歪んだ神秘をもつ生徒によるキヴォトスオーダー   作:セレネ2563

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本日からエデン条約編突入です!!

主人公の姿が、サナからウリアに変わります。



エデン条約
補習授業部


 

コハル「もう嫌っ!!

こんなことやってらんない!分かんない!つまんない!めんどくさい!!

それもこれも、全部先生のせい!!」

 

“えぇ、私...?”

 

ハナコ「もう、コハルちゃん。そんな無茶苦茶なこといったら、先生が困ってしまうでしょう?

あくまで先生は私たちを助けるために来てくださってるんですし.......

そもそも、勉強が分からないのも試験に落ちたのも、先生ではなくコハルちゃん自身のせいで....」

 

ハナコ様正論すぎますわ

 

コハル「うっ.....!!

わ、私は正義実現委員会の一員だから!それで、授業に出られないことが多くて....そう!そのせいなの!」

 

アズサ「それは他の正義実現委員会のメンバーも同じだ。でもここに来ているのはコハルだけ」

 

アズサ様まで正論で殴っちゃいましたわ

 

コハル「....」

 

ハナコ「なるほど。つまりアズサちゃんが言おうとしてるのは、ただただコハルちゃんがおバカさんだからですよ、ということで合ってますか?」

 

アズサ「まあ、それも強ち間違ってはいない。

仕方ないものは仕方ない、人生は往々にして虚しいものだ」

 

おいこら、アリウスの部分見え隠れしてますわよ

 

ハナコ「確かに人生は苦痛の連続ですからね....そういうこともあります」

 

コハル「ああもう、うるさいなぁっ!?

そんなこといったらあんたたちもみんな一緒じゃん!

私がバカならここにいる全員バカでしょバーカ!!!!」

 

ヒフミ「あ、あはは...えっと、それはその....」

 

コハル「な、何も間違ってないでしょ?

バカだからここにいるんでしょ!?

 

あんたも!あんたも!!あんたも!!!あんたも!!!!

 

あんたもっ!!!!!」

 

“私は一応、先生なんだけどな....?”

 

私はそんな理由で入れられていませんわ。全く心外ですね

 

ヒフミ「あう....こ、コハルちゃん、ちょっと落ち着いて...」

 

コハル「落ち着いてなんていられないわよ!

みんな仲良く退学になりそうな、こんな状況で....!

もし退学になったら....せ、正義実現委員会のメンバーじゃ、なくなっちゃう....うぅ...」

 

アズサ「もちろん私も、退学になるつもりはない。何をしてでも、たとえ惨めな思いをしてでも乗り越えてみせる」

 

ハナコ「まあまあ、退学になったからといって何もかも終わりというわけではありませんから、気楽に行きましょう。むしろ...」

 

ヒフミ「あ、あのっっっ!!!」

 

アズサ「.....」

コハル「.....」

ハナコ「.....」

 

ヒフミ「あ、えっと、その....こうして集まっているのは、そもそも退学せずに済むようにするためですし......

とりあえずその、今はみんなで知恵を寄せ合って、何か良い方法を探さないと....

そうしないと、本当に仲良く全員退学なんてことに...」

 

「ヒフミ様の意見に1票ですわ」

 

ハナコ「うーん、[知恵を寄せ合う]....なるほど、悪くないのですが、あまりグッとくる感じではありませんね。もうすこしこう、なにか...」

また始まった....

 

ハナコ「ここは例えば、そうですね...[弱くて敏感な部分を寄せ合う]、という形はいかがでしょう?」

 

アズサ「?」

コハル「い、いきなり何言ってんの!?下ネタはだめ!禁止!死刑!び、敏感な部分って、何をどう寄せ合おうっていうわけ!?」

 

ハナコ「ああ、ちょっと分かりにくかったですか?

では実際にやってみせましょうか。もう少しこう、脚を開いていただいて....」

 

ハナコ様がコハル様に近づく

 

コハル「....えっ?えっ?!

や、やめて!近づかないで!知らないし分かりたくもないしまだ早いからっ!!」

 

ハナコ「えいっ♡」

 

コハル「や、やめっ....!やめてぇっ!たっ、助けて先生....!

わっ私が悪かったです先輩相手にタメ口ですみませんでした!

もう許してやめてっ、それはまだ嫌ぁーーー!!!」

 

アズサ「なるほど、そういう制圧術もあるのか。白兵戦で使えそうだ...勉強になった

ただ、無駄な動作が多い気がするな。私ならあと2テンポ前の段階で、関節を決めてる」

 

「大変ですね、先生様もヒフミ様も」

私は参考書をパラパラしながら話を聞く

 

ヒフミ「....せ、先生ぇ....」

 

“....うん、私も頑張るね”

 

ヒフミ「よ、よろしくお願いします....

このままだと、本当に....私たちみんな、退学に....」

 

そもそも私、全てのテストに出て、全て70点にしてるのに補修授業部にいる以上、補修授業部に呼ばれることはないですわ。これはナギサ様が何かのために仕込んだものですから。

私は確実に、セイア様殺しの容疑者。

コハルは、正義実現委員会の人質。

アズサとハナコ、そしてヒフミも容疑者なのですよね。

ナギサ様視点からみてあの3人を選ぶ理由が分からないんですよね。

でも...

セイア様襲撃の犯人は分かっている。問題は...裏切り者。

こっちは、役職が高い存在であることを以外予想できていない。

候補はほとんどいないから絞れてはいるんだけど...

こっちは長そうね....

