歪んだ神秘をもつ生徒によるキヴォトスオーダー 作:魅音2563
キャラ崩壊注意です。
セイアちゃんの台詞がむずかしすぎて合ってるのか不安になりますね。
お気に入り、しおりの登録ありがとうございます。順々に増えてきて嬉しい限りです。
最終編まで書いていきたいのでよろしくお願いします。
それでは楽しんでください
広すぎないかな?このカタコンベ。
ジャンヌが統括室に配属されてから大体1週間後、
私は今、[通功の古聖堂]、そのカタコンベに出向いています。
この先にアリウスがいることを信じて。
なかったら困るけど。
幽霊であり壁をすり抜けられるメイと、人形のように動き回り視界を共有できるドッペルを使った人海戦術で、私がカタコンベを探ること
そう。1日である。
長くいすぎて視界の中の全てが道に見える。
多分だが、切り替えのタイミングがちょうどあったらしい。
中にいたら中身が変わった。
変わってる時は、こんな風に変わるんだーとか思ってたけど、帰り道も一緒に探っているところだ。
このままだと帰れない。
メイ『
アリウス側の出口です。一応見張りはいないですが、神秘の出力は上げておいてください」
「りょーかい。ありがとね、メイ。
ドッペルはまだオートモードで古聖堂側の出口探しの継続かな。」
見た目はどうしようかな。
羽も角もあっちゃだめだろうし、見た目はエルフが良きかな
玉藻もありだけど、狐はどうだろう。
うーーん。
悩むこと10分・・・・
髪は銀髪のストレートに近いロングヘア、リボンを結んでっと。
うん。鏡に映った姿はしっかりBB+カーマの可愛い感じになったかな
体の方もしっかりコピーできてそう
さあ、サクラちゃんによる潜入作戦開始でーす!
ーーーーーー
探索して数十分...
廃墟、建物の体を成していない建物、屋根とか無いし、環境が劣悪すぎる。
なにこれ。
こんなの人が住むには適して無い。
もっと奥に行こう。
電話のバイブレーションが起動する。その場を離れて電話に出る。
電話の相手は、セイアだった。
「もしもし。どうしたのですか?こんな時間にかけてくるなんて珍しいですわね、セイア」
セイ「君こそ2日間も学校を休んでいるようだが何かしているのかい?」
バレてる?!なんでよ
セイ「君は今、なぜバレてるか考えてるはずだ。
答えは、
未来が見えないはずのウリアの未来が見えた。おおかたなんらかの手段で偽物でも使って学校にいるようにしているのだろう?その偽物の未来は見えているということだ。
何回もその手法を用いているね?見えなかったり見えたりしていることには気づいているのだが、違いがわかるのに苦労したよ。わざわざ君の
完全に想定外の行動でエラー吐いてるプログラムですわね。
それにしても、そこまでするなんて疑われているの?
「はぁ。そんな方法でわかるのはあなただけですわね。
それで、何が言いたいのですか?
セイアともあろう人が、わざわざそんなことしてるんです。何かあるのでしょう?」
セイ「君がどこにいるか気になるだけだよ。
友人のことを心配するのは大切なことだろ?」
「それならいいですが...
ちょっと待ってくださいね.場所変えるので」
いくつかの足音が聞こえてきて、自分の場所を変える
あれはアリウスの生徒かな?
「
「ああ、
「作戦が順調にいけばいいが...」
「問題ないだろう。なんたってあのスクワッドが行うのだからな」
・・足跡が遠ざかっていく。
まずいかもしれない。
「セイア、今の聞こえた?これって結構やばいよね?」
セイ「待ちたまえ。君は今どこにいるんだい?」
「怒らない?」
セイ「状況によると言っておこう」
「えーっと[通功の古聖堂]のカタコンべの先にあるアリウスの所在地。」
・・・
あ、スマホ落とした音が聞こえる
「セイア...さん?」
セイ「ばか、君はなんて無茶をしているんだ!
