歪んだ神秘をもつ生徒によるキヴォトスオーダー   作:魅音2563

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クロスオーバー要素ががっつり出るので苦手な方は注意してください


紡がれた縁が起こした奇跡

 

「部長とエイミが先生とケセドに会いに行っている間、私たちがここにいるけど連絡来ないね」

 

ウタハ「まぁ、仕方ないだろう。それにしても、色々と見ているようだね」

 

私とウタハは部長から言われてバックアップのためにここにいる。いまは部長とケセドが対話中みたい。

 

「にしても、ホドとは全然違うね。丁寧すぎる。

デカグラマトンから接触された時に起きたことは教えてもらったけど

ケセドからは想像つかないかな。それに...」

 

ウタハ「それに?」

 

「シャーレにいる連邦生徒会の後輩がデカグラマトンの預言者って言葉を言ってたんだよね。先生から話されたのか、アビドスで接触したのか、どちらにしろ色んな場所にいるみたいだね

...ウタハ、何見てるの?」

 

ウタハ「こっちのシステムはヒマリの個人的な監視装置でしょ?

サナのことなにかあるかなって思ってね。チヒロなら何かできるんじゃない?」

 

「はぁ、私の趣味ではないけど、サナのことはどうにかするべきだから、すこしくらいならいいよ。」

 

私はカメラの操作をする。まぁ、どんなのがあるか見ないとね。

今までのサナの足跡が分かれば...

うわぁ、ミレニアム中のカメラのアクセスもできるみたい。さすが部長。

ん、これ...

 

「リアルタイムの映像なんだけど、これ、壊れてる」

 

ウタハ「何が録画されてたんだい?」

 

「えーっと、あ、壊れたのは本当に最近、2分くらい前だね」

2分前の映像に映し出されたのは、ゲーム開発部の子達だった。

誰視点のカメラ?

 

サナ「!アリス危ない!!」

アリス「え?」

 

サナ「これくらいなら問題..あ」

 

・・・・・・・

 

ウタハ「チヒロ!!」

 

チヒロ「っ」

 

ウタハ「私は、部室に戻って準備をする。

チヒロは、場所がどこかを突き止めて」

 

チヒロ「う、うん、分かった」

 

映像を戻せば、場所くらいなら....あった

 

[スランピア]

元々はモモグループが「ユートピア」という名前で建設したテーマパーク。

 

私は電話をかける。

「もしもし、コタマ」

 

コタマ「どうしました、副部長」

 

「今すぐ、スランピアとモモグループのユートピアについて調べて欲しい。

サナとゲーム開発部がピンチだから」

 

コタマ「!分かりました。分かり次第そちらに送ります」

 

エンジニア部だけでどうにかなるとは思えない...

 

私はあそこに向かう。もしいるなら力を借りたい。

最後に映った、サナの血だらけの手を思い出すのを堪えながら...

 

「ユウカ!!C&Cいる?!」

 

ユウカ「ち、チヒロ先輩?!そんな急いでどうしたんですか?」

 

ノア「私が覚えている限りでは、チヒロ副部長がこんなに急いでいたことはありませんでしたね」

 

「お願い、要件は後で言うから、いるかどうかだけ...」

 

ユウカ「先ほど任務終了の連絡がきました。今頃、帰りの準備を整えたところだと思いますよ。何かありましたか?」

 

「スランピアってところで、サナが死にかけて、ゲーム開発部も何かと戦ってる」

その場にいた全員の言葉が詰まったように感じる。

 

ノア「ただいま、C&Cに連絡してきます。場所の方はスランピアですね。

どの辺にあるかは分かりますか?

 

チヒロ「そこは、いまコタマに調べてもらってる。

電話?もしもし」

 

ウタハ「もしもし、後輩たちはいなかったから雷ちゃんをもってそっちに向かう。

そっちはどうなった?」

 

「C&Cの力を借りれるか、セミナーにきてる。今から合流する。」

 

ユウカ「私も行きます!あんな話を聞いて、無視なんてできません!」

 

ノア「私も行きます。聞いてる限りは、サナちゃんは重症ですから、治療する人が必要になると思います」

 

車ならあるから、急いで行かなきゃ。

 

ミレニアムの精鋭が、廃遊園地へと進む。そこに何がいるかを知らずに...

 

ーーーーーー

 

意識が朦朧としている。

体が動かない...

当然、か。列車の直撃と壁への激突...

全身が尋常じゃなく痛い...

早く、治して、戻らなきゃ..

メイ『主人様!少なくとも傷が治るまで待ってください!そのままではすぐに新しい傷ができてしまいます...』

くっ...

なんで、見てることしか...

 

アリス「サナを助けたいのに、カラスとクマが邪魔で行けません!」

 

ミドリ「奥に出てきたネコみたいなやつが、クマ達を電車で運んできたみたい」

 

モモイ「カラスは私たちで倒すから、アリスとユズはクマの方を攻撃して!」

 

ユズ「う、うん。分かっ、た」

 

マエストロ「どういうつもりだ...

なぜ、ゴズを動かした?」

 

ゴルコンダ「彼の同胞であるシロがやられたからですよ。

もっとも、シロを倒しきれてはいないようですがね。

それに、都市伝説の影響を受けているゴズの力も確認できるいい機会です」

 

デカルコマニー「そういうこったあ!」

 

ゴルコンダ「彼女は脱落でしょう。

残った4人がどこまでやれるかを見るのが今回の観戦になりそうですね」

 

デカルコマニー「そういうこったあ!」

 

マエストロ「...」

 

ゴルコンダ「なにか気になることでも?」

 

マエストロ「存外あっけなく倒れたなと思っただけだ」

 

ゴルコンダ「先生がいれば話は変わったでしょうね」

 

デカルコマニー「そういうこったあ!」

 

「み、んな、逃げ、て」

その言葉と共に、私は意識を失った。

 

ーーーーーーーーー

 

立てない。

みんなが、傷ついてるのに...

一番大事な時に、私は...

 

??「ーーーーー」

 

誰の声?

そこに誰かいるの?

 

??「ーーごーじんー」

 

誰でも良い、私の友人を助けて

 

??「はい!紅に、任ちてほちいでち、ご主人」

 

その時聞いた声に、俺は懐かしさと頼もしさを感じた。

 

「おね がい 紅 ちゃ ん」

 

 

ーーーーーーー

 

「どうしましょう、流石にマナが無くなってきました」

 

ミドリ「サナちゃんを連れて撤退したいのに、サナちゃんのところにはたくさんのドール達がいる...

そのあと、ドアを開ける必要もあるのに...」

 

マエストロ「そろそろですかね」

 

ゴルコンダ「おや、倒れるまでやらないのですか?」

 

マエストロ「元々は、シロとクロと戦わせる予定だった。また、あそこまでの傷を負わせる予定もなかった。

ゴズのせいで狂ったのだ。ここが潮時だろう」

 

デカルコマニー「そういうこったあ!」

 

ユズ「あ、アリスちゃん?!どうしたの?」

 

「私は仲間を見捨てて逃げることはできません。

けど、撤退が必要だということもサナが教えてくれました。

まずは、ドアを破壊します!」 

 

私はマナのチャージをします。

これでドアを破壊して、私がサナのところに走れば...

