黄昏時に   作:紲結、

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廃校舎『3』

私と海津先輩は猫蜘蛛が再び戻って来ない内に体育館から外に出た 

 

「さてさて外に出たのですが怪異を倒す事が出来るだけで今までとは違うですね〜、それにあの放送からすると今回の異界からの脱出手段は全ての怪異の討伐の可能性もあるのです〜」

 

「えっとそうするとやっぱり他の皆さんと合流する必要がありますよね、石膏の怪異を倒したのならやっぱり校舎内でしょうか」

 

校舎の方を見る⋯でも自分が校舎にいた時には誰にも会うことは無かったのだが入れ違いになったのだろうか

問題は合流できたとして寄生型が誰に寄生しているのか解らないということだが何か見分ける方法は無いのか、取り敢えず何か無いか海津先輩に聞いてみる

 

「う〜んそうですね正直に言うと寄生されたとして記憶がどうなっているのかが問題です、記憶が引き継がれていた場合は私達しか解らない質問をしても無意味ですからね〜、まあ取り敢えず適当に質問して探りをいれて後はボロが出るまで観察するしか無いですしね〜そもそも私視点では聖華ちゃんが寄生されている可能性もあるんですよね

もしかしたら私が寄生されているとか考えるべきですよ〜」

 

確かにその可能性は考えるべきだった、でもその場合寄生型の怪異を猫蜘蛛が捕らえていた事になるがそんな事があるのだろうか?

だけど猫蜘蛛が寄生された人だと気付かない可能性もある

 

「せてと⋯ここで話していても猫蜘蛛が来るかもなのでさっさと校舎内に行きますですよ

幾ら考えても分からない事は分からないのです」

 

 

そして特に語ることも無く無事に校舎内に辿り着いた

 

「さてと皆何処にいるのですかね?怪異を退治するにしても何かしら作戦を考える筈です、多分寄生型は最後だとして猫蜘蛛か少女のどちらか私は先に少女を対処すると思ったので校内に来たのですが」

 

「取り敢えず探し回るしか無いですよね、何処にいるか分からないですし」

 

「そうですね、では適当に近場から探すとするです。行くですよ聖華ちゃん」

 

「はい行きましょう先輩」

 

いろんな教室を見回ってる途中で石膏の怪異を見つけた

だが石膏の怪異の首の先には箒が刺さっており、そこから血が流れて絶命していた

 

「これが石膏の怪異ですか、成る程ですね体が丈夫だからこそ外皮を無視して体内に箒を突き刺したって所ですか⋯本当に怪異ですかこれ?」

 

どういう事だろう、怪異以外には見えない『』の可能性もあるが恐らくそう言う事では無く何かしら違和感があるのだろう

 

「あぁ~今まで異界で会ってきた怪異はそもそも理不尽だったのですよ、覚えていますか?最初の廃病院で会ったナースですがそもそもこちらからの干渉が意味がなかったのですよ、目が会った瞬間に気絶してるその後の廃ビルの怪異だってそうなのです聖華ちゃんは会ってないみたいですがそこにいた怪異だってこちらを認識したら捕まってしまったのですよ」

 

一体何が言いたいのだろう?分からないが海津先輩は私には分からない何かがあるみたいだ

どちらにしてもこちらからしたら脅威でしかない、見つかったら殺されるかもしれないのだから

 

「どちらにしても気を付ける事は変わらないのです

ここまで言っておいて何ですが今は難しく考えなくて良いのです、多分この問題にはアリスを名乗る存在が関わっているのでしょうし私達には何もできないのです」

 

「アリスですか⋯一体何者なんでしょうね私達を異界に閉じ込めているのもアリス何でしょうか」

 

「そこも分からないのですよね〜直接本人に聞いてみるしかないのです、でここまで長々話しながら探しているにも関わらずに誰もいないのです」

 

もしかして探す場所を間違えた可能性が出てきた、校内じゃなく校庭に出ていたのかもしくは入れ違いになってしまったのか

 

「後探していないのは屋上ですね、どうします海津先輩もしかしたら屋上には猫蜘蛛がいるかも知れませんが」

 

「行ってみるのです!ドアを開けてみて猫蜘蛛がいたら直に閉めれば良いのですよ、それにもしかしたら皆そこに居るかも知れないですし」

 

という事になり屋上に向かいドアを見つめ気を引き締めドアを開ける、そこには捜していた3人がいた

だがその3人は動かずにじっと1点を見つめていた

 

「おお〜やっと見つけたのです、じっとして何やっているんですか?甲斐君」

 

「ん、何だ沈と聖華か何処に行ってたんだ?」

 

「無事で良かった⋯ただ今はあまり動かないで⋯少女が現れるのを待ってるから」

 

「そういう事〜少女が現れた瞬間に屋上から皆で突き落とすからね〜」

 

とんでも無い事を言い出した、そもそも突き落とした所で意味はあるのだろうか

それに寄生型が存在する今裏切られる可能性がある、そしたら全滅する、その事は考えているのだろうか?

 

「あのすみません、寄生型の事は知ってますか?」

 

「勿論知ってるさ、だが聖華が無事な今寄生型の対処はいつでも出来るからね」

 

「私ですか?あの」

 

「それに寄生型も今は動けないさ、今動けばその時点で誰が寄生されているのか分かるからね

更に少女を倒す事も寄生型に取っては重要な事なんだ、他の怪異は寄生型だとしても構わずに襲ってくる、そしたら寄生型も殺されてしまうからね、だから今は少女が現れるまでじっとしておいて欲しいんだ」

 

何故そこまで神凪先輩は詳しいのだろう、そもそも何で私がいれば寄生型の対処が出来るのだろうか説明不足だ

だけどまあ主人公が言うなら信じよう⋯決して頭を撫でられるのが気持ち良くて考えるのが面倒な訳ではないのだ

 

(まあそれはそれとして主人公君では無く神凪先輩がんばれ~)

 

 

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