わかっているのか?!相手はトリニティやゲヘナに恨みがある。
にもかかわらずトリニティの君が見つかればどうなるか分かるだろう!」
「分かってるよ。けど、こうすることが私のやるべきことだから」
私の本音を、役目を話す。
セイ「危険な目にあってまでやることなのか?
たかが1生徒が、生徒会でも正義実現委員会でもない生徒がするべきことではないだろう」
1生徒。その言葉を聞いて自分が普通じゃないのを思い出す。
私は致命的な選択ミスをした。
「分かってるんでしょ?百合園セイア。今あなたの目の前にいる
セイ「それは分かっている。だが、それでも1生徒であることに変わりはない。
何より!
「あるよ。百合園セイア、あなたの友人は[天使ウリア]だ。そして、今の私は[天使ウリア]ではない。それが罷り通るのであれば、
[トリニティの生徒会であるティーパーティのホストが、ゲヘナの生徒会であるパンデモニウム・ソサエティに所属するものと友人]
というとんでもないスキャンダルが成立するがそれでも問題ないのか?」
セイ「それはそうだが、私は君を..」
「そもそもが、お互い
私はトリニティにある
あなたは未来を変えるために、変数になるであろう私の存在が必要だった。
他人の未来には映るが、ウリア自身の未来は見れない。
だから、[
それが、
セイアの言葉が詰まったのだろう。困らせてるのは分かってる。
けど、これ以上踏み込まれるのは困る。なにより、私に
役目を終えて死ぬときに
ーーーーーー
私は、ウリアの言葉を聞いて詰まらせてしまった。
最初はそうだったから。けどいまは彼女を友人だと思っている。
ウリ「この状況は、あなたの望み通りだろう?
君が見てきた未来に、アリウスの拠点を見つけたものはいなかったはずだ。
あなたは
それ以上に望みがあるのか?」
「それが分かったなら対応ができる。
だからもう戻るんだ。いまなら何も起きずに帰れるはず」
ウリ「そうだな。だが、アリウスが簡単にトリニティに入ることはできない、
私は裏切り者と、アリウスが何をするかを調べる。
どうせまだそちら側に行く出口は見つかっていないのだからそれくらいはやろう。
あとは...」
あとは、なんだ?私は何を間違った。
いまのウリアの喋り方は、今までのとは違う。
お嬢様言葉はトリニティでの言葉。
私が[パンデモニウム・ソサエティーに所属するものと友人]というセリフ
ウリアは、
普通に考えたらありえないが、複数の学校に通える何かがある。
私は、私は友人のことを、
ウリ「随分黙っているな。色々考えているのだろうが、
ティーパーティの2人にですら遠回しにしか言えない狐だ。
たかが1人の生徒になんてまともに思い付かないだろう。
先に言っておく。
これは、私が選んだ道だ。
茨の道であろうと、
お前が後悔する必要も理解する必要もない。
私は
百合園セイア、お前はただ私が戻るのを待ち、私が調べた情報を受け取って次の行動を決めろ。
それが、利用しようとした友人への餞別になる。
・・・
それと、セイアは悪くないよ。私が何も言わずに隠し続けただけだから」
そう言って通話は切られた。
今の場所は学校の屋上。周りには動かなくなった
偽ウリ「あら、セイア、こんなところにどうしたのですか?
