友人の相談が思ってたのと違う!   作:ふぁ!?

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いつも以上の駄文です。


第3話

「朱音、これは何!」

 

「それはテレビって言うんだけど、あーなんて言うか…色んな人が色んな事をやっているのが見れる道具…かな?」

 

現在私は謎の少女と一緒に私の部屋でお留守番中です。部屋の主が居るのにお留守番はおかしいかな?まぁいいや、彩葉は今学校に行ってるから、代わりに私が学校を休んでこの子の相手をしているのですが

 

「朱音、これは!」

 

「あーそれはパソコンって言って、色んな事を教えてくれる先生?みたいな物かな」

 

「朱音、これは!」

 

「それはスマートフォンって言って、パソコンを小さくてして持ち運べる様にした感じ」

 

「朱音これは!」

 

「これは!」

 

「朱音!」

 

この子好奇心旺盛すぎん?私の部屋来てからずっとこの調子なんだけど、身近の物の説明って意外と難しいって事をたった今学びましたよ。今は私のスマホがあの子の相手をしてくれるらしいので少し休憩しよう。というかこの子また大きくなってるんだよね。昨日小学生ぐらいまで成長したかと思ったら、もう私と同じぐらいの身長になってるし。まぁたぶんこれ以上は大きくならないだろう。フリーザ様も変身は3段階までだったし。ゴールデンにブラック?ちょっと聞いたことが無いですね。

 

「朱音、これは!」

 

「はいはい」

 

スマホさんもうちょっと頑張ってくださいよ。次は何を持ってきたですかお姫様

 

「ん、あーこれはスマコンだね」

 

「すまこん?」

 

これならいくらでも説明できるね、私の仕事道具みたいなもんだし。

 

「それは目に着けて使うスマホみたいな物で、VR空間ツクヨミに入る為の入り口でもあるんだよ」

 

「つくよみ?」

 

「ツクヨミ、VR空間って言って目に見えないネットの世界ってイメージかな。そのスマコンはツクヨミに入る為の専用デバイスなんだよ」

 

VR空間ツクヨミ。少し古風な日本をモチーフにした世界観で人々を魅了し、数多のユーザを有する。ツクヨミではユーザ1人1人が表現者と呼ばれ、何かを作ったり、配信をしたりで自由に自分を表現することができる。他にも出来る事が色々あって、中でも人気なのはKASSENで色んなモードがあるPVPゲームだ。

 

「ツクヨミ、面白そう!」

 

「あとはツクヨミ管理人の月見ヤチヨのライブも人気の1つだね」

 

月見ヤチヨ。歌って踊れて分身もできる8000歳のAIライバーで、ツクヨミを作って管理もしてる。

 

「ヤチヨ!さっき彩葉が見てた」

 

「ヤチヨは彩葉の推しだからね」

 

「彩葉もAI?って言ってたけどヤチヨってロボットなの?」

 

「んーロボットとは違うかな」

 

へぇ〜そうなんだぁと少女は私のスマコンを持ちながら右往左往している。

 

「へぇ〜いいなぁ朱音!私もこれ欲しい!」

 

「おっと」

 

そう来たかー、スマコンって結構なお値段するからなぁ。貯金的にはかなり余裕あるし買ってもいいんだけど彩葉がなぁ。流石にスマコンみたいな高価な物買ったら怒るだろうし…あ。

 

「朱音ぇ、お願い…」

 

「うぐっ」

 

な、なんだその頼み方は…!?なんというか庇護欲というか母性というかとにかくその辺が刺激されてる気がする…!

 

「朱音ぇ…」

 

「ちょ、ちょっと待て!」

 

え、えーと確かにこの辺に…お、あった。

 

「はいこれ」

 

「何これ…箱?何の箱?」

 

「開ければ分かるよ」

 

「んーあ!スマコン!くれるの!?」

 

「ちょっと前の仕事で貰ったんだ。私は使わないからあげるよ」

 

そういやそのスマコン貰った時に「朱音の大事な人にあげると良いよ」って言われたな。すまん宇宙人にあげちゃった。

 

「朱音!」

 

「ん?」

 

「ありがとう!!」ダキッ

 

「うぉ!?急に抱きつくなよ!」

 

「えへへへ」

 

まぁ、あげた側としてはそんなに喜んでくれるなら嬉しいもんだ。

 

「大事にしろよー」

 

「うん!」

 

「んで、使い方だけど」

 

使い方を説明しようとすると少女は首を横に振り

 

「大丈夫、使い方は彩葉に聞くね」

 

「ん?そうか」

 

この子なら「今すぐ使う!」って言うと思ったんだけどな

 

「朱音に貰ったスマコンで彩葉に教えて貰ったらさ、このスマコンは3人の思い出になるじゃん!」

 

なかなか面白い事を考えるなこの子。

 

「じゃあ、彩葉が帰ってくるまで大人しくしててね。私のスマホなら使っていいから」

 

