歪んだ神秘をもつ生徒によるキヴォトスオーダー 作:魅音2563
今日は、ヴェリタスからの呼び出しがあるからミレニアムに向かってます。
なんでもおかしなロボットが見つかったらしい。
なんでも深海生物みたいな見た目らしい...
ちょうどVRマシンを持っていく約束してからちょうどよかったですけどね!
私の作った、システムとの互換性も確認できたし、
あれを使えば、機械への侵入も楽々にできるかも?
なにより、当初の目的であった預言者へのアクセスも...
それに、
そういえば、先生がヒマリ先輩とエイミとデカグラマトンに会ってきたって言ってたっけ...
内容は、ざっくりといえば神になること。
あと...ケセドに色々したから、私もロックオンされたらしい...
はぁ、憂鬱ですね...
今はエデン条約も近づいてきてるから、稲生妖怪録はウリアに持たせて、私は紅雀のみを持っている。
メイたちはそこまで離れることはできなかったけど、これはできるんですよねー。
この刀が紅ちゃんをベースにしてるからかな。
それとも物だから?
やっぱりあの本ももう少し調べないとかな....
よーし、あと10分くらいでミレニアムだし、すこし急いでいこーっと
私は角を曲がる。
そこにいたのは、両腕がついた一輪車型のロボットだった...
(ダダダッ)
「いっ!」
回避が間に合わなかった。完全に襲撃なんて想定してない
何だこいつら...
とりあえず退避!
私はクラックを構えてパイプにワイヤーを飛ばす。
ワイヤーを巻き取った瞬間、狙ったかのようにパイプを折られた。
「まっずいな!」
ワイヤーを外してなんとか巻き込まれなかったけど、足に受けた。
さっきからハックを当ててるのに、駆動部に当たったやつしか止まらない...
AMAS...聞いたことない機械名、どうなってるんですか...
とりあえず走って逃げないと
神秘を使って隠れるにしてもこうも捕捉されっぱなしじゃどうにもならない
そもそも、クラックの狙う位置や私が通る道、そこまでを計算した上で動かれてる?
そうなると犯人は絞られる。その上で、こんな兵隊を作れるのは....
ビッグシスター、調月リオ以外ありえない
でも、だとしたら狙う理由は?
おかしな機械、もしそれが、アリスと関係あるものだとしたら....
やばい、狙いは大義名分!
このままじゃ、アリスが...
とりあえず、先生に電話を.,.
??「無駄よ。それをさせるほど私は甘くないわ」
電話は通じない
ラスボス降臨ですか...
「どんなご用件で、調月リオ会長。珍しいですね?
こんなただの生徒に、貴重な時間を割いてまで会いに来るなんて」
リオ「ええ、あなたはただの生徒ではないもの。
現在の状況の分析力。
手元にある情報から先を読む想像力。
そして、怪物を倒すほどの得体の知れない力。
これで、ただの生徒だなんて言えるのかしら?」
あの日のこと知ってるんだ...
「痛いところをつきますね」
リオ「あなたが何かを隠していることは予想していたの。
それが理解できない力だとは思わなかったわ。
それに、アリスの味方でいることも...」
「それが何か?」
リオ「ネルとの会話で、あなたは、誰が敵であろうと自分はアリスの味方でいると宣言した。
私には理解できない。
なぜ、アリスの味方でいられるの?
私は、あなたはキヴォトスを滅ぼせる可能性があるものなら真っ先に消すと思ったわ。だって、あなたはそれを調べていたのでしょう?
定期的に廃墟に通っていたのも、最新技術について調べていたのもそこに繋がる。
なのにあなたは、アリスを壊すような真似をしなかった。
あなたはアリスの仲間だと言った。
私は、あなたなら理解してくれると思ったのに...」
「あなたの何を理解すればいいの?
私の友達を全て消そうとする人のなにを...」
リオ「ロボットが意志を持つはずないわ。
合理的なあなたならそれを理解して、私に協力してくれると....」
あー、そういうことね。
それは、否定する。
アリスにもディヴァにもケセドにも意思はある。
「アリスには意志がある。
自分で考えて判断することもできる。
ロボットだから何ですか?
