ワールドトリガーの世界に転生していてキャラには関わっているが物語の舞台であるボーダーには関わっていない。
その事について地獄の転生者運営Sideがなにかを言うか?面白くないから関われよ!と言うんじゃないのか?等の問いかけに対しては、なにも言わないどころかむしろいいことと思っている。
地獄の転生者運営Sideは原作に関わりやすい立ち位置に置いているだけで関わり合いを持ちたくないのであれば別に逃げてもいいとハッキリと公言をしている。それに関しては思うことはまぁ、ホントに人それぞれだったりする。
名探偵コナンとか、黒の組織を潰しても殺人事件を起こす奴は起こす。ホントにくっだらねえ理由で起こす。
黒の組織と関わり合いのある組織から全く関係ない組織まで、公式がルパコナやったせいでルパンSideのやべえのが来たりする。なんだったらオレの時は金田一にキャッツアイにシティハンターと掲載誌を超越した混沌な世界だった。
唯一の救いが、ルパンは日本に関わる機会が圧倒的に少ないこと。日本は死神のお膝元だって?それはそう。
新宿は犯沢さんの米花町レベルに治安が悪い。その辺の人が拳銃を携帯していても当たり前とか探せば武器屋があるとか定期的に殺し屋が送られてくるとか司法とかがその辺無駄に緩いとかホントにクソ。
別世界ではアニメや漫画の世界、普通とは違う非日常が味わえるのは面白いだろうがそれは主人公補正とかがあるからだ。
バトル漫画で実は作中の時間は1年も経過してないとかは普通にある。あんまりその辺については読者以外は触れない事が多いが数日の間で精神と時の部屋みたいなものを使わずにヤベえ薬でもキメてんのかと言いたくなるぐらいの化け物みたいな成長をしやがる。それだけじゃなくて0,000000001%しかない数学的に0として扱ってもいい確率を引き当てまくる豪運も持ってやがる。
大抵のことには基本的には強くなれるカリキュラムが一応は存在している。
だが、主人公達はそのカリキュラムを無視したり法則性に当て嵌める事が出来ないチート野郎の集まりだ……真面目にやってんのがアホらしく思えるぐらいには。
名探偵コナンの世界に転生したからと言ってホームズやワトソン、レストレード警部の様な難事件に意図的に関わる立ち位置の人間を目指さなきゃならないって決まりは無い。
転生先は基本的には選べない。仮にお前の転生先は火ノ丸相撲じゃ!と言われて飲み込めるか?と。
原作は相撲漫画だからと力士として活躍するんじゃ!と言われてはいそうですかとは頷けない。と言うか女に生まれたらその時点で詰みだ。
まぁ、まだ相撲漫画だからコレはいい。スポーツ漫画だからまだそこはいい方だ。その道のプロで飯を食ってけるのが多い。
プリキュアなんか最悪だぞ。怪人を倒し終えた後はなにもしなきゃマジで普通の日常が戻ってくる。暗殺教室も殺せんせーとの濃密な一年間を終えればマジで普通の日常が戻ってくる。暗殺教室は殺せんせーが色々卒業後の進路のアドバイスしてくれるからまだいいが、プリキュアその辺のフォロー皆無だぞ。
怪人倒してオレTueeeeeして原作キャラとキャッキャウフフな関係性をとか考えていて、それを成立させる為だけの努力して、進学とか就職とかそういうのをまともに考えていない転生者が遥か昔に居たりしたって話だ。
咲の世界に転生したが麻雀に必要な能力が無いとか以前にそもそもで麻雀ってどういうルールなの?とか普通にある、食戟のソーマに転生したが料理が自慢出来るほどに得意じゃないって奴も普通に居る。だからまぁ、原作とは全く関係ない人生を歩もうとするのは決して悪いわけじゃない。悲劇的な未来を知ってんだから多少は変えろと言う意見もあるにはあるが、それはそれこれはこれだ。
葬送のフリーレンみたいな地球との間に密接な繋がりが無い根本的な部分から異なる世界とかならともかく、ワールドトリガーは一応は現代の地球で勉強の楽しさに目覚めたとか物語と全く関係無いけどもやってみたかったことがあるとかに挑戦出来る奴の方が優秀だったりする。色々と言ったが結局のところなにが言いたいかって言えば本来は出来ない強くてニューゲームもどきが出来るんだからその世界でしか出来ない事以外での人生も楽しめよと言う話である。
