歪んだ神秘をもつ生徒によるキヴォトスオーダー   作:セレネ2563

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2次試験を終えて

 

“ウリアはまだ起きてない?”

セリナ「爆発がウリアさんの真下だったのと、頭を打ちつけたことによって意識を失ったのでしょう。

打った後の処置も的確でしたのでもう少しすれば目が覚めるはずです」

 

“分かった。ありがとう、セリナ”

セリナ「いえ、救護するのが私たちの仕事ですから」

 

私のせい、だな。

「すまない、ウリア」

ヒフミ「アズサちゃんのせいじゃないですよ!」

ハナコ「そうです。テストを受けていたアズサちゃんも、私たちも何もできなかったんですから」

コハル「そ、そうよ!アズサのせいじゃないわ!」

 

いや、裏切り者の私がいるからみんなを巻き込んだのだろう....

 

ハナコ「先生、もう午後なので、私たちも勉強の方に行きます。

セリナさん。もしウリアちゃんが起きたら、こちらに連絡をお願いします」

“そうだね。セリナ、ウリアを頼むよ”

 

セリナ「はい、分かりました」

 

ハナコ「それと、救護騎士団長のミネさんはいらっしゃらないのですか?」

ハナエ「はい。実は、少し前から行方不明でして、私たちも居場所は把握出来てないんです。セリナ先輩。頼まれていたもの持ってきました」

セリナ「ありがとうございます。ハナエちゃん」

 

ヒフミ「私たちも行きましょうか」

「あぁ...」

 

こうして、私たちは部室に戻り、勉強することになった

 

ーーある部屋の屋根の上ーー

 

メイ『主人様。バレたらミネさんに怒られますよ』

「仕方ありませんわ。このタイミングでないと、取りに行けませんから。

それに、今はカメラは向こうに置いてありますもの。問題ありませんわ」

もし、アリウスとのやり取りの文書があるなら作戦の先読みの精度があがるはず

メイ『はぁ....主人様、無茶はしないでください。ほんとうに!」

 

「分かっていますわ。それくらい当たり前に対応いたします」

メイ『主人様のそういう言葉は信頼できませんからね?

スランピアで散々やらかしたの忘れましたか?』

「うっ、あれは仕方ないじゃん!

まさかのボス3連戦とか想定してなかったんだから!」

相当血だらけだったらしい。全く電車に追突されるなんて、想定外でしたのに....

フレア「でも、マスター、あんなのにどうやって勝つつもりだったの?」

「そんなの、怪書の力と銃で....」

あともっと派手に魔法と魔術を使って...

 

フレア「ならゲーム開発部を誘った時点でやらかしてるの」

「それを言われたら.....ねぇ....

なんならマエストロたちゲマトリアがいた時点で詰みだったよ?」

フレア「マスター。焦ってる

口調がサナになってるよ?」

 

「うるさいですよ!!まったく....それよりそろそろ隠密なんですから

皆さんは戻ってください」

そう言って、みんなを怪書に戻す

 

今、私がいるのはティーパーティの部屋の屋根。

書類があるかもしれないミカ様とナギサ様の部屋に忍び込むために、2人の部屋の鍵を回収しに行く。

 

ミカ「ナギちゃん!なんであんなことをしたわけ!?」

外が窓ガラスもない部屋だから侵入は簡単だよね

それにしてもミカ様、何に怒ってるんだろう....

 

ナギサ「ミカさん、なんのことでしょうか?」

ミカ「とぼないでよ!ナギちゃん、わざわざウリアちゃんが座る場所に爆弾を仕掛けたよね!

なんで関係ないかもしれないのにそんなことしたの!」

ナギサ「ウリアさんが最有力候補だからです。

彼女ならセイアさんのヘイローを壊すタイミングを生み出せます。

そして、むやみやたらにトリニティの秩序を批判して多くの生徒に喧嘩を仕掛ける。

そんな生徒を放置などできません」

 

メイ『あ、主人様...』

メイにはどんな風に見えてるかな....