彼女はこの世界で生き始めた。
その邪魔はさせません。
アリスのデータは消させません」
リオ「なるほど.?.
あなたは私を認めないわよね」
「えぇ、私、あなたみたいな合理の塊で冷酷な女ではないので」
リオ「あなたからはそんな評価なのね...
私が周りからどう見られてるかは分かってるつもりよ
それで、どうやってミレニアムまで行くつもり?
この数のAMASをあなたが倒せるとは思えないけど」
「私には、妖刀がありますので」
私は紅雀を構える
リオ「スランピアで使用した刀ね。
それでAMASを斬れると?」
「えぇ、斬れます」
私は周りにいたAMASを斬る。
「舐めないでくれますか
これでも、私、強いですよ?」
リオ「私はあなたのことを舐めてなんかいない。
あなたは、アリス捕縛で1番の障害となるもの。
だから、この日を狙った」
ドカァァァン
何の音?!
まさか、
「アリス...」
私は、急いでミレニアムに向かう。
リオ「あなたは友達思い。
けど、そのせいで、あなたは負けるのよ」
ダダダダダッ!
「ッ!」
身体中が痛い...
けど、ここで止まるわけにはいかない!
私は後ろを振り向く
「斬撃を飛ばす、神秘を使えば案外再現できるんですよね」
私は、AMASに向かって地面と並行させて斬撃を飛ばす
ドカーン!
「ロボットなら私でも斬れますから」
私は、追手を斬ってミレニアムに急ぐ。
みんな無事でいて...
ーーーーーーー
トキ「リオ様、追いますか?」
「必要ないわ。それとありがとう。
サナは私のことがデジタルだと思って斬撃を飛ばしたわね」
トキ「はい、間に合って良かったです」
あれが恐怖..,
恐ろしいわね。あの反応速度、なにより、やると決めたら一切の躊躇をしないところも。
やはり、サナは、危険ね。けど...
「私の予想では、サナはアリスと戦い敗北する。
サナはアリスのことを傷つけられないから。
トキ、あなたは、敗北して眠っているほうを回収しなさい。
アリスが勝利したら、私がアリスを説得しに行くわ。
サナが勝利したら.......アリスを人質に使いましょう」
トキ「了解しました」
??(なるほど、たしかに、マスターさんなら友人を傷つけず、人質がいれば確実に言うことを聞きますね.....
はぁ、顔を見るだけのつもりが、こんなことになるなんて...
知ってしまったものは対処しますか)
ーーーーーーー
ヴェリタスの部室が爆発?!
どうなってるのこれ?
「先生!」
“サナ、大丈夫?”
「私は平気です。それより他のみんなは...」
“アリスに何かが起きて...”
「アリスは?」
“向こうにいる。けど...”
先生が指差す方を見ると、アリスがいた。
雰囲気も、目の色も全然違う形で...
アリス?「有機体が増加したことを確認
武装の再充填完了。
発...」
「っ!!!」
私はアリスに向かって刀を振る
アリス?「正体不明の武器を確認、警戒を開始」
紅ちゃんほど上手くは扱えないよね
けど、うまく出来てる
もう一度..
足が動かない!?
「なにこの機械?!」
触手みたいなのが絡みついて、逃げられない...
っまさか?!
アリス?「発射」
狙いは...ユズ!
私は機械の触手を無理やり壊してユズの前に走る
ドカァァァン
私はユズを守って気を失った。
ーーーーー
マスターさんったら、あんな無茶して...
あの行動力は美徳であると同時に弱点ですね
ユズ「サナ!わ、わたしの、せいで」
“どうしたら...アリスを”
ネル「おい、チビ
そこまでだ」
アリス「っ!!」(ドゴッ)
ネル「大人しく寝てろ」
正体不明の機械が出てきましたね
さて、この世界の生徒がどこまでやれるか、先生の指揮能力がどれほどのものか
お手並み拝見といきましょう。
ネル「こいつら、ここにもいやがったのか....