お疲れなら
「必要ないから早く私の前から消えてくれ
偽ウリ「分かりましたわ。先に行きます。
何かあったら
そうして偽物は屋上から出ていく。
全部。私と友人だったのも、複数の学校で頑張っているのも、危険を冒してまで調べるのも。彼女にとってはやるべきことなんだ。
あの喋り方が彼女の本当の喋り方か。
けど、
[セイアは悪くないよ。私が何も言わずに隠し続けただけだから]
優しいんだな、ちゃんと。自分が悪いというんだね。
私だって、気づいてあげられなかった。
未来を知れるからこそ、他人に対しての感情がおざなりになっていたのだろう
??「セイア様?何をしているのですか?」
「君は、蒼森ミネ、なぜここに?」
ミネ「たまたま屋上に来たらセイア様がいたのですが、なぜ
まさか、誰かがセイア様を?!どこにいるのですか?」
「泣いている?私が」
目元に手を持っていくとすこし濡れた。
そうか、ちゃんと悲しかったんだな、私は。
「すまない。ミネ、手を貸して欲しい。トリニティの未来のために」
私は、ミネの手を取る。
ミネ「いきなり何を...ほんとなんですね。分かりました。私で良いなら手を貸します。
ツルギ委員長にもお話を...」
「いや、だめだ。これは内密に進めたい。」
ミネ「理由はあるのですか?」
「いいかい、ミネ。
ウリアが...私の友人が裏切り者を見つけるまで
ウリアにだけ全てを押し付ける訳にはいかない。
私にもできることをやろう。
いずれ来る、ティーパーティホスト襲撃事件の日、彼女はそれまでにやれることをやると決心した。年下の友人に胸を張って会えるように
ーーーーーー
あーあ、やらかしちゃった
ほんと、ヒナのときもあーなったのに、セイアともなるのか。
年上と相性悪いのかな。
そうするとFOX小隊の先輩たちもリンちゃん先輩もダメになっちゃうけど...
いまは気にしない。後のことは未来の私に任せる。
まずは、[裏切り者]と[マダム]について調べないと行けない。
さて、向こうにある校舎みたいなところに向かうとしますか。
数分後・・・
兵士が多すぎるわね。これで3回目の迂回だわ。
近づけば近づくほどアリウス生が増えるのは分かる。
けど、多すぎない?
言っちゃえばこんな環境で
これは、想定よりも恨んでそうね。人の思いは祝いにも呪いにもなる。
ここのは間違いなく呪いだ。
これは、元トリニティとしてゲヘナも相当恨まれてるだろうな。
メイ『もう問題なく帰れるので、帰る方が賢明でしょう。
これ以上はリスクが想定より高くなります。』
「そうだね、ここで帰ろう」
そう思った時に、校舎の方から、
「メイ、今の分かった?」
メイ『分かりましたわ。今のは、何かは分かりませんけど、間違いなく普通ではありません。いますぐ帰ることおすすめします」
「いや、あれについて調べる」
メイ「正気なんですね。セイアさんとのこと気にしてるんですよね?
止めませんけど。無理はしないでくださいね』
むぅー、分かられてるのは困る。
「分かってる。付き合ってもらうよ」
そうして私は、校舎に足を踏み入れた。
そして見つけたのが・・
??「それでは報告しなさい」
モブ「マダムの指令は全て完了致しました」
モブ「こちらもです」
マダム「そうですか。サオリ、あなたは?」
サオリ「アリウススクワッドは全員問題なく動けます。
また、実行はアズサが担当します」
マダム「分かりました。アツコには
あの赤い異形、ゲマトリアの1人だろう。
トリニティの襲撃がどのタイミングかは分からなかった。
ただあの言い方、近いうちだろう。
アツコと例の部屋、確認するならそこですね。
「メイ、例の部屋を探してきて」
メイ『了解しました』
とりあえず、ここを離れる。見つかってもまずいが、なにより、神秘の使いすぎで疲れが相当きた。
バレないようにするために使うのは良いが出力が高すぎた。
ヒナとの一件があったから出力には問題はないだろうが消費がすごい。
どの学校にいても帰り際は眠い気がしていたが理由はちゃんとあった
目の前から人の足跡がするので、私は近くの部屋に隠れる。
そこは、椅子が一つで、床も壁も天井も白で覆われた空間。ドアの影に隠れる。
その時に限界が来てしまう。瞼ご落ちてきてしまう、
部屋の内部にいる人間には、この体が見えないようにして、私は奇跡を信じて、遅い来る睡魔と瞼に身を任せるのだった
ーーーーー
部屋に入り祈りを行うために座って、私は驚く。
目の前に黒髪の生徒がそこにいたから。
祈りの時間は2時間もある。
この生徒が、侵入者でバレているならもっと騒ぎになっているはずだ。
彼女が起きるまでは祈りをしよう。
起きたら方法を聞いて、サッちゃんたちを連れて逃げ出せるか聞いてみよう。
一縷の望みをかけて、私は彼女が起きるのを待った。
30分後・・・
あ、起きた。
目覚めたあとは何かのやり取りをしてるのかな?