 

ドカァァァーーーーーン!!!

 

モモイ「何?!アリスがなにかしたの?」

 

「私はまだしてないです...」

 

ミドリ「じゃあ、一体誰が...」

 

ユズ「ひゃっ!」

 

ユズの横を銃弾が飛んでいき、後ろのクマの人形が壊れる。

 

??「よお、チビども!

助けに来てやったぜ!!」

 

モモイ「ね、ネル先輩!!」

 

アカネ「私たちもいますよ」

 

カリン「右上の塀のようところに何かいるな」

 

アスナ「うーん、あそこ!!左の角にサナちゃんがいそう!!」

 

ネル「アカネ、アスナ、サナを助けてこい」

 

アスナ「りょーかい!」アカネ「了解です」

 

カリン「大丈夫?」

 

モモイ「よかったー、助けに来てくれたーー」

ミドリ「私たちよりもサナの方が傷が...」

 

ネル「分かってるよ。事情はそこまで聞いてねぇが、ヒマリとチヒロに感謝しておけ。

ヒマリがサナに監視カメラを仕掛けて、チヒロがそれを見つけてなかったら気付かなかったろうからな」

 

ユズ「感謝...?」

 

モモイ「それってスト...ぐっ」

ミドリ「今は突っ込まなくていいから」

 

ネル「おい、お前達はどうしたい?」

 

「え?」

 

ネル「サナをボロボロにされて、お前たちはどうしたい?」

 

「わ、私は...」

私はサナの仇を取りたいけど、モモイ達は...

 

ネル「カリンに護衛させて逃げることもできる。

まぁ、サナの仇は取れなくなるだろうがな」

 

ユズ「わ、わたしは、戦いたい」

 

モモイ「ユズ...」ミドリ「ユズちゃん...」

ユズ「ここで逃げたら、私たちのために、関係もないのに、[鏡]のために、一緒にあんなに、頑張ってくれたサナに、顔向けできない」

 

ネル「は、やっぱお前は度胸あるよ!」

 

「あ、アリスも、頑張りたいです!

私を庇って、サナは大怪我しました。

私は、仇を取りたいです!!」

 

モモイ「私たちだってゲーム開発部だもん!」

ミドリ「ユズちゃんとアリスちゃんが頑張るなら私たちだって頑張ります!」

 

ネル「よし!じゃあ、あのカラスとネコをぶっ潰すかぁ!」

 

ゴルコンダ「なるほど、延長戦に参りますか」

 

デカルコマニー「そういうこったあ!」

 

ーーーーーーーー

 

ダダダダッ!

 

ドカン!

 

アカネ「こちらは片付きましたね」

 

アスナ「サナちゃんはっ...けん」

 

ユウカ「アスナ先輩、アカネ!サナは...」

 

ノア「ユウカちゃん、サナちゃんはどうでしたか?」

 

ユウカ「ノアは見ないで!お願いだから、ウタハ先輩とモモイ達のサポートにいって...」

 

ノア「...分かりました。サナちゃんのことをお願いします...

ウタハ先輩行きましょう」

 

アカネ「アスナ先輩、私たちも戦闘の方に行きましょう。

治療は、ユウカとチヒロ先輩に任せましょう」

 

アスナ「うん、分かった」

 

「...」

 

サナのことをみてからずっと、心が落ち着かない。

 

ゴルコンダ「ほう、彼女たちのために、人員を割くとは、ミレニアムにとって大事な生徒だったようだな」

 

「お前は誰?」

私は、首のない大人に銃を向ける。

 

ゴルコンダ「私は「ゴルコンダ」、ゲマトリアの1人です。

背を向けた状態での挨拶となるご無礼、どうかお許しくださいませ。。わたくしにはこれ以外の方法がありませんもので...」

 

まさか、この絵画がゴルコンダ?!

人間じゃないの...

デカルコマニー「まあそういうこった!!」

 

ゴルコンダ「...あぁ、そうでした。こちらは、わたくしの身体を代行してくれている「デカルコマニー」です。

私たちの関係に関しては省略いたしましょう。

あちらの上にいるのがマエストロ、わたくし達と同じゲマトリアの1人です」

 

なに、こいつら、不気味すぎる。

 

「ユウカ、サナの治療は?」、

 

ユウカ「応急処置は施しました。けど、こんな血が出てることなんてそうそう見たことがないので、すこし合ってるか自信がないです」

 

「分かった」

 

ゴルコンダ「後輩のために随分頑張るのですね

そこの血まみれの少女が特別なのか、貴方が特別なのか」

 

「何が言いたい?」

 

ゴルコンダ「存在するもののはことごとくが記号です。

わたくしは、それらを観測するものです。

ゴズはある意味では、マエストロと私たちの合作のようなものでしてね、

シロを倒した彼女たちに試運転に協力していただきました」

 

「それが、彼女が傷ついて良い理由にはならない」

 

ゴルコンダ「えぇ、そうですね。ですから傷を治そうと思ったので、彼女を預けてもらっても良いでしょうか?」

 

デカルコマニー「そういうこったあ!」

 

ユウカ「傷をつけた相手に渡せるわけないでしょ!」

ユウカは銃を撃つが、聞いてる様子がない。

 

ゴルコンダ「あなた方対策はしていますよ。

さて、彼女を預からせていただきましょう」

 

「させるわけないじゃない!

この子は大切な後輩なんだから、先輩として守るに決まってる」

 

ゴルコンダ「あなたたちには、その少女の意味がわからないでしょう。

その少女が血を流している。

神秘を持つあなた方が、あんな簡単に血が出る理由はありません。

彼女にある記号を調べなければ、私としても今回の実験で1番の収穫が消えてしまいますから」

 

デカルコマニー「そういうこったあ!」

 

「どんなに怖くても、サナは連れて行かせない」

 

ゴルコンダ「そうですか。それなら仕方ありません。

いま、ゴズが舞台にメイドと双子の少女を招待したようですね。

彼女達に3()()()()()を倒すことは不可能、

また、残された方々でクロと復活するシロの相手は無理でしょう。

彼女を渡していただければ、他の皆様がこれ以上傷つくことはありませんよ?

 

ユウカ「C&Cもモモイとミドリも舐めないで!

みんなならなんとかするわ」

 

ゴルコンダ「なるほど、先生なしでもどうにかなると...

それなら仕方ないですね。力ずくで行きましょう」

 

デカルコマニー「そういうこったあ!」

 

首なしの男は何かを取り出す。

 

ゴルコンダ「これは()()()()()()()()()()()()()()()です。

それではさようなら」

 

「なっ」

このままじゃ、私だけじゃなくてユウカとサナまで...

