歪んだ神秘をもつ生徒によるキヴォトスオーダー   作:セレネ2563

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合宿開始!

 

ハナコ「ようやく着きましたね」

 

ヒフミ「はい、合宿の場所です。

ようやく着きましたね。ふぅ.....」

 

「疲れましたわ....」

 

ハナコ「しばらく使われていない別館の建物と聞いたので、冷たい床で裸になって寝ないといけないのかと思っていましたが...

広いですし、きちんとしてますし、可愛いベッドもあって何よりです。

これなら、みんなで寝られそうですね、裸で!」

 

コハル「さっきから何で、ちょいちょい[裸]を強調するの!?

それにベッドの数も足りてるんだから、1人1つでしょ?!」

 

話してるとアズサが帰ってきた。

うん、攻められること考えてる?ここ要塞にするつもり?籠城戦するつもり?

先生いるとはいえ、正義実現委員会にはこのメンツでは勝てないと思いますわ

 

 

アズサ「ここが兵舎...いや、居住区か。...綺麗だな

こんな施設を使わずに放置していたなんて..無駄遣いもいいところだ」

 

ヒフミ「あの、アズサちゃん...

私たちはここは戦いに来たのではなく、勉強をしに来たんですよ」

 

アズサ「うん、分かってる。一週間の集中訓練だろう?

外出禁止、自由時間は皆無、24時間一挙手一投足まで油断することはゆるされないハードなトレーニング」

 

ヒフミ「そ、そこまででは無いと思いますが...」

 

「まぁまぁ、アズサ様はそういう、習慣みたいなものがあるのでしょう。

現に、色々と用意してきたようですね?」

 

アズサ「当然だ。徹底した準備こそ成功への糸口」

 

ハナコ「うふふっ。みんなで一緒に食欲を満たし、睡眠欲を満たし、そしてみんなが欲する目標へと向かって脇目も降らず手を動かす...

良いですね、合宿」

 

アズサ「.....うん、そうだね

あ、でも任務は確実に遂行する。きちんと勉強をして、第二次学力試験にはどうにか合格する。その目標のためにここに来たんだ。

...迷惑はかけたくない」

 

ヒフミ「・・・・」

 

アズサ「大丈夫、万が一の敵襲に備えて....」

爆弾の数々を披露してヒフミにツッコミをくらっていた。

 

ヒフミ「ナギサ様から言われた通りです。

第一次特別学力試験には落ちてしまったので

この別館で合宿すふことになりました。

私たちは二次試験までの一週間、ここに滞在することになります。

長い間放置されていたそうですが、少しお掃除すれば全然使えそうですし、体育館やシャワー室なども充実しているようですし....」

 

アズサ「うん、そういえば外にプールもあった。

しばらく使われていないようだったけれど」

 

ヒフミ「あ、そうだったんですね。

あと、ここはトリニティの本校舎からも頑張れば歩ける距離ですし、地下に食堂設備のようなものもありましたから、特にお腹を空かせる心配もなさそうです。

それに私たちがここにいる間、先生もずっと一緒にいてくれる予定ですので、なにかあっても大丈夫だと思います!」

 

“うん、任せて”

 

ヒフミ「ありがとうございます。えっと、通路を挟んで向かい側にもお部屋があるのですが先生は...」

ハナコが発言しようとする

コハル「ダメっ、絶対ダメ!!

同衾とかエッチじゃん!!!!死刑!!!」

 

ハナコ「えっと、コハルちゃん?

私、まだ何も言っていませんが...?」

まだってことはいうつもりだったんじゃん

 

コハル「何を言い出すのかはだいたい分かるわよ!!

ダメったらダメ!

そういうことはさせないんだから!」

 

ハナコ「コハルちゃんは厳しいですねぇ...」

 

アズサ「私は先生もここで一向に構わないけど?

ベッドも余ってるし、無駄に部屋をいくつも使うこともない」

 

「私も構いませんわよ」

ていうか、来てくださいまし。

私これは想定外なのですわ

 

“みんなで交流を深めておいて。何かあったら呼んでくれれば大丈夫だよ”

 

逃げられましたわ....