はぁ、片付けるか
おい、行くぞ」
アスナ「はーい!部長!」
カリン「支援する」
アカネ「ええ、後方はお任せください」
(ダダダッ、バンッ、ドカァン)
へぇ、メイド服で戦っている割には強いですね
あれが、ミレニアムの戦闘員ですか....
ですが、トキと呼ばれていた人には勝てなさそうですね。
いまのままでは...
アスナ「これで終わり!」
カリン「作戦終了」
アカネ「お疲れ様でした」
ネル「...これでいいか?先生」
“ネル、みんな!ありがとう!”
ネル「んで、何があったんだ?
すげぇ音がしたから来てみたら、部室がボロボロじゃねぇか
それに、チビのあの姿は一体...」
“ごめん、ちょっと待ってね...みんな大丈夫!?”
ハレ「うぅ...なんとか...」
マキ「うえぇぇ...内臓飛び出ちゃうかと思ったあぁぁ...」
コタマ「軽口が言えるのだから、とりあえず無事ですね」
“それなら良かった”
ミドリ「先生...!先生!」
ユズ「あ、ああ、さ、サナ....」
“ミドリ、ユズ...どうしたの...?”
ミドリ「お姉ちゃんが....お姉ちゃんが...!」
ネル「...」
ーーーーーーー
“モモイ...サナ...
アリスが暴走したあの日。
2人は騒動に巻き込まれて意識を失った。
サナの方はユズを守ってレールガンの直撃を受けたらしい
2人ともシャーレの医務室まで連れて行き手当をした。
それこら2日が経過しても、2人の意識は戻らない。
駆けつけてくれたC&Cのおかげでなんとかなったが何も終わってない。
ミドリとハレが話してくれた情報から、
廃墟と《Key》に関係があるのだろうか?
生徒を守れなかった。
あの場でなにも出来なかった。私は、大人なのに...
電話?
“もしもし”
ミドリ「先生...アリスちゃんが...」
私は急いでシャーレをでる。
そのタイミングを待っていたものがいることを知らずに..
ーーーーーー
私としては、マスターさんを助けるべきなんでしょうけど...
このバッグさえあれば問題なさそうなんですよね
私はあの事故現場から、マスターさんが持っていたVR機器と銃に関しては回収している。この機械もわざわざ持ち歩いてたってことは必要なものってことですもんね。
それにしても....ガネーシャさんや刑部姫さんが好みそうなゲーム機にしか見えませんね..
それにしても、誘拐されてるのに可愛い寝顔ですね。マスターさんの顔もなかなかかっこいい感じでしたが...
それにしても、以前、夢で学校の生徒に扮したときにいた、緑髪の少女にそっくりな姿...
それほど、あなたの心に刻まれているってことですね
彼女を見つけて涙ぐんでいたのに同じ姿にするくらい残っているんですね...
まぁ?私の姿もアリウスの場所で使っていてくれているので?嬉しいですけど?
ここでは英霊としての力はだいぶ制限を受けていますので、夢に入ることはできませんが、これくらいのお手伝いはさせていただきますね。
そして、私のことを知った時はちゃんと褒めてくださいね?マスターさん
どうせ、マスターさんのことをすぐには殺せないことは向こうも気づいているはず...
なら先に、アリスさんの方を殺すはずです。
それなら、マスターさんは、当分殺されないですし、牢屋に連れて行ってこれを差し入れしてあげましょう。
マスターさんと直接会うのは、エデン条約以降がいいですから
ーーーーーーー
さて、アリスの確保は成功した。
「トキ、サナとアリスを連れて行きましょう」
“!サナまで?!”
ミドリ「どうしてサナちゃんまで...!」
「なにを言っているの。
彼女はアリス以上に危険な存在よ。
そもそも、彼女は生徒なの?」
ユズ「何を、言って...」
「私たちが使えないような得体の知れない力を使う。
ミレニアムの多くの最新技術について調べる。
なにより、過去のことが一切分からない。
まるで、ミレニアムに入るために生み出されたような存在。
普通に考えておかしいでしょ?」
“それでも、サナはみんなと友達になって....”
「ミレニアムで活動するのに必要なことでしょ?
