SAO〜片手半剣使いのおっさんが剣聖と呼ばれるまで〜 作:蒼月紅夜
クライン君との邂逅の後もネペントを狩り続け目標数の20個に到達したので攻略会議があった街でディアベルさんに渡す
「はい、確かに溶けた鉄塊20個ですね、こっちが報酬金です」
「ん、5000col確かに」
「ネペント狩りお疲れ様でした」
「あいよー、1層ボスの時はよろしく」
手を振りディアベルさんと別れる今日はこの街に宿泊しようと考えつつポケットのタバコを取り出そうとしてドンッと誰かにぶつかる
「あたっ」
「···っ、ごめんなさい」
一言謝っただけで街の外へと駆けていくローブの人影
「おい、待てって!」
とその人影を追っていく黒髪の少年、ポカーンとしてるうちに2人共街の外へと駆け出して行ってしまった
「···喧嘩、か?」
「違うヨ、ただのアーちゃん···ローブの子の意地っ張りダネ」
「···いつもオジさんの近くに居るねアルゴさんや」
「オジさんはタバコの香りがするから分かりやすくテネ」
「···臭う?」
「オイラは好きだけどね、こう、大人ーって香りダカラでも、気にする人は気にするかも?程度の臭いダヨ」
「宿屋行ったら風呂入ろうかな···」
「宿屋にお風呂はナイよ」
「え、マジで···?」
「マジマジ、泊まった時に確認済みサ、精々が桶に水を張ってそれで身体を拭いてくださいって、感じだったヨ、マトモなお風呂に入りたいなら個人ホームか何かを建てるベキだね」
「んな所までプレイヤーメイドのが上質ってしなくても良かったろうよ茅場···」
「ホントにね、ご飯もあまり美味しくナイし」
「とことんまでプレイヤーでなんとかしてくれってシステムなのかSAO···あ、そうだ」
「ン?どうしたんだい?」
「前金1000col払うからさちょっと調べて欲しい事があるんだ」
「フムフム、内容にヨルよ?」
「とあるスキルの前提スキルの情報が欲しくてさ」
「もしかして···【煙造家】?」
「···よく分かったね」
「そりゃタバコ吸う度に微妙な表情してたら気付くヨ、確実に掴むならもう500col上乗せして欲しいカナ」
「ん、今は財布に余裕があるから良いぞ」
「毎度アリ、調査の進展や結果の報告は1層ボスの後でも良いカイ?」
「良いぞ」
「毎度アリー、じゃあ報告を楽しみにしておいトクレ」
と、アルゴに1500col渡すとアルゴは街の人混みに消えていった
「さて···まぁ、ゲームん中なら酔わんだろ···」
と、言うわけでNPCショップを覗いて安酒(100ml)とツマミのビーフジャーキーっぽい干し肉を買ってから宿屋にチェックインする、クライン君と話したらちょっと久々に呑みたくなったのだ。
という訳で部屋の窓際にテーブルと椅子を置いて晩酌
とりあえずリアルでもお腹が空っぽの時に酒呑んだら悪酔いするのでビーフジャーキーっぽい干し肉を口に入れる···が
「なにこれゴム?ついでに辛いだけで何の味もせん···」
噛み切れない干し肉は胡椒というより塩の辛さが痛烈だった、つうか本来味覚じゃなくて痛覚である辛味しか感じないってNPCメイド品どんだけ質が低いんだよ···
「こりゃ酒も期待出来んな···」
安酒の瓶の蓋を開け口の中に傾ける、痛烈なアルコール感とその痛烈さを印象づけるかの様に喉を焼くアルコール、思わず吐き出しそうになったが無理矢理飲み込み慌てて水を飲む(なお水も生ぬるかった)
「ゲェホッ、ゲホッ···久々の酒がコレはダメだって···」
とりあえず空いた瓶をテーブルに置き噛み切れない干し肉を噛み噛みしながらスキル一覧を流し読む
「あ、やっぱりあった【醸造家】···なんか派生多くね?」
醸造家のスキル派生がなんかとんでもなく多い
「えーと···日本酒にワイン、ウォッカにビール、ジンにラム···いや、酒製造系スキル多くね···あ、カクテル作れる【バーテンダー】ってスキルもある」
対して煙造家の方は紙巻き、葉巻、パイプ、シーシャ(水タバコ)、嗅ぎタバコ···
「いや【煙造家】も派生多いな、俺が作るなら紙巻きなんだが···前提スキルがいるんだよな」
共にスキル欄が【???】になっていて分からないのだ
「うーむ、あ、ちょっとクラッてきた···え、酔いってこんな早く回ったっけ···?」
振らつく足取りでベットに倒れる、あ、これは意識飛ぶ系だわ
そうして意識を飛ばした所で久しぶりの晩酌タイムは幕を下ろしたのだった
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