 

ヒフミ「で、では一旦そういうことで。

そうしたら、

荷物を片付けて早速お勉強を...」

 

ハナコ「あら、でも、その前に、やることがあると思いませんか?ヒフミちゃん?」

 

ヒフミ「えっ....?」

コハル「?!」

アズサ「なるほど、敵襲を想定して、トラップの設置を?」

 

ハナコ「そういうことではなく、お掃除、ですよ♡」

 

ヒフミ「...お、お掃除、ですか?」

 

ハナコ「このままここで過ごすというのも健康に良くなさそうですし、今日はまずお掃除から始めて、気持ちいい環境で勉強を始めるというのはいかがでしょう?」

 

「私も、お掃除に関しては賛成致しますわ。

埃が多いところでは集中できそうにありませんもの」

 

ヒフミ「なるほど、確かにそうですね。

まずは身の回りの整理整頓から始めるのは定石ですし、そうでないと途中で気になってしまいますし...」

 

アズサ「うん、衛生面は大切。実際、戦場でもすごく士気に関わりやすい部分だ」

 

コハル「お、お掃除....?えっと、まあ、普通のお掃除なら....」

 

ヒフミ「はい、ハナコちゃんのいう通りかもしれません。

やる気が空回りしても困りますし...

私たちがするのは一夜漬けではなく、きちんと用意された期間の中での試験勉強....

つまりは長距離走のように、順番やペース、作戦も考えないとです。

 

それではまず、大掃除から始めるとしましょう!」

 

“よし、頑張ろう!!”

 

ヒフミ「それでは汚れてもいい服に着替えてかは、10分後に建物の前に集合としましょう!」

 

アズサ「分かった」

ハナコ「はい♪」

コハル「よ、汚れても良い服....

た、体操着で良い...?」

 

意識しないように頑張って着替えないと....

認識変えて着替えてないようにはできるけど、音まではいじれないの辛いですわ...

 

ーー10分後ーー

 

ヒフミ「先生、お待たせしました!」

 

“おお、体操服。

掃除って感じがするね”

 

ヒフミ「はい、服装から入るのも大事ですからね。

体操服のほうが動きやすいですし、汚れたときに洗濯もしやすいですし」

 

コハル「で、私は何をすれば良いの?」

 

ヒフミ「コハルちゃん早かったですね」

 

アズサ「お待たせ」

ウリア「参りましたわ」

 

ヒフミ「アズサちゃん、ウリアちゃんも---って、どうして銃を...,!」

 

アズサ「肌身離さず持っていないと、銃の意味がない。襲撃はいつ来るか分からないものだ」

「銃がないと落ち着かないんですよね...」

 

ヒフミ「いえ、それは、その、なんと言いますか、その通りかも知れませんが...」

 

ハナコ「お待たせしました、皆さん早かったですね?」

最後の1人が水着で来やがりましたわ

ウリア「はぁ.....」

コハル「アウトーーーー!!!」

 

ハナコ「あら.....」

 

コハル「何で掃除するのに水着なの!?バカなの!!バカなんでしょ!?バーカ!!」

 

ハナコ「ですが、動きやすいですし、何かで汚されても大丈夫ですし、洗い流すのも簡単で...」

 

コハル「そういう問題じゃないでしょ!?

水着はプールで着るものなの!っていうか、だっ、誰かに見られたらどうするの!?」

 

ハナコ「誰かも何も、ここには私たち以外いませんよ...?」

「男はいますけどね」

“あはは”

ハナコ「それくらいなら気にしませんよ。ね?先生」

“私は気にするよ!?”

 

コハル「、と、とにかくダメ!アウトったらアウト!

あんたはもつ水着の着用禁止!」

 

ハナコ「あら..それはそれで、まぁ....」

あいついま何考えましたか?

 

ヒフミ「あうぅ....」

 

その後、ハナコ様はちゃんと体操着に着替えてでてきた。

 

ヒフミ「それでは、まず、建物周辺の雑草から抜いていきましょう!

今日は、日差しも強いですし、熱中症には気をつけてくださいね」

 

「了解ですわ」

ハナコ「はーい!」

コハル「草を、抜く...ま、まあ別に...」

アズサ「なるほど。確かに本陣の周囲で、敵が隠れられそうなポイントから取り除くのは理に適ってる」

 

ヒフミ「えっと..と、とにかくまず建物の周りを整えたら、その後はそれぞれ一か所ずつお掃除をしていくという順番でお願いします!

 

さあ、始めましょうか!」

 

雑草抜きとガラクタの片付け終わりましたわーーー

疲れました...

 

私は窓拭きですかね。

「ヒフミ様、私は、いろんなところの窓拭きの方先に終わらせてきますわ。

その方が、床の掃除が二度手間にならなそうなので....」

 

ヒフミ「そうですね。

お願いしてもよろしいでしょうか?」

 

「了解です」

 

さぁて、頑張りましょうか。

 

そういえば、1人になりましたね。

今のうちに、何かするべきことを...

