歪んだ神秘をもつ生徒によるキヴォトスオーダー 作:セレネ2563
はぁー、疲れた。
結構遅くなっちゃった。
みんなは寝てそうですわね
軽くシャワー浴びて、ゆっくりベッドに行きましょう。
シャワーを浴びた後に部屋の前を通る時に、ヒフミ様が先生のいる部屋に入っていった。
2人で秘密の話かな。
部長なら先生が聞いたことを知っててもおかしくないし..
やっぱりヒフミ様も知ってたんだ
そこから、先生がナギサ様から聞いた話をヒフミも聞いていたことに繋がった。
それにしても、ヒフミ様を使ってまでやるんだ、そんなこと。
はぁ、ナギサ様のことこらしめたくなっちゃった
“ヒフミは優しいね”
ヒフミ「え、えぇ...」
“その件は、ヒフミは気にしなくて大丈夫”
ヒフミ「せ、先生....?」
“私に任せて。私が、どうにか解決するから。
ヒフミは、ヒフミにできることを頑張ってほしい”
ヒフミ「私にできること....
・・・・
はい!分かりました!
あ、その、私に何ができるのかは、まだ分かりませんが.....
ちょっと考えてみようと思います。
先生、ありがとうございます!
何だか心が軽くなりました...!」
ふふ、こっちは大丈夫そうかも...
あれ、盗聴器が音を拾って
ーーー同時刻ーーー
ハナコ「あらっ、アズサちゃん。
まだ起きていたんですか?
それに、制服で...?」
アズサ「もうある程度寝た。
だから見張りでもしておこうかと」
ハナコ「見張り...?
いえ、それよりアズサちゃん...
もしかして実は、全然寝られていないんじゃないですか?
しっかり寝たようなお顔には見えませんよ...?」
アズサ「...慣れない場所だと、あんまり寝られなくて」
ハナコ「.....」
アズサ「心配しないでも良い。
夜通し動くための訓練もちゃんと受けてるから、5日間ぐらいなら寝なくても問題ない」
ハナコ「いえ...そういうお話ではなく...」
アズサ「ハナコも散歩?どうやらヒフミも、どこかに散歩に行ったみたいだし、ウリアもまだ帰ってきてないようだ。
みんな慣れないところで不安だと思うから、それもあって、見張りでもしたほうがいいのかもしれないと思って。
そういうことだから、気にしないで大丈夫」
ハナコ「....アズサちゃん、あまり無理しないでくださいね」
アズサ様、どこに向かわれたのでしょうか....
今回は、追わなくて良さそうですわね
そうして、合宿初日の夜は過ぎていった
ーーーーーー
アズサ「おはよう!」
ハナコ「おはようございます、アズサちゃん。朝から元気ですね♡」
アズサ「うん。1日の始まりだからな。
さあ、早く起きて歯磨き、シャワー、それから着替え。順番に遂行していこう」
ヒフミ「あうぅ...アズサちゃん...10分...10分だけ...」
コハル「んん...もう朝...?」
「眠い....」
アズサ「ヒフミ、コハル、起きて。そろそろ起きないとダメだ」
ヒフミ「んんぅ,..」
コハル「ん...起きてるってばぁ...」
「ん....」
ハナコ「ヒフミちゃんとウリアちゃんはもう少し時間がかかりそうですね。
昨日はどうやら遅くまで起きていたみたいですし...」
アズサ「ヒフミは補習授業部の部長だから、心理的なプレッシャーもあるのかもしれない。ウリアも、昨日は遅くまで用事あったみたいだから、2人とももう少しだけ休ませておこう」
コハル「ん....あれ、ここ....私、どうして.....」
アズサ「おはよう、コハル。朝の支度を始めよう」
コハル「....?ん、え..,」
アズサ「シャワールームはこっち、来て」
コハル「...え、なに、なんで...?」
ハナコ「あらあら、ふたりで仲良く洗いっこですか?」
コハル「うわぁぁっ!?なっ、なんで!?ちょっ、脱がさないで!?ひゃっ、うえぇっ!?冷たっ....!?あっ、もうっ、ちょっと....!んっ、シャンプーが目に....!!」
ハナコ「良いですねー。裸の付き合い♡」
「ふわぁーーーー、おはようございます..,」
ハナコ「起きましたか?それではシャワールームに行きま...」
ハナコ様に手を引かれる
「ふぇ.,.い、行くわけないでしょうが!!!1人で行けるわ!!」
ハナコ「あら、残念」
私は1人でシャワーを浴びにいった。
ヒフミ「お待たせしました。ではそろそろ始めましょうか?」
ハナコ「は〜い♡」
アズサ「うん」
コハル「うぃ..全部見られた....もうダメ...,」
ウリア「問題ありませんわ」
アズサ「コハルも私の裸をみたんだから、何も問題は無いはず」
コハル「そういう問題じゃない!あんなに強引に脱がすなんて!無理やりとかそういうのはダメなの!」
ハナコ「では次は、私がコハルちゃんの身体を洗ってあげましょうか?」
コハル「はぁ!?だっ、ダメ!あんただけはぜったいに嫌っ!」
ハナコ「コハルちゃんにまで断られてしまいました!ウリアちゃんも断ってきて...」
「当たり前ですわ!!他人にされようと思うわけないですわよね!」
まじ、されたらやばすぎるのですわ....