でも、こういう、取り消せって言いながら殴りに行く場面は、私の役目じゃない。

今の私の役目は、エデン条約を滞りなく締結させること。

そのためにチャンスを捨てるわけにはいかないですわ。

 

ミカ「確かに私だってそういう報告を受けてるけど、それだって向こうが先に問題をおこしてるわけじゃない。むしろ抑えてくれているからで....,」

ナギサ「彼女は私のことを喋らせなくすると脅迫してきました。

彼女の本質は暴力による支配です。

天使や死神などと呼ばれて外側には力を見せて、内側には優しさを見せる。

自らに心酔した生徒たちを用いてシスターフッドの指揮権を奪うことが目的でしょう」

 

おい、いくらなんでも言い過ぎだろ、さすがのわたくしでもなきますわよ

メイ『主人様があんなこと企むわけないじゃないですか!

主人様だって戦いたくて戦ってるわけじゃなくて、暴れる人たちがいるから止めてるだけなんですのに!

私あの人のこと驚かせて痛っ!!』

ばか!なに自分から姿晒しに行こうとしてんのよ!!

 

ミカ「ウリアちゃんとは少ししか話してないけど、彼女はそんな子じゃないよ。

あの子は優しくて周りが見えるの。

そこがセイアちゃんと相性が良くて仲が....」

ナギサ「彼女が、アリウスのことを調べていたとしてもですか?」

ミカ「え?」

 

ナギサ「彼女は、入学前からアリウスについて調べていました。

トリニティに恨みがあるかもしれない組織のことをなぜ入学前から調べていたのですか?」

ミカ「それは....

ウリアちゃんに直接聞いてみようよ!

なにか誤解があるかもしれないからさ」

 

ナギサ「そうですね、退学前にでも聞いてみましょうか。

正義実現委員会がいる以上、彼女たちはテストを受けられない。

補習授業部もこれで終わりでしょう」

 

ミカ「ナギちゃん....」

 

・・・・・はぁ、借り1ですわね、ミカ様。

そこまで思っていてくれているなら、少しはあなたの為になることを致しますわ。

私はミカ様とナギサ様の荷物から部屋の鍵を拝借する

多分裏切り者はミカ様。それは以前から分かっていたこと。

 

ナギサ様が裏切り者なら無理にでもミカ様の提案を断るはず。

にもかかわらず提案に乗ったのは、裏切り者は5人の中にいるというミスリードに引っかかったから。

えぇ、それは非難しませんわ。

幼馴染だから疑わなかった以外の理由ならですが.....

 

さて、情報収集を行いましょう

 

ーーー

ナギサ様の部屋を見ましたが何もなかったですね。

 

さて、本命のミカ様の部屋を....

メイ『主人様、さっきもですが、やけに漁るのに躊躇がないですよね?

女の子の下着とかって気になんないんですか?

男なのに....』

 

「言わないでくださいですわ!

私だって平常心維持するの大変なのですから!

下着ありそうなところだけは全部任せたでしょ!」

 

それにしても、女の子らしい服と私物ですわね....

量が多すぎるから全部のコピーを作るのは無理ですかね....

 

フレア「マスター、私たちだけじゃ運べないと思うの」

フブキ「どうしましょうかねぇ」

メリー「そもそも、無くなってたら、神秘を使ってもすぐにバレる。どうせ、考えがあるはず」

 

「当てにされるのは気分がいいわね。

さぁ、始めよう。魔法使いのショーを。

この場にある洋服の一部とアクセサリーについて瓜二つのものが生まれない事を否定する」

フブキ「あらぁ?」

フレア「なにこれなの....」

メリー「分かっていた...けど....」

メイ「これが、主人様の力ですか.....」

 

「魔法によって生み出されなかったものが私の拠点に移動しないことを否定する」

洋服とアクセサリーは、全てコピーに入れ替わった

 

「けほっけほっ」

この規模での魔法の使用は向こうみたいに乱用しないようにしないと....

1回なら全然問題ないのに、2回目のときの体力の削れ方が前世とは違いますわね....

これ、5回も使えば体力切れでは?いや、影響がないところで言えば3回が妥当かもしれないわね。

あーもう!前世なら宝具のコピーですら簡単だったし、爆弾作ったり自分を移動したりは影響ないのにこれが疲れるとか、もっと調べないとダメですね。

まぁ、宝具のコピーはエミヤみたいな完璧コピーはできないから使い捨てだったけど....