 

あれ、電話?誰だろう

ヒナ「もしもし、サナ、少し確認したいことがあったんだけど、いま大丈夫?」

・・・

なんで、ヒナ先輩の連絡が飛んできてるの?!?

やば、連絡転送のシステムがうまく機能してない!なんで?!昨日は問題なかったのに!

とりあえず、認識歪めて、声聞こえない様にしてっと

 

ウリア(サナ)「どうしましたか?ヒナ先輩」

 

ヒナ「うん、あなたの神秘のことなんだけど、あの紅い剣士と右目しかないわよね?」

ウリア(サナ)「...はい、そうですけど、それがどうかしましたか?」

 

ごめんなさい、ヒナ先輩。実はもう一つあるけどいえないんです.....

 

ヒナ「いいえ、それが分かれば大丈夫よ、ありがとう。またね」

ウリア(サナ)「はい、分かりました。それでは」

 

危なかったですね....

でも、なんであんなこと聞いてきたんだろう?

補習授業部の前までに、武器は調整して返しておいたのに、気になることでもあったのかな?

 

アズサ「ウリア、どうしんだ?」

っ!

「いえ、少し疲れてしまったので、休憩していただけですわ。

さて、頑張って進めていきますわよ!」

アズサ「あぁ、了解した」

 

ーーーーーーー

 

どうしてあんなことを聞いてきたのだろう

そう思われたはず。

だけど、確認したかった。

??「ヒナ先輩、大丈夫ですか?」

「えぇ、大丈夫よ、アコ、少し疲れていてね」

 

??「・・・本当に疲れていらっしゃるのですね。

拙は心配です」

 

「っ!!ごめんなさい、ルフェ。間違ってしまって」

 

ルフェ「大丈夫ですよ。拙は気にしておりません。

それより、お疲れですね。少しお休みなったらどうでしょうか?」

 

「大丈夫よ。このあとも仕事が...」

 

ルフェ「イブキ!ヒナ先輩に突撃!」

 

イブキ「はーい!」

 

「イブキがどうしてここに?」

 

ルフェ「ふふ、すこし、イブキの相手をお願いします。

その間に拙が業務を片付けておきますね」

 

嵌めたわね。全く、ああ見えて、最初から休ませるつもりだったのね。

 

ーー十数分後

 

「あなた、書類業務ほんとに早いわね」

 

ルフェ「拙はそこまで早くはありませんわ。

それよりもイブキは...」

 

「疲れて寝ているわ。ありがとう

良い気分転換になったわ」

 

ルフェ「それならよかったです。

最近はお疲れみたいですものね。エデン条約も迫っていますから。

はい、ココアです」

 

「ありがとう」

美味しいわね。

そういえば、あの2つについて聞いてみよう。今は、みんな外出中だ

 

「ルフェは[神秘]についてどう思う?」

 

ルフェ「[神秘]ですか?」

 

「うん。あなた、そういうのについて調べてそうだったから」

 

ルフェ「うーん、どこから判断したのかは謎ですが、そうですね。

[神秘]とは個性の様なものだと思います。

ですが、一つ言いきれるとしたら、[神秘]が...濃いとか強いとか多いとか、表現は分かりませんが、まぁ、プラスに振り切っている方々が、キヴォトスの最高戦力に含まれていると思いますよ」

 

「なるほど....

特殊な力があるとかはあるかしら...」

 

ルフェ「.....」

 

「ルフェ?」

 

ルフェ「そうですね、いるにはいるとは思いますよ。

それこそ、正義実現委員会の委員長の不死身みたいなのは、神秘由来の再生力だと思います。

ですが、持っていたとしても、1つの神秘につき1つではないですかね?

気になることでもありましたか?」

 

「えぇ、私の友人にね、人の認識を偽る神秘を持つ人がいるの」

 

ルフェ「え?」

 

「そんな反応よね。私も、初めて聞いた時は驚いたわ。

でも実際に体験して嘘じゃないことも分かった。

そんな友達を私は傷つけた....

セナの話では、その子は姿を消したらしいわ。

でも、それから、私はその子に会えていない。

姿を消す理由があるのかな....

私は、謝りたいのに、謝れてないの....

 

ごめんなさい、そんな話をして...

あなたが気にすることでは....」

 

ルフェ「大丈夫ですよ」

 

「え?」

 

ルフェ「きっと大丈夫です。

だって、わざわざ武器を置いていったのでしょう?

