歪んだ神秘をもつ生徒によるキヴォトスオーダー   作:セレネ2563

16 / 40
週一投稿をしたいと考えているものです。
今回から対策委員会編に入ります。
ルナはトラブルメーカーな先生に振り回されるトラブルメーカーって感じで動かしてます。どっちもトラブルメーカーですね。




アビドスへの出張と対策委員会との出会い

 

とりあえず、シャーレ発足から2週間、業務が変わらないので、普通に困ってます。

ほかの部門からも書類流されてるから、いくつかは返しましょう、とか

これは介入できないからやめよう、とか

仕事捌かないと先生もリンちゃん先輩も全部やろうとするのほんとやめて欲しいです

リンちゃん先輩の手伝いにシャーレの手伝い、この二箇所がジャンヌでやるべき業務なのが問題ね。

1日ごととはいえ、たまに間違いそうになる。

 

今日はユウカ先輩だったっけ?

最初にいた4人がお手伝いに来るって言ってくれてすごい助かるわ。

ウリアは...私と被ると喋りにくいから被らないようにしよっと。

FOX小隊には鎮圧とかの荒事をたのんでるからこっちは頼まないかな。

あとは、そこら辺歩いてる生徒と先生が仲良くなってくれてればいいんだけど。

あ、シャーレついた。

 

「おはようございまーす!」

ユウカ「おはよう、ジャンヌちゃん。先生見てない?」

「見てないですよ?いないんですか?」

ユウカ「書類が置かれているから業務してた痕跡はあるんだけど、本人はどこにも...」

誘拐の可能性もあるわね。

「ユウカ先輩の友人で、監視カメラにアクセスできるような人いますか?

ここのカメラ、私たちじゃアクセスできなくても、ハッキングはできると思うんです。ミレニアムならそれくらいできるかなって思ったんですけどどうですか?」

ユウカ「えぇ、ジャンヌちゃんがミレニアムを犯罪集団だと思ってることが分かったからあとですこしお時間もらえるかしら?」

あれ、私ミスった?

「いや、ミレニアムがそういうのだとは思ってませんから(・・;)」

ユウカ「分かってるわよ。言い方が悪かっただけなのは。分かってるけど少し時間をもらうわね」

あれ、私怒られるの確定してる?

 

ーー数分後ーーー

チヒロ「それで私が呼ばれたのね」

ユウカ「はい、他のヴェリタスの方だとまた問題が起こる気はしたので、チヒロ先輩が1番適任かと思いまして」

チヒロ「それで、あの子は何をしてるの?」

ユウカ「ジャンヌは...」

「....疲れた...」机に突っ伏しながら言葉が漏れる。

ユウカ「あはは、ちょっとやらかしまして、私もやりすぎました...」

「ちょっとミレニアムがハッカーまみれの犯罪集団みたいな言い方してしまって...」

チヒロ(問題はたくさん起こってるし、ハッキングできる人も多いから、言ってることに間違いはないよ...)