認識させないようにしてるのもありますが、流石に女の人の裸見るのは嫌ですわ。
ヒフミ「え、えっと...」
“ヒフミ、この辺の髪の毛跳ねてるよ”
ヒフミ「あ、ありがとうございます。少し寝坊してしまいまして....
で、ではなく!
みなさん、こちらをご注目ください!」
一同「.....?」
ヒフミ「....今日は補習授業部の合宿、その大切な初日です!
私たちは大変な状態で、ともすれば慌ててしまいがちな状況ではありますが....
難しく考える必要はありません!
1週間後の第二次特別学力試験で合格する、それだけです!」
アズサ「そうだね」
ハナコ「ですね」
コハル「....」
「そうですわ」
ヒフミ「そこで...
今から、模擬試験を行います!」
アズサ「....模擬試験?」
ハナコ「なるほど...?」
コハル「きゅ、急に試験!?なんで!?」
「確かにそのほうが効率が良いですわ」
ヒフミ「闇雲に勉強しても、あまり効率が良いとは言えません。
着実に目標達成のためには、何ができて何ができないのか、今どのくらいの立ち位置なのか...まずそれを把握する必要があります!
というわけで、昨晩こちらを準備してきました!
昨年トリニティで行われた試験問題と、その模範解答です!
まだ中途半端と言いますか、集められたのは一部だけなのですが...
先生と昨日遅くまで手伝ってくださって...
第二次特別学力試験を想定した、ちょっとした模擬試験のような形にできました!」
試験時間は60分、100点満点中の60点以上で合格。つまり本番と一緒です
さあ、まずはこれを解いてみましょう!
ーー第一次補習授業部模試ーー
“準備できた?”
“じゃあ・・試験開始!”
アズサ「...」
ハナコ「あら、これは...♡」
コハル「どこかで見たような....見てないような....」
ヒフミ(みなさん、頑張りましょう...!)
ウリア(完璧に、調整はできそうかな。
この後の方向をどうするか、ハナコ様は説得。アズサ様とコハル様は勉強による知識の収集。ヒフミ様に心労がかかり過ぎないようにする。
この方向で行きましょう。まぁ、現状60点がボーダーですが、ナギサ様が90点にしたら、ヒフミ様も勉強ですかね
あまり外で準備をやりすぎると、黒幕にバレてしまいそうですし...)
採点が終わったらしい。
ヒフミ「では先生、結果発表をお願いします」
“えーっと、第一次試験模試
ハナコ、4点
アズサ、33点
コハル、15点
ヒフミ、68点
ウリア、70点”
ウリア(想定より、コハル様が低いですわね)
アズサ「...そうか...」
コハル「...え?」
ハナコ「あらまぁ」
ヒフミ「...
これが、今の私たちの現実です。
このままだと、私たちの先に明るい未来はありません。
ここからあと1週間、みんなで60点を超えるためには、残りの時間を効率的に使っていかなければならないのです!
そこで!まず、コハルちゃんとアズサちゃんがどちらも1年生用試験ですので...
私とハナコちゃんが、おふたりの勉強内容わお手伝いします!
ハナコちゃん、最近何があったのかは知らないのだすが、1年生の時の試験では高得点だったんですよね?」
へー、それを知ったのですか...