きっと取りに戻ってきます。

拙はそう思います」

 

ルフェはイブキをおんぶする

 

ルフェ「では、拙はもう行きますね。

働きすぎはダメですからね」

 

「...えぇ、話を聞いてくれてありがと。

分かったわ」

 

こうして、ルフェは出ていく。

あの子にはなんでも話してしまう気になる。

特殊な神秘についての仮説で、違和感を拭うことができた。

 

サナの神秘が、仮にあの眼の力と紅い剣士とした場合、違和感があった。

それは神秘の特別性について。

眼の力は自分にも代償が来るくらいの力

紅い剣士は刀から得たもの。

まるで、サナの神秘そのもののようではないように感じる。

そして、銃を返してもらう時に話した時に言っていたこと

 

過去サナ「私、あの事件どっちも死にかけていたんですけど、奇跡的に助かったんですよ!

・・・・奇跡は信じてるからこそ起こるものですよ!

私は、いつだって希望があることを、奇跡が起こることを信じています」

 

色々話してた時に、彼女は[奇跡]という言葉を多用していた。

もしかして、サナ自身の神秘は奇跡を起こすとかなのではないだろうか。

だとすれば、あの2つは外部から取り入れたもの。

後者は刀。でも、前者がわからない。

それは、ちゃんとサナに聞くしかないわね

 

もし、あの力があれば、私にも、リリスを見つけ出せるかもしれない。

けど、先生から聞いたら、サナは頼み事されると断れないって言ってたから、絶対頼めないわね。

ずっと右目の力を使い続けて倒れるとかありそうだし.-

 

さて、そろそろ休憩もやめて...

 

あれ、私、武器を置いてった話なんてしてないのに、何で、ルフェは武器のことを知ったの....

まさか、ルフェはリリスの関係者じゃないのかしら

でも、なんでルフェは私に優しくしてくれるの?

.....調べよう。あの子のこと。

 

ーーーーーーーーーー

 

んー、疲れましたわ

他の皆様は終わったのですかね。

 

さて、今後の流れについて

今考えるべきは3つ。まずは2つ、どちらが裏切り者なのかと、補習授業部をどうするか...

前者は時間をかければいずれ分かる。

問題は後者。

アズサ様とコハル様は勉強すればいい。

ヒフミ様も難易度とボーダーが上がれば必要になるでしょう。

問題は、ハナコ様。

あの人、完全に退学を脅しとしかとってないからあの行動ですよね。

仕方ないですが、あちらはいずれ対応するか、ヒフミ様たちに任せましょう。

ハナコ様は色んな意味で苦手ですし...

 

そして、3つ目、シスターフッドをどうやって動かすか

あそこは、ある意味では不可侵の領域。

私が無派閥の生徒をあそこに送り込むのも。3つの派閥からも介入がされないから。

それと、外から見たら、サクラコ様が色んな意味で怖い人ですからね。

優しい人なんですけど、なんであんな黒い噂が流れて誤解されてしまうのでしょうか...

それで、シスターたちをこの戦いに巻き込む方法は...

身売りするしかないですわねー...あはは...

でも、ウリアを身売りするだけで、エデン条約にまでシスターフッドが関われるなら、やるべきだとは思う。

 

身売りして、契約してくれるかは別問題ですが、エデン条約も、起こるかも知れない2回目の襲撃事件も、シスターフッドがいなければ対応できるとは思えない。

理由はアリウスのレベルがそもそも高いこと。

トリニティとゲヘナへの恨みを経験値にして育てられていることと、アリウスの学区に侵入した時のあの人が住んでるとも思えない惨状。

それらを加味した想定をする場合、アリウスの生徒は、訓練で失敗したら殺されかけるとか、トリニティがどれだけ非常か、ゲヘナがどれだけ醜いかを教えられるとか、色んなことが考えられます。

ぬるま湯に浸かってる生徒よりは確実に強いですよね....

 

はぁ、どうしましょう...

とりあえず今日の夜中にでも、こちら側のみんなへの作戦の共有をしておきますか。

ナギサ様のことですし、絶対、日時変更で夜中にテストとか平気でしてきそうですから

 

私はあるところに電話をかける

「もしもし、今日の夜ってお時間お持ちでしょうか?」

 

イチカ『持ってるっすけど、私に用事なんて意外っすね』

 

「えぇ、あのお二方に動かれると、色々と後処理が失敗するかもなので、あなたに動いて欲しいのですわ。どうでしょう?甘味ならご馳走いたしますわ」

 

イチカ『..それ、私に、委員長たちへの伝令役をやって欲しいってことっすか?』

 

「あら、察しがいいですわね。

そちらで信頼できる方は少ないのですわ。

あなたのことを信頼してのことですのよ」

 

イチカ『分かったっすよ。全く、ウリアは恥ずかしげもなくそういうこと言うんだから』

 

「裏表が極力ないのが、私の長所ですわ。

場所はモモトークでお送りしますわね。それでは」

 

イチカ様への連絡を終える。

あとは...