チヒロ「私の名前は各務(かがみ)チヒロ。よろしく。早速仕事に取り掛かるよ」

うん、知ってるよチーちゃん先輩、サナとしてはたくさんお世話になってますからね。

「初めまして、聖魔ジャンヌです。呼び捨てで構いません。今回の件、よろしくお願いします。」

こうして、先生がいた頃の監視カメラの映像にアクセスする。

「流石ですね。ユウカ先輩が頼るほどです」

チヒロ「これくらいなら..って言いたいところだけど、ここがあまりに杜撰すぎるね。

これなら私の後輩でも簡単に出来ちゃうよ。あとでセキュリティチェックをやっておく。」

ほんと5分くらいで出来ちゃった。

ユウカ「先生手紙を読んでますね。いったいどこからのでしょう?」

「チヒロ先輩、ズームできますか?」

・・・

「チヒロ先輩?」

チヒロ「う、うん、ごめん..すぐにやるよ」

こうして手紙をズームしてみると、見(・)た(・)こ(・)と(・)の(・)あ(・)る(・)校(・)章(・)だった。

これはアビドスからの手紙だ。

チヒロ「このあと準備して出て行ったみたい。先生はアビドスに行ったんだね」

「・・・」

ユウカ「そうですね。とりあえずどこ行ったか分かっただけでもよかったです。

チヒロ先輩、ありがとございました」

安心してる2人をよそに、私は青ざめた顔をしているだろう。

ほんとに血の気が引いてく。

「やばい...」

チヒロ「ジャンヌ、どうしたの?」

「やばいです。いまネットにあるアビドスの地図は更新前のものなんです!」

チヒロ/ユウカ「え?」

「私、先生の後を追います。ユウカ先輩はシャーレの戸締りのほうよろしくお願いします。

チヒロ先輩、ありがとうございました。セキュリティチェック含めて、お礼は今お送りしました。

それでは失礼します」

私は急いで、サンクトゥムタワーに行く。あそこにある私の荷物とあ(・)の(・)書(・)類(・)をもってアビドスに向かうために。

ーーーーーー

ユウカ「ジャンヌも大変ね。シャーレ所属になってるから他校にも行きやすいってのもあるんでしょうけど。」

「どういうこと?」

ユウカ「私たちは、元の通ってる学校をメインにしてシャーレに所属しているんです。

けど、ジャンヌは、シャーレに所属して連邦生徒会のお手伝いをしている形なんです。

いわゆる出向ってやつですね。」

「なるほどね...」

ユウカ「さっきどうしたんですか?反応が遅かった時ありましたよね?」

あのときのことね

「あれは、チ(・)ー(・)ち(・)ゃ(・)ん(・)先(・)輩(・)って呼ばれなかったことに少し悲しくなったの、彼(・)女(・)に(・)は(・)呼(・)ば(・)れ(・)た(・)こ(・)と(・)な(・)い(・)の(・)に(・)。

だから、考える方に集中しててね」

ユウカ「おかしいですね、とは私も言えません。なんかサナちゃんに雰囲気が似てるんですよね。纏っている空気感っていうのが。喋り方も髪型も違うんですけど、一緒にいる時の心地よさってのが良くてですね。」

ユウカまで思うなら、偶然として片付けるのは早計かもしれない。

そういえば、さっきお礼は送りましたって言ってたけどどうやって...

「はぁ?なにこれ...」

ユウカ「どうしたんですか..ってはぁ?!」

そこにはジャンヌから150000円の送金があった。

そう桁(・)が(・)6(・)つ(・)もあることに驚いている

「あの子、金銭感覚ぶっ壊れすぎでしょ。

セキュリティチェック込みにしたって、これは法外すぎる。」

ユウカ「どうしますか?何円とかは決めてなかったので向こうが折れないとすぐにまた送られて来そうですけど...」

「ユウカ、先生とジャンヌがいる時に私も連れて来てくれる?

2人にお(・)話(・)するから」

ユウカ「わ、分かりました」(チヒロ先輩、怒ると怖いんだ)

 

こうして、ジャンヌと先生は帰って来てからお説教が確定したのであった。

 

「ユウカ、私もセキュリティチェックが終わったらシャーレの業務手伝うね」

ユウカ「ありがとうございます!」

 

ーーーーー

 

聖魔ジャンヌ、ただいま、駅から歩いてアビドスへ向かっています。

結構な大荷物あと、傍では物資をドールに持たせています。途中で自転車壊れちゃった、てへ。くらいでなんとかなるだろう...多分...

にしても遠いなー。街を抜けたら割とすぐっぽかったのに...

向かってる方向から銃声聞こえるし、何か起こってるのかしら?

 

ーーーーアビドス校門前ーー

 

ヘルメット団が暴れてますね。

いやー、それはうるさいに決まってます

敵の数は多いけど、アビドスはメイン4人なのに、先生の指揮でヘルメット団をボコボコにしてる。

それにしても、半年前に見た時は3人だったのに、1年生が推定2人増えている。

浮いているドローンを操作している人と、猫耳の人。

ほかにも増えてる可能性はあるけど、うーん...あの手紙の送り主である奥空アヤネは多分1年生だからどっちかかな?