さすが、ナギサ様のお友達にしてファウスト様。
案外、怖いお人ですね
ハナコ「あら....?えっと、まあそうですね...」
ヒフミ「実はその、1年生の時のハナコちゃんの答案を見つけてしまいまして..
それで、ハナコちゃんの方については後ほど、今の状態になってしまった原因をしっかり把握した上で、私と先生と一緒に解決策を探しましょう!」
ハナコ様、思うところはあるんですね。じゃあ私が手を出す理由はなさそうですわね
ヒフミ「まだ途中ですが他にも試験を作成中です。
ウリアさんにはそちらの作成をお願いしても良いですか?
ウリアさんは合格点には達していますが、1年生の勉強の復習にもなるとは思いますので、やる意味はあると思います」
「分かりましたわ」
ついでに2年生分も作っておきましょうか...
ヒフミ「これがおそらくは、今できるベストの選択....
頑張りましょう!きっと、頑張ればどうにか、みんなで合格できるはず...!
これがヒフミ様にできること....
あなたのやりたいこと、しっかりお手伝いいたしますわ。
アズサ「...うん、了解。指示に従う」
「私も指示に従いますわ。頑張らせていただきます」
コハル「わ、分かった....」
ハナコ「ヒフミちゃん...すごいですね、昨晩だけでこんなに準備を...」
ヒフミ「あ、いえいえ、先生も手伝ってくださったので...」
ハナコ「なるほど、先生が」
“大したことはしてないよ。これはヒフミの頑張りの成果”
ヒフミ「それだけではありません、なんとご褒美も用意しちゃいました!
えっと...」
絶対モモフレンズですわよね?
ヒフミ「こちらです!良い成績を出せた方には、この[モモフレンズ]のグッズをプレゼントしちゃいます」
わぁー、いつものヒフミ様だー。
さすが、ブラックマーケットにモモフレンズを探しに行くだけある...
ハナコ「モモフレンズ...?」
コハル「...何それ?」
アズサ「....っ!」
ハナコ様の困惑は珍しいですし、ご褒美がそれなことへの疑問は最もですわ。
けどアズサ様には反応的に刺さりましたわね
ヒフミ「あ、あれ....?最近流行りの、あの[モモフレンズ]ですが....もしかして、ご存じないですか...?
「まぁ、可愛くはありますわよね」
ヒフミ「ウリアちゃんは分かりますか!!!」
目キラッキラッさせながら顔近づけてきましたね。さすがこれのためにブラックマーケットに通うだけのことはありますわ
ハナコ「初めて見ましたね...いえ、どこかでちらっと見た気も...?」
ヒフミ「えぇっ!?」
「何これ、変なの...豚?それともカバ...?」
私もペロロ様とウェーブキャットしか知らないけど...
ヒフミ「ち、違います!ペロロ様は鳥です。見てください!この立派な・・・・」
とんでもない速い詠唱ですこと。
コハル「...目が怖い。それに、名前もんか卑猥だし...」
ヒフミ「えぇっ....!?た、確かにそう仰る方も一部にはいますけど....」
目のことだよね?その被せ方だと後ろのほうにも理解示しちゃうよ?
ヒフミ「よ、よく見てください。じっくりと見てると何だか可愛く...」
ハナコ「あ、思い出しました。そういえばヒフミちゃんのカバンや、スマホケースがそのキャラクターでしたね。
たしか、舌を出してよだれを垂らしながら、もう許して...っ!と泣き叫ぶキャラクターだったとか...?」
ヒフミ「え、いえっ、後半部分は色々と違いますよ!?」
全部じゃないんだ...
コハル「わ、私はいらない」
ヒフミ「あうぅ...」
アズサ「・・・・」
ヒフミ「あ、アズサちゃん...?」
アズサ「か、可愛い...!!!」
ヒフミ「!!?」コハル「!?」
ハナコ「あら...?」
アズサ「か、可愛すぎる....!何だこれは、この丸くてフワフワした生物は...!!
この目、表情が読めない...何を考えているのこ全く分からない...!」
ハナコ「あ、アズサちゃん...?」
「ごめんなさい。丸くてフワフワの部分以外は共感できない....」
ヒフミ「さすがはアズサちゃん、ペロロ様の可愛さに気づいてくれたんですね!
そうです!