でも、狙われる人によっては確実に答えが分かる

 

ヒフミ「ウリアちゃんも手伝ってください〜」

「はぁー」わたしは参考書を閉じて、窓を開ける。

そして、ミカエルを構える

 

ヒフミ「あの、ウリアちゃん..なにもそこま...」

パァン!!

 

アズサ/コハル「!」ハナコ「あらぁ」

 

「もうおふざけはやめて次のお話に移りましょう?

異論はありませんね?」

 

ハナコ「あぁ!ウリアちゃんも混ざり...」

パァン!

 

「異論は、ありませんね?」

全員が黙る....

あれ?こういうときってこうするのが良いんじゃないっけ?

アヤネ様のちゃぶ台返しみたくインパクトあることすれば止まると思ったのに....

 

 

ーーーーー発端は、数週間前まで遡る

 

「スズミ様、ごきげんよう。

最近、治安の方はどうでしたか?」

 

スズミ「特に変わらないですよ。懸念でもありますか?」

 

「ティーパーティのホストが、セイア様からナギサ様に変わりましたからね。

ここの生徒なら色々文句も出るかと思いまして」

 

スズミ「そうでしたね

ウリアさんは大丈夫ですか?」

 

「...えぇ、大丈夫ですわ。

セイア様のことですもの。しっかり生きていますよ」

えぇ、生きていますとも、ミネ様もいらっしゃいますから

私もゲヘナのほうでの仕込みもしないといけないし、そろそろトリニティに行くのも...

 

“いた!おーい、ウリア、それにスズミもいたんだね”

 

「?どうしましたか?先生様」

 

“まだ呼ばれなれないな、様付け”

 

スズミ「私もずっと呼ばれていたので慣れましたが、最初の頃は...」

 

??「先生、彼女が?」

 

“うん、そうだよ?”

 

??なんでヒフミ様がいるのでしょう。

あとこちらでは初対面でしたね

 

“用件なんだけどね、ウリア、補修授業部に入部になったんだ”

 

「?どうしてですか?」

 

“ティーパーティのホスト、ナギサからの通達だよ”

 

どうして私が.....

!なるほど、セイア様の件ですね

 

スズミ「ありえません!ウリアさんは...」

スズミ様が先生の前に立って抗議する。

いい先輩ですね

 

「大丈夫ですよ、スズミ様。

大方どこかのテストでやらかしたのでしょう。

甘んじて受け入れますわ。それと....」

 

先生のもとに歩きながらスズミの耳元に口を運ぶ

 

「先ほどの懸念当たるかもしれません。

お呼びだししたら手伝っていただきたいです」

小声でそう頼む

スズミ「分かりました。呼ばれればレイサさんと一緒に手伝います。自警団として」

「よろしくお願いしますわ」

 

「さて、先生、私だけではないのでしょう?

他の皆様も回収しに行きましょうか

スズミ様、さようなら」

 

スズミ「えぇ、また会いましょう」

 

3人目のところに向かう

 

“そういえば、ウリアってどこでスズミのあったの?”

 

「去年見学をしに来た時にですわ。

色々ありましたが、優しい先輩ですの」

 

“そうなんだ...”

 

ヒフミ「どうしましたか?」

 

“いや、前にも、他の生徒で見学した時に先輩と知り合ったと言っていたから、案外こういうのって多いのかなって思って...”

 

「私がそうだったというだけで、なかなかないと思いますわ」

それってサナのことですわね。

....先生の都合上、もしかしたらバレてしまうかもしれませんね。

まぁ、そのときは、同時に現れて全力で誤魔化しましょう!

 

「それにしてもヒフミ様が部長ですね。

しっかりやらせていただきます」

 

ヒフミ「よ、よろしくお願いします」

 

正義実現委員会に到着した

 

ヒフミ「あ、あぅ...あんまり来たくはなかったのですが

えっと...」

 

「失礼しますわ。ツルギ委員長かハスミ副委員長いらっしゃいますか?」

 

ヒフミ「カチコミみたいになってますよ!?」

 

「お二方ともいませんわね」

 

コハル「....」

 

ヒフミ「あ、こんにちは」

 

コハル「...」

 

ヒフミ「..えっ...と」

 

コハル「..何?」

 

ヒフミ「あ、あう、その.....」

ヒフミが小動物すぎる

 

コハル「....」

 

ヒフミ「あうぅ....わ、私、何かしてしまったんでしょうか...」

“ただちょっと、人見知りなんだと思うよ”

 

コハル「だ、誰が人見知りよ!?

た、ただ単純に知らない相手だったから、警戒してるだけだけど!?」

 

「それは人見知りというやつだと思いますわ」

 

コハル「うっ...」

 

“ウリアは、彼女のこと知らなかったの?”

 

「そうですね、私は正義実現委員会のメンバーに関してほとんど知りませんわ。

そもそも、ここに来るのも、メインは委員長と副委員長、そして先輩が1人だけですから」

 

コハル「そ、それで、正義実現委員会に何の用?」

 

ヒフミ「え、えっと...探している方がいまして」

 

コハル「はぁ!?正義実現委員会に人探しを依頼しようってこと?

私たちのこと、ボランティア団体か何かだと勘違いしてるわけ?

そんなに暇じゃないんだけど?」

 

ヒフミ「いえ、えっと、ここに閉じ込められているって聞いて....」

 

コハル「はぁ?」

 

ヒフミ「ですから、えっと、その、良くないことをした方がここに...」

 

コハル「え、それってもしかして...?」

「うわー、あの方ですか....」

 

ハナコ「こんにちは、もしかして、私のことをお探しでしたか?」

 

コハル「!?!?」

ヒフミ「!?」

“!?”

