歪んだ神秘をもつ生徒によるキヴォトスオーダー   作:魅音2563

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さて、ようやく学校見学に行きます。
ちなみに、ルナは1年と2年の期間で3年の分の勉強も終えていて、
ある意味学校の問題児になっています。
いじめの方は、岩を自分に見せてやり過ごしているのである意味平穏(?)です。

ゲマトリアとは、先生が来る前に接触することはありませんが、
存在には気づきます。
理由は次のお話で。


ミスなどあったら適宜更新します。




三権交わるお嬢様学校

さて、中学3になって秋になったこの時期、図書室にこもってひたすら歴史書を読んでいたけど、限界が来た。

 

いろいろあるが、やっぱり転生前との最大の違いは、自治区と地形の違和感だろう。

学校が領地を持ち、生徒が地域の運営をする。

やり方も雰囲気も自治区で違うのだから、これはある意味国と言ってもいい。

拍車をかけるのが地形の話。

砂漠と雪山の間にそれぞれからそれなりに距離があるとはいえ、普通の地域があること。それも地続きで。エジプトとロシアほどの距離がない上でこれだ。

転生前とは大違いだな。

 

まぁ見たことある場所も色々あったけど(春葉原とか、コクーン〇〇とか、新宿とか)

 

まぁ、詳しいことは直接行かないと、なんも分からないかもしれん。

今の状況でわかるのは、あくまでそれぞれの自治区がどんなところかの噂話や意見しか分からない。

直接行って確かめる必要があるな。どんな場所なのか。何があるのか。

厄ネタも含めて

 

それとカイザーについても調べておこう。

あれは悪徳企業だ。いやでも目につくし、私の嫌いなタイプ。

潰すのは難しいけど、黒やグレーのことをすれば神の裁きによってうんぬんかんぬんってことにすれば、やりすぎることは無くなるだろう。

生命は理解不能なことには慎重になる。それが忖度の激しい企業なら尚更だ。

問題を起こして事業がマイナスになれば、マイナスにならないようにしようとする。

それを利用すれば、少しは大人しくなるだろう。

 

廃墟、カタコンベ、そして、百鬼夜行の伝説。

調べただけでも気になるものはたくさんある。どれが厄ネタに繋がるのか、

どれが連邦生徒会(彼女)の敵に繋がるのか、到来するであろう敵を倒すのに使えるのか、色々調べるべきことは山積みだ。

 

それに進学する高校のこともあるし。

色々考えてはいるけど、第一志望(メイン)は決めておきたい。

 

トリニティ、ミレニアム、アビドス、ゲヘナ、百鬼夜行、連邦生徒会などなど。

どこから探すか。あとどんな美味しいものがあるかも調べないと。

 

こうして、(わたし)の学区見学が始まった。

 

 

 

 

今の(わたくし)は、水色のロングヘアで天使の羽を背中から生やした姿でトリニティに来ている。

うん。相当遠くの存在にまで神秘の影響はあるみたいだね。それに機械にも。

機械に関してはよく分からない。写真を撮っても女性の姿で映るし、撮影したものは男になることはない。

もしかすると、「偽りの姿をみせる」というのではなく、「偽りの姿を纏う」ような形なのかもしれない。

幻覚なら間違いなくカメラに映るのは男の姿。

それが起こらないなら、自分の上にテクスチャを貼っている。という方が割とあり得るかもしれない。

世界に対する固有結界と一緒かな。でもそれだと長時間使えば世界から拒絶されるからそれとはまた違うかも。

 

 

そのとき歩いていると、すこし遠くで爆発音がなる。

うーん、これが日常なのもなかなかすごいよね。

いつもならスルーだけど、今はトリニティ、警備の部活が出てくるかも。

私は、見物に行った。

 

 

