キャラをより理解するために、みんなも見よう、超かぐや姫!
月の姫との交流もはじまってから1ヶ月が経過し、進路や計画も順調に進む秋の最中、いつもの空き教室で俺達は昼食を取っていた。
「そうだ。武器を作ろう」
「彩葉ー、源くんおかしくなってるよー」
「叩けば直るかな〜?」
「とりあえず無理矢理にでも寝かせようか。そしたら案外直ってるかも」
「えぇい、違うわ!リアルの話ではなく、ツクヨミの話だ!」
「なぁんだツクヨミの方か〜」
「そういえば、かぐやちゃんの卒業ライブで壊してたもんね」
「あ〜……」
「気にするなよ、彩葉。武器なんぞ何度でも作れば良い。そも、基礎設計は残してあるから、いつでも作れるといえば作れるのだ」
「……うん、ありがとう」
「あの武器すごいよね〜。片手武器にも両手武器にもなって、銃と合体できるとかさ〜。一人で作ったの〜?」
「いや、あれは兄との共作だ。デザインと設計は俺が、作成のためのプログラミングは兄が行った」
「あぁ、月の姫ちゃんと交流する為の部屋を作ったっていうお兄さんか。流石は源くんのお兄さん、凄いなぁ」
「性格……いや、性質に多少の難はあれど、実力は折り紙つきだ」
「「「それ、源(くん)が言うんだ」」」
「貴様ら、俺に対して失礼過ぎやしないか???」
賑やかなうちに昼食を済ませ、無事に午後の授業も乗り越え終わる頃には、空は茜色よりも少し暗くなっていた。
最近は、随分と日も短くなったものよ。
「──む、来ていたのかヤチヨ」
「やおよろ〜。月の姫とちょっとお話したくてね〜」
『よ〜ミナモト。良きにはからえ?』
「また変な言葉を教えているのか……まぁいい、これからKASSEN用の武器を作ろうと思ってな、ヤチヨと月の姫も興味があればどうかと誘いに来たのだ」
「お、ライトの新武器?ヤッチョ、気になります!」
『興味あり、見学を希望するぅ〜』
「よし、であればここでデザインを決めていくとするか」
「プログラムはテイルが作るの?」
「あぁ、そう考えているが」
『む、プログラム。それなら私がやりたい』
無表情ながら、どこかウキウキと目を輝かせる月の姫が勢いよく手を挙げる。
「月の技術者である貴様からの協力があるなら、心強いが……良いのか?」
『無問題。私がやりたいからやるだけぇー。それに、地球で初めての作品作り、テンション上がるぅ』
「……そういうことであれば、協力してもらおうか」
というわけで、制作が始まった。
基本的な設計はできているとはいえ、前回と全く同じでは味気ない。
変形機構をそのままに、デザインを一新してみるか。
斧と銃を変形合体してしまうと壊れるというの問題点も解決したいところだが……。
「うーむ……ままならんな」
「ライトの武器って変形だけじゃなくて合体もできるのすごいよね〜」
「本来は逆なんだがな」
「逆?」
「元々は合体していた物を分解して使っているということだ。帝アキラの武器がわかりやすいか、仕込み銃と仕込み刀。その鞘としての金棒。これがあやつの武器だ」
手元の白画面に簡単なイラストで描いて説明する。
これでも黒鬼とのKASSEN直前まで彼奴らの戦闘はアーカイブで何度も確認していたからな。武器の大雑把なビジュアルならば容易に思い出せる。
「言うなれば仕込み金棒。3種類の使い方、武器のようだが本質的には1本でしかない。武器は1本というルールがある以上、当然俺もそれには逆らえん」
「つまり、ライトの斧と銃も、月人との戦いで見せたあの形態が本来の姿ってこと?」
「あれはまた違う。本来の姿は長い銃に斧の刃が取り付けられた銃剣ならぬ
『じゃあ、このクソでかい銃は本来の姿が変形した結果ってことかぁ〜。だから部品が脆くて、一撃で壊れちゃうわけだぁ』