 

「ハナコ様、何かありましたか?」

 

ハナコ「!えぇ、プール掃除をするので、ウリアさんも呼びに来たんです」

 

「それなら良かったですわ!

広いから人手もいりますものね

それにしてもいつからいらっしゃったのですか?

私と友人の会話に聞き耳を立てられるなんて...

それで、()()()()()()()()()()()()?」

 

ハナコ「何のことでしょうか?」

 

「とぼけなくても結構ですわ。

これに裏があるのかをあなたは気にしているのでしょう?

そして、1人で会話している私を見つけたので情報を取ろうとした。とかですかね?」

 

ハナコ「そんなことはありませんよ。

私、追試で2点を取るような生徒ですから」

 

「そうですか。分かりました。疑ってすみません。

さて、水着を取りに行くので一旦部屋に戻りますね。

ああ、それと、私、本日の夜は外出致しますわ。夜ご飯は必要ありませんので」

 

ハナコ「分かりました。夜は楽しんできてくださいね。

ですが、今はこちらで楽しみましょう!」

 

プール掃除で何を楽しむつもりですか?

 

ーーーーー

 

水着に着替えて、プールに来た。

はぁ、別の水着の上から競泳水着を着ることでどうにか違和感をなくす。

衣装そのものを偽るのは体の動きに合うようにするの神経使うから、今の水着の着用方法じゃないとだめなの辛すぎるって...

なんで、男なのに競泳水着着なきゃいけないんだよー......

 

ヒフミ「あ、ウリアさん、お疲れ様です」

アズサ「時間がかかったんだな」

 

「2人への返事より優先しますが、なんで、ハナコ様はそんな格好なんですか?」

 

ハナコ「水着がないので仕方なく..」

 

「バカですわね」

 

ハナコ「ウリアちゃんは酷いですねー。

別にバカじゃありませんよ?」

 

「先生がいるの考慮して、その中に着てる水着を見せていないのがバカですわね。

見せるために着たのなら見せればいいのに。

先生も喜びますわ」

 

ハナコ「なっ、なんてことをいうんですか!!そんなこと....」

 

“生徒の水着で喜ばないよ!!!!”

 

コハル「や、やっぱり先生は、へ、変態なんだ!!」

 

“違うからね!私そんなことしないからね!”

 

「さーて頑張りますか」

 

ヒフミ「とんでもなく引っ掻き回してから掃除行きましたね....」

アズサ「2人はなぜ取り乱したんだ?」

ヒフミ「後で教えてあげますね」

 

やっぱり素は素でも、意識するとああいう感じになるんですね

異性との接触経験がないからこその初々しさですかね?

まぁ、これでやり過ぎなくなるとは思いますが、明日様子を見ますか

悪化したら...先生ごめん。

 

「さて、楽しんで掃除しましょうか」

 

ヒフミ「はい!」アズサ「了解した」

「わちゃわちゃしてるあの3人は一旦放っておきましょう」

 

ヒフミ「ウリアさんが悪いですよね?!」

 

「いつもハナコ様に巻き込まれる仕返しですわ」

 

このあと掃除して、水を掛け合ったりして夕方になった

 

ーーーーーー

 

夜になって、私は街に出てきた。

さて、早く、みんなに会わないとですね

 

カズサ「遅かったじゃん。何してたの」

 

「別館からは遠いのですわ。全員揃っていますの?」

 

カズサ「うん、ナツたちは先に入ってる」

 

「じゃあ、私たちも行きましょう」

 

お店に入る。ここはなかなかにお気に入りのお店。

作られるものも美味しいんだよね

 

「お久しぶりですわ。店長様」

 

店長「ウリア様。お久しぶりです」

 

「奥の個室を使いたいのだけどよろしくて?」

 

店長「えぇ、ウリア様なら大歓迎です。

後ほど、おすすめをお待ちします」

 

「ありがとうございます。

皆様、行きましょう」

 

ヨシミ「ここ、すごい美味しいって評判のお店よ!」

 