「うわ、でましたわ!」

 

コハル「え、は、何で!?あ、あんたどうやって牢屋から出てきたの!?

ちゃんと鍵閉めたのに!?」

 

ハナコ「いえ、開いてましたよ?私のことを話されているような声が聞こえたので、こちらにきてみました。

まさか、ウリアちゃんまでいるなんて驚きました。

なにかご用でしたか?

あら。大人の方、

ということは....先生、ですね。改めまして、こんにちは。

なるほど、もしかして補修授業部の?

いえ、ですが、ウリアちゃんが...」

 

コハル「ま、待って!!その格好で出歩かないでよ!?ちょっとぉ!!」

 

2人は漫才みたいなことをしてる

「はぁ、憂鬱ですわ」

 

ヒフミ「ウリアちゃんは、ハナコさんのこと知ってるんですか?」

 

「はい、私、よく噴水でご飯食べているんですけど、あの人もそこによくきまして、それで絡まれまして...」

 

ハナコ「つれないこと言わないでくださいよ。私たちの仲じゃないですか」

ハナコ先輩に抱きつかれる

 

「あー、もう。くっついてこないでくださいですわ!」

ハナコ様は私との相性最悪ですわ。

 

コハル「話しは終わってないわよ!」

 

ハナコ「すみません、どうやら、色々と混乱している状況のようですので、また後ほどお会いしましょうね?

ウリアさんもまた後ほど!」

 

「制服でならいいですわ」

 

“すごいね、ウリアは...”

 

「あれでそんなこと言われるのは心外ですわ」

 

ヒフミ「この状況は一体.....ハナコさんはこの後、どうなるんですか?」

 

コハル「そんなの当然死刑よ!エッチなのはダメ!死罪!」

 

ヒフミ「そ、そんなはずはないと思いますが...」

 

「まぁ、死罪は言い過ぎですわね」

 

コハル「水着で学校。歩き回ったんだよ!?真っ昼間から!

生徒がたくさんいる、広場のど真ん中で!!」

 

ヒフミ「....」

 

ハナコ「ですが、校内では校則で決められた服を着るものですよね?

ですからきちんと学校指定の水着を...」

 

コハル「どうしてそこで水着なの?!制服を着ればいいでしょ!?

ていうか話に入ってくるな!」

 

ハナコ先輩、ああ見えて、次期ティーパーティに選ばれてもおかしくない生徒ではありますけどね

 

ヒフミ「あうぅ、とりあえず、ハナコさんとお会いするのは難しそうなので...

一旦次のメンバーに会いに行きましょうか....

えっと....」

 

そこに正義実現委員会の主力メンバーが帰ってくる

 

ハスミ「ただいま戻りました」

マシロ「任務完了です!現行犯で()()()()()()()を確保しました!」

 

ヒフミ「はい...はいいっ!?」

 

コハル「あっ、ハスミ先輩、マシロ」

 

マシロ「コハルさん、お疲れ様です。あれ....?」

 

ハスミ「先生?それにウリアさんも?」

 

アズサ(シューッ、シューッ・・・・)

ヒフミ「.....」

“.....”

「.....」

 

・・・・・・へぇ、アズサ、ねぇ

 

アズサ「惜しかった。弾丸さえ足りてれば、もう少し道連れにできたのに

もういい、好きにして。ただ、拷問に耐える訓練は受けてるから、私の口を割るのはそう簡単じゃないよ」

(シューッ、シューッ・・・・)

 

この人が......アリウスからの侵入者にして、百合園セイア襲撃の実行犯ですか。

さて、どっち側なのか、見極めさせてもらいますわよ。

 

ーーーー先生経緯説明中

 

ハスミ「・・・なるほど、お話は理解しました。

先生が、補習授業部の担任の先生になられると。

・・・残念です、できればお手伝いしたかったのですが」

 

“あの2人、連れて行ってもいいかな?”

 

コハル「はぁ!?ダメに決まってるでしょ!?絶対ダメ、凶悪犯なのよ!?」

 

ハスミ「コハル。先生はシャーレの方として、ティーパーティからの依頼を受けてこちらにいらっしゃったのです。

規定上は何の問題もありません。

補習授業部の顧問、担任の先生になるのですから」

 

コハル「え、えぇ....まあでも、先輩がそう言うなら...

ふ、ふん!まあでも良いザマ!!

こっちはこんな凶悪犯たちと一緒にいなくて済むし、そもそも補習授業部だなんて!

恥ずかしい!

あははっ!良いんじゃない、悪党と変態の組み合わせ!

そこに[バカ]の称号だなんて、私なら一緒にいるだけで羞恥心で死んじゃいそう!」

 

ハスミ「・・・ふぅ、コハル...」

 

「なら、羞恥心で死んでくださいね?コハル様」

 

コハル「はぁ?」

 

「補習授業部は全員で私を含めて5人。

最後の1人は、下江コハル様、あなたですわ」

 

コハル「・・・・・・・え、私っ!?」

まぁ、本当に学力足りてないのは、コハル様とアズサ様だけでしょうけどね

 

「それでは私たちは失礼致しますわ。

ごきげんよう皆様。」

 

私たちは正義実現委員会を出ようとする。

 

ハスミ「ウリアさんだけ少し残っていただいてもよろしいですか?」

 

“うん、問題ないけど話すことでもあるの?”

