たきな「それがどうかしましたか?」
るーあ「大問題です...生きてけいけるかどうかの!」
るーあの心の中side
うへ〜…昨日の定期更新は洒落にならなかった〜。
途中まではよかったけど〜、最後に司令と面会するとは思いもしなかったのです…
リコリスのことを捨て駒か何かと思っているのですかァァ!?
リコリスだって立派な人間として尊重されるべきでしょ!?そうですよね!?
それなのに、あの『楠木司令』といったら……思い出すだけで頭に血が上ります!!
オコですよ!
るーあ、プンプンですからね!
…場所は喫茶リコリコ。
今日も忙しなく開店準備を進めている。
「さぁて、今日も仕事、頑張りますか……」(――でもその前に……)
店に足を踏み入れた瞬間、るーあの視界に飛び込んできたのは、地獄のような光景だった。
「な~んですかこれは!?!?」
「おぉぉ……るーあー。あんたは……いい男には~出会えないわよ~……ヒック」
「ミズキさん! 朝から何を飲んでるんですか! しかもその格好!」
カウンターには空になった酒瓶が転がり、ミズキがボサボサの頭で突っ伏している。昨夜、合コンに連敗した腹いせに店で一人反省会(という名の自棄酒)を開催したらしい。
「昨日の間に何があったんですか!? なんで開店前に酔いつぶれてるんですか! 収拾つかなくなりますよ!」
「るーあちゃん、おはよー! ミズキさんは放っておいていいよ、いつものことだし!」
千束が明るく雑巾を絞りながら現れる。その横では、たきながミズキの飲んだ酒の銘柄と金額を淡々と帳簿に付け、給料から天引きする作業を進めていた。
「ミズキさんしれっと貶すのは何なんですか、もう……!」
るーあが深いため息をつきながら、ミズキを奥のソファへ引きずっていこうとしたその時。
――カランカラン。
「……あ、すいませーん、まだ開店前ですか?」
聞き覚えのある、高くて可愛らしい声。るーあの背中に冷たい汗が流れた。ゆっくりと入り口を振り返ると、そこには学校の制服を着たクラスメイト、サキとマイの二人が立っていた。
「……えっ、るーあ!? なんでここにいるの!?」
「あ……。えっと……あは、あははは……」
「るーあ、ここでバイトしてるなんて聞いてないよ! しかも何その可愛い制服!」
サキたちが目を輝かせて店内に踏み込んでくる。るーあは必死に、ソファで「男なんてぇぇ……」とうわ言を漏らすミズキを体で隠した。
「い、いやぁ、ちょっとした縁があってね! あはは、いらっしゃい! 今日はどうしたの?」
「近くまで来たから、話題の喫茶店だって聞いて寄ってみたんだけど……。ねぇ、あっちにいる人、大丈夫?」
マイが、カウンターの奥で黙々と銃のメンテナンスを始めたたきなを指差す。
「(たきなさん! 今すぐそれを隠してぇぇ!!)」
るーあがアイコンタクトで必死に訴えると、たきなは一瞬こちらを見て、「……。これは、最新型のコーヒーミルです」と、真顔で嘘をついた。
「えっ、かっこいい! 本格的だね!」
「そ、そうなの! うち、こだわりが強くて!」
なんとか誤魔化せている、と思ったその瞬間。奥の部屋から、さらにトドメの刺客が現れた。
「おい、るーあ。さっきの楠木への文句、録音してたぞ。本部に送ったら時給下げられるかな?」
クルミが、ノートパソコンを抱えてニヤニヤしながら現れる。
「ちょっ、クルミちゃん!? その話は今ダメだって!!」
「るーあ、友達か? ……ミカだ。ゆっくりしていってくれ」
ミカまでが渋い声で挨拶に現れ、サキたちは「えっ、なんかこの店、キャラ濃すぎない!?」と大興奮。
「るーあ、あんた……こんなすごいところで働いてたんだね……。あ、そうだ! るーあの制服姿、写真撮ってグループラインに流しちゃお!」
「待って! それだけは……それだけはやめてぇぇ!!」
DAの機密保持、ミズキの泥酔、そして千束の「あ、サービスでスペシャルパフェ出しちゃうね!」という爆弾発言。
リコリスの一員になり、セカンドリコリスとなったるーあ。
彼女の「平凡な学校生活」が音を立てて崩れていく、最高に忙しい一日が幕を開けた。
追記ログ:まさか追ってくるなんて聞いてないです!!
1,000UAありがとうございます!
めちゃめちゃ嬉しいです!
るーあ、大喜びです!