「そういうことだ。出来れば、今回の作成でその欠陥をどうにかしたいものだが……」
「ふふふっ、ここにいるのが誰だとお思いかなぁ〜?」
『天っ才な月の技術者である私もいるんだぜぇー?泥船に乗ったきでいなー』
「大船であってくれ……しかし、確かにこれ以上ないほど心強いな」
ツクヨミのシステムに明るい……どころか、システムそのものと言っても過言では無いヤチヨと、オーバーテクノロジーの具現とも言える月の姫。こやつらの協力があれば、実現できるやもしれん。
「では、基本デザインのおさらいからだ。斧は片手斧から両手斧への変形機構を採用。柄の部分を捻り、勢いを付けて振り抜けば変形する。デザインは今配布したものだ。両手から片手へは石突きへ衝撃を与えれば変形するようになっている」
『はい質問〜』
「どうした?」
『片手だと柄を捻れないから急遽の変形ができない欠点があるよ〜。他の変形方法じゃダメなのぉ〜?後、ここの回路、ちょっと無駄が多いかな〜。私ならもう5回路は少なく、綺麗にできるよぉ〜?』
「変形についてだが、他の変形方法では戦闘中の隙が大きい。片手でも捻ることができるよう感度を高くするか、突然の変形を捨てるかの二択しかない。そして、感度が良いことによる不測の変形よりは、捨てた方がリスクが少ないと判断した。回路については、貴様の技術力を信じて任せる。頼んだぞ」
『把握〜。そんで、任されたぁ〜』
「次に銃だが、基本的に弾切れのないKASSENの為オートマチックを採用。変形後はスナイパーライフルとなる。散弾銃の際は内へ畳み銃身の厚みを高め、ライフルではそれを伸ばし遠距離まで届く砲身に変える。それに伴い、銃全体も伸ばすことになる。配線、回路、駆動システムは以下の通りだ。基本は遠距離からの狙撃と敵の意表を突くことを優先している」
「ふむふむ〜。流石にすごいね、ヤッチョ何も言えることがないや」
『これは……回路をちょっと整えるくらいしかできることなさそう〜』
「お褒めに預かり光栄だ。さて、基本的にはこの調子で進めるが、外装のデザインと変形時のデザイン、そして合体後の変形についてだな……」
「デザインについてはヤッチョは力になれなさそうだから変形システムの方に回ろうかな」
『私も変形かなぁ。変形はロマンということを最近学んだところだから……つまらない武器は、それだけで良い武器ではありえないよぉ』
「貴公、既に狂っているぞ……。と、何はともあれ、変形については貴様らに任せるしかない。デザインが変わっても機構が変わることは無いからな。自由にやってくれ。よろしく頼む」
目の前に座る2人に頭を下げる。
最近は、随分と他人を頼ることが上手くなったと思う。これを弱さというか強さというかは人それぞれだろうが、少なくとも俺にとっては誇るべき、好ましい変化だ。
他人を信じ、任せるのは恐ろしいが、それができるほど親しい人間が増えたということなのだから。
頭上から、くすりと優しい笑い声が聞こえ、僅かに頭をあげる。
「『任された!』」
月から来た2人の姫は照明よりも明るく力強い笑みで応えてくれた。
***
「──で、珍しくひか……ライトにKASSEN誘われたわけだけど、前に言ってた武器ができたってことかな?」
SENGOKUのフィールドに置ける中央地点に彩葉、真美、芦花の3人が集まっていた。
各々、自身の武器を携え、己達をこの場へ呼んだ光を待つ。
「そうなんじゃない?でも、それならSETUNAでも良さそうだけどね?」
「ていうか、源くんって誰と組むんだろうね〜?」
「うーん、確かに……」
「クハハッ!またせたな、貴様ら!」
「噂をすればなんとやら〜」
「今日は俺の新たな武器の試運転と、彩葉!貴様へのリベンジとしてSENGOKUで勝負だ!」