そういうところが可愛いんです!」
コハル「うそぉ....!?」
アズサ「こ、こっちは?この長いのは?イモリ...いや、キリン?なんだか首に巻いたら温かそうな...!」
ヒフミ「それはウェーブキャットさんです!いつもウェーブして....」
アズサ「これは?この小さいのは?」
ヒフミ「それはMr.ニコライさんです。いつも哲学的な...」
“前にノノミと話してる時に出てきてたキャラかな...”
「完全に2人だけの世界を構築していますわね」
ハナコ「あらあら...」
コハル「な、何なの...」
アズサ「...やむを得ない、全力を出すとしよう
良いモチベーション管理だ、ヒフミ。
約束しよう。
必ずや任務を果たして、あの不思議でふわふわした動物を手に入れて見せる!」
あれ?退学よりも優先順位上がってない?
ヒフミ「は、はいっ!ファイトです!
えへ、えへへへへへへへ.....」
ハナコ「あら、なんだかヒフミちゃんが楽しそうに、と言いますかお人形さんと同じような表情に...♡」
“モモフレ仲間ができて喜んでるのかな...?”
コハル「えぇ...」
「私には言えます。絶対に乙女のしていい顔ではありませんわ」
ーーー夜ーーー
勉強は夜遅くまでやってますわね。
アズサ「コハル、質問」
コハル「うん、え?私?私に!?」
アズサ「そう、コハルに。今同じところを勉強しているはずだ。この問題なんだけど.! ....」
コハル「う、うん....
あ、これ知ってる。
これは確かこうやって、下のところに90度になるように、線を引いて...
そうすると、この三角形とこの三角形が一緒』 」
アズサ「...なるほど、そういうことか
助かった。これは確かに、正義実現委員会のエリートというのも頷ける」
コハル「...!?
そ、そうよ!エリートだもの!!
...も、もし何かまた分からなかったら、私に聞いてもいいから。アズサはその、特別に」
アズサ「ありがとう、たすかる」
ハナコ「あらあら...
さすが裸の付き合いをしただけはあると言いますか、もう深いところまで入った中なのですね...?」
コハル「ちょっ、何言ってんの!?そういうアレじゃないから!?」
アズサ「うん?ハナコも身体を洗ってほしいのか?」
うーん、ちょっと覚えやすくするならこの問題の数値こうしましょう
ヒフミ「あ、あの、うぅ...」
アズサ「あ、コハル。もう1つ聞きたい」
コハル「ん?この問題は、えっと....」
アズサ「コハルも知らない問題か?」
コハル「うーんと、これ、確か参考書で見たような...
ちょっとまって
確か持ってきてたはず....
んしょっ」
アズサ「??」
ヒフミ「?!!」
ハナコ「!?!?」
「え?」
アズサ「この参考書に乗ってるのか?」
天然ってレベル超えてませんか?....
コハル「うん、この参考...あれ?」
ハナコ「エッチな本ですねぇ」
「しっかり破廉恥ですわね....」
コハル「うわあぁぁぁっ!?な、なんで!?」
ハナコ「コハルちゃん、それエッチな本ですよね?
まあある意味参考書かもしれませんが。
隠しても無駄です、[R18]ってバッチリ書いてありましたよ?」
昨今あんなしっかりR18って明記してあるもんなの...
コハル「ち、違う!見間違い!とにかく違うから!絶対に違う!!」
アズサ「?」
ハナコ「私の目は誤魔化せませんよ、確実にアレなことをする本でした。
それも結構ハードな....」
「なんで1目みて中身がハードか分かるんですか....」
ハナコ「トリニティでも、いえ、キヴォトスでもなかなか見ることができないレベルの内容とお見受けしました。きっと肌と肌がこすれ....」
「ハナコ様!先生がいることわかって話してますか?!」
ハナコ「えぇ、分かってますよ?
それにしてもどうしてそのような本を持ってるのですか?確か校則でも禁止されていたと思いますが...?」
コハル「い、いや、そのっ...こ、これはほんとに私のじゃなくて、えっと....」
ハナコ「でもそれ、コハルちゃんのカバンから出てきましたよね?それの合宿所までもってくるなんて...お気に入りなのですか?
そうですか、あの真面目なコハルちゃんが、エッチな本を...