そして話は変わるが籍を置いている三門大学は実は新設の大学だったりする。
正確に言えば三門大学と言う大学は昔からあったが、ボーダーの防衛戦線側にあるからと色々とマネーゲームとパワーゲームが起こって全く別の土地にその当時にあったものよりも圧倒的に学科や学部が増えた三門大学が生まれた。
文学部とか経済学部とかの普通の大学なら見るメジャーなものから体育会系のスポーツマンが通うレベルのゴリッゴリの体育大学の学科まで幅広いジャンルがある。なんだったらトリガー開発室とかいう他の大学に無い物まであるぐらいだ。
「……」
「お前が撒いた種だから自業自得だろ」
ゲンナリした顔の男、虹村。
転生者的な意味合いでもこの世界の人間的な意味合いでも後輩に当たるんだが……まぁ、ゲンナリしている。大学の食堂で一緒に飯を食っていて愚痴を少し聞いている。
「断っても生意気とか調子に乗るなとか言われやがる……」
「まぁ、鬱陶しい奴だからな」
虹村は……ゴリッゴリの体育会系だ。
具体的に言えば体育学部があってインカレに出たりするレベルのスポーツガチ勢の大学からスカウトが来るレベルのゴリッゴリの体育会系だ。本人もスポーツは大好きだったりするが、大学はその手の学部を選ばなかった。
三門大学の体育系の学部とかは一応はあるが、それを追求する……要するに選手としてじゃなくて1人の体育の学者として色々と研究するタイプだ。それこそインカレ常連とか社会人チームと勝負するとかじゃない。
本気でそのスポーツやってる奴も居るにはいるがサークルでやってる奴も居る……本気でスポーツやって1番になりたいならばある程度の名門に行った方が可能性は高い。
漫画とかでその部活に金かけてない公立校が全国とかは極稀にあるにはあるが、その代が抜けたらその部活に金をかけている全国常連の学校が全国に行く。そんなもんだ。
「独自のサークルって言えばいいだろ」
「入れてくれとか言われそうだし……正直入れてもずっとベンチみたいな扱いだし、それ以前にホントに折れる」
「それ承知の上でお前も加入してんだろ」
後輩である虹村との関係性を聞かれれば嘗ての部長と副部長、今はサークルの代表者と参加者だ。
自分達がどういうサークルにいるのかが分かっている。ロクでもない事をしているのは理解しているが、それぐらいしなきゃヤベえってのも心の何処かで認めている。あのバカが言ってることは一理あるから言い返せない。
ラブライブの世界でやったってのにまたやるとは
「まぁ、とりあえずは勝てばいいんだよ……勝ってから色々と言う。基本的には勝ったのを前提で負けたからで色々と言うのとは訳が違う。オレからすればお前の悩みなんざただの嫌味だ。嫌なら嫌で閉じこもれる場所でもあるし、逆にロマンや夢を見せる場所でもある。ホントにヤバいときはそこでギブアップって言え。誰も文句は言わねえし言わせねえ」
「…………なんか、すみません」
虹村は謝ればラーメンのスープを飲み干し、食器を下げに行った。
相変わらず悩んだりするところは悩んではいる……無理って叫ぶときは叫べっての。
「黛くん、サークルに入ってたの?」
虹村が完全に去った後に加古に絡まれた。
話をどの辺りから聞いていたかは知らねえがサークルに入っていた事を意外そうにしている。
「大学内のサークルじゃなくて完全なプライベートのサークルだ……保護責任者とかそういうのがあってオレは名義を出したりしてる」
「そうなの……でも確かさっきの彼って……陸上の世界記録保持者よね?」
走り高跳び、走り幅跳び、立ち幅跳びの3つの世界記録を持っている人だと虹村を認識している。
文学部の人間で関わり合いをあんまり持ってないっつーか、関係性がイマイチ読むことが出来ない。ゴリッゴリの体育会系ならそっち系の学部とかを普通は想像する。
