ダンジョンマスターの刑を執行します。   作:瑞雨ねるね

48 / 51
第四十八話 法理侍らす獣の天獄 1

 主を喪失した〈ぷりんしぱりてぃ・ちゃりおっと〉は攻撃を中断した。

 機体(ボディ)が蒼い粒子となって解け、闇に溶けるように跡形もなく消滅する。足場を失ったネヴァルの死体が、地面に落ちた。

 首から大量の血を噴出する屍が、水浸しの地べたに横たわる。

 

 ―――食屍鬼(グール)の魔法。

 その特性は、『永眠』。

 

 カトゥーラの場合、発現した効果は『あらゆる障害の無効化』である。

 

 魔弓から放たれた矢は、標的との間に存在する一切合切を無視して、目標に到達する。それは単純な風雨や遮蔽物に留まらない。空気の抵抗、重力、磁場、果ては時間的な概念からすらも解放されるのだ。

 性質としては、無重力空間での直線運動に近い。

 無限に近い加速度は弦から離れた瞬間に最大に達し、一切のタイムラグを生じることなく敵を貫いている。

 まさに魔弓だ。

 ともすれば必殺、無敵の技のように思えるが、そこまで都合の良い代物ではないことは、射手であるカトゥーラ自身が理解していた。

 

(……これが〈祝福〉ってヤツかしら。便利な力だけど……狩人としては外法の技ね、コレ)

 

 憂鬱げに眉をひそめて、カトゥーラは溜息を吐く。

 緩めた目隠しを戻して右眼を覆う。

 魔王と魔物には不信感があるが、一方で期待もしている。故に迅猪騎士を討ち取り手柄を上げ、自分が得難い()であるとアピールしようというのがカトゥーラの思惑だった。

 

 その目論見は達成したが―――

 

(疲れた……)

 

 全身が鉛のように重く、気怠い。

 戦闘で負った傷と精神の消耗。そして人生初の試みである魔法の行使。積み重なった疲労で、意識が遠のいてしまいそうになる。

 このまま泥のように眠ってしまえれば最高だが――今は戦争中だ。そうは問屋が(おろ)さない。

 

 カトゥーラは頬を張って、(ゆる)みそうになっている気を引き締めた。

 

(コナの方に加勢する――前に、一応アイツの死体を確認しておくか)

 

 手綱を打ち、ムシュムスを走らせる。

 高塔から俊敏(しゅんびん)に駆け下り、直ぐに辿り着いた。

 

 地面に横たわったネヴァルの死体を見下ろす。目隠しで視えないが、首から流れ出る大量の血液の臭いは感じ取れた。

 間違いなく致死量。間違いなく死んでいる。

 

 用は済んだ。

 

 ならば、さっさと次の戦場へ向かわなければ。

 カトゥーラはムシュムスの装具から伸びる手綱を打とうとして―――

 

 瞬間――遠くで、(まばゆ)い黄金の光が(あふ)れた。

 

 凄まじい熱量と光量。大気が爆ぜて焼け、轟音と衝撃波が吹き抜ける。

 (はる)か遠く――背後の離れた場所での出来事だというのに、カトゥーラとムシュムスの身が(ひる)み、強張り、(すく)んだ。

 厳かで神聖な気配。

 ともすれば〈太陽〉の光かと錯覚するが、即座に似て非なるものなのだと理解する。

 

 黄金の光は柱の如く、地上から天を貫いている。

 光はそのまま――振り下ろされる剣のように。空を覆う暗黒を斬り裂いた。

 アーズィヴァが魔法によって生み出した嵐が吹き飛ばされ、完全に消滅する。黒々と渦巻いていた雨雲が跡形もなく蒸発し、常夜の世界に晴天が(よみがえ)った。

 

 (わず)かに尾を引いて、地平線の彼方に消える黄金光。

 

 黄金の熱光線は、第005号砦の城壁すらバターのように焼き斬っている。

 コンクリートの融点が千二百度以上であることを考えれば、途方もない熱量であったのは想像に難くない。

 

 ―――何が起きた? 今のはなんだ?