うーん。手を振ってみようかな。
《vib:1》ゴンッ「/vib》
驚いて後ろに下がろうとして頭打つのは面白いね。
??「な、なんで見えてるの?!」
私は手話で話をしようとするが、向こうが読めない可能性を考える。
「もしかして喋れないの?」
私は頷く。
??「うーん、それは、
私は、指を一本たてる。
??「監視されてるから...りょーかいです。私に任せてください。」
そうして彼女が何かをする。
??「ふぅ、はい。
彼女は、何を言ってるんだろう?そんなことできるわけが...
でも、さっき
その時点でおかしい。私の護衛がいるはずなのに
「大丈夫なの?本当に?」
声を出してみたが、何も起こらない。
「ほんとだ、久しぶりに声を出した」
??「そんなことあるんですか?いや、あの
マダムを知ってるの?この子どこまで知ってるんだろう?
??「私いつから見られてた?」
「???あなたが、そこで寝ているときから見えてたよ。
私が入ってきてから30分くらいかな?よく寝てたね」
とても困惑してる。
あと、顔俯いちゃった。サッちゃんたちのなかにはいないタイプだね。
「名前は?」
??「私は、
「私は
カタコンベを簡単には移動できないはずだよね?」
サクラ「ちょっと無茶してるだけだからね。
最初は、ゲマトリアについて調べるために来たのに、
いまはあなたたちがやろうとしてるトリニティでの事件について調べてるよ」
「そう。あなたにとって私たちは敵なんだね...」
サクラ「もしかして逃げ出したいんですか?」
「どうだろう。私たちはここで育ってきたから。
でも、辛い訓練や恨むのには疲れてるかも」
サクラ「あのマダム、随分と好き放題してるんですね。決めた」
「何を決めたの?」
私に向かって手を伸ばしてくる。
サクラ「私にはアツコやサッちゃんって人たちを連れて逃げることはできない。
あのマダムが敷いた統治を覆すほどの力がない。
だから、
もし、アツコが困ったらここに連絡して。そのときは、私が動きます。
それでどうですか?」
サクラの目には希望があって、今までに見たことのない目をしていた。
サクラ「あなたはみんなが大切だから、成功すればそれでいい。
けど失敗したらどうしようって感じなんだよね?」
バレている。なんで分かるんだろう。
「そうだね。考えておく。その手を掴むか」
サクラ「今はそれで十分ですよ。
もし、私が動くとこになったら、このサクラちゃんにお任せください。
頑張ってマダムを倒しますから」
「ふふ、無茶を言うんだね。うん、期待しておく」
もう少しで2時間が経ちそう。
「もうすぐ出るから、準備をして。
それと作戦については私の口からは言えない。
バレた時にマダムから罰を受けるのがみんなだから...」
サクラ「分かりました。けど大丈夫ですよ。
トリニティで起こるのが分かっているので、すこしはどうにかなるはずです」
情報収集のプロだね。
このあとも何もなく逃げられるんだろう。
エデン条約のときに1番の障害になるのは間違いなく彼女だろう。
だから、私は、新たに友人になれるであろう人にヒントを出す。
「トリニティには裏切り者がいる。事件が起きたときそれを行えるものが誰かを考えて」
サクラは驚いた顔でこちらを向く。そして
サクラ「ありがとう。アツコ。必ず何かあれば助けに来るね」
笑顔を助けると言ってくれた。
モブ「終わったな。マダムのところまで行くぞ」
私は頷く。
新たな友人が離れて行ったのは確認した。
そういえば、私が影響を受けなかった理由を聞いてない。
でも、「ロイヤルブラッド」である神秘が影響したのだろうと予想はつく。
彼女も私も特別なんだ。
どうなるかはわからないけど、私は愛欲サクラのことを頭の中に残して、