「本職はバスケだ」
「そうなの?」
「虹村は陸上の記録だけが有名過ぎるから詳細は知らねえだろうが、あいつは全国で記録を出したんじゃなくて予選の中でポッと記録を出してそれで終わらせた……本職はバスケで、高校の時に1年だけ同じチームで割といいとこまで行った」
本職がバスケと言われて知らなかったという反応をする。
割といいとこまで行ったが……まぁ、一番じゃなくて割といいとこで終わってるから世界記録の方が印象深いんだろう。
「バスケのサークルね……あの大きさだったらダンクとか出来るわね」
「サークル内じゃオレ以外はダンク出来るから大して価値はねえよ」
「それはそれで見たみたいわね……でも、なんで学外のサークルなの?世界記録保持者であの感じだと190cm以上の身長だから引く手は数多でそれこそ体育大学から話ぐらいはあってもおかしくないしここにだってバスケは」
「バカの戯言を現実にする為に付き合ってる」
真面目に大学一を目指すバスケとかは三門大学にはちゃんとある。バスケしたいならそこでやればそれこそスター選手としてと思う加古に対してオレはハッキリと答える。バカの戯言を現実にする為に付き合ってると。
それを聞いた加古は面白そうな話題だと何となくで気付く。
「バカ曰く、自分達はバスケで天下を取る為にここに居る」
「かなりの暴言ね」
「……加古はバスケはどういう認識だ」
「好きか嫌いかで言われれば答えづらいかしら……学校の授業では定期的に出たり、それこそ中学や高校には当たり前に部活動としてある。でもだからといって積極的に関わっているかって言われれば違っているし。やれって言われればまぁ、出来なくもないレベルで。普通にスポーツ好きな子と比べたら劣ってるのは分かるわ」
「バスケ関係の知り合いじゃねえからその辺は聞かねえ。日本人にとってのバスケの距離感だ……マイナー競技とは言わない。野球ほど盛り上がってるわけじゃない。柔道や卓球の様な扱いじゃねえ……身近ではあるがそこで止まってる」
バスケは日本人にとっては身近ではあるが身近なだけで止まっている。そこから先に足を踏み入れてない。
「日本にはちゃんとプロリーグはあるし、オリンピックの正式種目やバスケの世界大会だってしっかりとある。でもまぁ、そこまでの扱い……理由は言うまでもない」
「勝てない人達に対して偉い人達は興味を抱かないわ……オリンピックだけじゃなくてちゃんとした世界大会が開催されてるならそこでキッチリとメダルを持ち帰る。それだけじゃなくてバスケが強い国を相手に勝ち続ける……アメリカ以外でバスケが強いって何処なの?」
「EU方面が強い」
「やっぱスポーツの強いところってEU方面なのね……それで天下を取る、かなりの大口ね」
「聞く奴が聞けば戯言だと言うしそれを言っている奴を見れば呆れられるだろうが……それで勝てば色々とひっくり返って面白いことになる」
「それは……面白いわ。実現出来ればね」
実際、マジでそれを成し遂げることが出来たから……今回もって感じだろうな。
加古は面白そうな話ねとなっているが聞く奴が聞けばバカな戯言と思われるだろうな……
「っと、練習に行かねえと」
「どんな子が居るの?大口を叩くんだからなにか勝てる根拠があってそれ相応のスゴい子が居るんでしょ」
「…………………灰崎が居るぞ」
「!?」
それははじめてだった。普段は余裕を醸している加古から焦りが見えた。
オレが出した言葉を聞いて、なんでそれを!?と驚いている……
「……まさか黛くんの口から彼の名が出てくるだなんて意外ね」
「ボーダーをクビにされた灰崎を引っ張ったのは虹村で、オレはその時のチームメイトだぞ?意外でもなんでもねえんだよ」
今でこそこっち側だが唯一好き勝手していた灰崎。
最終的には危険な存在だからと決定的な証拠が無いが素行不良を理由にボーダーをクビにされた。正確には別の理由があってボーダーはそれを隠す為に素行不良として扱ってクビにした。
「灰崎くん……懐かしいわね」