 ―――敵の攻撃? 被害の程は?

 ―――山ノ狼翁(シャイフル・ディウブ)は、コナ達は無事なのか?

 

 考えるが、即座に意味がないと悟る。

 その場で突っ立っているだけでは(らち)が開かないと判断し、カトゥーラはムシュムスの手綱を打とうとするが―――

 

《“DOH―――――!”》

 

 行く手を阻むように、『何か』が目の前に顕現した。

〈太陽〉の光によって視覚を封じられている食屍鬼(グール)蛮悪獣(バンダースナッチ)には、ソレが何であるのか、瞬時に看破するのは難しかった。

 

 声は――先程、死亡を確認した迅猪騎士ネヴァルのもので間違いない。

 だが、この気配は――紛れもなく天使のもの。

 

「……状況がよく分からないけど。()()えず、もう一回死になさい―――!」

 

 目の前の『何か』に弓を向けて、矢筒から新たな矢を引き抜く。

 矢を弓に番え、弦を引き絞る、が―――

 

 ―――バギンッ!

 

 水に溶解した接着剤が完全に()がれ、弓が圧し折れて崩壊した。

 

 冷静を装ってはいたが、その実、カトゥーラは混乱の極みに(おちい)っていた。弓での射撃は一回が限度――という、狩人としての判断すら忘れてしまうほどに。

 それは、戦場において致命的な隙であった。

 

「しまっ―――……ぐぅっ!?」

 

 ―――ギャィン!?

 

 痛烈な衝撃を受けて、ムシュムス諸共に吹き飛ばされるカトゥーラ。

 ムシュムスの背中きら投げ出された途中――空中で『何か』に首を掴まれる。宙吊りの体勢で首を絞められ、カトゥーラは苦しげに(うめ)いた。

 

(なんなのよ、コイツ―――ッ!)

 

 首と共に圧搾され、酸欠で鈍る思考。それでも必死に回転させて、分析を試みる。

 目の前の『何か』はネヴァルではない。

 ネヴァルの死体は地面に横たわったままだ。彼の迅猪騎士が生き返った訳ではない。

 

 ならば、何だ―――?

 

 ネヴァルのような、天使のような――『何か』。

 食屍鬼(グール)であるカトゥーラには叶わないことだが――その姿を視ることが出来たのなら、正体は一目瞭然だ。

 

 ―――復活。

 

 最後の審判にて、再臨した神の仔が成すという――全ての人類が永遠の命を得る奇蹟。

 それが成った姿。

 その後、至福の国に導かれるか、地獄で永遠の罰を受けるのかは不明だが――どうあれ、()()は、それそのものに違いなかった。

 

 * * *

 

 ―――時は少しばかり(さかのぼ)り。

 

 獣騎士ゲヴランツは、天使から発せられた信号によって、副官の死を察知した。

 

「ふむ……思っていたよりは早かったな」

 

 尊大に足を組み、頬杖を突いた姿勢で視線を流すゲヴランツ。

 そんな彼の御座を務めるのは、雄々しく屹立(きつりつ)した真紅の機体(ボディ)が眩しい、四ツ星(★★★★)等級(ランク)の天使――〈ぷりあぷす〉。

 戦車型であるが故、操縦席に悠々と尻を預けている。

 

 眼下の光景は、随分(ずいぶん)と綺麗に掃けていた。

 

 百八十体にも及ぶ大軍勢(レギオン)は、今となっては両手の指で数えられる程度にまで数を減らしている。

 全滅と言っていい有り様だが、しかしゲヴランツの(たたず)まいに変化はない。泰然と構え、飄々(ひょうひょう)と森羅万象の全てを見下している。

 

「―――コイツで終わりだァ!」

 

 残る数機も、コナや山ノ狼翁(シャイフル・ディウブ)によって手早く片付けられた。

 女の絶叫を連想させる、硝子(ガラス)が甲高く割れ響くかのような断末魔。鋼鉄の機体(ボディ)が蒼い結晶と化して、内側から張り裂けて粒子になって消える。

 

 後は未だ上空でしつこくモニカとアーズィヴァを追い回している二体、そして椅子代わりにゲヴランツが腰掛けている一体。

 合計三体の〈ぷりあぷす〉のみだ。

 

 ―――オオオオォォォオオオオオオオオオッ!