メイ「主人様は、何者ですか?」

「え?」

メリー「メイ、言い方が悪い。

その力が何かを聞くべきだった」

メイ「あ、その、ごめんなさい....」

「気にしてないよ。

私は魔法使い。ただそれだけかな」

 

メリー「マスターは自分のことを話してくれない。

私たちを生み出す前のことを」

フレア「それでも、マスターに限って、私たちを悪いことには使わないの」

フブキ「えぇ、ますたぁ様の心は聖人みたいなものですので」

メリー「聖人は言い過ぎ。

聖人というには、敵を倒すのに躊躇がなさすぎる」

フレア「それはそうなの」

 

メイ「そうですわね。主人様に限っては私たちの力を悪用はしませんから。

まぁ。いまの状況が悪用なのは間違ってませんけど」

 

「さて、めぼしい収穫物はないですわね。さっさと戻って鍵を返しましょうか」

なんかみんな思い思いに言ってた気がするけど無視しましょう

 

フレア「マスター、何で裏切り者がミカだって確信してるの?」

 

「え?あー、まぁ、先生に話してたことだけでもほぼ確だけど、ナギサ様が裏切り者なら補習授業部を作って先生を招くってことをやるとは思えないんですよね。

ミカ様から出た話とは言え、もっとやり方があるはずでしたわ」

 

フブキ「でも、潔白のために呼び込んだ可能性もあると思うなぁ」

「潔白のために呼び込むならもっと上手くやりますよ。

わざわざ敵になるような真似はしないはず。

今のナギサ様は疑心暗鬼で周り全てを疑っているのでしょう」

 

そう、正直そのはずとしか言いようがない。

けど、やり方が気に食わないのもまた事実。

ちゃんと、イラつくから敵対はするスタンスを取る。

それに、

「私が裏切り者に気づいているのがバレるのは避けたいしね」

 

ーーーーー

 

病室まで戻り、今起きたふりをする。

偽るのが簡単にできるのは便利ですわね

 

ベッドから立って軽く動く。

うん、さっき動き回りましたし問題はありませんね

 

セリナ「ウリアさん!?」

ハナエ「なんで立ってるんですか?!」

 

「すみません、少し急ぎの用がありますので失礼します。

もちろん、本日はまともな運動はしてはいけないのは了承しています」

 

ごめんなさい、セリナ様、ハナエ様....

セリナ「たしかにそれなら問題ありませんね」

ハナエ「ゆっくりしてください」

 

ウリアの傷の認識を問題ないところまで歪める

この使い方はあんまりしたくないけど緊急事態だから仕方ない

 

ーーーーーーー

 

「サクラコ様はいらっしゃいますか」

ヒナタ/マリー「ウリアさん!?」

 

サクラコ「ウリアの方から来るなんて意外ですね。

何かありましたか?」

 

「あなたは、以前セイア様を殺したのは私だと言いましたね」

 

サクラコ「えぇ、そう言いました。最も噂だけですがね」

 

「いえ、あなたには違うという確証があった。

だから、ハナコ様にもその話をした。

違いますか?」

 

サクラコ「ふふ、流石ですね。えぇ、違うという確証を持っていました」

 

「私は、補習授業部の最終試験の日、何が起こるかを知っています。

そして、敵の思惑通りになれば、トリニティが崩壊することになる」

マリー様とヒナタ様は驚いていますね

 

サクラコ「崩壊、ですか。

できるとは思えませんね。

ティーパーティに正義実現委員会、そして、私たち、そのすべてを相手にして、トリニティを落とせると?

申し訳ないですが、協力はお断りします。

シスターフッドは不可侵、それはどのような事態、どのような敵であっても同様でしょう」

 

「っ!

そうですか、立場を変えないならそれで構いません。

シスターフッドには頼らず、1人でどうにかします。

私はあなた方と違って、停滞も敗北も嫌ですから」

 

こうして、教会を後にする。

シスターフッドは使えない。

となれば、最初の予定通り行くしかない。

対応が終わり次第、ツルギ先輩達を私達がいるところに急行させる

つまり、時間稼ぎが必要になる。あの人たちが動いてからアリウス兵士を全て倒すのに1時間は見積もるべき。

つまりそれ以上....

 

ウリアは確かに戦闘能力はある。

けどそれは、怪我をしないという意味じゃない。

それどころか、防御という意味では誰よりも弱いドールだ。

少しでもダメージを受ければその時点で大ダメージ。下手すれば腕が消えて再生することも視野に入れる必要がある。

再生のための神秘も必要だ。多分、傷の回復は魔法だと結構疲れる部類ですから...

