友人の相談が思ってたのと違う!   作:ふぁ!?

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へへ、なんか気づいたら書いてたぜ!それと1話を色々と改変して来たので暇な方は見てきてくれだぜ!
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第2話

 

目が覚めると謎の少女がミルクを欲していた。何を言ってるか分からないと思うが私も勿論彩葉も分からない、一瞬頭がどうにかなったのかと思ったZE

 

「ねぇ、お腹空いたーミルク頂戴」

 

「お、お、お、お引き取り下さい!」

 

「早い…!」

 

流石完璧超人酒寄彩葉さんだ!ベビー用品を一瞬でダンボールと袋に詰め込み少女の前に差し出しすなんて芸当常人にはマネ出来ない!そこに痺れる憧れるぅ!

 

「てかなに!?怖!?なんですぐデカくなんの!?怖!?」

 

「私は電柱から生まれたって聞いた時点で常識を捨てたよ」

 

電柱から生まれて?成長スピードが異常?私の常識の物差しはそこまで長くない。てかベビー用品1日で使いもんにならなくなったじゃん。

 

「う〜ん、まぁ今時は何でもスピードが早いんですわ」

 

「どこぞのコメンテーターみたいな回答するやん」

 

そのセリフテレビで聞いたよ。そしてこの子どうしよう。

 

「得体のしれないものは、お断り!」

 

どうやら家主は力づくでこの子を追い出す事にしたようだ、私視点だと部屋に籠るニートを追い出そうとする母親の図にしか見えん。

 

「ちょっと動いてよ!」

 

「やだー!」

 

君さっきまで赤ちゃんだったのになんで高校生と力が互角なの?

何処にそんな力あるの

 

「痛い痛い痛いー!」

 

「あ、ごめん」 

 

「あー彩葉?今手を離さないほうが…」

 

手を引っ張られ少女は痛がり、彩葉は手を離すが先ほどまで絶対に動くまいと力んでいた力が一気に解放されたようで少女は後ろに転がり、窓ガラスに頭をぶつけてしまった。言わんこっちゃない。

 

「いたぁい!」

 

「ちょ、大丈夫!?」

 

「大丈夫だよ彩葉」

 

「本当に?」

 

「うん、窓ガラスは無事みたい」

 

「そっちの心配なんてしてないわ!」

 

口ではあーだこーだー言っても心配はしてるんだ

 

「どう、少しは落ち着いた?」

 

「はぁ、お陰様で」

 

なら良かった。私も巫山戯た甲斐があるというもの、ちなみに少女の方は大丈夫そうだ、出血もなく腫れもない。少し経てば痛みも治まるだろう。

 

「グウ~」

 

「グウ~」

 

「グウ~」

 

少女、彩葉、私の順番でお腹がなる、そういえば何も食べてなかったわ。

 

「助けて?」

 

この子本当にさっきまで赤ちゃんだった子かよ、人への媚び方上手すぎんか?

 

「うっ、はぁ…」

 

どうやら彩葉が折れてこれからご飯タイムに入るらしいので

 

「はーい、召し上がれー」

 

「わーい!」

 

コンビニまで走って買ってきました

 

「ありがと、お金は」

 

「要らないよ、お金に困ってる訳じゃないし」

 

「でも、ベビー用品も買って貰ったのにご飯まで」

 

「良いの!どうしてもって言うならこれまでの恩返しって事で納得して」

 

「恩返し?」

 

「そ、」

 

こんな巫山戯た奴ですけどね、本当に彩葉には感謝してるんだよ?絶対に口には出さないけどね☆

 

「そんなの私だって」

 

「んまぁ!凄い!彩葉これなに!」

 

「えっと、オムライス…かな」

 

「コンビニで600円くらいで売ってるよー」

 

でかした、私的にこの話題を深掘りされるとちょっと困るのでここはこの少女に話題を流してもらおう。

ちなみに彩葉はタコライスで私はエビグラタンを食べてたりする

 

「オムライス!大好き!」

 

子供にはとりあえずオムライスだろという安直な理由で買ってきたけど、どうやら気に入ってくれたようだ。オムライスとは何かと縁があるものだ。

 

「ん?」

 

「どうしたの?」

 

「あ、いや何でもないよ」

 

少女がオムライスを食べる姿を見てるとデジャブというか、似たような食べ方?をする人を知ってるような…流石に気の所為か。第一こんな幼い宇宙人の知り合いは私には居ない

 

「貴方どこから来たの」

 

「ん?」

 

少女は人差し指で窓から見える月を指さす

 

「つ、月?」

 

「かなぁ?」

 

「まさか宇宙人とは」

 

電柱娘の住所はどうやら電柱ではなく月のようです。

 

「で、宇宙人は何しに来たの?侵略?」

 

「それとも宇宙人の習性?」

 

生き物の中には自分の子を他の生き物に育てさせる習性を持つのもいるしそれとおんなじ感じなのだろうか?だとしたらこれ迎えに来ないじゃん

 

「なんかあんまりよく覚えてないんだけど、毎日超つまんなくて〜楽しい所に逃げたーいって思った気がする」

 

「逃げんなー」

 

「めちゃくちゃ俗な理由じゃん宇宙人」

 

てか逃げてきたってそれ大丈夫?月から軍勢押し寄せて来たりしない?