仲間を作るのは。
それに、サナはアリスが魔王であることを知っていたわ」
ユズ「なんで、そんな、こと...」
「そうよね、驚くわよね。目を覚ましたネルに聞きなさい。
C&Cとサナは、この子たちが生徒会を襲撃したあの日、会話してたわ
その時に彼女は、アリスは魔王になるべくして生まれたと言った。
これが証拠よ。」
サナ『アリスは魔王として作られたものなのでしょう。それも、キヴォトスを破滅へ導くようなものとして』
アリス「そ、そんな...
サナは、私のことを勇者だって...」
「サナは、アリスが魔王だと知っていて
なんらかの目的のために泳がせていた」
“サナがそんなこと...”
ミドリ「サナちゃんがそんなことするはずありません!
誰よりもアリスが勇者であることを望んでいたのに...」
リオ「実際には、理由が...」
アリス「もう、いいんです!!!」
“アリス?”
アリス「会長、私を連れて行ってください。
その代わり、サナのことは...」
リオ「それは保証しかねるわ。けどすぐに殺すことはしないであげる。
サナから聞きたい情報もたくさんあるから」
こうして私たちは、爆弾を解体するための場所へ向かった
ーーーーーーーー
ここは?
あれ?ミレニアムのどこかの部屋?
荷物...あった!良かったー...
それにしてもここどこだろう。
そもそも眠る前に何が...
しまった?!アリス!!
いま、どんな状況だろう...
どうにかして情報を...
私はスマホを取る
ディヴァ『マスター!
起きましたね』
「ディヴァ!
現状はどうなってる...」
ディヴァ『マスターは、アリスの元に到着した後、戦闘を開始。
しかし、ユズを狙われたのでそれを庇い気絶しました。
そのあと、リオ側の生徒が1人来て、マスターを誘拐、
サクラが現れて、スマホとマスターの武器、それとVRヘッドデバイスを持ってエリドゥに侵入してここに荷物を放置して消えました』
「サクラが?
助かったけど、なんでそんなことしたんだろう?
リオ会長は、アリウスとは組まなそうなのに...
それはいいや。
なら、やるべきは、アリスの奪還だね」
ディヴァ『...マスターも奪還される側なの忘れてませんか?』
「...細かいことは気にしなくて結構です!
シルバーウルフで、エリドゥを支配するよ!
サポートよろしくね、ディヴァ!」
ーーーーーーーー
トランス型ハッキングシステム:シルバーウルフ
インターネット接続されているものを、仮想空間に再現して、ゲームのように攻略するのをイメージして作り出したハッキングシステム。
前世にあったとあるゲームのキャラを参考にして考えたものだけど、ディヴァのおかげでなんとかできてるかな?
ぶっつけ本番とはいえなんとかなってるからいいけど
いまはエリドゥのシステムを仮想空間に再現してるけど..,
なんだ?あの屋上、あそこにデータが集中してるみたいだし....,
まさか、この都市システムを丸ごと演算に使ってる?!
なにそのインチキ、びっくりなんですけど?!
演算力が高いのは、未来予測に繋がる。
あれじゃ先生たちでも勝てないんじゃ.....
みんなのスマホをハッキングして、全員がいる場所を表示
あれ?!
ネル先輩と先生がいるのが屋上!?
ネル先輩と敵が一緒に落ちてる。
なるほど、地上戦ベースの機体に対して、空中戦ね
私がやるべきは、あの機体へのハッキング!
やって見せるよ
「ディヴァ、お願い、サポートが欲しい」
ディヴァ『目的は、あの機体へのハッキングですね、やってみます」
「エリドゥを計算装置にしているなら、そこからハッキングすることも可能になる。
急いでやらないと、Keyが動く前に...」
ーーーーーーーーーー
ユズ「あの時本当に一瞬....刹那の瞬間だったんですが
ネル先輩の攻撃が通ってるのを見ました」
“あの短い時間の中で...?”
モモイ「さすがユズだよ!UZQueen!動体視力の申し子!」
アカネ「でもなぜ効いたのでしょう?
会長の言葉通りなら、トキちゃんの[武装]には何も通用しないはずなのでは?」
ユズ「そ、それは私にもよく....」
「簡単に言えばスペックの限界ですね」
・・・・・
“ん?”