いえ、なるほど、そうですね。考えてみたらそんなに変なことでもありませんね
予行演習もバッチリ...つまり、合宿のために必要なものなんですよね、コハルちゃん♡」
コハル「こっ、これは違うんだってばああぁぁぁぁっ!!!」
アズサ「?」
「さすがにコハル様が不憫に思えますね。
あれこそ水を得た魚なんでしょう...」
ヒフミ「そ、その、ハナコちゃん...その辺で...」
ハナコ「やりすぎてしまったかもしれませんね、本当にごめんなさい...お話が合うかと思ったのですが...」
コハル「うぅ、うぅぅっ...」
ーーあれからすこしーー
コハル(...すん、すん)
ヒフミ「えっと、コハルちゃん...
その、正義実現委員会としての活動中に差し押さえた品を、つい入れたままにしてしまった...とか、そういう感じなんですよね?」
コハル「...うん。私、押収品の管理とか、してたから....これは、本当にその時のやつで...」
「なるほど、押収品の管理は別部屋だから、私のこと見たこと無かったのですね」
ハナコ「なるほど、そういえば、トリニティの古書館の地下には、禁書がたくさん積まれているという噂も聞きましたし....正義実現委員会がそういったものも含めて、色々と差し押さえているとしても何も不思議ではありませんね」
え、私その噂知らない....
今度シミコ様とウイ様に案内して貰いましょうか
ハナコ「うーん...であれば、押収品ってできるだけ早く返してしまった方が良い気がするのですが、どうしましょう?」
コハル「た、確かに...ずっと忘れてたけど...」
ヒフミ「数が合わなくて騒ぎになる前に、返しに行った方がいいかもしれませんね」
ハナコ「今のうちにこっそり行って、バレないように正義実現委員会のところに戻してくれば大丈夫じゃないですか?」
コハル「え、今?」
“それならコハル、一緒に行く?”
コハル「せ、先生が?」
ハナコ「...そうですね。先生が一緒であれば、万が一ハスミさん辺りにバレたとしてもそこまで怒られないでしょうし...
ところでコハルちゃん、それはそれとして、もし他にお勧めがあればぜひ♡」
コハル「う、うるさい!ばか!」
こうして、コハル様と先生様は正義実現委員会に押収品を返しに行った
ーーーーーー
ヒフミ「ふぅ、スッキリしました」
アズサ「もう、お風呂に入ったんだ、早いねヒフミ」
ハナコ「うふふ、そうですよね。
なにせヒフミちゃんとウリアちゃんは朝にシャワーを浴びれず、今日一日あるがままの香りで...
ヒフミ「わーっ!そ、その言い方は恥ずかしいです...
っ!うう、寝坊さえしなければ...」
アズサ「...でも、それは私たちのために模試を準備していたからだ。
ごめん、ヒフミ。もし明日の朝も起きるのが辛かったら言って。
今度はヒフミの身体を洗ってあげる。ウリアも朝辛いなら言って、洗ってあげるから」
ヒフミ「い、いえ、それは遠慮させていただこうかと..!?」
コハル「自分で洗えばいいでしょ!子どもじゃないんだから!」
アズサ「効率の問題だ。みんなで洗うことによる利点は少なくない。
もちろん水の節約にもなる」
ハナコ「大浴場は無いので、みんなで一心不乱に洗いっこというイベントはちょっと難しいようですが...
あ、良いことを思いつきました。今度お風呂代わりにみんな裸でプールに飛び込むのはどうでしょう?」
コハル「さらっと何言ってんの!?ダメ!そんな凄いの絶対禁止っ!!」
みんながなにか話してる
ヒフミ「ウリアちゃん、このままだと、アズサちゃんに朝シャワーで身体洗われちゃいますよ!」
「なんでそんな話になったのか分かりませんが、私、朝はシャワーいつも浴びてませんわよ?」
ヒフミ「え」
アズサ「凄いな、寝癖とかは付かないのか?」
「えぇ、まぁ、ちょっと毛先が跳ねる程度なので気にせず過ごしてますから。
それにただ髪の毛跳ねてる程度ではあまり日常に変化はありませんし...」
ハナコ「私、ウリアちゃんは考えすぎなところがあるように感じてましたが、案外抜けているだけかもしれませんね」
コハル「あんた、そんな生活でアズサと話してるヒフミに乙女の顔をしてないって言ったの!?あんただって乙女じゃないじゃん!」
「えぇ、乙女じゃないですし」
ヒフミ「私そんな顔してたんですか!?」
アズサ「いつしていたんだ?」
ハナコ「アズサちゃんがモモフレンズに夢中になっているときです」
「私は、乙女のつもりはありませんわ。
そもそも、お風呂なんて夜入ればよろしいじゃないですか。
朝に、ランニングしたり射撃訓練してたりしたら入りますが、起きただけなんだから、髪を整えればいいだけでは?」
ここら辺は価値観の問題かな。
髪の毛をいじるっていう習慣がなかったせいか、どの姿でもそんなことしていない。
そもそも、見えてる所に髪の毛ないし...