「わぁ〜、なんかこういう源くん久々に見た気がする〜」
「確かに。かぐやちゃんが来てからは振り回されっぱなしだったもんね」
「……ふふんっ、いいじゃん。受けてあげるよライト。またボコボコにしてあげるから泣かないでよね!」
「貴様こそ涙を拭うためのタオルを用意しておくんだな!」
闘争心が剥き出しとなった2人の表情に、真美と芦花のふたりは破顔する。
久しく見れていなかったこの掛け合いも、かつてよりも親密になったからこそできる挑発も、彼らにとっては全て愛おしいものなのだ。
「そういえば、源くんって誰と組むの?3人いないとSENGOKUできないけど……」
「クククッ、そう慌てるな芦花。当然、協力者はいるとも!来い、2人とも!」
光が叫ぶと、空から小さな玉手箱と光り輝くタケノコが特徴的な音とともに落ちてくる。
箱が開き煙を吐き出し、タケノコが光を強めると、その場の全員が一様に目を瞑った。
「呼ばれて」
『飛び出て』
「『じゃじゃじゃじゃーん!』」
煙も軽快な掛け声とともに、ヤチヨと月の姫がポーズを決めながら空へ浮かび上がる。
「えぇぇ!?ヤチヨ!!!」
「月の姫ちゃん!?」
「出てきて大丈夫なの〜?!」
『まぁ、アバターデータをちょちょっと弄ればぁ?ただ、動きにめっちゃラグあるからほとんど数合わせだけどねぇ〜』
「ヤッチョはお助けヤッチョだから参加するよ〜!ふふふ、彩葉、今だけは敵同士なのです!」
自信満々にかつ悪戯げに笑みを浮かべるヤチヨ、その視線の先には、ヤチヨと月の姫を潤んだ目で見る彩葉がいた。
「そ、そんな……ヤチヨが、私の敵になるなんて……!嘘って言ってよ!ヤチヨ!」
「嘘でーす!!!ヤチヨは一生彩葉の味方をしますっ!!!誰!?彩葉を悲しませたのは!ヤッチョか!?ごめんねー!!彩葉ぁ!!!」
「1秒で裏切られた俺の気持ちを考えろよヤチヨ」
「まぁまぁ、こうなるのは予想してたでしょ〜?」
「それはそうなんだが。……まぁいい。では、2人のどちらか、俺の方に着いてくれないか?最悪、武器の使用感だけ確かめたいのでな」
「あ、じゃあ私が行くよ。よろしくね源くん。新武器、期待してるよ?」
「あぁ、任せておけ」
こうして、ヤチヨ・彩葉・真美 VS 光・芦花・月の姫によるKASSENが始まった。
月の姫が動けないため、実質3対2というハンデ戦となっているが、かつては黒鬼を2人相手取り、引き分けまで持ち込んだ光が新武器を持って臨んでいる。
一人少ない程度では、ハンデ足り得ない可能性さえあった。
「真美はボトムから、私とヤチヨはトップから攻めるよ」
「おっけ〜」
「りょー」
「よし、行こう!」
3人が意気込んで各々の乗り物に乗ってフィールドを疾走する。
トップレーン、彩葉とヤチヨがヤグラに向けて走る中、突如として赤褐色の流星がヤチヨの額目掛けて落ちてくる。
辛くも、傘を持って流星を防いだヤチヨ。しかし、僅かな隙をついて、もう一条の流星がヤチヨに向かって落ちてくる。
「やらせる、かっ!」
凄まじい速さで迫る一撃を、彩葉の双剣が空へ弾きあげる。甲高い音を響かせた流星は途切れ途切れの軌跡を残して消えていく。
「大丈夫?ヤチヨ」
「うん、問題なし。ありがとう、彩葉!」
「なら良かった。……それで?そろそろ出てきてもいいんじゃない?ライト」
「やはり、この程度では倒しきれんか……流石だな、彩葉、ヤチヨ!」
彩葉達の進行方向に
「それが、新しい武器?」
「あぁ。もちろん、これだけではないぞ?」
言うやいなや、長銃のスコープを横へ倒す。
低い駆動音を響かせた近未来的な長銃が、無骨な黒の散弾銃に姿を変える。
そして、空いた片手で腰の白い片手斧を握る。