私は2人の前に立つ。気休めでも、2人の...

 

目を瞑って、爆発に備える。

 

ドカァァァン!

 

爆発は・・・・・男の後ろで発生した。

 

??「慣れてはいないのでちが...上手くいってよかったでち」

 

「え?」

ユウカ「なにが起きたの?

...サナは?」

 

ゴルコンダ「なぜ動けるのですか?あのダメージでは動くことなど...」

 

サナ?「それを知る必要はないでちよ」

 

ゴルコンダ「うっ...なぜ、痛みが...」

 

サナ?「妖刀紅雀(べにすずめ)、痛覚を切る刀。便利でちね」

 

ゴルコンダ「ここは引かせてもらいましょう

あなたが何者かは後でお話しを聞きます」

 

デカルコマニー「そういうこったあ!」

 

サナ?「()()()が答える理由はないでち」

 

刀を振るが避けられる

男は元いた場所に戻った。

 

「あなたは誰?」

 

サナ?「あちきのことを覚える必要はないでちが...

呼び名は、閻でよいでち

本来こんなことになる予定では無かったでちが...

時間があればお話しでちよ」

 

ユウカに介抱されていたサナは

羽の羽織のようなものを着た赤眼赤髪に変わっていた。

 

閻「さて、行くでち」

 

閻と名乗った者は、戦場に進む。

ネル以上の速さじゃない?!

 

「ユウカ、私たちも行くよ。

サナ  ではないけど、追わなきゃだし、みんなに説明必要だから」

 

ユウカ「はい」

 

ーーーーーーーー 分断直前に遡る

 

アリス「エネルギー充填しました」

 

「10秒後にネコが無防備になります。アリスちゃんはそっちを狙ってください」

 

アリス「了解です!」

 

問題は2つ。

1つ目決定打に欠けること。アリスちゃん1人しかいないのに対して敵は2人。

火力が分散すると片方を倒せない。

2つ目アリスちゃん以外の攻撃がさほど効いてない。

熊やカラスは倒せても、大元の2体が倒せないとジリ貧になる。

何か手は...

 

マエストロ「ゴズ...猫はマジシャンのアミューズメントドール。

奇術は時に参加することになる」

 

ネル「何言ってんだ?あいつ」

「あの木の人形...一体何を...」

 

マジシャン、参加...

まさか?!

 

「皆さん、猫から離れてください!はやく!」

 

アスナ「これ嫌な予感がするね!」

 

ネル「お前ら、一旦下がるぞ!」

 

ミドリ「分かりまし..キャッ」

モモイ「何これ?!トランプみたいなのが...」

ネル「やられた、くそっ!」

 

トランプのようなものが消えるとゴズと、前線にいたみんなが消えた...

まずい...

 

「アリスちゃん!今溜まっている分で周りのカラスを落としてください!

ユズちゃんもお願いします!」

 

いままではアリスちゃんのレールガンを溜めながら、前線で時間稼ぎが必要だった。

その時間稼ぎ要員が丸ごと消えた。

私たちは決定打が打てなくなったに等しい

 

「方針を変えます。

ネル先輩たちが戻ってくるまで時間稼ぎをします」

 

ウタハ「分かった。私はアリスを守るように動く

彼女が決定打であることには変わりはない」

 

ドカァァァン!

 

「ユウカちゃん!チヒロ先輩!

きゃっ!」

 

後方で爆発すると同時にボールが飛んできた

 

ユズ「そ、んな...」

 

アリス「ネズミは先ほど倒したはずです...なんで...」

 

敵が2体。もし、ユウカちゃん達がいてもこれは...

 

ーーーー

マエストロ「ゴルコンダめ、芸術性に欠けるな。仕方ないここらで介入を...」

 

ゴルコンダ「やめておいた方がいいでしょう」

 

マエストロ「ゴルコンダ、サナという生徒を取りに行ったのではないのか?」

 

ゴルコンダ「えぇ、ですが斬られました...」

デカルコマニー「そういうこったあ!」

 

マエストロ「斬られた?何を言っている?」

 

ゴルコンダ「見ていればわかる。あの少女はこの世界の記号では表せない」

デカルコマニー「そういうこったあ!」

ーーーーーー

 

アリスは、こんなところで諦めません。ですが...

モモイ達がいなくなって、ネズミが蘇生されて不利になったのは分かります。

 

弱きになってはダメです!

後ろでの爆発も、サナのことも気になりますが、いまはボスに集中です!

 

「アリス、マナのチャージが完了しました。カラスごとまとめて吹き飛ばします。

光よ!!!」

 

周りのカラスは落とせましたが、ネズミのボールに止められてしまった

 

ユズ「さっきまでは、VS1、だったけど、今はVS2だから、協力してくる...」

 

「どうすれば...ノア先輩、何かありますか?」

 

ノア「私の考えですけど、レールガンをカラスに当てるにはネズミを落とすしかありません」

 

「つまりもう一度ネズミを落とす必要があると!」

 

ウタハ「問題は落とす手段がないことだね...

!攻撃が来るから気をつけて!」

 

コーヒーカップとか色んなものが飛んできます

 

「私がこれに気づいていたら、サナは...」

 

ユズ「きゃっ!」どてん

 

「ユズ!」

 

私は倒れたユズのところに向かう。

そこには巨大なボールが飛んできていた。

今度は、私が!

私はユズに被さる。

 

....

 

何が起きたのでしょう。

衝撃が来ません。

 

顔を上げるとノア先輩とウタハ先輩もあっけに取られています。

 

ユズの「アリスちゃん、ありがと、大丈夫?」

 

「はい!けど、何が起きたのか...」

 

後ろを見るとそこには、赤眼赤髪の人が刀を持って立っていた。

顔は見えない、けど...

 

「サナ、ですか?」

 

ユズ「え?サナ?!」

 

閻「身体はでちね。ご主人の身体を使える時間は限られるので、スパッとやっちゃうでち!

閻雀裁縫抜刀術!」

 

ネズミを一刀両断しました!!!!

 

ノア「アリスちゃん!ユズちゃん!大丈夫ですか!?」

 

「はい!アリスは大丈夫です!」

ユズ「私も、大丈夫、です」

 

ウタハ「不甲斐ない先輩ですまない。後輩を守らないといけないのに...」

 

「来てくれただけでも嬉しいです!

それより、彼女は...」

 

チヒロ「閻、と名乗ったサナだよ」

 

ノア「チヒロ先輩、ユウカちゃん、なんでサナちゃんが動いているんですか?」

 

ユウカ「私たちにも分からない...けど、間違いなく味方よ。

それも、とんでもなく強い、ね」

 

「はい!今もあの白いネズミを一刀両断しました!!」

ウタハ「動きも私たちと同じだとは思えないね」

 

すごい強いです!!!

けど、サナの身体ということはアリスを庇ってできた傷も...

 

ーーーーーーーーーーー

 

ご主人の身体は再生する。

けど、ご主人の身体にこれ以上傷をつけるのは嫌でち!