それにしても...シッテムの箱と先生の指揮力、あれらが重なると相手にならない...

先生との敵対は避けるべき要素にしておこうかしら。

それとも、適当な幻覚で戦ってみてもいいかもしれない。

とりあえず戦いが終わったら手を挙げながら出て行って...

 

あー、うん。手出そ。

ーーーーーーーーー

ショットガンをリロードしながら考える。

先生の指揮で上手く戦えてる。

いつもならもっと苦戦するからこそ、あの大人の凄さがわかる。

ただ信(・)用(・)す(・)る(・)か(・)は(・)別(・)の(・)話(・)だ(・)。

いまさら手を差し伸べられても、アヤネちゃんみたくありがとう、にはならない。

アビドスを裏切り続けて来たのも大人だ。

どうせすぐにここから出ていくはず。

そんなふうに考えていたのが悪かった。

“セリカ!狙われてるから遮蔽に入って!”

セリカ「分かっ、あ」

セリカちゃんが転んだところを見てしまった。

だめだ、この距離じゃショットガンじゃ届かない。

 

どうにか前の敵を倒して向かおうとするが間に合わない。

そう思ったとき、セ(・)リ(・)カ(・)ち(・)ゃ(・)ん(・)を(・)狙(・)っ(・)て(・)た(・)敵(・)が(・)後(・)方(・)か(・)ら(・)撃(・)た(・)れ(・)た(・)。

「セリカちゃん、大丈夫?ほら立って」

セリカ「大丈夫よ。それよりなんで敵が倒れて...」

敵がいた方を見ると後方にいた敵は倒(・)さ(・)れ(・)て(・)い(・)た(・)。

全滅したようでシロコちゃんたちもくる

“セリカ、ごめん、私の見立てが甘かった”

セリカ「平気よ。それより、シロコ先輩たちが倒してくれたの?」

シロコ「私たちも間に合わなかった」

ノノミ「そうですね。後方の敵は誰も間に合ってませんでした。いったい誰が...」

??「はぁ、ほんと、介入する予定じゃなかったけど仕方ないか...

先生、アビドスの皆様、お疲れ様です。

連(・)邦(・)生(・)徒(・)会(・)統(・)括(・)室(・)所(・)属(・)聖魔ジャンヌです。よろしくお願いします」

“あ、ジャンヌ、なんでアビドスにきたの?”

ジャンヌ「どっかの誰かが誰にも連絡せずにアビドスに向かったからですけど」

“あ...ごめん...”

ジャンヌ「謝罪ならユウカ先輩にしてください。内心ドキドキでしたでしょうから」

連邦生徒会の生徒がわざわざ来た理由がそれだけなわけがない。

いまさら来た理由、ちゃんと話してもらうためにおじさんが人肌脱ぎますか

 

ーーーーーーーー

随分好かれましたね。先生

雰囲気がすごい分かりやすいですね。

ほんと、セリカって呼ばれてた人は敵意剥き出し、ノノミって呼ばれてた人は気にしてないかな?シロコって呼ばれてた人も敵意あるかな、ホシノって呼ばれてた人は1番苦手なタイプ。最後の1人が1番話通じそうね。