「さぁ、第2ラウンドだ!」
「上等っ!」
「ヤッチョの事も、忘れないでよね!」
三者が各々の得物をぶつけ合う。
双剣と斧がぶつかり、回転する傘を散弾銃が逸らす。光に向かって飛んでくる彩葉の銃弾を斧を持って切り払い、お返しとばかりに赤褐色の散弾が2人を襲う。
両者譲らぬ攻防の中で、距離が開く。
「クハハッ!貴様ら2人を相手取るのは、俺と言えども厳しいか!」
「そういいながら、余裕っぽいの止めてよね!」
「ぐぬぬ、お助けヤッチョじゃ本気出せないのが悔やまれる〜!」
「クハハッ!貴様らにそう思われたのなら僥倖!では、ペースを上げてやろう」
散弾銃を背に掛け、片手斧の柄を捻る。
甲高い駆動音を響かせる斧を振り抜くと、ガチャンッという機械音が鳴る。
斧の柄が伸び、刃の部分が上下に開き幅が広がる。開いた部分からは金と青の入り交じる回路が覗き、武器と言うよりも芸術品の如き絢爛さを見せる。
「両手の方が、手数は減ると思うんだけど?」
「多数を相手するのであれば、攻撃範囲の広い方がやりやすいのでな!」
空いていた距離を詰め、並ぶ2人に向けて片刃の両手斧を横薙に振るう。
彩葉達は想像以上の速さで振るわれる斧を武器で受け、後ろへ押し出される。
「そらそら、どうした!?」
「んのっ、やりずらい!」
「なんで両手斧でその速さが出てるの〜!?」
「貴様は知っておるだろうがヤチヨぉ!旧作よりも軽く、鋭利さを追求した結果だ!」
「だとしてもっ、速すぎない!?」
「クハハッ!あとは俺の独学による技術だ!」
「なんでも出来るねライトは!」
「何でもはできぬ!できることだけよ!」
斧の威力に押され、壁際にまで追い詰められた彩葉とヤチヨを、止まる様子の見られない斧のラッシュが襲う。
時に刃で、時に伸びた柄で、時に石突きをもって、隙をつこうと差し込まれる彩葉達の反撃にカウンターを返し、ジワジワと2人を追い詰める。
「クハッ!クハハッ!クハハハハッ!」
「こん、の!せめて壁から離れられれば!」
「ライト、カウンター上手すぎ〜!」
「先ずは一勝、貰っていくぞ!」
2人の武器を打ち上げ、がら空きとなった胴に向けて渾身の横薙ぎが振るわれる。
「絶対、負けないからね!」
「やられたらやり返す、倍返しだー!」
「クハハッ!やってみるがいいわ!」
消える間際に2人の残した言葉に満足気に笑った光はヤグラに向かい、牛鬼をウルトによって瞬殺。
真美との一騎打ちに打ち勝った芦花もまた牛鬼を打ち倒し、ヤグラを占拠。
第1ラウンドは光達の勝利となった。
「続く第2ラウンド、この武器の真骨頂を見せてやろうではないか……!クハッ、クハハッ!」
「わ〜、源くん悪役みたいだ」
『こーいうのって、負けフラグって言うんだよなぁ〜。ヤッチョに聞いたことあるぜぇ〜?』
「そこ!やかましいぞ!」
かくして、第2ラウンドが始まった。
彩葉とヤチヨは変わらずトップレーンに、それに呼応するように光もまたトップレーンに躍り出る。
芦花と真美はその様子に呆れたため息を零しながらも、友達との一騎打ちに向けて戦意を高めていた。
それぞれが、再度、相対する。
彩葉は双剣をヤチヨは傘を構え、光は変形した長銃を背に掛け、両手斧を携える。
「覚悟しなよ、光」
「リベンジマッチ、容赦はしないよ〜?」
「クハッ!その意気や良し!ならば、我が武装の真骨頂、とくと見るがいい!」
ギラリと輝く笑みを浮かべた光は、両手斧の柄を深く捻る。すると、握っていた柄の半分が外れ、回路の浮かぶ白い棒に変わる。
瞠目する彩葉の視線を遮るように、身を翻すと背負った長銃の床尾を開き、中に空いた穴に向けて取り外した柄を突っ込んだ。
直後、重低音と共に長銃が駆動する。