その後、少女はスマホを使って熱心に何かを勉強しているようで静かなものだった。私はその間パソコンでプログラミングの仕事をしつつ偶に少女を確認してまた仕事に戻るを繰り返し、お昼になったら少女と共にカップ麺を啜った。自炊してれば料理を振る舞えたんだけど、あいにく私は自炊はあまりせず、コンビニ弁当やカップ麺で生活しています。その事を少女に謝罪すると

 

「大丈夫だよ朱音!今日の晩御飯は期待しててね!」

 

と返されたので何か考えがあるようだ。その後も少女はスマホ、私はパソコンで仕事をしていたのだが

 

「朱音」

 

「ん、どした?」

 

「私これ食べたい!」

 

そう言って私のスマホ突きだしてきた。スマホの画面には近くのカフェの場所とそのカフェで食べられるパンケーキが映し出されていた。

 

「このカフェに行きたいと」

 

「うん!」

 

うーん…学校休んでる身としてはあまり外出はしたくないんだけどなぁ。

 

「うーん」

 

時間帯的に学校は終わってる。でも他の生徒とかに見られたら不味いし、彩葉ももうじき帰ってくるだろう。

 

「ダメぇ…?」

 

うっ、そんな捨てられた子犬の様な目で見ないで欲しい

 

「でもなぁ…」

 

「朱音ぇ、お願い」

 

うるうると今にも泣きそうな表情で少女は私を見る。ダメダメ!万が一クラスメイトにでも見つかったら何を言われるか。ここはハッキリとNOと言える日本人である事を見せねば…!

 

「ま、まぁ今回だけならいっか」

 

「やったぁぁ!!」

 

断われませんでした…

 

「とりあえずさっさと行くよ」

 

「うん!」

 

えーと、サングラスと帽子、あとマスクもしてっと

 

「よし、行くか!」

 

「朱音なんか不審者っぽいよ?」

 

ーーー

 

ーー

 

 

という訳でカフェに来たんですけどぉ…

 

「よっ!彩葉!」

 

「はぁーー!?」

 

何故かカフェで彩葉とエンカしたんですけど

 

「すまん、彩葉。止めれなかった」

 

「ちょ、朱音!?なんで!?あとアンタはなんで人のパンケーキ食べてんの!」

 

1人パニックってる彩葉にここまで来た理由を説明する

 

「カフェに来た理由は分かったけど…朱音、学校休んでるのに外出ちゃダメでしょ」

 

「返す言葉も御座いません」

 

ぐうの音も出ない正論で草ァ!……すみません

 

「えー、可愛い、誰この子」

 

「彩葉の服着てる。彩葉の友達?」

 

そう言ったのは彩葉の友達でクラスメイトの綾紬芦花と諌山真実。どうやら3人でこのカフェに居た所をこの少女に襲撃されたようだ。

 

「パンケーキ好き?これもど〜ぞ」

 

綾紬さんが少女にパンケーキを上げ、少女はそれを嬉しそうに食べた。

 

「パンケーキ美味しい!」

 

「紹介してよ彩葉。こんな可愛い子独り占めはズルいって」

 

「いや、友達って言うか…」

 

彩葉が返答に困ってこちらに視線を飛ばしてくるが、私だって困っているのだ。そんな良い返事なんか持ち合わせていない。どうしよかと少女に視線を向けると、少女と目が合い何を思ったのか。

 

「月から来たの!」

 

とんでも発言をしやがったぁ!?

 

「…え?」

 

「ツキ…?」

 

ほら!2人も混乱してるじゃん!なんとか上手いこと誤魔化さないと…!

 

「ジ!築地から来たの!この子」

 

ナイス彩葉!よしその設定で行こう!

 

「わ〜美味しいお鮨屋さん教えて〜」

 

諌山さんは確かグルメインフルエンサーだっけ?だけどその子、築地住みじゃないから答えれないよ!

 

「可愛いね、お名前は?」

 

綾紬さんは美容インフルエンサーだっけ、この子顔はかなり可愛いからそこに目がいったのか。しかし名前、そういえば全然考えてなかったな!

 

「名前はえーと…かぐや!かぐやだよね!」

 

かぐや姫から取ったのか。

 

「かぐや〜〜かわよー!」

 

「え〜ぴったりだね」

 

2人はなんの違和感も持たず信じてくれたらしい

 

「かぐや、かぐや…かぐや…そっかぁーかぐやかぁ〜!」

 

少女と改めかぐやは名前を貰えたからか、大層嬉しそうにクルクル回っている。

 

「ごめん!帰る!ご馳走様!後で埋め合わせするから!」

 

そう言うと彩葉は残っていたパンケーキを詰め込み、かぐやを連れて店から出ていってしまった。…あれ?もしかして私置いてかれた!?

 

「ちょ…!置いてかないで!」

 




はい、凄い切りが悪いですが許して下さい。あと書かれてはいませんがかぐやの服は彩葉が貸してます。入れるタイミングがなかったぜ…
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