アイリ「ここの店長さんと知り合いなの?」

 

「えぇ、ここの店長には恩を売ってありまして、こういうこそこそするのにちょうどいい場所なんです。

たまたま助けただけですけどね。

ここのお菓子はどれも美味しいのでお気に召すと思いますわ」

 

ナツとヨシミが目を輝かせる。

ふふ、放課後スイーツ部に恥じないアンテナですわね

 

カズサ「それで、自警団と私たちを連れてこんな個室に入った理由は何?」

 

「依頼内容の説明ですわ。

それは、お菓子が来てからにしましょう」

 

そうして、私は、お菓子が来た後に現状の想定をみんなに話す。

セイア様の時間のこと、次に狙われるのはミカ様かナギサ様であること。

そして、犯人は狙われなかった方である可能性が高いこと。

そもそも、ナギサ様が正義実現委員会を補習授業部の妨害に使うせいで、侵入者に対処出来ないことを....

 

カズサ「無理でしょ!

私たち素人がどうやってテロリストと戦うのよ!」

 

アイリ「まあまあ、カズサちゃん、落ち着いて」

 

「分かっていますわ。そもそも、ここにいる皆さんだけで戦ってもらうつもりはありません」

 

ナツ「ウリアには作戦があるのだろう?

一体どんな方法を....」

 

「誘導です」

 

ヨシミ/レイサ「誘導?」

 

スズミ「一体誰を誘導するつもりですか?」

 

「それはもちろん、正義実現委員会ですわ」

 

??「失礼するっすよ」

 

「お疲れ様です。やっぱり、こういう行動に一番向いてるのはイチカ様ですね」

 

イチカ「それは褒めてるっすか?」

 

「褒めていますわ」

 

スズミ「あの、なぜ、イチカさんが?」

 

「正直、ツルギ様やハスミ様では目立ってしまいます。

ですから、信頼できて、動けるイチカ様に来てもらったってわけですわ」

 

イチカ「あのお二方では、悪目立ちするのも分かるっすね」

 

「えぇ、ほんとに...

 

それで、作戦ですが、カズサ様、スズミ様、私が正義実現委員会に接敵します。

そして、あらかじめ向こうで決まっている部隊を引き連れて、テロリストに突貫しますわ」

 

カズサ「私たちの負担重くない!?」

 

ヨシミ「あれ?うちらどうするの?」

レイサ「私の出番はないんですか!?!?」

 

「っ......

他の4人には、別館に近い場所にいる敵の足止めを頼みたいんです。

傷がつかない様にヒットアンドアウェイで。

もちろん、移動する気配がないなら攻め込まなくて大丈夫ですからね」

 

耳を塞ぎながら話す

 

レイサ「分かりました!!」

 

「っ!!」

 

スズミ「レイサさん、ウリアさんの前ではあまり大きな声を出さないでください。

ウリアさん、耳が良すぎるので」

 

カズサ「そうなの?」

 

「うっ、はい、だいぶいい方だと思います。

防音でもなければ、この個室の外の音。同じ店内なら聞き分けられるくらいのことは出来ますから」

 

イチカ「本当に辛そうっすね...」

 

なぜか、ウリアでいる時は、聴覚というより、五感が鋭くなる様だ。

神秘のバランスで、取り繕ってるのか、ステータスみたいに割り振りできるとかいう謎システムなのが困っていますが。

それでも、最低値でそれなりに良い状態になるので、この距離のレイサ様の声が痛いのは事実ですが....

 

「なんなら、トリニティの教室程度なら、口が複数あれば全部の会話に参加できると思いますよ。

そのおかげで聞き分けるって力がつきましたから」

 

ナツ「口が複数あれば、いろんなお菓子を同時に....」

 

ヨシミ「そうじゃないでしょ!!」

「味がぐちゃぐちゃで美味しく感じないと思いますよ」

 

ナツ「?!確かに混ぜて食べると、それぞれの良さが....」

 

「お菓子はいいんです。

とりあえず作戦はこんな感じです。

具体的な場所と日程は分かり次第連絡いたします。

今日は奢るので、好きに頼んでください。

イチカ先輩もどうぞ」

 

イチカ「いいっすか?!ならお言葉に甘えるっす」

 

みんなで甘味を食べながらこの日は終わった。

楽しいひとときでしたわね。

明日から合宿本番、やれることをやっていきますわ!

 

 

 

 




読んでくださりありがとうございます

書きたいものが多くて、困っていますが頑張っていきます。
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