「多分ですけど、その[武装]、エリドゥの演算を完璧に再現するにはほんの少しだけスペックが足りないんだと思います。
つまり、演算を[武装]の再現できるレベルを上回ることが攻略する方法だと思います。
それをするには、複数の処理を仕掛ければいいんです」
全員「ええっ?!」
「??どうしたんですか?」
モモイ「サナ?!捕まってるんじゃないの?!」
「?なんか、部屋に荷物ごと閉じ込められていたので、ちょっとした裏技でシステムに侵入中です。
そんなことより今はアリスの奪還です」
ネル「お前、自分のことにはとことん無頓着なのどうにかしろ」
チヒロ「私たち、サナのことも助けに来てるんだからね」
「いまは、アリス優先です。
向こうがいま攻撃を仕掛けてこないのは、向こうは時間稼ぎをするのが目的だからです。つまり、ここで、うだうだしてるのも向こうにとっては好都合なんです。
なので私のことは問題なし。
それで、ネル先輩との戦闘中は、屋上から墜落するのと、ネル先輩の攻撃の2つに対して演算をかける必要がありました」
“墜落の計算に想定より使ったから、攻撃を防げなかったってことだね”
モモイ「あ、そういうこと!」
ミドリ「そ、それならあの時みたいに隙を作ることができれば.....!」
ユズ「倒せるかも、しれない...?」
カリン「でもどうやって?相手がこの弱点を理解してないとは思えない
屋上から落とす方法が2度も通じるはずが...」
「私の方のハッキングは、[武装]にはできそうにないですね」
ユズ「ね、ネル先輩は、近距離なら...勝てる
そう、言いました、よね?」
ネル「..ああ、勝てる
その前に、あのチート能力をどうにかする必要はあるだろうがな」
ユズ「そ、それなら私にアイデアがあります
チート相手に...与えられたルールの中で、私たちが使える..[ハメ技]が」
全員「??」
ユズ「そのためには....
サナ、ハッキングして欲しい場所があるの」
「任せてください!
今の私なら区画くらいならハッキングして見せますよ!
ユズ「サナ....あの時、守ってくれてありがとね」
「...気にしないで、やるべきだと思ったからやったんだもん。
悔いはないよ。だから、ユズも気にしないで」
ユズ「...うん...
それで、作戦なんだけど.....」
・・・・・・・
チヒロ「それって言うほど簡単じゃないけど....」
アカネ「そうですね。簡単と言うより....」
アスナ「あははっ!
作戦というには結構めちゃくちゃなんじゃない?」
ユズ「そ、そうですね...やっぱり、わたしの話はなかったことに....」
ネル「いや、やろう」
「私も賛成」
ミドリ「こ、こんな作戦をですか?」
チヒロ「大丈夫なの?
さっき話したのは、結局仮説に過ぎないんだよ」
ネル「は、んなもん分かってらぁ。
だが、他の誰でもない[おでこ]が出した作戦だからな」
ユズ「お、おでこ.....?」
ネル「こいつは、どれだけピンチに陥ってようが、友達のためなら度胸を見せる
そんなヤツの作戦を、あたしが気に入らないわけねぇだろ?
それに、サナとも意見が合ってるなら、余計問題ねぇ」
モモイ「ネル先輩ってユズの事よく知ってるんだね!いつの間に仲良くなったの?
やっぱ....普段ユズとゲームでいっぱい戦ってるから?
それにサナのこともだいぶ気に入ってるし」
ネル「なんでいまその話が出てくんだよ!?」
ミドリ「サナの方はどうなんですか?
ネル「サナの方は、入学前からの知り合いだ。
ユウカやノア、ウタハ、そしてヒマリを含めてここにいる先輩はそうだぜ。
あいつが初めてミレニアムを見学に来た時からの知り合いだ。
あの時から、あいつはすごかった。
中3のくせに1人で暴走したロボットに立ち向かって、あたしたちが怪我させちまっても恨み言一つ言わずに気にしてなかった。
まぁ、今思えば、異常なほど自分に無頓着ってだけなのかもしれねぇだけだが...」
「いやー、褒められて嬉しいですね!」
ネル「褒めてねぇよ!」
ミドリ「後半は褒めてなかったよね?!」
アカネ「ご意向は分かりました。ですが部長、その傷ではやはり...」
ネル「あぁ?何言ってんだ?ここで無茶しないで、いつ無茶すんだよ?