マーリン殿やモルガン殿の考えでは、あちきが来れるのは、この紅雀が関係している...

 

モルガン殿曰く「向こうに関係するものが存在していれば、我が夫の身体に宿るか顕現ができるかもしれない。特に、妖刀など、そういう話は欠かさないものだろう?」

と言っていまちたが、本当に言う通りになるとは思わなかったでち。

 

ネズミは切りまちた。

あとはネコとカラス。

 

そして、あちきは、上を見る。視線の先には、木の人形と先ほどの紳士のような首なし。

木の人形は現状、どうとるかは微妙でちが、あの首なしは問答無用!

と行きたいでちが、殺すのは、ご主人のためにならないでち...

難儀なものでちね...

 

アリス「あの!」

 

「?なんでちか?」

 

アリス「助けてくれてありがとうございます!

それで、サナは...」

 

「ふふ、良い子でちね、ご主人が守ろうと頑張るのも分かるでち。

ご主人...サナは眠っているから安心しててくだちゃい。

あれらはあちきが滅するから、皆はここで待機してほしいでち」

 

アリス「は、はい!」

 

さて、ご主人の分、斬らせてもらうでちよ!

 

「閻雀裁縫抜刀術 奥義の零 雀返し」

 

チヒロ「凄すぎるね」

ユウカ「ノアは見えた?」

ノア「見てましたが...後で思い出して見ないと分からないですね」

アリス「すごいです!ジャンプしてからの斬撃!かっこいいです!!」

ユズ「すごい...ゲームみたい...」

ウタハ「世界は広いね。まさか、こんな速業が見れるなんて...」

 

「流石にご主人の体ではこちらは再現不可能でちね。

居合の斬撃と突進からの回転六連斬りが精一杯だったでちが...

まずは、1体沈黙でちね」カチン

 

鞘に刀が仕舞われると、黒いカラスの人形は地に伏せる。

黒いカラスの人形は、地獄の獄卒の裁きを受けて沈黙した。

残るは奇術を操る人形のみ。

 

 

 

マエストロ「面白いな」

 

「何用でちか?」

 

ゴルコンダ「マエストロ、引くべきです。

あれは、神秘の最高峰でしょう。現状のキヴォトスに彼女を超えるものはいません。

ゴズを倒されますよ?」

 

黒服「クックックッ、随分面白いことをしていますね。同胞達」

 

アリス「増えました!人でしょうか?」

ノア「人では無いでしょうね」

 

チヒロ「黒服...」

 

黒服「私のことをご存知でしたか。先生は話さなそうなのでアビドスかジャンヌさんから聞きましたか?」

 

チヒロ「なんでここに...」

 

黒服「誤解なきよう説明しますが、私は止めに来た側です。

私は先生と敵対するつもりはありませんから。やりすぎた2人を止めに来たのですが...」

 

マエストロ「必要ない。もうすぐ終わる」

 

その瞬間あちきたちの周りをトランプが舞う。

 

アリス「これはさっきの?!」

ノア「早く逃げ...」

 

黒服「なるほど、ゴズが倒して終わりと...」

マエストロ「いや、ゴズが倒されて終わりだ。それも、何もできずにな。

想定外ではあったが、ミメシスは復活する。

試運転ではあるが、この結果は悪くない」

 

「必要ないでち

皆さんはあちきが守ります。首なしがいるところにいた方が危ないでち」

 

全員がトランプに飲まれ、場所が変わる

そこには、ゴズと疲弊したC&Cとモモイとミドリがいた。

 

アリス「モモイ!ミドリ!無事でよかったです!」

 

モモイ「アリス?!」

ミドリ「アリスちゃんたちまで来ちゃったの?!」

 

チヒロ「無事?ネル」

ネル「これくらいどうってことねぇ!」

 

その時ゴズがシルクハットを投げる

ネル「アスナ!どこがやべぇ?」

 

アスナ「うーん、真ん中。カリンちゃんは私が運ぶ!」

 

ネル「アカネを運ばねぇと!」

 

真ん中のシルクハットからびっくり箱のように何かが出てくる

が、一刀両断される

 

「意識のないものを攻撃するとは、外道でちね」

 

ネル「あいつだれだ?」

 

アリス「あの人は閻です!

サナの代わりに戦ってくれています!!」

 

「その話は時間があれば...

今は敵の方でち。本物の見分け方はあるでちか?」

 

ネル「分身が消えたあと、もう一度分身が出てくる。

その時に青いトランプみたいなのが舞ってるのが本物だ!」

 

「了解でち。まだ分からないなら、少々無理させるでちが...」

心眼で!

 

「本物は右でちね。

折檻の時間でち!」

 

完全な宝具は撃てなくても...

あれを倒すレベルの斬撃は!

 

「閻雀裁縫抜刀術、奥義の三。

罪科あれば、これ必滅の裁きなり。

十王判決(じゅうおうはんけつ)葛籠(つづら)道行(みちゆき)』!!」

 

 

ゴズ「!?ーー!」

 

「これにて終わりでち!」

 

奇術を使う人形も地獄の獄卒の裁きを受けて沈黙する。

これにて、廃墟の遊園地での戦いに幕が降りる。

 

ネル「なっ、トランプが...」

 

ゴズが倒れたことで、全員が元いた場所に戻される

「あちきのやるべきことは終わったでちね。

なんとかなってよかったでち...」

 

あの大人たちはどこかに行きましたか...

斬りたかったでちが、目的の達成が最優先でち

 

アリス「あの...」

 

「ちゅん?」

 

チヒロ「部長から先生とエイミが車でこっちに向かってるって連絡が来た

ここで待とうか」

 

ノア「そうですね。どのみち、今の人数は乗れませんから待ちましょう」

 

ユウカ「それで、あれはどうするの?」

 

アリス「カッコよかったです!

最後のなんて必殺技みたいでした!!」

 

「あ、ありがとでち」

 

アリス「どうやってやってるんですか?」

 

「育ての親に教わった技でちて...」

 

アリス「私もやって見たいです!!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆」

 

「流石に無理でちよ!?」

 

ネル「コラ、チビ、あんまり困らせるな」

 

アリス「いたっ!」

 

ーーーそれから数分後

 

“みんな!!ごめん遅くなって!!”

「みんな、無事?」

 

ミドリ「先生ありがとございます。本当に危なかったです。」

ユズ「ほんとに、怖かったです...」

モモイ「先生ありがとーー」

 

“うん。怖い思いさせてごめんね。”

 

ネル「よぉ、先生、アカネとカリンを寝かせてやりたいんだが、場所はあるか?」

 

「結構人が乗れる車で飛ばしてきたから大丈夫。

それで、サナは?

彼女が一番酷い傷でしょ?」

 

“サナがボロボロの映像と伝言をみて私たち来たんだよ。

サナは大丈夫なの?”