 

ハスミ「はい、補習授業部関係ではないので、ウリアさん1人で大丈夫です」

 

“分かった。ウリア、私たちは前で...”

 

「いえ、先にお部屋を取っておいて欲しいですわ。

先生様のモモトークは持っていますので、連絡をいただければ問題ありませんから」

 

“分かった。先に行ってるね”

先生たちが先に出ていく。

 

「それで、私に何のご用ですか?」

 

ハスミ「ウリアさんが補習授業部に入るほど点数が低いとは思えません。

どうして、抗議もせずにあの場にいるんですか?」

わぁ、核心をついてきましたね

 

「そうですね...

ナギサ様のお考えなど私には分かりませんから憶測になりますが...

私は、点数はいいですが、少々風紀を乱す側ではございます。

そこが気に食わなかったのかもしれませんね。

たとえば、先ほど、アズサ様を捕まえるように()()()()方たちの名前なら知っていますわ。弱いものいじめをする正義の風上にも置けない人たち、だと」

 

ハスミ「!ってことは....」

 

「えぇ、まんまと利用されましたね。

私、正直、トリニティ(ここ)の生徒の半分は間違いなく嫌いですわ。」

私は映像を送る

 

「こちら、仕向けた悪人を捕まえるのにちょうどいいものかと。

それを生かすも殺すもハスミ様しだいですわ。

正しい判断をすること、祈らせていただきます」

私は正義実現委員会の部屋を後にする

 

ーーーーーーー

 

ヒフミ「え、えっと、何か分からない点とか気になる点がありましたら...」

 

「ちょうど、補習授業部の説明を終えたあたりでしたか?」

 

ヒフミ「はい、ウリアさんはなんのお話をしていたんですか?」

 

「そんな低い点数を取ったのですか...というお小言みたいなものですわ。

あ、そうだ、改めて、1年生の天使ウリアでございます。

皆様よろしくお願い致しますわ」

 

アズサ「質問に関しては大丈夫。

これからは普通の授業に加えて、毎日放課後に特殊訓練があるってだけでしょ」

 

ヒフミ「えっと、訓練と言っていいのか分かりませんが、そうです。私たちが目指すのは、これから行われる特別学力試験で[全員同時に合格する]こと。

先生も手伝ってくれますし、み、みんなで頑張って落第を免れましょう・・!

特別学力試験は第三次まで、つまり3回あるようですが....そのうち一度でも全員同時に合格すれば、そこで補習授業も終わりとのことです!

 

先生には主に....スケジュールの調整や、いろんな補習を行なっていただければと」

 

アズサ「うん。理解した。

3回のミッションのうち、一度でもいいから全員で成功を収める。

そのために、ここに毎日集まって訓練を重ねる....

それほど難しい任務じゃない。

この集まりはつまり、各自のリタイアを防ぐための措置....

私としては特に、サボタージュする気も理由もない」

 

ヒフミ「そ、そうですね、頑張りましょう!

えっと、アズサちゃんは、転校してからあまり時間も経っていないんですよね?

まだこの学園に慣れてなかったせいもあるでしょうし、みんなで頑張ればすぐに何とかなると思います!」

 

ハナコ「あら?白洲さんはこちらに転校されてきたのですか?

トリニティに転校だなんて、珍しいですね...?」

 

アズサ「....」

 

「黙るなんて、まるで話せないことを理由に来たみたいですわね?」

すこし踏み込んでみましょう

 

ヒフミ「あ、書類上はそう書いてあって...も、もしかして私、余計なことを...?」

 

アズサ「いや、別に隠すことじゃないから気にしないで良い。

れっきとした事実だ。

こう言われるのは慣れるべきことだし、そのための努力もする」

 

ハナコ「なるほど...

それでは、私もアズサちゃんって呼んでいいですか?」

 

アズサ「...?別にいいけど?」

 

ハナコ「でら、アズサちゃん。ヒフミちゃん。それからコハルちゃんとウリアちゃん。

うふふふ、何だかいい響きですね。

私たちはこれから補習授業部の仲間ということで。

 

アズサちゃんは一見冷たそうに見えますが、何だか可愛らしいですし。ふふふっ」

 

アズサ「?」

 

「そうですわね、私たちは、補習授業部の仲間ですわ」

 

ハナコ「ウリアちゃんも改めてよろしくお願いしますね」

 

「えぇ、よろしくですわ」

 

コハル「....」

 

ハナコ「あ、そんな憎悪に満ちた目で、どうしたんですかコハルちゃん?」

 

コハル「言っておくけど、私は認めないから....!」

 

ヒフミ「えっと...?」

ハナコ「あら、何のことですか?」

 

コハル「わ、私は、正義実現委員会のエリートだし!

私の方が年下だからって、あんたたちを先輩だなんて呼ぶつもりはないから!

それにそもそも、こんな部活さっさと抜けてやるんだからっ!

あんまり馴れ馴れしくしないでもらえる!?」

 

最後の、さっさと部活を抜けるのは同意しますね。

エデン条約のための仕込みをする時間をこれで取られるのは困りますからね。

これがあるからこそ、まだナギサ様が裏切り者の可能性も捨てられないの辛いですわね。

 

ハナコ「なるほど...