そこで私は目にする。

バーサーカーみたいに突撃してる人とそれを援護してる人を

いや、あれ奇声発してるけど問題ないのかな。どっちが悪人かならなきゃ分からん。

それにしても、2人とも強かった。とくにバーサーカー染みてる方が。

そのあとなんらかの指示を受けている。おかしい、あれで3年じゃないの末恐ろしすぎるでしょ。

 

あれが敵に回ったら厄介ね。正義実現委員会の2人。マークしておきましょう。

学校次第じゃ戦うこともあるかもしれないし。

それにしても、ね。

周りの言葉を聞いてみる。

 

「随分野蛮なことをしますのね。」

「ああいうのに巻き込まれると嫌ですわ」

 

 

「あそこのお店で紅茶でも嗜みましょう」

「いいですわね。なら〇〇も誘いましょう」

「彼女がいると話ばっかになってしまいますから今回はやめましょう」

「それもそうですね」

 

なんていうか、嫌だな。

お嬢様だからなのか、この自治区だからなのか。

全員ではないことは分かっているけど、ちょいちょい言葉に悪意があって自分には合わない。

 

でも、トリニティにはカタコンベがある。それにアリウスも。

この2つは間違いなく面倒なものだ。

アリウスはあるかすら知らないが、もし生き残っていれば、トリニティへの恨みは残っているはず。カタコンベがもし迷路、つまり地下迷宮なのであれば、トリニティの歴史にもない何かがあるはず。

天使や神には、それに祈るための聖女よ祈祷師がいるのが相場だからね。

 

【俺もメシアに宿る天使たちに祈ってたっけ。懐かしいや。

あの宝具流石に封印指定になっちゃったのかな

一応、俺が死んだら、もしくは肉体が消えて魂だけになったら

天使たちは解放されるようになってたから、大丈夫…なはず】

 

さて感慨に耽ってちゃだめよね。とりあえずここから離れるか。

そうしようとした時に、誰かに腕を掴まれた。

一体なぜか、後ろを振り向くと、そこには銀髪の正義実現委員会がいた。

あれ、わたし悪いことしたっけ?この人握力強いな、結構痛い。

たまらず聞いてみる。

 

「あのー、私なにか悪いことしましたか?」

「いえ。こちらをずっと見ていたので、何かあるのかと。」

あー、悪い癖ね、すぐに見入っちゃうのは

弁明をする。前に先ほどの2年生と思われる人2人が来た。

「どうした?スズミ」

「どうしましたか?スズミさん」

 

「はいこの、ひとがこちらをずっと見ていたので、念の為確認を。」

 

さて弁明開始ですわね。

「それはごめんなさい。随分激しい戦いをしていた人がいたので、つい見入ってしまいましたわ。

私の名前は、天使(あまつか)ウリア。中学3年生で今はどこに進学しようか迷っていまして。今日はトリニティの自治区のほうに見にきたのです。

自治区の雰囲気を知るために歩いていたら、戦闘音があり、正義実現委員会を見てみたくこちらに来ました。

嫌な想いをさせてしまったなら申し訳ありませんわ。」

 

 

ありがとう、ルヴィア。お嬢様っぽい言葉の使い方の知識0にならなくて良かったよ。

美遊もイリヤも凛もお嬢様ではなかったから

 

「そういうことか、スズミ、手を離してやれ。私はこのグループのリーダーの剣先ツルギだ。部下が申し訳ないことをしたな」

スズミと呼ばれた少女が手を離す。

「申し訳ございませんでした。疑ってしまって」

「いえ、そんなことはありませんわ。私もずっとそちらをみてしまっていたので、疑われることではありますから」

バーサーカー染みてる人めちゃくちゃ話せるんだが。戦闘以外は普通ってことか。話通じる人でよかったー。

にしても、いたたまれない感じかな。よし、少し利用しようっと。

 