この偽りの神秘の厄介な制約の1つ。
俺だけは無いものに触れた感覚を偽ることができない。だからなのか、腰までのロングヘアになっていてもそこに触れることは出来ない。まぁ、違和感が強すぎて、肩甲骨あたりまで髪を伸ばすことにはなってしまったけど....
食べ物に関しても、味覚には作用できるが、食感などは騙せない
自分だけは現実のものにしか触れられないのは、変装するときにだけ不便な制約かな。
それ以外では不便に思ったことなどない
ヒフミ「ちゃんと考えてはいますね」
アズサ「本当に個人的な価値観の違いなのだろう」
ハナコ「勝手に連れて行ったらどんな反応するのでしょうか♡」
♪♪〜
着信音?今になって...
へぇ、気になるかな
「電話がかかってきたので失礼します。
ついでにお風呂も済まして来ますね」
そう言って席をたつ
ヒフミ「はい、分かりました!」
各々が挨拶してくれる
さて、どうするか、この電話...
知っている番号で知っている相手。けど、ある細工をしていてこちらからかけることはできない相手。
盗聴と逆探知対策がばっちりすぎるのも考えものですわね...
「ミネ様、どうしましたか?」
ミネ「定期報告を兼ねてです。
何より、あなたは誤解をしていそうなので...」
「誤解ですか?」
ミネ「セイア様は死んでおりません。
ただ、昏睡状態ではありますが...」
「何されたの?」
ミネ「ヘイローを壊す爆弾というものを使われたようで....
セイア様は、襲撃者によってトリニティの内部からナギサ様たちを守ろうとしました」
「なるほど、説得したのですね。
あー、襲撃者については誰か分かっていますわ」
ミネ「なぜですか?見てはいましたが、そんなそぶり一度も...」
「アリウスでマダムの言葉を盗み聞きしたときに、アズサという名前が出ていましたから。それにアリウスの校章にもなっている髑髏のマークをつけていますしね」
ミネ「ウリアさん、彼女は...」
「分かってる。心を入れ替えてるのはね。
だから、うじうじしない限りは攻撃しないよ」
ミネ「ウリアさんは、その話し方が素でしたね」
「はぁ、こんな無理やりお嬢様みたいなのは疲れるわ。
みんなに様付けして、常時堅苦しい敬語。
こんなにストレスのかかる喋り方には、私は慣れないですわ」
ミネ「なんでそんな喋り方にはしたんですか?」
「本当は、もっとお嬢様とか令嬢みたいな人が多いのかと思っていたんです。
あ、家柄じゃなくて、雰囲気とかの方ですよ?
けど、思っていたよりも、その、悪い令嬢というのでしょうか...
そういう人に限って、裏で好き放題やるタイプで話し方とかも、表向きは雑だったから、常時お姫様言葉なのが目立ってしまったんです」
ミネ「外からだけでは判断つかなかったということですか
あそこまでアリウスの下調べはしたのに、そこの下調べ雑なのはいかがなものかと...」
「分かってますーー。私だって後悔してますから...
そうだ、送ったパソコンと渡したアプリうまく動いてますか?」
ミネ「えぇ、完璧に動いています。
ミレニアムのご友人はすごい人ですね」
「....本当ですね」
まぁ、機体もアプリも作ったのサナだから私ですが...
「大丈夫そうなら切りますね。
こちらもお風呂に入らないとですので」
ミネ「えぇ、分かりました。引き続き宜しく頼みます」
「えぇ、任せてください
ミネ先輩も、セイアのことをお願い致します」
ミネ「えぇ、もちろんです」
こうして通話を切る
2日目が終わった。
ナギサ様がやらかすなら最後のテストの日。
そこまでには正義実現委員会がいる以上、大規模な攻撃は仕掛けてこないはず...
それまでに爆弾の作成を急がないと
それと、