セリカ「それで、いまさら連邦生徒会の人が何しに来たのよ!」

「先ほど話した通り先生がアビドスに誰にも連絡せずに来たからですよ」

セリカ「ならなんで確認したのに帰らないのよ」

「あなたが攻撃を受けそうになってたからですが」

アヤネ「セリカちゃん、落ち着いて...」

ノノミ「まぁまぁセリカちゃん、助けてもらったのでそこまで邪険に扱わなくても...」

シロコ「そこには私も同意する。ジャンヌがいなきゃセリカは撃たれてた」

セリカ「それはそうですけど...」

ホシノ「まぁまぁ、話し合いができないからセリカちゃんも落ち着いて。

ごめんねー、うちの後輩が」

「いえ問題ありません」

話は逃げたヘルメット団の話になった。

ホシノ「私としては、先生もいるから攻勢にでてもいいと思うんだよね。

さっきの戦いで、攻めに出れるのは分かったこと。

ヘルメット団は定期的に攻撃してくること。

これらを合わせて考えれば、今が1番攻めるのにいいタイミングだと思うんだよねー」

シロコ「私は賛成。ここで攻めるのがいいと思う」

ノノミ「私も賛成でーす」

アヤネ「そうですね。今ならカタカタヘルメット団も物資は少ないはずです」

セリカ「そうね、ここにいるんだから、そこにいる連邦生徒会の人も手伝ってくれるんでしょうね?」

「そちらがいいのであれば私もお手伝いします。先生問題はありませんね?」

“うん、大丈夫だよ”

ホシノ「ならしゅっぱーつ」

全員が出ていく。

「奥空アヤネさん。あとで内密にお話いいですか?あなたが連(・)邦(・)生(・)徒(・)会(・)に(・)送(・)っ(・)て(・)来(・)た(・)書(・)類(・)に(・)つ(・)い(・)て(・)

アヤネ「え、なんでそれを...」

「私が対応していたからです。あとでお願いします」

伝えるべきことを伝えて私は部屋を出てみんなの後に続くのだった

 

ーーーヘルメット団のアジト近くーーー

 

「先生、私はどこにつけばいいですか?」

アビドスの人たちは前に出れる。後衛はマシンガンのノノミ先輩くらいかな。

私は、改造したスナイパーライフルがメインウェポン。

連射できるタイプのスナイパーライフルを使用してる。

アンチマテリアルライフルも持ってはいるけど、ジャンヌでは使用してない。

“ジャンヌは高いところから狙って欲しいんだけどどこかあるかな?”

アヤネ「それなら、私の方で場所の指定をします。先生よりは地理には詳しいので」

“分かった。アヤネ、よろしくね”

アヤネ「はい!ジャンヌさん、このポイントに向かってください」

「了解です」

 

全員が位置について強襲作戦が始まる。

いやー、上から見てると壮観です。

先生の指揮で簡単に敵が倒れてくわね

「アヤネさん。ドローンでこの建物に近づきそうなそぶりを見せてる人がいたら教えてください」

私は遠くの敵から落としていく。うん、前線がある分建物の影とか陣取るよねー。

少なくとも先生たちからみて左側は丸見えだけど右側は見えない。

「先生、そちら側から見て右側は対応できないので注意していてください」

“分かった。左側は任せるね”

「了解です」

 

ーーー数分後ーーー

 

ほんと、先生の指揮が的確なことが分かった。

敵のいる場所も分かりやすい、味方の動きが敵に刺さる、射線には確実に入ってこない。

複数人で戦闘して、こんな戦いやすいことないですね。

ホシノ「いやー、先生のおかげで大勝利だねー」

シロコ「ん、大丈夫」

向こうでアビドスの人たちが喜んでるなか、私はカタカタヘルメット団が落としていった武器などを見て回る。特(・)殊(・)な(・)ラ(・)イ(・)ト(・)を(・)持(・)っ(・)て(・)。

なるほどねー、私(・)が(・)ア(・)ビ(・)ド(・)ス(・)に(・)援(・)助(・)し(・)た(・)物(・)資(・)は(・)こ(・)う(・)し(・)て(・)使(・)わ(・)れ(・)て(・)た(・)ん(・)だ(・)。

あの4回目の申請書類はいくつかの罠を仕掛けた。

一つ目、申請書類を3つにして2つをダミーにする。

二つ目、ダミーの書類は本来の物資をとは違う物資を記載する。

三つ目、物資に特殊なマーキングをして、ダミーの書類のみを通す。

サナ経由でウタハ先輩に作ってもらったマーカーとライトが役に立った。

現に、ダミーの書類で申請したものが全部ではないがこの場にある。

先輩に本物の書類は通してもらったけどそれも横取りされてそう。

こうして分かったことは、たかがヘルメット団に連邦生徒会のものを盗めるわけがない。誰かがヘ(・)ル(・)メ(・)ッ(・)ト(・)団(・)に(・)支(・)援(・)し(・)て(・)る(・)。

私は頼れる先輩に連絡する。

・・・でないんだけど...