確かに補習授業部の中でまで、先輩後輩なんて扱いにする必要はないと思います。

私としては何も問題ありません。

ウリアちゃんも、様を外して話していいんですからね?」

 

「私のはこういう話し方なので、外すつもりはありませんわ。

あくまで同学年の友人として接させていただきます」

 

アズサ「私も別に。そもそもそういう文化は不慣れだし。

そもそも仲良くするために集まってる会じゃない。

あくまでお互いの利益のためなんだから親しいふりをする必要もないはず。違う?」

 

ヒフミ「あ、あうぅ....」

 

コハル「じゃあ決まり!

それに、そもそもの話なんだけど....

私が試験に落ちたのはあくまで...

飛び級のために、一つ上の2年生用のテストを受けたせいだから!」

 

ハナコ「あら、飛び級?どうしてそんなことを...?」

 

コハル「ど、どうしても何も....!

私はこれから、正義実現委員会を背負う立場になるわけだし...!」

 

ハナコ「でも、それで落第してしまったんですよね?

一度試しにチャレンジするということであれば理解できますが、なぜそれを何度も...?」

 

コハル「う、うるさいうるさい!私が言いたいのはそういうことじゃなくて!

つまり私は今まで、本当の力を隠してたってこと!!」

 

ハナコ/ヒフミ「?」

 

コハル「今度のテストはちゃんと、1年生用のテストを受けるから!

そうすれば、ちゃんと優秀な成績を収めてはい終わりってわけ。分かる?」

 

ハナコ/ヒフミ「??」

 

コハル「それで、すぐにこんな補習授業部なんて辞めてやるんだから!」

 

ヒフミ「えっと、個人で優秀な成績を出したとしても、それでこの部を卒業できるわけではなくって....」

 

アズサ「なるほど、経歴を隠してたわけか。

ちなみに私も今は、前のところとの学習進度の違いが大きかったから、1年生の試験を受けてる」

 

コハル「あ、じゃあ同じ...い、いや!

どうせすぐに関係なくなるけど!

それに、短い付き合いで残念だったけど、あんたたちはそういう感じじゃないみたいだし?あははっ!

じゃあね、精々頑張って!」

 

ヒフミ「あ、あの....!

い、行ってしまいましたね...」

 

ハナコ「ふふ、コハルちゃんはテンションの上下がすごくて、見ていて面白いですね。

アズサちゃんは対照的に、一貫して全然ブレないですし」

 

アズサ「?」

 

ヒフミ「あうぅ...」

 

ハナコ「これから楽しみですね、ふふふっ」

 

ーーーーーある日の放課後

 

アズサ「ハナコ、この問題はどう解けばいい?

ハナコ「どれですか?ああ、なるほど。こういう時はですね、倍数判定法を用いてこのように....」

アズサ「なるほど...うん、理解した」

 

ヒフミ「....」

 

コハル「....?」

 

「コハル様、何か分からない問題でもありますか?」

 

コハル「いっ、いやっ!別に!?」

 

「今見てるページは、今回のテスト範囲ではありませんわよ」

 

コハル「えっ、うそっ!?

やっ、ちが...っ!

し、知ってるし!

今回の範囲は余裕だから、先のところを予習してただけ!」

 

「なるほど、なら、今回の部分はさぞお高い点数を取ってくれるのでしょうね」

 

コハル「っ、そんなの余裕だから!」

 

ヒフミ「あ、あはは....」

 

今は、ヒフミと先生は話してる。

部長と先生、か。ふふふ、親密な間柄になれるでしょうね。

 

誰かから電話だ...

「少し電話出てきますね」

“うん、いってらっしゃい”

 

「もしもし、どうしましたか?カズサ様」

 

カズサ『どうしたじゃないんだけど?!

なんで、あんたが補習授業部なんかに入ってるのよ?!

なんかやらかしたんじゃないの?』

 

「なんで知ってるんですか」

 

カズサ『宇沢から聞いたのよ。

アイリやヨシミ、ナツだって心配してたんだけど』

 

「皆様揃っているのですね。

あ、放課後スイーツ部の皆さんって、スイーツのためなら依頼とかって受け付けてくれていますか?」

 

ナツ『それは私たちへの褒美がスイーツってことかい?』

 

「えー、間違っていませんわ。

あくまで奢るかプレゼントという形になるとは思いますが」

 

ナツ『私たちの盟友のために、ウリアの依頼を受けよう』

 

アイリ『ウリアちゃんには色々お世話になってるからね。私もいいよ」

 

ヨシミ『ちょっと!面倒ごとだったらどうするのよ?!』

 

「ふふっ、ありがとうございますわ。

依頼の日までは時間がありますので、近づいたらまた連絡致しますわ。

それでほごきげんよう」

 

ヨシミ『あ、ちょっ』

 

さてこれで、向こう側の想定外の駒は揃いましたわ。

美味しいもの用意してあげましょうか。

作るにしろ買うにしろ、ね

 

ーー第一次特別学力試験、当日ーーー

 

コハル「っ...」

ヒフミ「うぅ...」

ハナコ「ふふっ」

アズサ「...」

「はぁ」

 

“みんな、落ち着いて頑張ってね”

 

コハル「え、エリートの力をみせてやるんだから!」

ヒフミ「あ、あはは...頑張ります」

ハナコ「ふふっ、はい」

アズサ「準備は完璧」

「承知しましたわ」

 

ーーー試験中ーーー

 

ふう、とりあえず、全部あっているはずですわ。

後は点数調整をうまくして...

それにしても、数値を入れ替えたものとかちゃんと多いですわね。

さすがに、赤点保持者用ではありますか...