 

 巨獣形態の山ノ狼翁(シャイフル・ディウブ)が、咆哮(ほうこう)と共に大剣を吐き出す。

 撃ち出された大剣が(コア)に直撃し、〈ぷりあぷす〉が破壊された。

 

 ゲヴランツは天使が結晶化する前に飛び降り、冠水した地面に着地する。

 

 静かに跳ねる(みず)飛沫(しぶき)

 吐き出した息が、霊魂じみて白く凍る。

 纏わりつく水気を(いと)わしげに見下ろして、ゲヴランツは長い金髪を()()でた。

 

「もう手勢は尽きただろ。いい加減に観念しな、糞野郎」

 

 琥珀色の双眸(そうぼう)を険しく怒らせて、コナが勧告する。

 対して、ゲヴランツの余裕は崩れない。

 

「そうさな。まあ、良くやったと褒めてやってもいいか。素晴らしい健闘だったぞ、魔物共。拍手くらいはくれてやろう」

「テメェ……」

 

 変わらず傲岸不遜な敵の態度に、流石のコナも怒りを通り越して呆れ果てていた。

 

「……天使は全滅。兵隊共も、もう一人も残っちゃいないだろうよ。それにあのデブ――頼みの副官も死んだんだろ?」

「ほう、分かるのか」

「相手取ってたのはコッチの副将なもんでね。アイツが負ける筈ない」

「それはそれは。素晴らしい友情だ」

 

 鼻で笑い、肩を竦める。

 相も変わらず――兵士の死も、臣民の死も。全て他人事として流している。

 それは副官であるネヴァルでも同じ。

 殺された事実を嘆くでも、腹を立てるでもなく。何かを思うことすらなく、淡々と受け入れている。

 

 もう、流石に理解した。

 

 アレは、脳の共感能力の類が欠如しているのだ。

 言葉では理解できる。理解は出来るが、到底受け入れ難い生き物だ――と、コナは眉をひそめた。

 

 ―――その一方で。

 

(小手調べは済んだ。やはり、山ノ狼翁(シャイフル・ディウブ)以外は程度の低い有象無象ばかりだな。全くそそられん。相手をしてやるのも馬鹿らしい)

 

 苛立ちを一切表に出さず、涼しげな面持ちのまま、内心で吐き捨てるゲヴランツ。

 

 武人として、武官としての分析―――

 

 あの女(コナ)は威勢だけ。

 恐らくは食屍鬼(グール)生態(まほう)の特性だろう。今までの戦闘で負った傷のほぼ全てが塞がっており、不死身に近い耐久力を発揮している。

 だが、そんなものは脅威に成り得ない。

 他の魔物や食屍鬼(グール)に至っては完全に論外だ。

 彼等が騎士や人造人(ホムンクルス)兵を歯牙にも掛けないのと同様、ゲヴランツの食指が動くことはない。

 空の狼竜は潜在能力こそ優れているが、手に入れた力に振り回されるばかりで、欠片も本領を発揮できていない。

 

 唯一、興味があるのは山ノ狼翁(シャイフル・ディウブ)のみ。

 

(―――よくよく考えてみれば、そもそもが可笑しな話だったのだ。

 ショカゴラ卿の闇ノ眷属(ナイトウォーカー)嫌いは相当だ。討ち倒したのならば、まず間違いなくその場で抹殺している筈。捕虜など取る訳もない。

 だというのに生かしているばかりか、わざわざ各砦で見せ物にした挙句、〈聖都〉にまで招いて処刑しようとしている。棲家(すみか)に汚物を入れようなどと、潔癖なあの男らしくない沙汰だ。かなり深い怨恨(えんこん)(うかが)えるが……はてさて、あの狗、一体何をしでかしたのやら)