仕方ない副隊長にかけよう。

ニコ「もしもし、どうしましたか?ジャンヌちゃん」

「副隊長、以前調べてもらった連邦生徒会の物資が横取りされてる件で、進展がありまして、とりあえずアビドスにいたヘルメット団に流されてました。

アビドスだとカイザー以外こういうことするのが思いつかないので、カイザーについて調べてもらってもいいですか?」

ニコ「うん、分かった。調べる内容的には以前の調査の延長線って感じでいいんだよね?」

「はい、それで大丈夫です。あとでまた連絡しますね。

依頼料の方は、そうですね、日給100000とかで問題ないですよね?」

ニコ「...だから、ジャンヌちゃん、依頼料はそんなに要らないからね?

うーん、1人日給20000にしてください」

「分かりました。それではお願いします。隊長たちにもよろしくお願いします」

これでよし。そんなにお金使い荒いのかな?私

ホシノ「やっほー、ジャンヌちゃん、こんなところで誰と電話してたの?」

後ろからホシノ先輩に話しかけられる。びっくりしたー

「友人から電話が来たので話してただけですよ。ここにいたのはヘルメット団にしては物資多いなって思いまして、拾っていけばお金になるかなって思って見てただけです。

ヘルメット団はみんな逃げちゃいましたからね」

セリカ「いいわね、分解したらちゃんとお金になりそうなもの片っ端から拾っていきましょ」

いつのまにかみんなこっちに来てたみたい。

私たちは置き去りにされた物資を積んでアビドス高校の校舎に帰還した。

 

ーーーーーーーー

 

ジャンヌ「...依頼料の方は、そうですね、日給100000とかで問題ないですよね?」

「分かりました。それではお願いします。...」

ジャンヌちゃん、随分割高な仕事を受けてるみたいでおじさんびっくりしちゃった。

それに、

ジャンヌ「... 拾っていけばお金になるかなって...」

あれはどう考えても分かってなきゃ出ない言葉のはずだ。

ア(・)ビ(・)ド(・)ス(・)に(・)借(・)金(・)が(・)あ(・)る(・)こ(・)と(・)を(・)

さて、聖魔ジャンヌ。おじさんが必ず化けの皮を剥いであげるから。

首を洗って待ってて欲しいなー

 

 

ーーーーーーーーー

 

アビドスに戻って、セリカが口を滑らして、借金があることを言ってしまった。

9億円かー、私が思ってたよりもあったなーー。

先生も私もびっくりしてしまった。

先生なんか

“9億ーー!?”

なんて声に出してた。

セリカ的には借金に関しては部外者に入られるのは嫌みたい。

ホシノ先輩が好意的だったのは意外だった。

セリカが部屋を出て行ってしまって、今日は結局お開きになってしまった。

シロコ先輩もホシノ先輩もノノミ先輩も帰って、先生は仕事があるので先にホテルに行った。

かくいう私は、対策委員会の部屋でアヤネと話すために残っている。

 

「とりあえず先に聴きます。あの書類は独断とダメ元で出しましたね?」

アヤネ「はい、ホシノ先輩たちは連邦生徒会は相手にしてくれないから出さなくていいと言われました。

最初書いて、あとはコピーの郵送で問題なかったので4回提出しています」

「なるほど。話の前提として、こちらの書類を確認してください」

私は、承(・)認(・)さ(・)れ(・)た(・)3(・)回(・)分(・)の(・)書(・)類(・)を(・)見(・)せ(・)る(・)。

アヤネ「え、承認されてる?!でも、待ってください。

物(・)資(・)は(・)一(・)度(・)も(・)こ(・)ち(・)ら(・)に(・)届(・)い(・)て(・)ま(・)せ(・)ん(・)!!」

アヤネは驚きのあまり立ち上がって叫ぶ

「そうですよね。はぁ、最悪の予想が的中したー、ショックすぎる...」

アヤネ「最悪の予想ってなんですか?」

「まず、私は、一応組織内では統(・)括(・)室(・)副(・)室(・)長(・)代(・)行(・)兼(・)シ(・)ャ(・)ー(・)レ(・)所(・)属(・)なんです」

まぁ、驚くよね。

アヤネ「統括室副室長って連邦生徒会のナンバー3じゃないですか?!