 

問題は、明らかに筆跡の音からしてほとんど記載していないであろうハナコ様と、心音からしてやらかしてるコハル様ですかね。

位置的にアズサ様は分かりませんわね。まぁ、境遇的に合格できるほどの知識がないとは思いますが。

でも、学習の意欲はありましたから、時間をかければ大丈夫な範囲であることを祈りましょう

 

“試験の結果が届いたよ”

 

ヒフミ「み、みなさんお疲れ様でした...

えっと、100点満点で60点以上でしたら合格だそうです!

高得点は取れなくても、とりあえずそのラインだけ越えられれば大丈夫です

それに、内容も結構簡単でしたし....

では結果発表と行きましょう!

先生、お願いします!」

 

“うん。それじゃあ発表するよ

ヒフミ、72点 結果、合格”

 

ヒフミ「あ、ありがとうございます!

何だか無難な点数ですが、良かったです!

では、次に・・・・」

 

“ウリア、70点 結果、合格”

 

「想定通りの結果でございますわ」

ほんとに調整通りだったね

 

“アズサ、32点 結果、不合格”

 

ヒフミ「....はいぃっ!?」

思ってたよりは高いですね

 

アズサ「ちっ、紙一重だったか」

ヒフミ「...ま、待ってくださあ!

[紙一重]っていう点数じゃないですよ!?

結構足りてないですよ!?」

 

“コハル、11点 結果、不合格”

 

コハル「!?」

ヒフミ「コハルちゃんんんんっ!?

ち、力を隠してたんじゃないんですか?今回はちゃんと1年生用の試験を受けたんですよね!?

ま、まさかまた2年生用の...いえその点数、3年生用の試験を受けたんですか?

こっちのほうがやばいですね

 

コハル「やっ、その.....!

か、かなり難しかったし....」

 

ヒフミ「すっごく簡単でしたよ!?

小テストみたいなレベルでしたよ!?」

 

ハナコ「あらあら」

 

ヒフミ「うぅ....合格したのは私とハナコちゃんだけ、といつことでしょうか...

となるとまた次の、二次試験を受けないと...」

 

“ハナコ、2点 結果、不合格”

 

ヒフミ「2点!!?!?!?!?」

まぁ、ほとんど解答しなければそうなりますよね

 

ヒフミ「2点、2点ですか!?20点ではなく!?

いえ、20点でもダメなのですが....

むしろ何が正解だったんですか!?と言いますか

待ってください、ハナコちゃんものすごく勉強できる感じでしたよね!?」

 

ハナコ「確かに私、そういう雰囲気あるみたいですね。

まあ成績は別なのですが」

 

ヒフミ「雰囲気!?雰囲気だけだったんですか!?

成績とは別ってどういうことですかっ!?

あぅ...」

そうして、ヒフミ様は倒れてしまう。

 

“ヒフミ、しっかり...”

「ヒフミ様...!」

 

ーーーーーーー

 

ヒフミが心労で倒れてしまったのを介抱した後、先生はどこかに行った。

うーん、多分ナギサ様のところかな。

コハル様以外の人が選定された理由、分かるかもしれないし、尾行しますか。

もちろん認識阻害はちゃんと使ってね

 

ナギサ「あら、先生、お疲れ様です。

補習授業部のほうはいかがですか?

....と言いつつ、すでにお話は聞いております。

どうやら最初の試験は上手くいかなかったようですね

ですがまだ、あと2回は残っていますので...

...ああ、これですか?チェスです、趣味でして」

 

“それがチェス?私は見たことないけど”

 

ナギサ「やはり、見慣れないタイプですよね

黒はキングとクイーン、後は全てポーンだけ。

白はキング、ルーク、ビショップ、ナイトがそれぞれ3〜4個ずつ....

きっとあまり見ない形でしょう」

 

私も見たことないですわね

 

“これ、1人でやってたの?”

 

ナギサ「はい、今は私1人で、うるさいミカさんもいないですし。

今日は先生に、お迎えしておきたいことがあったのですが...

それよりも先に、先生の方からなにか言いたげなことがあるように見受けられますね」

 

“3回とも不合格になったら、補習授業部のみんなはどうなるの?”

 

ナギサ「...小耳に挟まれたのでしょうか?出処は....ヒフミさんかウリアさん、ですかね

ヒフミさんはそういうところがありますからね。

まあそれが、ヒフミさんのいいところでもあるのですが....

ウリアさんの方は、セイアさんが友人だと認める人です。それくらいのことには気づくでしょう」

 

セイア様、ちゃんと私のこと友人って思ってくれていたんですね....

その期待にはちゃんと答えるよ。

退学になっても、トリニティにいれなくなるとしても

 

ナギサ「さて、質問にお答えしますと、簡単なお話です。

試験で不合格を繰り返す、落第を逃れられそうにない、助け合うこともできない...

だとすれば皆さん一緒に、退学していただくしかありません」

 

“退学!?”

やっぱり実力行使ですか....

セイア様から聞いた話だと、意外とミカ様よりナギサ様のほうがパワープレイなんですわよね...

 

ナギサ「もちろん、本来はここトリニティにも落第、停学、退学などに関する校則が存在します

ただ、手続きが長くて面倒でして、たくさんの確認と議論を経なければなりません。

ゲヘナとは違って、我々は手続きを重要視しますので」

 

自分の手で、いろんなことをするのが面倒。ゲヘナみたいにぱぱっとさくっと生徒の人生終わらせられるようにしたいなー、ってこと!?