 

ネル「あー、サナか...」

 

「ま、まさか...」

心が詰まる。

 

ネル「お前らの思ってることにはなってねぇよ。絶対想定外のはずだ」

 

ヒマリ(通話中)「言い切りますね。何があったんですか?」

 

ネル「まぁ、お前らも見れば分かる。もうそろそろ戻って来るはずだ」

 

「え?傷だらけなのにどこか行ってるの?!」

 

ユウカ「せ、先生!来てくださってありがとうございます!」

ノア「初めまして、先生。セミナー2年生の生塩ノアです。

この度はありがとうございます」

 

2人は来たがサナがいない...

 

「それで、サナは?!」

 

ノア「落ち着いてください。私たちの後ろにいますから」

 

アリス「あ!先生、来てくれたのですね!」

閻「あなたが、先生でちね。初めまして、私のことは閻とお呼びくだちゃい」

 

“????”

 

「誰?」

 

ヒマリ「ごめんなさい。誰ですか?」

 

私たちは、赤眼赤髪の少女に対して疑問を持った

 

ーーーーー

 

「それで、何があったら、碧眼緑髪が赤眼赤髪になるわけ?

服だっておかしいし...」

私たちは、全員でミレニアムに戻ってきている。

気を失った人たちを保健室で寝かせて、特異現象捜査部に来ている。

アカネとカリンは眠っていて、アスナは付き添っている。

 

閻「それは色々とあるでち」

 

ヒマリ「聞かせてくれると嬉しいのですが...」

 

閻「内容によっては、ご主人がいなくなるとちてもでちか?」

 

全員の空気が変わる。

 

閻「申し訳ないでちが、ご主人の不利益になることをあちきが言うことはできまちぇん」

 

ネル「サナがあたしたちに何かを隠していることはみんな分かってる。

その[何か]を勝手に話さないってことだな?」

 

閻「そうでち」

 

ネル「なら関係ないことは話せるか?

お前のことも含めてな」

 

閻は数分思案して...

閻「・・・あちきのこと話すとご主人との関係まで話すことになるでち?!」

 

この子意外と抜けてるね。

 

ノア「喋り方で別人だっていうことは分かりますから」

 

アリス「ゲームにある二重人格というやつですか?」

 

閻「二重人格ではないでち。

そうでちね...刀を通してご主人に力を貸したくらいに思っていて欲ちいでち」

 

“閻は、サナのことを慕っているんだね”

 

閻「ご主人は、優しい方でち。

こんなあちきのことを慕ってくれていまちゅから。

こう見えて、サナは料理上手でちよ。

旅館の女将であるあちきの教え子でちから。」

 

モモイ「サナって料理上手なの?!」

ミドリ「そんなこと聞いたことなかったですけど?!」

 

閻「あ、そろそろ時間でち...

このあと、あちきは夢の中でご主人とお話するので、ご主人が目を覚ますのは明日になると思うでち」

 

アリス「今回はありがとうございました!」

 

みんなもお礼を言っていく。

 

「最後に、一つ聞いていい?」

 

閻「何でちか?」

 

「..サナは、私たちのこと友達だと思ってるの?」

 

閻「...ふふ、ご主人はどこに行っても愛されているでちね。

ご主人は、皆さんを友人だと思っているでちよ。

けど、ご主人にも色々あるでち

例えば自己犠牲の気持ちが心の底に眠っているとか...

...心から、自分を信頼できる時まで待ってあげて欲しいでち。

 

あ、このことは内緒でちよ」

 

その仕草は、今日別れる前に見たサナに似ていた。

閻「ではさよならでち。

あちきがいた間のことも覚えているでちから、ふぉろおよろしくでち」

 

赤い姿がもとの緑の姿に戻っていく

私は気を失ったサナの身体を支える

「戻ったみたいだね」

眠っているみたいで良かった。

 

刀はその場に落ちている。

アリス「かっこいい刀ですね。紅雀!」

アリス達は紅雀を見ている。ゲームに使うのかな?

 

ヒマリ「...今回あったこと。サナが自分から話す時以外は話さないようにしましょう。少なくともゲーム開発部以外は」

 

“理由は想像つくよ...”

 

「自己犠牲、なんて言われたら警戒する...」

 

ネル「こいつ、あたし達が思っていたよりも、なかなかに難儀なやつだな」  

 

「こんな、可愛い寝顔で寝てるのにね」

私はサナのほっぺを突っつく。

 

ユウカ「ノアどうしたの?」

ノア「いえ、あの時、カラスの人形を倒した時のことを思い出していたのですが...

閻さんは、人間では無かったかもしれません...」

 

ヒマリ「それはそうでしょう...幽霊みたいなものでしょうし」

ノア「ですが、私たちに斬撃を飛ばすなんてことはできませんよ?」

 

アリス「最後の必殺技みたいなのもすごいカッコよかったです!!」

ウタハ「速業含め、彼女の謎は、サナが話すつもりになったらにしようか」

 

ユウカ「そうですね。モモイ達!あんまりサナに言いすぎないようにね」

 

モモイ「分かってるよ」

 

ユズ「あ、あの...」

ミドリ「どうしたの?ユズちゃん」

 

ユズ「私たちが、行かなかったら、サナはどうしたの、かなって」

 

全員が考え込むが...

 

「刀そのものはあっても、閻のようには使えない。

他にあったとしても、それを使って状況の打破をするわけには行かなかった。

打破できるなら、あーなる前に使ってたはず。

つまり、隠してる何かでなんとかしようとした。

現状はそれくらいしか分からないだろうね」

 

“難しいことをこれ以上考えても出ないだろうからね!

今日はここで解散しようか。

サナのことはどうする?保健室まで運ぶけど...」

 

ユウカ「それくらいなら、私の方でやりますよ?」

 

アリス「アリスのせいで大ダメージを受けさせてしまったので私が運びます...

それくらいやらせてください!」

 

“なら、アリスに...”

 

「ごめん、アリス、私、サナが起きたときに話したいから、ここで寝かせてもいい?」

アリス「あ...」

「アリス?」

 

アリス「....はい!しっかり仲直りしてください!

サナも悲しんでいました!」

 

「そう、サナが...」

 

ノア「あの?今のセリフで流れ弾くらったのが3人いるのは何かあったんですか?」

 

“あはは、確かに大変なことではあるもんね...”

 

ノア/ユウカ「??」

あれはノアには聞かせられないけどね...

 

サナは特異現象捜査部に置き、私たちは解散となった

 

 

 

ーーーーーー夢の中

 

紅閻魔「ちゅちゅん!ご主人、紅は頑張りまちた!!」

 

「ありがと。紅ちゃん。ほんと助かったよ

私はあのままじゃ何もできなかったから...」

 

私はいま、紅ちゃんを撫で回してる。

 

「どうやってこっちに来たの?」

 

紅閻魔「理由は....