出歩ける身分じゃないですよね?」

「そこは、代行の身分ゆえですかね、そもそもが統括室長、いまの連邦生徒会長代行ですね。その人の右腕だったので権限がそれなりにあるんです。

それで私に送られて来た書類に、この3つがあったので全て承認しました。書かれている分よりも多くして。

にも関わらず、アビドスには届いていないんですよね。

実は明らかに書類の届くペースが早すぎたので3回目の物資はある人たちに尾行させたんです。そして、それがアビドスではなく、ブラックマーケットに届けられたという情報を得ました。

そして、4回目はマーキングされた物資を送ったのですが、それをヘルメット団が所持していました。」

アヤネ「ま、待ってください。書類が承認されていることは本当なんですか?

もしかしたらあなたが嘘をついてる可能性もあるのに」

「確かにそうですね。では少し電話しますね」

こうして、私はFOX小隊に電話をかける。

クルミ「どうしたの?ニコならいまシャワー浴びてるけど」

「クルミ先輩、人の電話に出るのはだめですよ?

とりあえず、先輩、以前依頼した物資の尾行の調査記録を送ってください」

クルミ「あー、アビドス関係のやつよね。分かった。オトギー

ジャンヌから、物資の調査記録送ってだってー」

オトギ「了解。ジャンヌも人使いが荒いねー。ちょっと待って...

あった。これだね、今送信したよ」

「ありがとうございます。これが3回目の物資の行方です」

アヤネさんが送られた資料を読み込む。

まぁ、裏切られたと思ったら、誰かに奪われてたとか想定できない。

こっちも送ったつもりだったから行動が遅れたのも悪い。

アヤネ「ジャンヌさん、疑ってすみませんでした。

セリカちゃんたちの反応も重ねて、申し訳ございません」

アヤネが読み終わると謝ってきた。

そこまでする必要はないのに...

「顔を上げてください。こっちの対応も遅れたのでこちら側にも非はあります。

ここからどうするかです。とりあえずFOX小隊にはブラックマーケットでの調査をお願いしました。当分の調査は任せましょう。

ただ、敵がこれで攻撃を辞めるとは思えないので、警戒はしておいた方がいいかもしれません。」

アヤネ「ありがとうございます!これからよろしくお願いします」

大事な話を終えてアヤネと私は帰る準備をする

 

