SAO〜片手半剣使いのおっさんが剣聖と呼ばれるまで〜   作:蒼月紅夜

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第2話〜おっさん時間を忘れて剣を振るい続けていたら絡まれる〜

さて、剣を振るい続けて何時間たったか···ゲーム内の太陽も陰り夜が近づいていたのに気付いたのはさっきだった

 

「あら?ちょっと熱中しすぎたか?」

 

まあ、おかげで雑念だのなんだのは晴れたが

 

「うーむ、こっから始まりの街までどのくらいだっけか···」

 

手を顎に添え考え···てると、風切り音

 

軽く首を傾げる動きをするとヒュパッと軽い音をたて短剣···というよりナイフか、がさっきまで頭があった場所を通り過ぎる

 

「うーん、PvPもmmoの楽しみだろうけど生き死にかかってるの分かってる?」

 

「···」

 

明らかに苛立った様子で木陰から出てくる投擲者とそれの取り巻き

 

「オレンジネーム···既に何人か狩った後かい、次の獲物は気弱そうなおっさんだー、ってか?」

 

さて、見えてる駒は投擲手1、中盾持ち1、片手剣···いや、短剣だあれ、短剣2···ちょうど1PTってとこか、射手以外は皆、下婢た笑みを顔に貼り付けている

 

「オッサン、抵抗すんなよ?そしたら苦しませずに逝かせてやるよ」

 

と、下婢た笑みを貼り付けたまま口汚く恐喝してくる男の短剣使いA

 

「やーれやれ、殺しの快楽に呑まれちゃってんじゃん、こりゃ交渉の余地無しか」

 

じゃりっと地を踏み締めて近くにあった小枝を口に咥える

 

「ハッ、なんだそりゃ?」

 

「タバコねぇんだもん、代わりだよ代わり」

 

チッと舌打ち1つしたと思ったら短剣使いAが真っ直ぐこちらに向かって走ってくる

 

「オラ!死ねや!」

 

「やーだよ」

 

「は?ガッ!?」

 

ドゴォッと言う音と共に短剣使いAが空に打ち上げられガラ空きになった胴体に回し蹴りを叩き込み短剣使いAの後ろを追従していた短剣使いBに向けて蹴り飛ばすと2人纏めて吹き飛ぶ

 

「体術スキル···だと?」

 

「いや?体術スキルなんて使ってないよ、ただの蹴り、現にダメージは無いでしょ?」

 

いやぁ、脳から直接情報を読み取ってゲーム内の動きにしてくれるナーヴギアに感謝だわ、理想的な動きが軽い軽い

 

「ほい、これで現実なら一殺、いや二殺か」

 

蹴り飛ばした短剣使い2人を両手持ちの回転斬りで手首を斬り飛ばす、まあ、身体欠損の描写なんて無いからホントに斬れる訳じゃないんだが

 

「うぁ、いてぇ···いてぇよぉ···」

 

「俺の手、まだ着いてる?着いてるよな?」

 

と、短剣を落として手を押さえてうずくまる短剣使い2人、これで戦意喪失、ついでに相手のHP確認したら残り10くらいだった

 

「トドメは刺さねぇのか?」

 

「やーだよ、まだ俺オレンジにはなりたくねぇもん」

 

と、盾持ちが聞いてきたので軽口で返す

 

「それにその2人PTメンバーなら回復してやったら?フレンジーボア辺りに小突かれただけでロストするぞ?」

 

「ハッ、この程度でロストするなら遅かれ早かれだろ」

 

「あ、なるほど仲間意識はそんなない感じなのね」

 

パシュッと言う矢を放つ音と共に飛来したナイフをバックラーで叩き落とす

 

「ちっ!なんでアタイのナイフがさっきから当たんねぇんだよ!?」

 

「いや、投擲手から目を離すなって戦場の鉄則よ?」

 

「あ゛ー!!!イライラする!さっさと死ねや!オッサン!【乱れ撃ち】!」

 

投擲手の女が空に向けてナイフを投げると無数のナイフが空から振り注ぐ

 

「えーと、こういう時は、と」

 

膝の力を抜き多少屈み大腿筋から足に直接力を打ち込むイメージで···

 

ダン!!!と言う爆発音にも似た踏み込みの音と共に一足飛びで射手の懐に潜り込み

 

「ほれ、一殺」

 

バスタードソードを両手持ちのまま突き出し投擲手の土手っ腹を貫く、勿論貫いてるように見えるだけで身体欠損とかは無い

 

「はっ?えっ?」

 

と、困惑の声を上げながら投擲手が崩れ落ちるHPの残りは15、フレンジーボアの攻撃1発は耐えるかな?

 

「さて、残るは···ってあら?」

 

投擲手も落としたので中盾持ちと戦おうとしたら既にいない

 

「ん〜、逃げられたか···コイツラ、どうすんだよ···」

 

まあ、襲われた手前助ける義理も無いのでそのまま放置して始まりの街へ歩き出す、後の処理はモンスターがやってくれるだろ···と考えた後

 

「これってMPKに当たるんかなぁ···?オレンジにはなりたくないぞ俺」

 

まあ、今ステータス画面確認しても普通に白ネームだったから大丈夫だろ

 

「おーい、茅場ーPvP機能ストップしないと人殺しが蔓延すんぞーこの世界お前の理想の世界ちゃうんかー···って、聞こえるわけないか」

 

と、何の意味も無い呟きを空に向かって吐き出したながら月が昇り始めた草原を歩く、初日からPKに出くわすとか不幸だなぁ···




戦闘描写がおかしいよ〜とか誤字脱字報告とかの感想待ってます

※4/7、感想にて弓がユニークスキルという事をご指摘頂いたので該当する描写を弓からナイフへ、射手から投擲手へと変更し更新しました。

この小説の主人公タードおじさんのイメージcvは?

  • 諏訪部順一
  • 津田健次郎
  • 大塚明夫
  • その他(感想にてお待ちしております)
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