 

 闇のように(よど)んだ黄金の瞳。

 虚無の色のみに染まっていた獣騎士の双眸が、僅かに遊興の情を(はら)む。

 彼は一度コナを見やってから、次いで、山ノ狼翁(シャイフル・ディウブ)に視線を移す。

 

 獣人の姿で相対する、髑髏(ドクロ)の黒い死神。その総身を、余すことなく、じっくりと舐め回すように凝視する。

 

 そう―――

 

 ()()()は美味い。何度でも食べたくなる。

 だが、今は――少しばかり空腹だ。歯応えがあって、食いでのある()が食べたい。

 

「よし―――」

 

 気紛れな獣は、欲望のままに貪ることを決めた。

 

「―――いいだろう。興が湧いた。少しは本気で遊んでやるとしよう」

 

 告げて、ゲヴランツは空の右手を掲げた。

 右手に青白い光が収束する。それは蒼い装丁の、本の形へと物質化(マテリアライズ)した。

 

「―――――ッ!」

 

「翁様!?」

 

 瞬間、山ノ狼翁(シャイフル・ディウブ)が疾走した。

 手にした大剣を、剛力で以って上段から振り下ろす。その一撃はコンクリートを粉砕し、中級天使の機体(ボディ)すら容易く斬断するものだが――しかし、防がれた。

 ゲヴランツの手に現れた本が展開した、六角形(ハニカム)構造の防御障壁。その硬度と斥力は、人が発動した聖術のソレを遥かに上回る。

 

「流石は食屍鬼(グール)の王、山ノ狼翁(シャイフル・ディウブ)()()を知っていたか。だが遅いな、判断が遅い。こちらが出してから動いていたのでは間に合わんぞ」

 

 言いつつ、本から手を離す。それは落下することなく、宙に浮いている。

 

 

 ―――――Predigt(聖告)――〈Stigma(磔痕)〉.

 

 

 ゲヴランツが聖術を発動すると、彼の右掌が光の釘によって貫かれた。

 役目を終えて、即座に消える光釘。

 甲冑(かっちゅう)に覆われた右手が、べったりと血で汚れる。

 

(なんだ……? 自傷用の聖術? そんなのになんの意味があるんだ? それにあの本はなんだ? ありゃ……―――聖書、か?)

 

 いつでも山ノ狼翁(シャイフル・ディウブ)の動きに合わせて加勢できるよう臨戦体勢を維持しつつ、しかし敵の不可解な挙動を(いぶか)しみ目を細めるコナ。

 彼女は知らない。

 あの蒼い装丁の聖典こそが、彼等の切り札――天使が人間に与えたもうた〈賜具(シグ)〉である。

 

 ―――バン!

 

 ゲヴランツが右手を本の表紙に叩き付け、血判を押す。

 すると血液が本に吸い込まれた。

 本に(こしら)えられた七つの鍵が全て解錠され、ひとりでにページが開く。それと同時に、強烈な青白い光が発せられた。

 

 光の放射は物理的なエネルギーを伴って、間近にいた山ノ狼翁(シャイフル・ディウブ)を遠く吹き飛ばした。

 

 

「―――――Do what thou wilt (欲望のままに貪り喰らえ。)shall be the (総ては、) whole of the Law(須らく許されている。).」

 

 

 軽やかに唱えられる聖句/誓句。

 それに呼応して、本――待機形態の〈賜具〉のページが高速で(めく)れ、溢れ出た大量の紙頁が宙を舞う。

 ページは凄まじい勢いで数を増し、ゲヴランツの周囲をぐるぐると廻った。

 

 