アヤネ「そういえば、私がお送りした書類を知ってるってことは借金について知ってたんですか?」

私がドアの近くに行きアヤネが物をしまいながら聞いてくる。

私は言い淀む。話してもいいのか困ってしまった

アヤネ「言いにくいことでしたか?」

「半半だね。でも、隠してる方がわるいよねってことで言います」

「去年の秋頃、私がここに、カイザーとビナーと呼ばれる何かについて調べに来たとき、小鳥遊ホシノは、黒(・)服(・)と呼ばれる大人に取引を持ちかけられていました。

借金を半額にする代わりに私の元に来い、と」

アヤネさんは仕舞おうと持っていたペンケースを落とす。

アヤネ「え?」

「もちろんちゃんと断ってましたよ。ただ、何回か誘われてたみたいなので、もしかしたら今も...」

アヤネ「ホシノ先輩...そんな大事なことなんで黙って...」

「大切な後輩だからでしょ?心配かけたくなくて、心配されたくなくて、かっこよく見られたくて、そんな感じじゃないかな?」

アヤネの頭に手を置いて言葉を紡ぐ。

心を読めはしないけど、そんな感じだと思う。

「多分切羽詰まれば、必ず小鳥遊ホシノは動く。

そのあと手を伸ばして掴めば、ちゃんと頼りになるんだって思われるわよ。

そのためにも、まずは対策委員会を正(・)式(・)な(・)部活にしないとね。」

アヤネ「そこまで知ってたんですか?」

「知ってますよ。これでも統括室長の右腕、情報はたくさん集める主義ですので。

正式な部活に関してはシャーレを使えばどうにでもなります。そのための書類が必要なのでそちらの用意をお願い。

私は、シャーレの印鑑と統(・)括(・)室(・)長(・)の(・)印(・)鑑(・)を用意しておくから、それで正式なものにしてカイザーが攻めれない理由にしよう。」

アヤネ「あの...なんでそこまでしてくれるんですか?

先生はまだ分かります。けど、ジャンヌさんにはそんなことをする理由がないですよね?」

うーん、困った。どう言おうかな...

こういう時は、本音を話す。

「私が、カイザーが連邦生徒会を使って好き勝手やるとか許したくないし、カイザーみたいな大人は大嫌いで許せないからね。それだけで敵対する理由になる。

最もらしい根拠がほしいなら、そうだね...ゲマトリアの情報を知るためとカイザー潰すためもあるかな。

でも...私としては、もうあなたたちのことを知ってしまったから。

知って、私にできることがあるのであれば、それをやってから後悔したい。

何もせずに後悔するのは嫌だ。

それが私の1番の理由かな」

アヤネ「分かりました。改めて、ありがとうございます。そして、よろしくお願いします。私に、私たちアビドスに力を貸してください!」

アヤネは深々と頭を下げる。ここまでやるなら、私だって答えなきゃね

「はい、力を貸します。」

私は、アヤネの手を握る。

 

ここで、先生も知らない同盟が結ばれ、アビドスのためにジャンヌは力を貸すことになる。敵は、カイザーだけではないことをこのときの少女たちはまだ知らない。

 

 

 




読んでくださりありがとうございます。 
アヤネと仲良くなれたので、どうにかアビドスにとどまれることになりましたね。
ルナは、肉体・精神・能力、これら全てで戦闘ではなく暗躍で真価を発揮する生徒です。神秘で書類に記載されているものを好き勝手書き換えたり書類を作成したり、誰かに完璧になりすまして契約を行ったり...
あれ、思ってたよりすごい生徒になっちゃった...
まぁ、下記の戦闘面で弱々なのと主人公補正は働かないから大丈夫でしょ。ふふふ

ルナはスナイパーライフルと2丁のピストル、稲生妖怪録がメイン武器です。
理由は、身体能力が先生並みなので、アサルトライフルやマシンガンで正直な撃ち合いをしたらヘルメット団とも戦闘できなくなります。神秘で自分のいる位置の認識をずらして当たらないようにするのがメインの戦い方です。
神秘の関係で、急所以外は撃たれると血が出てそのあとすぐ再生します。
そのため痛いのを我慢しながら戦うことになるので傷つかないように立ち回ります。

メンタルは弱いですけど、約束とか友人を助けるためかとか、他人との関係値関係なく、誰かのために体が動く子です。(キヴォトスでは、自分のために何かをするのはだいぶ稀です)。
ルナがお金持ちの理由は、ドッペルを使ったたくさん仕事の受注や、ブラックマーケットでカイザーを調べてる時にブラックな会社から口止め料としていろいろもらったのもありますが、ノノミと同じで両親の持っていた財産がめちゃくちゃにすごいのもあります。そのお金を自分のためにはほとんど使わず依頼料として友人に渡しています。
依頼料はあれが適切だと思っているので今後も変わりません。

ルナが歩む物語では、SRTの解体はエデン条約前のドタバタしている時に行われます。
ルナ自身が解体関係に関わることはできません。そのとき何をやっているかは改めて語ります。

悲しいことに、ルナの正体バレのシーンばっか思い浮かぶ作者です。
いくつかパターンは想定していますが、どれもよくてどれを正史にするか迷いますね。
正史にならなかったものはifとして書くかもしれないです。


次回もアビドスでの一幕が語られます。
ルナたちの物語を楽しみにしていてください。



  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。