 

「え〜なんで〜?」

 

「あのねぇ、逃げるのは簡単だけどそっから取り返すのって大変なんだよ?貴方その覚悟あるの」

 

「覚悟〜?やりたかったやる!やりたくないならやらない!」

 

「分かる」

 

「こら」

 

怒られちった。

 

「私もその考えは好きだけど、残念な事に地球ではその考えは通用しないんだよねぇ」

 

世知辛い星だよ全く。

 

「あと日々がつまらないとか当たり前」

 

「日々がつまらないからこそ偶の刺激が楽しいんだよ」

 

あ、私今良いこと言った。

 

「え〜!それじゃあつまんない!彩葉も朱音もそれで良いの?」

 

「良いとか悪いとかじゃなくて…ちょっと待って何で私達の名前知ってるの?」

 

「ふっふっふっ、知りたい?」

 

凄いドヤ顔するじゃん、この宇宙人地球に毒されすぎでは?いつか宇宙に帰る時に困るぞ。というか名前知ってるのはさ

 

「赤ちゃんの頃の記憶があるんでしょ、ミルクの事も知ってたし」

 

「あーなるほど」

 

「え〜!?何でバラすの!?」

 

「ドヤ顔がムカついた」

 

「ひど~い!」

 

あぁこら暴れるな!このアパート古いから色々と脆いんだぞ!

 

「もう暴れないでよ、でさこれに見覚えは?」

 

「何これ?」

 

「竹取物語って言うこの国の昔話」

 

彩葉がタブレットで見せてる場面は翁が竹を割り、かぐや姫を抱きかかえている場面だ。

 

「月から来姫が竹の中に居て、翁がそれを拾って育てて色々あって結婚迫られたりして、ごちゃごちゃあって最後には月に帰るって話」

 

「君の場合は竹じゃなくてゲーミング電柱だけどな」

 

「貴方、もしかしてかぐや姫?」

 

だとしたら現代のかぐや姫は派手な方法で地球に来るのな

 

「けっこん?」

 

この娘話聞いてたのか?彩葉が説明中ずっとタブレットじゃなくてタコライス見てたろ、ヨダレまで垂らして

 

「ほれ、これ食べな?熱いから気おつけてな」

 

このままじゃ彩葉のタコライスが危なそうなので私のエビグラタンを墓地に送ってタコライスを守ろう。

 

「わーい!ありがとう朱音!」

 

「ねぇ、話聞いてた?」

 

「えーと何だっけ?」

 

「だからぁ!」

 

「あぁ、えーとつまり彩葉はこのお爺さんてこと?」

 

この宇宙人はどうしてこの状況で彩葉に喧嘩売ったんだ

 

「はぁ?80年後の姿でも見えてるのかなー?違うよー?」

 

「じゃあ朱音?」

 

「じゃあって何だ、じゃあって」

 

ついでみたいにして聞くな。

 

「あははぁ〜!」

 

笑って誤魔化した…?喋れは喋れる程普通の人間みたいな反応するな、何度も言うけど本当にさっきまで赤ちゃんだった子と同じ子なんか?体の成長だけじゃなく内面的な物も成長してるんか?

 

「ねぇ?このお話続きは?」

 

「ん?あー姫を守りたい翁達と姫を取り返したい月の住人と争って最後は姫は月に奪われて地球の事を全部忘れる、って感じやね」

 

「…え、終わり?」

 

「終わりだね、めでたしめでたし」

 

「えー!何それ超バッドエンドじゃん!地球の事忘れてかぐや姫超不幸じゃん!何もめでたしじゃないし何よりいい話風になってるのが余計許せないよ!」

 

文句は私じゃなくて竹取物語の作者に言って下さい。あと暴れるな

 

「ハッピーエンドがいい〜!ハッピーじゃなきゃやだぁ〜!」

 

「バッドエンドやだ〜♪ハッピーなのがいい〜♪」

 

「世の中バッドエンドだらけなんだよ諦めな」

 

「やだぁ!」

 

往生際の悪いやつだな…

 

「どうしようもないじゃん。暴れたって歌ったって決まってる事が変わる訳じゃないし」

 

と、ここで後ろで洗い物をして歯を磨いていた彩葉が話に入ってきた。

 

「受け入れて覚悟するしか、ない」

 

そう言って覚悟を決めた様な顔をする彩葉から私も少女も目を離す事が出来きず1秒、2秒と経ち先に正気に戻った私は

 

「彩葉…」

 

「な、なによ」

 

「それ歯磨きしながら言うセリフじゃないよ」

 

「うるさい!」

 

ごめん、この空気感に耐えきれずにボケに走っちゃった

 

「よし、決めた!」

 

先ほどまで私と同じで放心状態だった少女はビシッとポーズを決めると

 

「自分でハッピーエンドにする!そんで彩葉と朱音も連れてく!」

 

「私もかよ」

 

「皆でハッピーエンドに行くの!」

 

そんな簡単に行けないならハッピーエンドな気がするんですが

 

「ハッピーエンド要らない、普通のエンドで十分です」

 

「ウソウソ!そんな訳ないでしょ!?」

 

少女が彩葉に抱きつく、というかしがみついてハッピーエンドを要求してる。何だあれハッピーエンドの妖怪か?

 

「朱音もハッピーエンドに行きたいよね!?」

 

あ、今度は私にしがみついて来たハッピーエンド、ハッピーエンドって言ってる、ってか顔こわ!これ妖怪じゃなくてハッピーエンドジャンキーじゃん。このままここに居たらハッピーエンドにされそう。

 

私は少女を引き剥がして玄関に向かう。

 

「その話はまた今度で、彩葉私帰るわ明日から学校だし」

 

「あ、うんありがとねこんな時間まで」

 

「それは全然いいんだけど、彩葉は…うん頑張って」

 

私は彩葉の足元で喚いてるハッピーエンドジャンキーを見ながら言った。

 

「…うん、おやすみ」

 

「おやすみ」

 

すまん彩葉…頑張ってくれ

 




なんか結構長くなってたぜ
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