 

ーー迷ひ家にて

 

モルガン「アビゲイルのような夢の中を行動できるものもいるがそれでも現実にまで影響は与えられない。与えられるとしても、我が夫にのみ、それでも、魔術や我が夫が劣化魔法と読んでいる魔女の魔法を使えるようにする程度であった。

しかし、向こう側に存在することが明示されていれば、少し話は変わってくるであろう。」

 

マーリン「ホルスという名前がある以上、エジプトの神話は存在する。なら、神秘の暴走で、エジプト神話の英霊なら呼び出せるってことだね」

 

モルガン「それもあるが、紅閻魔。そなたなら、向こうのサナの身体を乗っ取りこの状況をどうにかできるはずです。

 

「あちきでちか?!」

 

モルガン「妖刀には身体を乗っ取るものがあるのでしょう?

ならばこれくらいなら出来るはずです。

我が夫が作成したあの紅閻はあなたを元に作成しています。

現状誰よりも向こうへの干渉が可能なのはあなたです。

お願いします」

 

モルガン殿が頭を下げるでちか、分かったでち

 

「あちきが...分かったでち」

 

ーー回想終了

 

ということがあったからでち」

 

「なるほどね。紅雀を作ったのがこんな形で上手くいくなんて...

作り得ではあるのか」

 

私は色々考える。

 

紅閻魔「ご主人は、もう少し男の子らしい喋り方でちたが向こうの生活に慣れてちまっているでちね」

 

「やめてよ!めっちゃ気にしてるんだからね!!」

 

紅閻魔「昔のご主人は、一人称は「俺」でちたし、「頼む!」でちたが、

今は「私」で、「お願い」って頼んでるでちね」

 

「本当に気にしてること言わないでよ!( ; ; )」

 

紅閻魔「モルガン殿をはじめみんな心配ちてまちゅよ」

 

「ん?みんな?そういえばなんでみんな??」

アビーとモルガンもいたよね?回想にもマーリンいたし

 

「待って..まさか、いま何か起きてるの?!」

 

紅閻魔「...そうでち。でちが、今目の前にいるご主人とは違うでち」

 

???

 

「まさか...ビーストⅤかビーストⅥ案件??」

 

紅閻魔「察しが良すぎるのも考えものでちね...」

 

私はビーストに関する情報を聞いた。

 

「ビーストかはまだ分からないけど全てが大団円に終わる直前で止められたわけね。一番嫌いなタイプかもしれない。」

 

紅閻魔「なんででちか?」

 

「世界を救うために過去を変えるとかなら問題ないと思うし...

なんなら私似たようなことやりたかった側だし...だけど、自分の悦楽のために無かったことにするのは相容れないかな」

 

ルルハワとハワトリアのことは忘れよう。

あのループは特異点の解体に必要だったからね。

あと私たちへの労いもあったし。多分....

 

「みんな、頑張ってるんだね...

私のことを、助けに来ようとしてくれているんだ。

なんか、申し訳ないよ...そんな大事な時なのに...」

 

紅閻魔「どちらも大事なことでち!!

ご主人は世界を救った、すごいお方なのをお忘れでちか?!」

 

「立香のサポートをしてただけで、私は何もしてないよ。

それに、ビーストⅥ/G.....そもそもは、それが壊した世界の生まれだよ?

元々はそれを倒すためが目的だったし...

まぁ、今の私ではできないけどね!」

 

紅閻魔「...一人称が私になるだけで、卑屈さとか自信のなさがいつもより現れてるでちね」

 

「ひどい!一人称のこと気にしてるのに?!」

 

紅閻魔「そっちでちか?!」

 

「だって、心が弱いのは変わらないよ。

カルデアでも、今も、約束のために生きているって言った方が正しいから...」

 

紅閻魔「紅は、ご主人が、自分の理由で生きる目的を見つけることを祈ってるでちよ。キヴォトスでも、元の世界でもでち」

 

「...ありがと、紅ちゃん!

 

うん!みんなが見てるし、助けようとしてくれてるんだもん。

元気でたよ!!ありがとう!みんなによろしくね。

それと...」

 

紅閻魔「それと?」

 

「モルガンに、よろしくって伝えておいて。

魂の分割は多分、モルガンじゃないと無理だから、どうにかしてこっちに召喚したいなって思ってるよ?できるかな....」

 

紅閻魔「...申し訳ないけど無茶でち」

 

「だよね。こっちに、サーヴァントと私が一緒にいるタイミングを作らないといけないのかー...

あんまりこっちに呼び出すのもやばい気がするのよね」

 

紅閻魔「どうしてでち?」

 

「キヴォトスには、....世界分けるために便宜上英霊世界って呼ぶけど、英霊世界と同じで神秘という枠組みがある。けど問題は、その神秘が生徒に存在してるってことなんだよね...

もし聖杯が転がり落ちて英霊がこっち来たら、生徒に悪影響出るかもしれない。特に神霊」

 

紅閻魔「アビドスの子達とかでちね」

 

「うん。だから、英霊に来てもらうのがそもそも、この世界では怖い要素になるし、みんなはこの世界とは関係ないからね。

極力みんなには来てもらうようなことはしないよ。

今回みたいなことがない限りね」

 

紅閻魔「ご主人はもう少しわがままになるでち!

紅たちは、ご主人のために力を貸すつもりでいるのでちからね!!!」

 

「は、はい!!」

 

紅閻魔「分かったならいいでち!!

ご主人、向こうでも頑張ってくだちゃい!!

紅たちはいつまでも味方でちよ!!」

 

「うん、ありがとね。

私のことも、みんなのことも。」

 

紅閻魔「はいでち!!」

 

こうして私は夢から覚める。

うん、みんなも頑張ってるなら私も頑張らないとね!!

 

 

ーーーーーーーーーー

 

ふぁーー。よく寝た。

手をついて立とうとする。

 

しかし、そこには何もなく、音を立てて床に転げ落ちた

 

「いったた、ここどこ?」

 

エイミ「あ、起きた」

 

「あ、エイミ、えーと、うん、その、」

やばい、急すぎて何も考えてなかったんですけど?!

 

エイミは私に抱きついてくる

「よかった。無事で...」

 

心配、してくれてたんだ...

「...ごめんなさい。心配かけさせて」

 

エイミ「血だらけなんて言われたら、死んだのかと思うよ...」

 

そっか、そうだよね、ここじゃなかなか起きないもんね...

いや、私2回目だわ。ジャンヌの時にイオリたちにボコボコにされたわ。

まぁ、意識を失うところまでは行かなかったからまた別か...

 

「うん、ごめんね」

 

エイミ「今度買い物に付き合ってもらうから...」

 

「時間があったらかな。忙しくなりそうだし...

それより、くっついてて暑くない?そろそろ離れない?」

エイミ暖かすぎるし、何がとは言わないけど大きいからほんとに離れて欲しいんだけどね?!

 

エイミ「うん。()()()()()()()()()もあるしこれで終わりでいいや」

 

あー、確かにみんなに行くべきなのか...

そりゃそうだよね...