「『聖祭霊装(バイブル・バイ・ブラッド)』、起動。

 吼えよ――〈法理侍ラス獣ノ天獄(リベル・アル・ヴェルレギス)〉!」

 

 

 題号と共に、〈賜具〉の真名を呼ぶ。

 

 瞬間――青白い光が、眩い黄金に変わった。

 

 ゲヴランツの姿が黄金の光に包まれる。それは一気に天高く伸びて、暗黒の空を穿(うが)った。

 轟音と衝撃波。

 そして凄まじい熱が、周囲の全てを薙ぎ払う。

 

 ゲヴランツは光の中で右半身を大きく前に出し、右腕を振り下ろす。するとそれに連動して、光の柱が空を縦に斬り裂いた。

 

 飛行していた狼竜は捉え損ねたが、鬱陶しい嵐は完全に断ち切った。

 

 そして山ノ狼翁(シャイフル・ディウブ)は、射線上の城壁ごと蒸発した。

 

 やがて、晴れた夜闇の果てに、尾を引いて消える黄金光。

 荷電粒子砲の熱と光に眼を焼かれ、流石のコナも前後不覚に陥る。

 (まぶた)を乱暴に擦り、憎き敵の姿を捉えようと焦点を結ぶ。―――そして再び像を結んだ瞬間、彼女は息を呑んだ。

 

 ―――神聖。あまりにも、荘厳。

 

 ゲヴランツの手には槍が握られていた。

 黄金と真紅。

 二又に裂けた長大な穂先の槍。華美にして豪奢な装飾が組み込まれているが、武器としての性能は一切損なっていない。まさに聖槍の名に相応しい代物だ。

 あれこそが〈賜具〉――その武装形態。

 

 そして―――〈賜具〉と対になるモノもまた、顕現していた。

 

 ソレは、あまりにも巨大だった。

 第005号砦の城塞に、文字通り比肩する程の大きさ。体躯は真紅の鋼鉄で出来ており、身体は豹に、四肢は熊に、尻尾は蛇に似ている。

 背中には四枚の翼。

 胴体から長く伸びた首は七本もあった。それぞれの先の頭だけは黄金で、人の髑髏を模した造形になっている。機械仕掛け故に多数の関節で構築された首、その全ての隙間には、金色の針金が(たてがみ)のようにびっしりと生えていた。

 七つの頭は全てが王冠を戴き、またその内の三頭が二本、四頭が一本の角を有している。

 

 巨躯の背中には、一人の女が腰掛けていた。

 

 見るからに絢爛(けんらん)で淫蕩な雰囲気の遊女だった。薄い真紅の寝巻きに袖を通し、同色のベールを被っている。その上から更に橙色の法衣を羽織っていた。

 ―――妖艶。

 だがその身体は、俗世の欲から解放された黄金の骸骨である。

 気怠げに横たわった彼女の手には穢れた黄金の杯があり、腰には黄金の剣を()いている。

 

 獣と女、全ての頭の上には青白く輝く聖なる光輪(エンジェル・ハイロゥ)があった。

 

《“OOH――GOOOOOOOOAHHH!”》

 

 力強く咆哮する、獣。

 

 其は、間違い無く――背徳の獣(ベイバロン)

 其は、紛れも無く――黄金の獣(マスターテリオン)

 

 (しか)して、その真名は―――

 

「―――――〈賜徒(シト)〉、〈ゑゐわす・ざ・ゑんぺらー〉。蹂躙せよ」

 

 賜徒(ネフィリム)隷天使(ガーディアン)種。

 等級(ランク)五ツ星(★★★★★)

 属性は火と土。『支配』と『戦争』の二重特性。

 

〈太陽のない世界〉における最大戦力の〈円卓〉――その一角を担う獣騎士。

 そしてほんの十年前までは、定員三名、歴史上でもたったの五人しか務めた者がいない聖騎士(パラディン)――その内の一人であった男。

 

 彼の魂が具現化した姿だった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。