バカですか?この人

はぁ、トリニティは苦手な人が多いし、イジメる奴ら多くて、それなりに私は素行不良でいましたが、トップがこんなだとは...

 

「そもそも、補習授業部は.....

生徒を退学させるために、作ったものですから」

 

“・・・・・!?

どうしてそんなことを....!?」

 

やっぱりパワープレイでしたか。

オール70点取っている私が入っていることそのものがおかしいんですもの。

これくらいは想定していましたわ

 

ナギサ「...あの中に、トリニティの裏切り者がいるからです」

 

“裏切り者?”

 

ナギサ「その裏切り者の狙いはエデン条約締結の阻止。

この言葉が持つ重さを理解していただくには....

[エデン条約]とはなにか、という説明が必要ですね」

 

ナギサ様はエデン条約について説明する。

私はヒナ様から聞いて知ってはいました。トリニティ側もちゃんとエデン条約については考えているのですね

 

ナギサ「トリニティとゲヘナの長きに渡る敵対関係はお互いに大きな重荷になっています。

エデン条約はその無意味な消耗を防ぐための、恐らくは唯一の方法であり、キヴォトスにおける力のバランスを保つための方法でもあります

これは、連邦生徒会長が提示した解決策でもありました。

彼女が行方不明になってしまい、一度は空中分解しかけたものを、私の元でどうにかここまで立て直したのです。」

 

ゲヘナ側をヒナ様が頑張ったからですけどね?

ヒナ様がいなければ空中分解してましたからね?

まったく、ナギサ様に限らず、トリニティ側は本当に、ゲヘナのこと嫌いですのね。

 

ナギサ「そして、この念願の条約が締結される着前まで来た、このタイミングで....

これを妨害しようとする者たちがいるという情報を耳にしてしまいました。

まだ、それが誰なのかは分かりません。

特定には至りませんでした。

そこで、次善の策として....

その可能性がある容疑者を一か所に集めたのです。

....裏切り者はそこにいます。ですが、誰なのかは分かりません。

であれば、一つの箱にまとめてしまいましょう....

いざという時、まとめて捨ててしまいやすいように。

.....そろそろお分かりでしょう、それが[補習授業部]です。

先生には、その箱の制作にご協力いただきました。

....ごめんなさい。

こんな血生臭いことに先生を巻き込んでしまいました。

私のことは罵っていただいても構いません」

 

“でも、本当に私を利用するつもりだったら、こうして今話してくれてないよね”

 

ナギサ「流石、理解が速いですね

言っても信じてもらえるかなと思っていましたが、仰るとおりです。

こうなったらお話は早いですね。

補習授業部にいる裏切り者を探していただけませんか?」

 

“......”

 

ナギサ「先生を、トリニティを騙そうとしている者がいます。

平和を破壊するテロリストです。

私たちだけでなく、キヴォトス全体の平和を、自分たちの利益と天秤にかけようとしているのです。

裏切り者を探し出すことが、キヴォトスの平和に直結します。

いかがでしょう、連邦捜査部シャーレとしてご理解いただけますと幸いなのですが...」

 

いい笑顔でお願いしていますわね。

まぁ、先生は了承しないでしょうけど...

 

“....私は私のやり方で、その問題に対処させてもらうね”

 

ナギサ「・・・・

....そうですか。分かりました。

...ですが、先生。ゴミを細かく選別して捨てるのが難しい時は、箱ごと捨てるというのも手段の一つ...そうは思いませんか?

それからもう一点....試験については基本的に、私たちの手のひらの上にあります。

例えば[急に試験の範囲が変わる]ですとか、[試験会場が変わる]ですとか、[難易度が変わる]ですとか....

そう言ったことが起きないことを祈っていますが....

....失礼しました、良くない物の言い方でしたね。

それではこれからも、引き続き補習授業部をよろしくお願いします、先生。

私たちの方から、先生に対して、不利益や損害を与えることはありません...

と、言いたいところなのですが...」

 

“...そうとも言いきれない?

 

ナギサ「...そうですね。簡単にはお約束しかねます。

ですが、だからと言って、先生が生徒たちを放っておくような方ではないと思っておりますので.....

これからの展開は私にも予測しきれておりません

どうかこの結末が....できるだけ、苦痛を伴わないものであることを願うだけです。

ああ、ですが一つだけお伝えしておきますと.....

一次試験において、私たちの方では如何なる操作も行なっておりません。

この部分については、誓って嘘ではないことをお約束します」

 

“.....”

 

ナギサ「先生なりのやり方....それが、トリニティに利するものであることを願っていますね。

それでは、また」

 

“またね、ナギサ”

 

先生は挨拶をして部屋を出る。

私もその後ろを追って部屋をでた。

 

ここからどう動きますかね。

一旦はタイミングを見て、放課後スイーツ部と自警団と作戦の共有をしたいんだけど....

 

あれ、誰かから電話だ。

 

「はい、もしもしですわ」

 

ハスミ『ウリアさん、正義実現委員会の教室まで来ていただけますか?

ツルギが確認したいことがあるようで....』

 

ふふふ、悪いこと考えちゃいました

「いいですが、イチカ先輩とハスミ先輩、ツルギ先輩の3人だけにしてくれますか?」

 

ハスミ「?それは構いませんが....」

 

「なら問題ないです。失礼します」

 

さーて、正義実現委員会のところで、暗躍致しましょう!

