リコリス新人アルバイト『るーあ』の観測日記   作:田上るーあ

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第十三話「決別は如何に」

「っちぇ。外したか。次弾装填...ってうわぁ。なかなかの精度だね。危ない危ない...」

 

 

 

―指令室

 

「―彼女がるーあですか?」

 

「そうだ。」

 

楠木がそう言う。

 

「入隊してからすぐにセカンドリコリスに成り上がった実力者だ。それにしても、よくあの弾速の弾を避けれるもんだ...」

 

「錦木千束にも弾丸をかわす力があるように、るーあにもあるんでしょうか?」

 

「それは分からない。ただ―、奴も特別な『力』がある。」

 

「その『力』とはなんですか?」

 

「・・・」

 

「指令?」

 

 

 

「ッ!?指令!サードリコリスから連絡です。敵の総数は想定より多いとのことです。」

 

「・・・構わん。先行隊を行かせろ。」「はい!」

 

「見せてもらおうか、その『力』というものを」

 

 

 

「―次弾装填完了。次こそは...」

 

(クルミ)

「...っ!るーあ!後ろだ!」

 

 

 

パァン――!

 

???「やったか?」

 

「―ざんねーん。私は後ろでした~」

 

 

 

パァン、パァン!!

 

「まったく。不意打ちとは卑怯ですね~...まあ命だけは勘弁してあげるよ」

 

動かなくなった男にそう言い放つ。

 

 

 

無線から声が掛かる

 

「ちょっと、るーあ大丈夫!?」

 

「大丈夫。不意打ちを対処しただけだよ」

 

「...無茶、しちゃだめだからね。」

 

「わかっていますよ。千束さん。」

 

 

 

 

 

???「おい、ロボ太。あの青い制服の女は誰だ?」

 

「い、いやボクに聞かれても...」

 

???「あいつは邪魔になりそうだな...」

 

???「お前、あいつのことについて調べろ。バランスが悪い。あとDAのハッキングはまだ終わらないのか?あと5日でケリを付けろ」

 

「は、はいぃぃ」

 

 

 

 

 

 

 

【命令だ。現場付近のリコリスに告ぐ。徹底的に叩け。そして、抵抗するものは構わず殺せ。】

 

 

 

「...あの指令また私たちのことを捨て駒として使う気ですか?本部があんなだから正体ばれそうになるんでしょ!?」

 

「るーあさん。喋っていないで作戦に参加してください。減給されますよ?」

 

「―はーい.....わかりました...」

 

 

 

「―でも、たまには緊張をほぐさないと...」

 

るーあは緑茶を取り出した。

 

「ふうぅぅ。相変わらずのおいしさ」

 

 

 

 

 

―無線から緊迫した声が聞こえる

 

「ちょいちょいちょいちょい!!」

 

ドォォォォン!!

 

ビル建設現場から、また爆発音が響いた。

 

 

 

「千束さん? 千束さーん!!!」

 

 

 

まずいな、何かあったな。

 

「―千束と連絡が取れなくなりました。」

 

 

 

「たきなさん、わかりました。すぐ向かいます。」

 

 

 

 

 

―今まで力を隠していましたが、そうはいかなそうですね。

始めますか、『お仕事』を...




追記ログ:本日も異常なし...
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