 

はぁ、やばいですね。

今のアリウスに怪書の力は当てられない。

魔法と神秘、それと、ミレニアム製の爆弾でどうにかするしかないですわね

もっとも、ミカ様と敵を全て攻撃する策はありますからね。

そして、目論見通り、ミカ様をこちらにつけるしかありませんわ。

 

「メイ様、体育館が戦場になるはずです。近くに爆弾入りバッグを置いてきてください。

私はそのまま補習授業部の元に行きます」

 

メイ「わ、わかりました!」

さあ、作戦開始ですわ

 

 

「え?」

その瞬間に口から血が出てくる

「あれ?なんで」

メイ「主人様!!!」

私は、血を吐きながら倒れてしまった

 

ーーーーーー

メイ「主人様!?!?」

メリー「メイ、人気のない場所まで移動よ」

「はい!」

フレア「ドッペル!ウリアの偽物を作るの

ミネとの通信は入れ忘れてたから私たちは見られないから気にせず動くの」

はーい。急いで作りますよ

 

??「あれ?あなたたち何してるの?」

あら、聖園ミカですか

まずいかな、この人が裏切り者なら、今のマスターをどうにでもできる....

仕方ない。マスターも行く末を気にしていたし助けると言っていました。

少し手を出しましょうか

 

ミカ「その子、ウリアちゃんだよね?

何したの?」

??「倒れてしまったんです」

メイとメリーが私の方を見てくる。

仕方ない。オートモードじゃなくて、私が話してるのだから。

あ、でも、フレアしかドッペルの意思(私)のことって知らないのか

「私は模倣カゲ。

ウリアに以前助けてもらったのです。

ここにいるホムラ、メリア、メイも同じです

3人はウリアの介抱をしてあげて」

フレア「分かったよ」

 

ミカ「そっか、ウリアが....

急に倒れるなんて、まさか....」

「心当たりでもあるんですか?」

ミカ「ないよ?でも、補習授業部でだいぶ疲れてるんじゃないかなって思ったんだ。

頭も打ってなさそうだけど、大丈夫そう?」

「えぇ、平気そうですね」

 

ミカ「それにしても、シスターフッドにいたんだ。

何話してたか知ってる?」

「私はその場にはいませんでしたが扉越しに聞きましたよ。

サクラコ様に何か協力してもらおうとしたら断られたようです。

最後には1人でどうにかしますって言っていました。

たしか、トリニティが崩壊する、とか」

カゲさん何言ってるんですか!?!?っていう顔でメイが見てきますね....

 

ミカ「っ!!へぇ、そんなこと言ってたんだ」

「ミカさん、驚きましたね。何か心当たりでも?」

ミカ「あはは、そんなのあるわけないじゃん」

「よかったです。それなら、私と一緒に補習授業部まできてくれませんか?

私は件の先生を知らないので、ウリアのことを伝えるのに手間がかかってしまいます。その点、ミカさんは、知り合いでしょう?ナギサさんとともに先生と話す機会が、補習授業部の説明の時にあるでしょうから。

3人はウリアを救護騎士団まで連れてってね」

 

メイ「はい!わかりました」

フレア(ドッペルには何か考えがあるはず、それなら私はそれに乗るの)

私はフレアの方を向いて頷く

 

ミカ「分かった。先生に話してあげるね」

「じゃあ行きますよ」

 

こうして、私とミカさんは別館へ向かう。

あそこは盗聴ができないはずですからね。

すこし、仕掛けてみましょうか

 

ーーー

 

さて、私たちは別館に到着しましたが、そろそろ仕掛けましょう。私の監視用の虫を通して5人が動かないのは確認済みですからね

 

「時にミカさん。トリニティの幽霊のウワサはご存知ですか?」

ミカ「うーん、知らないけど、どんな噂なの?」

「悩みがある人のところに突如現れて悩みを聞く存在のことですよ。

もっとも半分以上はウリアのお悩み相談室のことなんですけどね。

ウリア、色んなところから現れるから幽霊になってしまっているんですよ」

 

ミカ「あはは、ウリアちゃんらしいね、あれ?でも半分以上ってことはウリアちゃんがやってないものもあるんだよね?」

「えぇ、対応された人曰くウリアの羽もなかったようですから。

このウワサの怖いところは、聞く人が突如現れるってことと、現れた人の顔は皆違うと話すようですよ。

共通するところは、アドバイスを言われた後、彼女は幽霊のように消えてしまった

部分だけですね」

 

ミカ「怖いなー。でもティーパーティにはそんなの上がってきてなかった気がするよ?」

「悩みがある人のところにしか行きませんから。

ティーパーティに説明する理由がないんじゃないんですかね?