こいつらがかけてくれた期待には、ちゃんと応えなきゃな
こんくらい根性でなんとかなるっての
––んで、お前らは?別に無理に手伝えとは言わねぇ」
カリン「私たちは....」
アカネ「...仕方ないですね。リーダーの決定なら」
アスナ「部長が決めたことだし、従うよ〜!」
チヒロ「....でも大丈夫なの?C&Cだけでその作戦を進めるだなんて...」
アカネ「ええ。部長がそう決めたのであれば、私たちは従うだけです。
...それに、また戦うことになるのでしたら、前回とは少し違う予定ですから」
“みんながそう言うのなら...分かった”
チヒロ「みんな、作戦に同意したんだね?
作戦実行に適した場所を見つけたから...」
ナビを開始するよ
––行こう!」
「制御権の方はこっちで確保しておきます」
チヒロ「分かった。よろしく」
ーーーーーーーーーーー
さて、本領発揮のために私がすべきこと。
ユズの頼みでハッキングをする。
難しいけど、この場所くらいなら
「ディヴァ、こっちのサポートお願い!
ハッキングがバレても問題なし。
確実に、トキを倒す」
ディヴァ『了解しました』
よし、あとすこしで、ここのシステムを....
「ディヴァ、状況は?」
ディヴァ『もう少しで、目標地点に到着します』
「おけ、あと少し、あと少しで」
リオ「トキ、主砲の使用を許可するわ!」
!まだ、別の武器が?!
トキ「イエス、マム」
チヒロ「中央タワーに電力が集まってる。みんな気をつ...」
ドカァァン
“まだ、こんなものを...隠してたの...?”
へぇ、合理的な人にしては、いまのタイミングは間違いなく直感の類だった。
ああいうこともできるんだ...
けど、先生とのおしゃべりがすぎるよね
もう少しで終わります。
だから...
ネル「とらえた」
リオ「主砲を正面から浴びたのに動けるだなんて....?!」
ネル「あいにく、この間も似たようなものを食らったばっかでな!」
ピン!
「中央タワーの貨物エレベーターのハッキング完了です!
こちらで操作できます」
“ネル!今だよ!!”
リオ「エレベーター...!?
まさかあの子達の目的って....!」
ーーーーー
ユズ「も、モモイが前に言ったアイデアなんだけど」
モモイ「え!?私!?」
ユズ「エレベーターを活用したら...もしかしたら.,..
ーーー
リオ「武装の欠点....!
まさか、そんなやり方で...!?
トキ!早くそこから出て!
エレベーターで[武装]の回避システムを麻痺させるつもりよ!!」
ネル「いや、遅ぇ
あたし、前に言ったことあったよな
あたしの間合いに入って勝てるヤツなんか、このキヴォトスのどこにもいないって」
トキ「....」
ネル「あ・・・てめぇには言ってなかったか?
まぁ、どっちでもいいんだけど」
「さぁ、やるよ!
加速させる。
重力加速度を10倍に!!」
トキ「...回避システム麻痺」
ネル「...さて、と
これでチートは使えねぇ。
正々堂々戦うとしようぜ、後輩?」
・・・・・
トキ「はぁ....終わりですか」
ネル「ぺっ
ケッ、大したことねぇな」
リオ「これが...
ミレニアム最強の...
ダブルオー...」
ーーーーーー
モモイ「あっ!あそこ!見て!」
チヒロ「本当に倒すなんて」
モモイ「ネル先輩強い!!」
ミドリ「ユズちゃんもすごかった!全部、ユズちゃんの作戦のおかげだからね!」
ユズ「わ、わたしは...と、特に何か、したわけじゃ、ないから...」
チヒロ「サナも、よくハッキングできたね...
ヴェリタスに入っていてもやれると思うよ」
「私のは、このシステムありきですから...