「すみません、ツルギ様。少しスズミ様をお借りしてもよろしいでしょうか?」

「それはなんでだ?」

しっかり睨まれてしまった。まぁ仕方ないか。ある意味後輩を攫おうとしてるし。

まぁまぁ、どうにかしますか

「いえ、私はこちらは初めてなもので、案内役がほしかったのです。

トリニティがどういうところかもしっかり知らない身ですので。面倒ごとに巻き込まれてしまうのは嫌ですの。」

正義実現委員会様がいらっしゃれば、敵対される心配はありませんので。と付け足す。

それに

「スズミ様、何か悩みがありそうですので、少し話してきます。年上に話せないことでも年下なら話せることもありそうですし」

ツルギ様にしか聞こえない声で話す。

ツルギ様は、少し考えた後、

「スズミ、疑ってしまったことには問題がある。

反省文の代わりとして、今日一日、彼女を護衛してやれ」

そして

「無理はしなくていい。頼むぞ」

そう言われてしまった。できる限りがんばろー。

 

そして、数十分後

私はなぜか、トリニティ総合学園の敷地内に来ていた。

なんでかなー?

 

なんか、スズミさんと趣味の話とかいろいろしていたら、気づいたらここに来ていた。

「こちらトリニティ総合学園の校舎です」

うん、分かってるよスズミさん。黙ってるのはここに案内されたからだよ。

 

「えーっと。スズミ様?私はなんで校舎に案内されたのでしょうか?」

スズミ様はキョトンとして、

「だって見学なら学校を見学するのが道理では?」

うん。正論。私のほうが悪いわこれ。

「でも。なんの予約もしていない生徒が、いくら正義実現委員会と一緒にいるからって見学なんてできるわけがないんじゃ…」

「その心配は必要ありません。()()()()()()()()()()()であるツルギ先輩が、ティーパーティに話を通していますので」

え、あの人が、正義実現委員会の委員長なの!?

「ツルギ様って3年生だったのですか?」

「いえ、2年生ですよ?」

え、あの人強すぎじゃない?みた感じ1人で前線張ってたんですけど。

困惑をよそに私はスズミさんが歩き出したので進むことにした。

 

教室だけでなく、古書館、聖堂といろいろなところを見学させてもらい、

シスターフッドや救護騎士団などの部活について教えてもらうことができた。

 

さすが、有名校で人が多い。結構いろんな部活があるみたいだね。

そして今は、ティーパーティについて教えてもらうところだ。

 

「ティーパーティは、3つの派閥の首長が3人で運営をして、そのうちの1人が[ホスト]と呼ばれる最高責任者になります」

「3つの派閥はそれぞれ、パテル、フィリウス、サンクトゥスと呼ばれるものです」

なるほど。その3つが今の学校の基礎を築いたってことね。

それなら少し踏み込みましょう。

 

「トリニティが初めてできた時も、その3つの派閥だけでティーパーティだったのですか?

今は不可侵のシスターフッドもその時は入ってたとか、()()()()()()()()()とか。」

 

スズミさん少し驚きましたね。さて、踏み込みますか。

「もしかしてシス…

 

話そうとしたことはそこで止まってしまった。別の声によって割り込まれたから。

 

「そうだね。確かに最初は別の派閥があったよ。けどそれも過去の話だ。

君は案外物知りのようだね。そのセリフはしっかり下調べした上で発したことじゃないのか?」

 

私は呆気に取られてしまった

なぜなら、スズミさんの声ではなかったからだ。

後ろを向いて、目に入ったのは、金髪のキツネ耳の女子生徒。

後ろには護衛かもしれない生徒がいる。

 

そこまで考えて察してしまった。この生徒は普通じゃない。

この学校で普通じゃないのは、シスターフッド、それぞれの派閥の首長か副首長。

つまり、彼女は、それなりに偉い人。まずいわね。接触するつもりじゃなかったから

だいぶ焦ってる。

とりあえず挨拶が必要ね。

 

「えーっと。何をおっしゃられているか分かりませんわ。

私は今のトリニティ自治区やトリニティ総合学園のことは調べましたが、

過去についてはあまり調べていませんでしたので、少し気になった次第です」

 

挨拶じゃなくて弁解になっちゃったー?!