取り込んだ白の柄を支えに銃全体が長く拡張され、残されていた斧を飲み込めるだけの空間を作る。
新たに生み出された空間に、躊躇なく幅広の斧を捩じ込むと、一転して甲高い音を上げて銃全体が変形していく。
斧を飲み込み、より太く、より長く、強靭な器を形作る。
それは、銃と言うよりは大砲に近く、人が持つには長すぎる、怪物級の対物ライフルだった。
「さぁ、この一撃で屠ってくれるわ!」
「彩葉!絶対避けてね!あれ、防いでも即死するくらい威力上がっちゃってるから!」
「あの月人の戦い見てたからわかるよ!」
かくして、彩葉とヤチヨは左右にかけ出す。
どちらに照準を向けるにしても、長すぎる銃身が邪魔をして行動は遅くなってしまう。その間に、一刀入れてしまえば彩葉達の勝ちだ。
「──そのような手ぬるい最後にするつもりは毛頭ない!」
そう叫んだ光は銃口を無理やり真下に向け、引き金を引く。
低い爆発音が響くと衝撃によって巨大な銃と光の体が空へ浮かぶ。
そして、上空で体勢を整え、衝撃波に顔を覆った彩葉に向けて、大きすぎる銃口を向ける。
「チェックメイトだ──」
「──そっちがだよ。ライト」
スコープを覗いていた光の死角から、チェーンソーのような低音を響かせる傘が迫り、空に浮かぶ体を上下に引き裂く。
「ぐっ、おのれぇ!」
空中で下半身を切り飛ばされ、より不安定になった体勢。死に際、僅かに残った時間で、彩葉に向けて破れかぶれの一射を放つ。
散り際の花弁を吹き飛ばす赤い星は彩葉から外れた瓦礫にぶつかったものの、余波によって彩葉とヤチヨの体を吹き飛ばしてしまった。
「……あんなんでスナイプされたら絶対死ぬじゃん」
「一対一ならほぼ確実にやられてたね〜。やっぱりライト怖すぎ」
「同感……。っと、光が戻ってくる前にラウンド取っちゃお!」
「おー!」
かくして、第2ラウンドは彩葉達によって取られ、第3ラウンドが始まった──
***
「いやぁ、負けちゃったねー」
「まさか俺の変形を封殺してくるとは……まだまだ戦い方に改善が必要そうだな」
『私の作った武器が負けるとは……イロハちゃん達もやるなぁ〜』
「ヤチヨと2人がかりでようやくって感じだったけどね」
「武器の性能を知ってても、有利には進められなかったのです」
「合体した銃とか威力凄かったもんね〜。芦花と戦ってる途中でも見えてたよ〜」
KASSENも終わり、月の姫がいる和室で6人は雑談に興じる。
話題はもっぱら、光の新武器とその戦いようについてだった。
「そもそも1対2であんだけ立ち回れてるのおかしいからね?」
「ヤッチョも自信を無くすのです〜」
「見返してたけどさ〜、源くん武器もすごいけど、立ち回りが隙無さすぎて怖いよ〜」
『傍から見ててミナモトがヤバすぎて怖かったぁ。前見たぷろげーまー、ってのと変わらないじゃんよぉー』
「クハッ!約束があるのでな。武器こそなかったが、立ち回りについては常に考えていただけだ」
「約束って?」
「とある者達と再戦の約束が、な?」
「ふーん……?まぁ、でも、次も負けないから」
「クハハッ!次こそは貴様ら2人相手でも勝ってみせるわ!」
彩葉達の僅かな疑念もよそに会話は続く。
光は新たな武器を手に入れ、これからも己の技術を磨いていく。
鬼達との約束を果たし、また彩葉に勝つために。
コソコソ裏話
光の新しい武器の名前は「可変式超絡繰機構斧型:白星」と「実弾式超絡繰機構散弾型:黒星」。差し色は大体友達のイメージ色を採用し、実は回路の色も可変式という手の混みよう。月の姫曰く「この色変わる部分取り除いたらもうちょいスムーズに合体できると思う。誤差だけど」
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