「もしもし・・・私だ」と言いたいだけなんです!助けて!   作:お寿司のネタのサーモン

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続けていいんですか!?
そっそんなバカな!


あの先生・・・何か怪しい by原作主人公

この世界は残酷だ。

 

手を差し伸べられるべき者には鞭を与え。

 

鞭を与えるべき者に飴を与える。

 

かくいう私も鞭を与えられた者の一人。

 

この街に来たのも私の家族を奪った奴に復讐する力を付けるため。

 

と言うのも、この街“学園都市アルブヘイム”は上位存在と契約することが出来る素質を持った人間のみが来ることができる街。

 

そして私は如何やら契約出来る上位存在に制限がないらしい。

 

文だと分かりにくいかもしれないが普通は一度に契約出来る上位存在は一つか二つだけ、だが私にはその数的制限は存在しないらしい。

 

何処かで聞いたことがある・・・?何の話だ?“てんぷれ”とやらの話か?

 

まあそんなことはどうでもいい、重要なのは今だ。

 

今現在この学園都市アルブヘイムは魔族の襲撃を受けている。

 

魔族

 

遥か大昔から人類を幾度となく滅ぼそうとしてきた、邪悪な種族。

 

あまり詳しくは知らないが、聖書によれば人類が初めて文明を持った頃から既にいたというらしい。

 

そして魔族は人類が上位存在と契約する事でようやっと魔術を行使できるのに対し契約なしで、強力な魔族であれば魔力の消費なしで魔術の行使が可能だということ。

 

つまり人間は焚き火のように火種と燃料がいるのに対して魔族は火が付いたガス田のような物だ。

 

ただし人類にも希望はある。

 

魔族は“聖なるもの”に対しての免疫力というものが皆無であり上位存在はその殆どが“聖なる力”を持っている。

 

なら戦えって?残念ながら私はまだ上位存在と契約していない。

 

「ここにいれば安全だ、この隙に上位存在と契約っを”!?」

 

目の前で先程まで自分を護衛して来た先生が見えない魔族に首筋を嚙みつかれ夥しい量の血を吹き出しながら倒れた。

 

「藤原先生!!!」

 

先程嚙まれた先生の助手がボルスターからマカロフを取り出し射撃する。

 

だが敵の姿は見えず、弾は見当違いの方向に飛んで行く。

 

「ぎゃああああああ”あ”!!!」

 

助手の先生の胸にも透明な魔族の腕が生えた。

 

「畜生・・・このまま死ねるか!!!」

 

そして私は半ば完成している召喚陣に嚙み切った手の血をぶちまけると不完全ながらも召喚陣が光る。

 

「がっ”!」

 

だが大人しく上位存在と契約をするところまで待ってくれる魔族ではない。

 

直ぐに私の首を掴み上げる。

 

『お前、もしかしてイレギュラーか?』

 

魔族が何か喋っているがそんなことに考えを回せるほど体の中に酸素は残っていない。

 

『まあいい、ここで死ね。』

 

ゴリッ

 

首から音がなる、もう直ぐ私の首はへし折られ死に至るだろう。

 

(・・・復讐もさせてくれないこの世はやっぱり理不尽だ。)

 

そんな風に諦めかけた時。

 

『貴方は力を欲しますか?』

 

頭の中で声が響く。

 

「ああ。」

 

『貴方は真実を知る覚悟がありますか?』

 

そんな問いが頭に現れすぐに消えた。

 

「そんな物、最初からしている!」

 

『では、貴方に託します、貴方はどこまでたどり着けるでしょうね?』

 

ドンッ!

 

『貴様!何をした!・・・まさか、契約を結んだというのか!あの一瞬で!』

 

体中に酸素とは別の何かが流れるのを感じる。

 

「これが・・・魔力。」

 

魔力を体中に巡らせるといつもより体が軽くなった気がした。

 

『貴様!契約をしたばかりなのにもう魔力制御が出来るのか!?』

 

「お前がどれだけ見えなかろうと、私には通じない。何せ、魔力で丸見えだからな!」

 

魔力を高め、これから戦おうという瞬間に、

 

「あ~・・・取り込み中か?」

 

どこからともなく現れた男に場は凍り付いた。

 

『!!!』

 

「!!!」

 

(なんだこの男!?あの魔族とは比べ物にならない魔力の純度と量だ!!!)

 

『クソ!何でここに、処刑人がいるんだ!』

 

「あ、お前・・・こいつら殺したのか。」

 

『(まだ見えていない!今のうちに離脱せねば!)』

 

すると先程まで見えていた魔族の輪郭が消え、どこにいるのか分からなくなった。

 

「君、無事か?」

 

「はっ、はい。」

 

「少し待ってろ、何しろ、攻めてきたものは皆殺しにしろってお達しが来てるんでね。」

 

風が吹くと、彼はいなくなった。

 

「えっ。」

 

「ただいまー」

 

「えっ」

 

帰って来た。え?噓!さっき居なくなったばっかりじゃん!

 

「さて、仕上げに行くかな。」

 

「起きろ、仕事が山積みだぞ。」

 

彼がいつの間にか手にしていた刀を地面に突き刺し何かを呟くと(恐らく魔術の詠唱)さっき死んだはずの先生方が起き上がった。

 

「いてて・・・あ、レノン先生!お手数をお掛けしました。」

 

レノン「いいってことよ。」

 

「???」

 

意味が分からない光景を目にした私は考えるのを止めた。

 

レノン「そんなことよりこの子を学園に預けよう。」

 

「それもそうですね。おい!起きろ!」

 

「ふがっ。」

 

「はっ!」

 

彼は如何やらレノン先生というらしくあの魔族はどうしたのかと聞くとレノン先生が学園に来て数分も掛かってないらしい。

 

多分処されたんだと思う。

 

(早っ!あと強っ!)

 

私があまりの驚きに目を丸くしているとレノン先生の携帯電話が鳴った。

 

レノン「おっと、済まない、私だ。」

 

レノン「私だ。」

原作主人公の明日はどっちだ!

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