん?」
「なんだ?」
直後、現実の空間を引き裂くようにして、オーディナル・スケールのボスモンスターたちが次々と顕現し、華やかな会場は一転して阿鼻叫喚の混乱の渦へと呑み込まれる。
カマキリを思わせる異形のモンスターが鋭い鎌を振り上げながらこちらへと襲いかかってきた。詩乃は微動だにせずライフルを構え、正確無比な狙撃で弾丸を叩き込む。その強烈な衝撃に飛行バランスを崩したモンスターは、そのまま客席のベンチへと激しく墜落した。
「――狙い撃つ!」
さらに追撃を仕掛けようと、もう一体のモンスターが跳躍する。だが、それよりも早く悠也がリデンプションの銃口を向け、容赦なく放った一撃がその巨体を正確に貫き、一発で沈黙させた。
「クッソ! 何がどうなってんだ!?」
悠也たちが押し寄せるモンスターを必死で迎撃している中、キリトが駆けつけてきた。どうやらエイジとの激闘を制したようだったが、その代償として体力のほとんどを消耗し、息を荒げている。そしてキリトは、悠也に向けて、エイジ――いや、その背後にいる重村教授の狂気的な計画を手短に語り始めた。
教授には『悠那』という最愛の娘がおり、エイジはその幼馴染だった。彼女たちはSAOの悲劇に巻き込まれ、悠那は二度と戻らない命を落とした。しかし教授はSAOサバイバーたちの脳内から悠那の『記憶』の断片を少しずつ集め、それを結合させてディープラーニングさせることで、人工知能として彼女をこの世界に蘇らせようとしていたのだ。
語られる歪んだ真実に息を呑みながらも、キリトと悠也は再び現れたモンスターへと立ち向かう。しかし、激戦による疲労からか、キリトの剣閃が一瞬だけ遅れた。
「和人っ!」
致命的な一撃が迫ったその時、どこからともなく現れたフードの少女が巨大な盾を掲げ、死神の鎌の如き斬撃を完璧に防いでみせた。衝撃で彼女の頭からフードが剥ぎ取られ、露わになったその顔を見た瞬間、その場にいた全員が驚愕に目を見開く。
「君は……悠那!?」
「キリト、助けて! このままじゃ、ここに来てくれたみんなが危ない! 全員のエモーティング・カウンターの平均値が1万を超えたら、高出力のスキャンが行われて、脳に致命的なダメージが……!」
「あ、ああ! みんな! 今すぐ、オーグマーを外すんだ! 外さないと、危険なんだ!!」
悠那が身を挺して敵の攻撃を防ぎ続けている最中、キリトは必死の形相で周囲の観客たちにオーグマーを外すよう叫んだ。しかし、突如現れたモンスターとの死闘に誰もがパニックに陥り、戦いに必死になっている観客たちには彼の声など届いていなかった。
「和人! 全員聞く耳はないらしいぜ!」
「クソッ!」
「今まで、イベントにボスモンスターを出現させていたのは、ここでみんなに戦わせるためだもの!」
「なら、どうすればいい!?」
「昨日、私と会った場所! 旧アインクラッド100層で、ボスモンスターを倒して! 黒の剣士!そして、
「「……っ!!」」
悠那の必死な訴え、そして自分たちの二つ名を正確に告げられたことに、悠也と和人は一瞬言葉を失って息を呑む。
「そうすれば、きっと……! 今、オーグマーのフルダイブ機能をアンロックするから椅子に座って!」
「オーグマーにフルダイブ機能が……!?」
「オーグマーはナーブギアの機能限定版でしかないもの! さぁ、早く!!」
その言葉を聞いた瞬間、悠也の脳裏によみがえったのは、以前テレビのインタビューで重村教授が語っていた言葉だった。
『VRの最大のデメリットは、VR機能そのものにある』
(あのジジイが言ったこと、真っ赤な嘘じゃねぇか!)
怒りと焦燥が入り交じる中、悠那が限界を超えた力で巨大な盾を押し上げ、モンスターの猛攻を大きく弾き飛ばす。悠那の言葉に背中を押されるように、その場にいたメンバーは固い決意を胸にそれぞれの椅子へと深く腰を下ろした。
「「「「「「「リンクスタート!」」」」」」」
重なり合う電子音と共に、現実世界の意識が急速に仮想空間へと引き上げられていく。
悠也にやっといい感じの二つ名をつける事ができました。
次回で最終回かも
番外編という形で劇場版の『オーディナル・スケール』を読みたいですか?※もし書くとなった場合更新が遅くなるかも知れません。
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書くんだ!
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書かなくてもいい!