前世の彼女が始原の精霊だった話   作:桜大河

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久しぶりの投稿。書くのってこんなんだっけ?とキャラの喋り方合ってるか?


四月十日Ⅰ

四月十日。

今日は色々なことがあった。

高校教師としての勤務初日に空間震の警報が鳴ったところからトラブルは始まる。避難中に生徒の一人が居なくなったので街まで行って探すことになった。見つけたと思ったら今度はその生徒の妹さんを探すことになり、探してる最中に空間震が発生。震源からは離れていたので一応は無事だったものの好奇心で震源地に向かったら、昔と似たようなシチュエーションで美少女が一人ぽつりとそこに立っていた。昔との違いは全裸か鎧を纏ったコスプレをしているかどうかの違いだけだが。会話をしようとしたらいきなり持っていた大剣で斬撃を飛ばして来たので敢え無く逃走。逃げたら逃げたで、今度は急に身体が浮き上がり気付いたら戦艦に拉致られた。俺を拉致したのは空間震を発生させている存在、『精霊』を秘密裏に保護しようとしている組織『ラタトスク』。そして、驚いたことに拉致ったラタトスクが保有する戦艦『フラクシナス』の司令官は俺たちが探していた五河少年の妹さん……五河琴里だった。友人の娘さんなのはあまり関係ないが五年くらい前の火災が発生した時に助けたことすら忘れられていて少し悲しかった。しかも、妹さんから高圧的な態度で選択を迫られた。①顕現装置で記憶処理を受け、今日のことを忘れる②学校等で妹さんの兄である五河士道のサポートをする。聴けば五河少年は精霊の力を封印することが出来るらしい。まあ、色々と不安要素があるような気がしたが二つの条件を付けて協力することを承知した。その後は五河少年とも情報共有し解散。そして、現在。家に帰路へ着いていたが。

 

(マジかよ)

 

時刻は午後20時過ぎ、辺りは暗くなっており周囲には人の気配が無いのにも関わらず、何故か視線を感じていた。感覚的に恐らく宙に浮ける小型のカメラのような何かでこちらを監視しているのだろう。まあ、組織としての気持ちは分からないこともない。今日、初めて会った人間に全幅の信頼を置けるは訳はないのは当たり前だ。吹聴されるリスクを避けるために保険は必要だろう。だけど、個人としては不愉快極まりないことに変わりはない。これが事前に知らされていたなら話は変わるが、教えられてないので駄目だ。それにこちらも『ラタトスク』の査定をする側なので相応の対応を取る必要がある。俺はスマホを開き、とある人物へとメールを送った。それから全力で駆け出す。身体能力には自信があるのでものの数分で家には着いた。俺は玄関を開け、中に入ると急いで施錠する。

 

「……狂三いるか?」

 

ふぅ、と息を整えてから俺は小声でそう呟く。するとほんの数分もしない内に床からゴスロリ服を纏った少女が現れた。

 

「クスクスクス。おかえりなさいまし真司さん。今日は息災でしたわね」

 

彼女、時崎狂三は俺が天宮市に来た際に最初に依頼をした探偵事務所の所長であり、出会った当初にちょっといざこざがあったけど和解しかれこれ十年くらいの付き合いにもなる良き友人だ。

彼女も精霊に該当するであろう人間だが関係ない。狂三には非常に助けられている。火傷を負った時や腕を消し飛ばされた時に生やして貰ったりと色々と。

 

「ああ、ただいま。内容はメールで伝えた通りだ。時間がない移動、頼めるか」

 

「お安い御用ですわ」

 

そう言うと狂三は俺に抱きついてきた。

 

「く、狂三?」

 

「これくらいの役得はあってもいいではありませんの。やはり、真司の肉付きはいいですわね」

 

「……それもそうだな」

 

意趣返しとして俺も狂三を抱き返す。男を刺激する女性特有のいい香りだ。

その心地のまま俺達は暗闇の中に引き摺りこまれた。

 




このオリ主は狂三→ニ亜→七罪→八舞姉妹→四糸乃の順番で会っており既に攻略済みです。
美九や折紙、琴里とも接点があり。
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