現れるとしたら例えば、板(・)挟(・)み(・)に(・)な(・)っ(・)て(・)い(・)る(・)天(・)使(・)な(・)女(・)の(・)子(・)の(・)前(・)と(・)か(・)」

 

ミカ「どういうことかな?カゲちゃん」

「言った通りですよ。

心拍、呼吸の仕方、動揺。

あなたには言葉の意味が分かっている。

ね?SOSを出した聖園ミカさん」

パァン!

ショットガンの弾は全て私を貫通したのに、壁には当たらず虚空に消えた

 

ミカ「何それ!?」

カゲ「ごめんなさいね。

私は幽霊。幽霊に弾は効きますか?」

 

ミカ「嘘じゃん!とか仕掛けがあるよね!って言いたいけど、あなたには当たらずに、突如消えちゃった。

その時点でおかしいことは信じるしかないよね」

「頭が良くて助かります。

私のマスター、あ、ウリアじゃないですよ?

マスターもナギサさんよりあなたを警戒していました。

もっとも、マスター自身の手で関与するつもりはありませんけどね」

 

ミカ「君みたいな常識で考えられない人のマスターが敵とか考えたくないからよかったよ。

それで?悩みを聞いてくれる幽霊は何を聞かせてくれるの?」

「えぇ。アドバイスを。

あなたの最初の想いを知ること

あなたの優しさに気づいた人がいること

これだけ意識してください。あとは時間が解決してくれます。

えぇ、天使様が舞い降りますわ。

あ、あと、選択する時はあなたの想いと心に従いなさい」

 

私はミカさんの肩を叩いて後ろに回る

 

ミカ「え?!待ってそれってどういう..,」

その時にはもう、私はこの場から姿を消した。

 

ーーーーーー

 

私、寝てた....

アズサ「ウリア!起きたのか!」

「えぇ、すみません。

シスターフッドに顔を出してから記憶になくて、何がありましたか?」

ヒフミ「2次試験があってから2日経っています」

 

「っ!2日ですか!?」

ヒフミ「は、はい!」

「最終試験はいつですか?」

アズサ「2日後の朝1時からだ。

合格点も上がっている」

「準備時間はほとんどない.....

それなら今すぐ準備を始めましょう」

 

ヒフミ「勉強の方は大丈夫ですよ。

私たちも休憩がてら見にきただけなので、もう戻りますから」

「勉強だけですか?」

ヒフミ「はい。あ、でも正義実現委員会との戦いはありそうなのでその作戦は先生とハナコちゃん、アズサちゃんが考えてくれました」

「そうですか。

なら今すぐ部室に行きましょう。

話す必要があることがあります」

ヒフミ「?分かりました」

 

??「あっ!起きたんだ!やっほー」

「っ!ミカ様。お見舞いの方ありがとうございます」

ミカ「気にしないでよ。それより、ヒフミちゃん、アズサちゃん。

少しウリアちゃんと話してもいい?

終わったら補習授業部まで連れて行くからさ」

 

アズサ「だめだ!ウリアには勉強の時間が必要だからな。そんなに時間を取られるとこっちも困る」

ミカ「大丈夫だよ。ウリアちゃん、わざと低い点数取ってたから。

多分100点なんて余裕じゃないかな?3年のテストも完璧みたいだし」

 

「アズサ様、ミカ様の言ってることは本当です。余裕かはともかくですが....

少し話す程度なら問題ありません。

先に戻っていてください。お願いしますわ」

 

アズサ「...分かった。先に戻る。行こうヒフミ」

ヒフミ「は、はい。では失礼します」

2人は部屋を出ていく

 

「それでは目的を聞かせていただけますか?ミカ様。

わざわざ私を残した理由を」

銃がない私にはどうにもできない。

穏便に済めばいいのですが...