チーちゃん先輩たちとは比べられないですよ」
ネル「....」(ドタッ)
モモイ/ミドリ/ユズ「!?」
“ネル!大丈夫?!”
ネル「..しびれる」
“・・え?”
ネル「身体がしびれて....動けねぇ....
クソ、あんま騒ぐな...頭に響く.,.
大丈夫だ、ちょっと休んだら良くなる
つーか、うちの連中は?」
“みんな無事だよ。
先に上がって、ネルの世話を頼んだって言ってたよ”
ネル「そうか
は、誰が誰の世話をしろっていうのやら
おい、チビども」
モモイ「う、うん?」
ネル「アカネやアスナ、カリンと....あたしらがここまで繋いできた
あとはもう一つだけだろ
そいつ、ぜってぇ連れ戻せよ」
モモイ/ミドリ/ユズ(こくり)
モモイ「うん!」
“ありがとう、ネル・・・・・みんな、行こう!”
「先生、私のことより、先にアリスを押さえてくださいね」
“うん、分かった”
先生たちはアリスの元に向かった。
私は連絡を繋ぐ
エイミ「もしもし」
「エイミ、いまエリドゥのどの辺にいますか?」
エイミ「エリドゥにいるのは分かってるんだ?」
「うん、こっちはトキ...リオ会長直属のエージェントを倒して、
リオ会長の手札を全て無くした。
だから、リオ会長に関しては問題ないと思う」
エイミ「まるで、リオ会長以外に問題があるみたいに....」
「先生には伝えてないけど、まだ問題は残ってる」
ヒマリ「どういうことですか?
アリスとあなたを助けることで全て終わるはずです。
!まさか、アリスが暴走するとでも....!?」
「ええ、本来なら私たち2人を助けて終わります。
けど、救おうとしているアリスが、勇者であると同時に魔王であること、その一点に関してだけはリオ会長が正しいんです。
もし、アリスが魔王として目覚めたとき、兵士を無限に生み出す都市として....
エリドゥは本当の意味での要塞都市として、生まれ変わります。
今、それに対応するために、エリドゥのシステムを区画ごと、メインコンピュータルームからアクセスできないようにしてるところです」
エイミ「どうやってるの??」
「VRマシンで仮想空間のようになっているネットの海にログインして、内側からエリドゥのシステムをハッキング中です」
ヒマリ「この私ですら想定できないものを作っていたなんて...」
「えへへ、エンジニア部、ヴェリタス、ゲーム開発部による共同作品ですよ!
これは、私の体の位置です。
VRマシンは、バッテリー式だから、私のことを動かせます。
だから、体の回収をお願いします」
エイミ「分かった。目的地のすぐ近くだから、寄ってく」
ヒマリ「1つ聞いていいですか?アリスの暴走が起こるとして、確率はどれくらいですか?」
「....100%」
エイミ/ヒマリ「!?」
ヒマリ「なんで、その確率なんですか?!」
「アリスの心は確実に傷がついている。
あの状態では、アリスではなく、Keyが体の主導権を握ります。
そして、Keyの目的が私の予想通りなら、エリドゥの乗っ取りを始めるはずです」
そう、人格が複数あるとき、片方の人格の心が折れたら、もう片方の人格が乗っとるように.....
アリスは私たちを傷つけたことを後悔している。後悔しているからこそ簡単には私たちに会おうとはしないはず...
そのときに空いた体に埋め込まれるのは間違いなくKeyの方だろう。
急がなきゃ、魔王の降臨は絶対におこる。
このままじゃ...
「ディヴァ、ケセドに頼み事をしてきてください。
あなたの兵士たちの力を借りたいと」
ディヴァ『いいですが...
マスターは?』
「私は今できることをします。
お願い、ディヴァ、君に任せるしかないんだ」
ディヴァ「分かりました。死なないでくださいね」
そう言ってディヴァはここからログアウトする
「ごめんねディヴァ、それは、保証できないかな...」
ーーーーーーーー
リオ「先生、あなたも私の行動が独善というの....
でも....私は....