 

ヒマリ「本当ですよ!心配したんですからね!!」

 

「ヒマリ先輩、お手数おかけしてすみません」

 

ヒマリ「私のときかたくないですか?!

恥も外聞も捨てて泣きじゃくりますよ!!」

 

「天才美少女ハッカーが恥も外聞も捨てないでください...

心配かけてごめんなさい。

助けにきてくれてありがとうございました。ヒマリ先輩」

 

ヒマリ「...まぁ、いいでしょう。

アリス達だけでなくC&Cやユウカ達にも会いに行くのですから

今日は謝罪する日になるでしょうね」

 

エイミ「部長と私と先生は間に合わなかったけどね...

みんなが助かったのは閻のおかげだからね」

 

「えへへ、彼女は強かったですよね!

彼女がいなければどうなってたことか....

そういえば、彼女のこと聞かないんですか?」

 

エイミ「逆に聞いたら教えてくれるの?」

 

「当たり障りないことであれば話しますよ?」

 

ヒマリ「あれについては聞かないって事にみんなで決めました。

また、ゲーム開発部以外はサナから話すまで聞かないことも...」

 

「....そこまで決めてくれたんだ...

えへへへ、私、いい友人を持ったみたいですね!」

 

エイミ「サナ、笑い方がおかしくなってる」

 

「別におかしくないですけど?!!

と、とりあえず、みんなに合ってきますからもう行きますね」

 

ヒマリ「C&Cと先生に関しては、本日コユキさんの確保に動いているのでおりませんから」

 

「了解です!まずはセミナーかな...」

 

エイミ「サナ、頑張って」

ヒマリ「大変なところを選びましたね...」

 

「怖いんですけど?!」

 

何が起きるのか怖かったが、とりあえずセミナーに向かった。

 

ーー

 

「失礼します...」

さっきのが怖くて異様に小声になっちゃった。

 

ユウカ「サナ!!」

「わわっ」

 

ユウカ「よかった無事で、あんなに血まみれで、死んじゃうのかと思った...」

「ごめんなさい、ユウカ先輩

ノア先輩もありがとうございます。きてくださって」

 

ノア「サナちゃんが無事でよかったです。ところで...」

??

ノア「チヒロ先輩から、サナちゃんが私のことを苦手と聞いたのですが...」

 

あ...

「あ、あの...それには、深いわけがありましてね..,」

ノア「私、あんなに仲良くできていたと思ったのですが、サナちゃんは苦手な人に対して、あんなことをするのですね...」

 

ユウカ「サナ、ノアに何したのよ?」

 

「べ、別に何もしてませんよ?!

ただ、ユウカ先輩のお手伝いに来た後、ノア先輩とお茶してただけで...」

 

ノア「苦手な人とあんなに楽しくおしゃべりするなんて、

私としてはいい友人関係を築けいたと思ったのですが、

サナちゃんからしたら、嫌だったのですね」

 

「そ、そういうわけじゃなくてですね?!

あの、私にも色々ありまして、ノア先輩は、リオ先輩やヒマリ先輩並に警戒するべき人って意味でしてね?!

ノア先輩のことが苦手なのは人間性とか性格ではなく能力的な意味のことなんですよ!?

ノア先輩のことは尊敬できる先輩だと思ってますからね!!!」

 

ユウカ「いつも以上に、焦ってるのが分かるわね...」

 

ノア「大丈夫ですよ。昨日の感じで、色々隠してることが分かりましたから。

何よりサナちゃんが優しいことも知っていますから気にしないでください。

苦手な理由は、私の記憶力を警戒してのことでしょうしね」

 

「あーー、うーー、はい。そうです。

その通りでございます。すまみせん...

けど、尊敬してるのは本当ですから..」

 

ノア「謝らないでください。尊敬していることもこちらには伝わっていますから、気にしないでくださいね」

 

「ありがとうございます、こんな私に...」

 

ユウカ「はい!そんな自分のことを卑下しない!

あなたがいなきゃ。あの状況でみんな倒れてたかもしれないんだからね!」

 

「私がというより、紅ちゃんがいたからですけどね...」

 

ユウカ「紅ちゃん?」ノア「彼女の名前は閻ちゃんでは?」

 

「あー、どっちも彼女の本当の名前からとっているんですけど、私は紅ちゃんって読んでるんですよね。」

まぁ、閻って名乗った理由聞いてなかったけど...

 

ユウカ「なるほどね」

ノア「今回で、サナちゃんの謎は深まった感じですかね」

 

「えへへ、それほどでも」

 

ユウカ「褒めてないわよ!!」

ノア「そろそろチヒロ先輩のところに行ってあげてください。

あの人も大変でしたから」

 

「分かりました。ヴェリタスに向かいますね。

失礼致します」

 

ーーーーー

 

はぁ、なんか、怖いなぁ...

昨日あんな別れ方したのに会うなんて。

 

「あのー、失礼します...」

 

チヒロ「サナ!怪我は残ってない?大丈夫?」

 

「大丈夫です。大丈夫ですから。だからそんな心配しなくて平気ですよ」

 

チヒロ「あんな血だらけで平気なわけないでしょ?!」

 

「そんな血だらけだったんですか?

ちょっと、そのときのことは痛かったことしか覚えてなくて...」

 

チヒロ「血溜まりができて、ユウカがノアの記憶に残すことをさせなかったレベル」

 

「はい、もう2つともレベル分かりました。

まじですみませんでした。」

 

チヒロ「ほんとに死んじゃうかと思ったんだから...」

 

「大丈夫ですよ。まだ死ぬつもりはありませんから!」

ゲマトリアにデカグラマトン、エデン条約、カイザーコーポレーション、色彩、黄昏などなど。

ほんとにやばいものはまだまだあるんだから。どうにかしないとね

 

チヒロ「そう...

なら、約束して。勝手に死しなないって」

 

「...はい、約束しますね!

勝手には死にません」

 

指切りをするために手を出す

 

チヒロ「約束よ」

 

勝手に死なない約束をして、私はヴェリタスを抜ける。

次はエンジニア部かな

 

ーーーーーー

 

エンジニア部に来たんだけど...

 

モモイ「サナじゃん!良かった目が覚めて」

ミドリ「サナちゃんが飛ばされたときは、ほんとに怖かったんですよ」

ユズ「よ、良かった...死んじゃうかと思った...」

 

まさかのエンカウント

 

「ウタハ先輩に挨拶しに来たんだけど、アリスもいるの?」

 

ユズ「2人とも、いるよ」

 

モモイ「今はスーパーノヴァのメンテ中だよ!」

アリスの銃のメンテか。時間かかりそう

 

ミドリ「もうすぐ終わると思いますよ。始めてから結構時間経ってるから」

よし、なら待つか

 

アリス「武器のメンテが終わりました!!!あ...」

ウタハ「終わったよ、おー、サナも目を覚ましたのか。

良かったよ。チヒロと映像を見た時はほんとに怖かった。

ああいうものは作らないと心に決めたね」

 

「それは何よりですが、自爆スイッチは?」

 

ウタハ「ロマンなのだからやめるわけないだろう!」

 

「まぁ、止めれば付けないから私は気にしないけど..」

 

問題はないんだけど....