 

ミカ「うん。あのね。

ウリアちゃんは色んな人を助けてるじゃん?」

「まぁ、そうですね。一応助けてはいます」

ミカ「私を助けて欲しいって言ったら助けてくれる?」

「え?」

え?なんでこんなことになった?

 

ミカ「やっぱりティーパーティの人は助けてくれないのかな?それとも私にはその資格がないかな....」

「いえ?!そういうことではないですわ!!

いや、ミカ様からそんなこと言われるのが想定していなかったのでちょっと面食らいました。

それで、何から助けて欲しいんですか?」

 

ミカ「あはは、ウリアちゃんってセイアちゃんと私たちは違う対応をしてるからさ、嫌いなのかと思ってたんだ」

「少なくとも、ミカ様のことは嫌いではありませんわ」

ミカ「え、それってナギちゃんのことは嫌いってこと?あ、いやでも、あんなことがあれば嫌いにもなるか....

ウリアちゃん達を巻き込んじゃったもんね....

あー、それで、何から、だよね。

トリニティを襲うものから」

 

「ナギサ様のことは苦手なだけで嫌いではありませんよ。

それで、助ける話ですね。

いいですよ。タイミングは桐(・)藤(・)ナ(・)ギ(・)サ(・)殺(・)害(・)作(・)戦(・)の時ですよね。

ちょうどアズサ様に確認するつもりでしたのに手間が省けてよかったです」

ミカ「え?なんで」

「ふふ、私は天使にして死神。どんなところにでも現れますのよ。

何より、セイア様に後を託された身ですからできる限りナギサ様とミカ様のことは守ります」

ミカ「あ....うん。よろしくね」

えぇ、助けますよ。ミカ様。私はあなたのことだって救いたいんですから

 

「それでは、依頼も受けましたし、補習授業部の皆様の元に行きますわ。それでは」

ミカ「待って待って待って私が送っていくからね!」

「ならトリニティ最強に護衛してもらいましょうか」

ミカ「任せてよ!そうだ、ウリアちゃん。

どういうアクセサリー好きとかある?」

「うーん、綺麗なのですね。ミカ様は?」

ミカ「断然可愛いのがいいよね!!」

 

ーーーーー

 

「すみません、遅くなりました」

“ウリア!!体はなんともない?”

「えぇ、大丈夫ですよ。心配かけてすみません。

入り口まで送っていただいたのですが、予定があるのかミカ様は戻りました」

 

ハナコ「ちょうど良かったです。

ウリアちゃんに作戦の詰めを考えて欲しくて」

「いいですわ。ですが、使用する作戦はこちらの方が良いでしょうね」

 

こうして、私が考えていた作戦を渡す

ヒフミ「あの、なんでナギサ様の誘拐が入ってるんですか?」

ハナコ「それに別館の体育館で待つのも....」

コハル「私がハスミ先輩に連絡するところまで....」

アズサ「....いつから分かってた...」

この作戦を伝えた理由は、アズサ様が皆さんに話しているかの確認をしたかった。

そして、向こうが考えた作戦とほとんど同一らしい。

違うのは4人と先生で実行すること

 

「いつから、なんて、初めからですわよ。白州アズサ様。

いえ、百合園セイア襲撃事件の実行犯であり、元アリウス分校の白州アズサ」

 




読んでくださりありがとうございます。

次回はアリウスとの対決になります。

途中の怪異の偽名に関してはホムラ=フレア、メアリ=メリーです。
これらで補足になりますが、ドッペルが意思を持つことをルナは知りません。
なんなら、現状はフレア以外は知りません。
フレアはミレニアムでサクラが動いているのを、刀を通して怪書から覗き見てドッペルには意志があることを考えました(実際にミレニアムで動いていたのはカーマなので間違った論理なのに答えだけ合っていた状態です)
そして、フレアは怪書の中にあるドッペルの隠し部屋を探し当て、ドッペルのことを知ることになりました。フレアはほかの怪異と比べても特殊で怪書の中のそれぞれの怪異の居住スペースや通路を無視して自由に動き回れます。メイも含めて他の怪異は無理です。
メイたちの中での模倣カゲという生徒は、主であるルナが用意しておいた緊急措置という認識です。
フレアだけが、ドッペルによるアドリブと目的があることについて気づいている状態です。
 

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