私、は...」
チヒロ「先生、アリスの場所が分かった。
その部屋の隅に、電力が集中する施設があるはず。
アリスはそこにいる」
モモイ「ミドリ!ユズ!」
ミドリ「うん!お姉ちゃん!」
“リオ、続きはこの後にしようか”
リオ「......」
モモイ「アリス!お待たせ!」
ミドリ「アリスちゃん!」
ユズ「アリスちゃん・・・」
アリス「...,...」
“アリス..?”
アリス「.,....」
モモイ「な、何が起きてるの!?」
ミドリ「あそこの、モニターが....」
リオ「これは...!!」
チヒロ「ぃま・・・急に・・・・・の・・・・・が・・・!?
通信が・・・・消・・・
・・・み・・・・な・・・応答・・・・!?」
“チヒロ・・・!”
リオ「エリドゥのシステム全体が...ハッキング...
いえ、これほ単純なハッキングではない...
都市全体が[何か]に変質していってる?」
「先生、聞こえますか?」
“どうしたのサナ?”
「そこにいるのって...
ゲーム開発部とリオ会長?」
“そうだけど...”
リオ「笑いにきたの?
結局、あなたが言うように、私は冷酷な...」
「時間がそんなにないので、短く言います。
アリスの暴走はKeyと呼ばれるAIが関わっています。
心の奥底にアリスの心は残っています。
みんななら助けられると思います。
私は、多分
“.....え?”
「いやー、いまエリドゥのシステムのなか逃げ回っているんですけど、向こうの侵食が速すぎてどうにもならないんですよねー
ログアウトもできなくなっちゃってですね....
先生悔やまないでください。
いま、失敗すれば、犠牲はキヴォトス全てになります。
トロッコ問題と同じです。1人の命とキヴォトス全て、どちらを捨てるのがいいかという合理的な判断です。
何より私は、友達に生き残って欲しい。
圧をかけるようで申し訳ないですけど...
アリスを助けてください。
それと、モモイ!」
モモイ「何?!」
「Keyは、アリスの従者。
仲間のあり方は、1つじゃないこと。
これを、アリスに伝えてあげて。
そして、仲間のことを思う気持ちのこと教えてあげて
そして、リオ会長」
リオ「どうしたの....」
「アリスが魔王として生まれたことに間違いはないです。
だから、アリスを勇者の道に戻してあげてください。
敵だった私からの、お願いです。
いま、信頼できてすぐに動ける人、リオ会長しかいませんから。
それと、私はあなたを許します。私にしたことを後悔しないで」
リオ「!待ちなさい!あなた...」
「限界ですね...
アリスを救ってください!!!
みんなに、奇跡が起こることを祈ります」
リオ「サナ!待っ」
私は通信を切る
私の目の前には、変質していくシステムが可視化されている。
あの黒い何かが、エリドゥを飲み込んでいく。
工場みたいなのは全部、オフラインにしたけど、すぐにバレちゃいそうかな
ディヴァは逃がした。
あとは、傷跡くらいは残してあげます!
これは、前世のゲームでの推しをベースにして作成したプログラム。
なら、作ってるに決まってるよね!
他の武装はまだ出来てないし、口から出すみたいなのは何故か上手く行かなかったけど手からなら.....
真の崩壊、見せてあげる!!なんてねっ!
私は、レーザー光線を核であろう部分に撃ち込み黒い何か諸共消し去ろうとする
??「案外やりますね
ですが、これで終わりです」
「Keyですね」
Key「ええ、お久しぶりです。
そしてさようなら」
「...奇跡は必ず起きます。あなたも身にしみてわかるはずです。
人が起こす奇跡を」
私は、Keyの操る黒い何かに飲まれてしまった
Key「いいえ、あなたは死に、王女は必ず役割を果たします。
さて、邪魔者はこのエリドゥに飲まれたでしょう。あとは...」
こうして、王女の従者は現実世界へと戻る。
全ては、自分が仕えている王女のために
読んでくださりありがとうございます。
シルバーウルフの元になったのは、別のゲームの推しです。
サナが捕まったら、本編にサナが関わるためにはこれくらいが必要でした。
このシステムはパヴァーヌで出番は終わりですね。
オリ主は、子供っぽいのでゲームにでてくる技の再現とか大好きです