 

「アリス?なんでこっち見てくれないの?」

 

アリス「あの、私のせいであんな大怪我させてしまったので....その...」

「気にしないでよ。

私が守りたかったから守ったんだから。

それに、謝るなら私の方だよ。

私が無闇に誘ったからあんな怖い目に遭わせちゃったから...

ほんとにごめんね..,」

 

アリス「違います。私は勇者なのに...」

 

「勇者だって1人ではできないこともあるから、仲間と協力することが大事だよ。

今回アリスを守ったのは私ができたからやったこと。

もし私が危なくなったら助けてね、アリス!!」

 

アリス「...はい!」

 

モモイ「昨日から、アリス元気なかったから、戻って良かったよ」

ミドリ「そうだね、サナは必要な言葉を投げかけるのが上手いです」

 

「モモイ?それで、ネタは考えられた?」

 

モモイ「ふっふーん、めっちゃいいのが思いついたから楽しみにしててよ!」

 

アリス「サナ!部室に戻ってゲームしたいです!

ユズと一緒にやりましょ!」

 

「それ私はボロ負けルートですよね?!」

 

ユズ「手加減は、しないからね?」

 

「ですよね...」

 

私はゲーム開発部の部室に行ってゲームで楽しんだ。

もちろんユズには負けた。

 

 

ーーーーーースランピアでの戦いから数日後

 

ゴルコンダ「シロとクロ、ゴズ、3体の複製(ミメシス)が全て倒されてしまうとは。想定外の生徒でしたね」

 

デカルコマニー「そういうこったあ」

 

黒服「2人のお話から考えると小鳥遊ホシノと同等かそれ以上でしたね」(聖魔ジャンヌ以上ではあるでしょうが...)

 

マエストロ「ゴズの起動は私の芸術に反するものではあったが、あそこまで簡単に倒されるとは思わなかった。あれがエデン条約に出てくるとなると、あの複製の調整をもう一度するべきだな」

 

マダム「なぜその生徒を捕らえるか殺すかしなかったのですか?

2人もいればできたと思いますが」

 

マエストロ「舐めるのはやめておいたほうがいい。あれはデカルコマニーを当分再起不能にできるものだろうからな。

何より、私たちが動いていれば、彼女は間違いなく斬りにきていたであろう。

あの神速と表現できる斬撃と抜刀からの飛ぶ斬撃によってな」

 

黒服「あの生徒が、2人に手を出さなかったのは優先度が低かったからということですか?」

 

マエストロ「そうだろう。あのときは、シロとクロとゴズが最優先だった。

だから初回の攻撃で殺せたはずのゴルコンダには痛みを与えるだけにし、

その後のシロへの攻撃は一回で殺せる斬撃を放った」

 

マダム「2人とも想定外なことに逃げ腰になっていただけではないですか。

私ならその場にいた生徒を全て捕虜にできたと思いますが」

 

ゴルコンダ「私が投げた爆弾が起爆する直前に綺麗に私の後ろに弾ける判断力。

ゴズの攻撃を見てから対応する速度。

本物を一切の攻撃も当てずに判別する洞察力。

彼女はどこをとっても、キヴォトスの記号に当てはまるとは思えない」

 

デカルコマニー「そういうこったあ」

 

黒服「そのことはまた考えましょう。みなさんの別の取り組みのこともありますから」

 

マエストロ「そういうことなら私ももう行かせてもらう。調整したいものがあるからな」

 

ゴルコンダ「私も失礼します」

 

マダム「私としても、()()()()()()()()()()()()()()に関して早く見つけなければならないので失礼させてもらいます

 

黒服「アリウスに侵入できるような方がいらっしゃるのですか?」

 

マダム「えぇ、どこのネズミかは分かりませんが、早く見つけるつもりです」

 

ーーーーーーーーゲマトリア会議と同時刻、トリニティ市街

 

閻魔亭(あの場所)にいた中で、ただ2人が気づいた事実。

この世界にはカーマスートラがあること。

ウリアとしてのマスターが、浦和ハナコと接触した際に一瞬だけでた書物の名前。

あれは私のことを書いたものではありませんが、カーマという単語はあります。

つまり、キヴォトスという世界にも神話そのものは存在していることになります。

どのような形かは知りませんが...

 

ただし、この世界には英霊召喚などというものはありませんので、サーヴァントはマスターさんを通してでしか存在はできません。()()()

あの過保護なアヴェンジャーが、これに気づいて、紅閻魔さんがキヴォトスに向かう時に夢を通ってこちらに来ましたが、なかなかな場所ですね。

ウェアウルフとは違うけど獣人がいて、ロボットの兵士たちもいて

女性に魔力のようなものが宿る世界。それでいて男性は[先生]とマスターさんのみ。

ああ、獣人やロボットは男のような性格ではありますね。

こちらとは様相が違いすぎてある意味では異聞帯や特異点みたいに感じますね。

 

マスターさん、ああ見えて初心なところがありますからこの世界だと大変でしょうね。

 

さて、アリウスでしたか。ああいう堕落のさせがいのない場所は嫌ですが、マスターさんのために人肌抜いで、マスターさんに褒めてもらいましょう。

そのために、()()アリウスの散策に行きますか

過度な干渉はせず、それでも、マスターさんのためになるように。

 

たまには、マスターさんのお顔を拝みに行きましょう。

えぇ、女装してるマスターさんなんてなかなかありませんでしたからね、ふふっ

 

異なる世界からの来訪者にはヘイローがつく。

裏技で現れた愛の女神に気づくものはどこにもいない。

 

ーーーーーーミレニアム某所

 

リオ「今回ので確信したわ。サナ、あなたは、アリスと同レベルの危険分子よ。

トキ、準備して。どちらも対処するわ」

 

トキ「分かりました。リオ様。コールサイン04、準備いたします。」

 

ビッグシスターによる、魔王の討伐は、魔法使いをも巻き込み、動き出す...




読んでくださりありがとうございます!

シロクロとマエストロを出す機会が欲しかったので作り、書いていく中で、転生者であることを活かす流れにしました。

本編では、パヴァーヌ編1章→エデン条約の流れですが、
エデン条約でやりたいことのために、パヴァーヌ2章には先に来てもらうことになりました。
調月リオ会長が行動を早める理由づけにもなったので結構上手くできたと思います。

紅閻魔にした理由は、刀の要素をお話に出していたからというのが大きいです。
あと推しです。

FGOで紅ちゃんのイベント復刻来るってことは紅ちゃんオルタが次の新イベントで来るんじゃ無いかなって思ってます。
周年近いのに石がなくて困ります...

感想などお待ちしています

次回は時間かかると思いますが、気長にお待ちください。


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