この先の作戦のことを考えるのだった。
ーーーーーー
次の日、私はウリアの姿でトリニティの校舎の噴水の前で座っていた。
セイアに会いたいが、気持ちが歪む。
こちらの世界で初めて喧嘩した。
それくらい大事に思ってはいたのだろう。
友人や先輩のことは大切に思ってはいるけど、それでも、嫌われたくない気持ちで動いているからこういうことは起こさなかった。
私は自分の中で、[風峰ルナ]と「天使ウリア」や「聖魔ジャンヌ」たち[ドール]で線引きしている。
どこまで行こうと、友人はあくまで
そもそも、キヴォトスでの活動や生活において、風峰ルナが出てくることはほとんどない。
だが、私という存在にとっての本音は
これからは本音はそれぞれのドールとしての本音で話さなければならない。
まぁ、偽物の前で電話とかいう異常な行動はセイアくらいしかしないだろう。
??「見つけました。天使ウリアさんですね」
「そうですわ。あなた様は、たしか救護騎士団長の蒼森ミネ様でしたわね
私になにかご用でしょうか?」
ミネ「はい。とりあえずこちらに来ていただきます。」
そうして、私はミネ様に体を持ちあげられる...持ち上げられる?!
なんならお姫様抱っこなのが問題なんですけど
「ちょ、流石に降ろしてください。恥ずかしいですわ」
ミネ「それなら《「見えないよう》》にしてください。セイア様からそういうことができると聞いております。
セイア様からの伝言ですが、
勝手に秘密をばらされて内心泣きそうだったけど、セイアはミネ様を信頼して話したのか。
それなら私も信じてあげます。セイアはもう遠回しに語って大事なことを何も言えない狐じゃないってことだもんね!
「ミネ先輩。いま全員の認識から、私たちの姿を消したから、ぶつからないように全力で移動してください」
様呼びから先輩呼びに変わったことない驚いたのかな?表情筋が動いてるね。
ミネ「分かりました。セイア様の元に急行しますね」
速すぎ速すぎ。強い人はこんな速度で走るんだ。
私には見れない景色だわ。
十数分後・・・
ようやく、セイアがいる部屋に着いた。
ミネ「こちらにいらっしゃいますので...あの、大丈夫ですか?」
「ごめんなさい。ちょっと速すぎて、腰抜けるし、頭ぐわんぐわんするしで、すぐに動けないです」
ミネ「分かりました。それではお運びしますね」
お姫様抱っこなのに文句あるけだめっちゃ静かに行けるんだね。
なんとか落ちつきそう。
セイア「随分な登場だけど、どうしたんだい?」
「ミネ先輩が速すぎて、乗り物酔いです。人を避けるのに動き回るから、下手な遊園地のアトラクションよりアトラクションでした...」
私突っ伏したまんま話す
セイア「それは災難だったね」
ミネ「申し訳ございません。急ぎだったのと周りに見えてないと言うことだったのでつい.,.」
「大丈夫ですよ。さて、落ち着いてきたし話をしましょうか、セイア」
セイア「ああ、そうだね。ますは...」
「ごめんなさい。あれは言いすぎました。
私のことを思ってくれていたのに突き放すようなことを言ってごめんなさい」
返事が何もない。なんでだろう?起こってるのかな?それとも呆れている?
まぁどれもあり得るか、あんなこと言ったわけだし。
・・・
もう2分くらい経ってるのにどっちも話さないのはなんで??
そんな嫌だった?言いすぎたのはあるけど、許す許さないのどっちかは答えて欲しいですけどーー?!
「あのー?顔を上げていいで...」
セイア「ま、まだ下げてくれているとありがたい」
ミネ「大丈夫ですので顔を上げてください」
セイア「待っ、ミネなんで、」
顔を上げると、涙目になっているセイアがいた。
え?待ってやらかしたよね?