まずい、俺らしくないくらい焦っているわね。

 

「まぁ、いいだろう。

外の資料で、過去について書いてあるものはほとんどなかったが、D.Uにならあるかな。

さて、改めて自己紹介を。私は百合園セイア。()()()()()()()()()()()を、務めるものだ。

よろしく頼むよ。」

 

 

 

 

 

………

 

あれ、まさかの次期リーダー?!

まだ、そんなビッグな方に会う予定ではありませんでしたわですが?

どうするか。とりあえず

 

 

「私は天使ウリアですわ。いまわ志望校決めのために、見学してる最中ですわ。

ここには、正義実現委員会の…」

「ああ、そこは知っているんだ。私が知らなかったのは君の名前でね。

私としてはウリアと話し合ってはみたいんだが、先客がいるようだ。

君とはいずれ2人きりで話をさせてもらおう。これは私の連絡先だ」

そして、セイアさんに促されるままモモトークを交換する。

え、あの、了解しました

「そうか。ではこちらが落ち着いたら連絡させてもらおう。

よろしく頼むよ。ウリア」

そう言ってセイアさんは、護衛を連れて離れていった。

唐突すぎるし、見透かされてること多いし怖すぎるでしょ。

 

「大変でしたね。ウリアさん。これで案内は終わりですからね。今日はありがとうございました。」

「ええ、唐突すぎて、びっくりしましたわ。

それに、こちらこそありがとうございましたわ。

でも、本当は、スズミ様について話したかったのに」

「え、何を言っているのですか?」

「だって、スズミさま。すこし居心地が悪そうでしたから。

まるで、合っていないかのように。意外と私聡明なのですよ」

 

スズミさんは驚いているかな。

 

「さて、今回ご案内をしていただいたお礼に一つアドバイスをお告げしますわ。

何かをするにはいろいろな気持ちがありますけど。

スズミ様の場合は、自分がどんなふうにありたいか。ですかね。

無理して自分を抑圧してもいいことがありませんわ。

あなたがやりたいこと。したいこと。それが正義実現委員会でできるかどうかを今一度考えてみてください。

そして、正義実現委員会のスタンスについて考えてみてください。

 

それではごきげんよう。スズミ様。」

 

私は、カテーシーを意識してお辞儀をする。

上手くできてるかな?

 

「あ、ありがとうございます。少し考えてみます。」

スズミはそう答えてくれた。

私が話した甲斐はあったかな。

さて、このままケーキを買って帰りますか

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ルナがケーキを選んでいたころ。

百合園セイアは1人で考えていた。

 

『私がみた未来には、ウリアという少女はたしかに存在はしていた。

しかし、ウリア本人の未来は一度も見ることができなかった。

みれたのはあくまで、誰かの未来に映る姿。

さて、彼女がどんなものをトリニティにもたらすのか。調べておきたいけど私1人では無理だからね。

まずは、いずれ()()()()()()()()とするか。それに…」

*1あちらが彼女の本心かな。

 

未来のティーパーティの1人に目をつけられたことを、ルナはまだ知らない。

 

 

 

 

 

 

*1
途中の敬語、




読んでくださりありがとうございます。感想と評価お待ちしています。
キャラの話し方って難しいですね。上手く寄せたつもりですけど間違ってたらすみません。
ルナのときは「わたし」、ウリアのときは「わたくし」、で通しています。
元ネタは決めてないですが、もしかしたら決まるかもです。
ウリアの名前の由来は天使ウリエルから取っています

焦っている部分は誤字や言い回しをおかしくしているのでそこは誤字の報告は無しでお願いします。

トリニティ→アビドス→ゲヘナ

の流れは決めていて、どこかにミレニアムと百鬼夜行を挟みます。
次は3校のどこを書こうかな
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