 

ーーーーーーーーー

 

「天使ウリア、ただいま到着致しましたわ」

 

ハスミ「お疲れ様です」

 

イチカ「久しぶりっすね、ウリア。

あまりこっち来てくれないから、寂しいっすよ」

 

「たまに遊びに来ていますわよ?

タイミングが合わないだけですわね。

それで、ツルギ様、私に何用でしょうか?」

 

ツルギ「ウリア、今回のことに関して何か知っているだろう?」

 

「そう思われた理由は?」

 

ツルギ「そうだな。

1つ目は、お前が補習授業部にはいるようなミスをするとは思えないこと。

2つ目は、それを一切抗議していないこと。いつものお前なら、問題があればすぐに動く。派閥に入らずに、悪質な問題に正義実現委員会よりも先に動く。

裏で[シスターフッドの天使様]なんて呼ばれているくらいだからな」

 

「そんな名前初耳ですが?!

そもそも、シスターフッドにも入っておりませんわよ!?」

 

ハスミ「あなたを捕まえろという問い合わせも多いので大変なんですよ?」

 

イチカ「まぁ、大体逆恨みなのがほとんどっすよ。

逆に、訴えた側に問題があるのが露呈してそのまま審問にかけられるっす」

 

「いろいろと申し訳ございません....

私、トリニティの雰囲気とは合わないみたいで.....」

 

イチカ「そうっすか?

ウリアはお嬢様みたいで、トリニティにぴったりだと思うけど....」

 

「いえ、このドロドロとした、他人を蹴落としたり、虐めたりする陰湿な雰囲気があいませんの...」

 

ハスミ「それを言い切れてしまうあたり、ウリアさんは十分生きていけますよね...」

 

ツルギ「ウリアはちゃんと活躍している。

意外と無派閥の1年生がシスターフッドに入っていく理由はウリアにあるからな。

正直根拠は最後のだ

セイア様の入院のタイミングから、ウリアは単独での行動をとるようになったこと。

隠してること共有してもらうぞ」

 

「ふふふ、ええ、こちらも了承いたしますわ。

だからこそ、私が信頼している皆様のみを残したのですから。

まずは、こちらをご覧ください。

これが、ナギサ様が行おうとしてることです」

 

3人に、先生につけておいたカメラが録画したものを見せる。

まぁ、私にも付いてはいますが、こちらで問題ないでしょう。

 

ーーー録画視聴中ーーー

 

全員言葉を失ったのかな?

見終わって3分ほど誰1人喋らないのですが.....

 

ハスミ「今すぐ、ナギサ様に抗議を....」

やば

ツルギ「ハスミや....」

 

「それはやめてください。ハスミ様」

私はメタトロンを構える。

 

ハスミ「どうして止めるのですか?

コハルだけじゃなくて、ウリアも、あんな理由で退学の危機に....」

 

「えぇ。ですが、利用させていただきます。

私には、セイア様襲撃の犯人とナギサ様のいう裏切り者がだれか予想はついています」

 

ハスミ「それなら、すぐにでも報告すれば....」

 

「裏切り者の第1候補がミカ様とナギサ様のどちらかでもですか?」

 

ハスミ「?!」

イチカ「まじっすか....」

ツルギ「....」

 

「どうせ、ティーパーティの権力で、こんな報告握りつぶされます。

なにより、パテルとフィリウスは、面倒な人が揃いに揃っていますわ。

何を言ったって、陰謀だのでこちらを悪にしたてあげられます。

だったら、徹底的な証拠を用意すればいい。

ミカ様かナギサ様が裏切り者であるという証拠を...」

 

ツルギ「もし、それが本当なら、私たちは動けないぞ?」

ハスミ様とイチカ様も視線を下げる

 

「えぇ、正義実現委員会を動かす方法は考えていますわ。

向こうが想定していない駒を使って、正義実現委員という駒を無理やり動かします。

だって、()()であれば、目の前の悪人のことは追いますよね?」

 

ハスミ「本気ですか?」

 

ツルギ「きしし

ウリア、お前は確実にトリニティに染まっているぞ」

 

イチカ「思っていたよりも、シスターフッドの天使様は、暴力的っすね」

 

「え、嫌ですわ、あんな陰湿だと思われるのは本当に心外なんですのよ!」

ほんとに、あんな陰湿だと思われたくないんだけど

 

「そういうことなので、上への報告はしないでくださいね。

問題が起これば、連絡後にこちらからうまく仕掛けますので、その時はよろしくお願いしますね」

 

ハスミ「ウリア、コハルをお願いしますね」

 

「はぁ、私がああいう人苦手なの知ってて言ってます?」

 

ハスミ「えぇ、知ってて言ってます。

ですが、コハルが他の人とは違うのはもう分かっているでしょう?」

 

「そこまでバレてるのですね。

いいでしょう。ただし、私のやり方になるので...」

 

イチカ「ウリアは面倒見が良いから、念押ししなくてもちゃんとやってくれるはずですよ」

 

「分かりました!それなりにやらせていただきますわ!」

 

こうして、正義実現委員会への仕込みを終えた私はここから離れる。

さて、あとは、アズサ様が敵か味方かを判別しますか....

まぁ、セイア様が死んでいない以上は味方でしょうけど

 

さて、明日からの合宿頑張りましょう!!

 

 

 




読んでくださりありがとうございます。

実はルナのドールはそれぞれ、アスナ先輩やノア先輩みたいに特殊な神秘になっているものがいます。
ジャンヌは何もないですが、サナは奇跡を起こす。と言った感じです
まだ出ていないドールは後々説明します。
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