「ごめん、セイアそんなに嫌だった?」
「ち、違うんだ。ただ、君は悪くないのに、君にあんなことを言わせてしまったのに、君の方から謝らせてしまって。
私は、サンクトゥムのリーダーなのに、トリニティのためにも、大切な友人のためにも何もしなくて、
ウリアが危険なところに飛び込んでたのに、私は何もしてこなかったんだ。」
席を立って、セイアに近づく。
手を出すとでも思われたのか、動いたミネを手で制止する。
私は、セイアの頭を撫でる。ハグと迷ったけど撫でる方がいい気がした。
セイア「何をして...」
「うーん、何って言われても撫でてるだけだよ。
なんて言うか、辛い時に、ハグとか撫でられるとか膝枕とかされると落ち着かない?
私は結構落ち着くんだよね。
だからしてみた。
言い方は悪いけど、私は本来存在しないもの。いなくても物語は進むんだよね。
だから、私は、死ぬまでに何かを残すんだ。守ってやった、倒してやった、そういう自分が生きた証をね。」
ポカーンとしてる。まぁ当たり前だよね。
「ねぇ、セイア。もしかして、襲撃受けて死のうとしてる?」
セイアが明後日の方を見る。一応ティーパーティのなかで1番知的なはずなんだよね?
ミネ「思っていたよりも聡明ですね」
ありがとう。これでも観察眼は養っていてね。
分かった理由は、わざわざ救護騎士団団長をお供にしてるからだからね?」
セイア「驚いてる最中にさらに驚かせないでくれたまえ。
死にはしない程度に怪我をして行方不明になる予定だね。表向きは死んだことになるだろうが」
「りょーかい。ミネ先輩のことは信じてるからそこは任せるね」
ミネ「任せてください。救護騎士団長の名において必ず守ります」
改めて2人に向き直る。
「いずれ、[先生]と呼ばれる大人が来る。
私は、先生を助けること。
そして、生徒であるみんなを守ることを、ある生徒と約束した。
その人の言い方的に先生は信頼できる。そして、なんらかの
多分だけど、襲撃事件は来るまでに起こると思う。だから、
ミネ「これは?」
セイア「なんらかのカメラだね」
「盗聴機能付きの便利なもの。ミレニアム製のね。
これをウリアの本体のところに仕込んでおくから。外から見れるようにしておく。
先生が事件に巻き込まれたときには先生にもね。
それで信頼できるか確認しておいて。
それとこのソフトも渡しておく。ミネ先輩は説明書読んでおいて」
ミネ「なんのソフトですか?」
「ある実験のために作った、ハッキングソフト。
トリニティのカメラなら乗っ取れるからサポートお願い」
ミネ「・・・これ、やばい代物ですよね?」
「うん。やばいやつですわ」
ミネ「使わないのを念頭において、もらっておきます」
「それと、私は襲撃対策のお話は聞かないでおきますわ。
理由は、こういうのは知っている人が少なければ少ない方がいいですからね」
セイア「承知したよ」
それから、アリウスで手に入れた情報を全て2人に開示した。
2人とも大いに驚いてくれて満足だね。その中でも話になるのは...
ミネ「マダム、ですか...」
「彼女が間違いなく倒さなければいけない敵だね。
ただ、以前見かけた黒服という大人は見当たらなかった。
ゲマトリア全員があそこにいるわけではないのかもしれない」
セイア「そのほうが好都合だろう。大人を2人も相手にするのは骨が折れるよ」
それから、戦力のメモなどをして話を終えた。
セイア「ウリア、事件が一段落したらケーキでも食べに行くかい?
君は好きだろう?よく放課後スイーツ部と食べに行ってるのを聞いているが」
「なんで知ってるのよ!うん。楽しみにしておくよ。そのときはミネ先輩も一緒にね。
じゃあまたね」
ミネ「・・・はい。楽しみにしていますね」
明るくなったセイアと、そして新たに友人になったであろうミネと約束をして部屋を出る。私にやれることはやらないとですわね!
数日後、ティーパーティホスト百合園セイアが死亡した噂が流れた。
多分もう少しで物語進むのかもしれない。
私は、心に傷を負った装いで、この先に進むのだった。