黄昏時に   作:紲結、

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土日投稿のつもりでしたが土日以外にも投稿する事にしました一週間に最低2回投稿ということで2回以上投稿する場合もあります


廃病院『3』

 

取り敢えず近場の部屋に入ると手術台の上で拘束されている青色の髪の少女と目があった

 

「おや、どちら様です?私は海津 沈って言いますです! お名前教えてもらってもいいです?その制服ってもしかして同じ学校なのです?」

 

このですです言ってる少女の事を知っている『夕暮れ時に』の登場キャラの1人であり、青色の髪と目をした背の低い少女はオカルト研究部副部長の海津 沈である 

 

(どうしよう、ここで聞こえないふりは流石にできないよね

それに拘束されてるって事は多分このまま見捨てたら)

 

「あれ聞こえなかったですか?お名前教えてほしいです!もしかして手足が固定されているのが気になるのです?ナース服の人?にやられたのですよ。

目があった瞬間殴られて気が付いたらこの通り台に寝かされ手足を台に固定されたのですよ〜怖いですよね〜いきなり殴りつけてくるなんてです」

 

「ちょ、ストップ分かりましたから静かにお願いします

大声を上げたら・・・そのナース服の人が来てしまうんじゃないですか?」

 

「大丈夫ですよ〜、あのナース服の人?は何度か様子を見に来たのですが見たら直ぐに出ていって感覚的に数十分は戻ってこないのです。さっき出ていったばかりだから暫くは戻って来ないはずなのです

所でお名前をそろそろ教えて欲しいなって思うのです」

 

海津さんの言う事が本当なら、一応は大丈夫だと思うがそれでも万が一があるので声を潜めながら自己紹介をする

 

「えっと、私は供犠高校1年の聖 聖華って言います、宜しくお願いします海津先輩」

 

「おお〜やっぱり後輩だったのかです、私は2年でオカルト研究部の副部長やってる海津 沈なのです。 知ってますか?オカルト研究部ここから出れたら入部しませんか?

楽しいですよ?春は花見に夏はバーベキュー秋は山にピクニック冬はクリスマス!大きな行事以外にも流星群を見に山に行ったり廃村巡りをしたりペット探しをしたり廃校舎を探して侵入したり⋯⋯」

 

物凄い勢いでオカルト研究部の活動内容を口にしてるがオカルトの関係ないものや危なそうな内容も喋ってくるそれに、何を気に入られたのか不明だが物凄くキラキラした目でこちらに期待する様な眼差しを向けている

取り敢えず海津さんから目を逸らし拘束されている手足を見てみることにする

 

「あはは、考えておきますね。この拘束手足を台に縛るのでは無く台に金物で固定されていますね、外すのにも鍵が必要ですか」

 

「そうなんですよ~せめてロープとかなら頑張れば引きちぎれるのですが流石に鉄は無理なのです、しかも鍵はあの憎きナースが持っているのです。

流石に手足が動かせないんじゃ無理なのです、しかも聖ちゃんが来てくれるまで何もやる事が無くて暇だったのですよ〜来てくれて本当に嬉しいのです」

 

普通ロープで縛られても引きちぎる事は不可能だと言う事は置いておいて、恐らくナースが何もしなかったのはタイムリミットが関係している筈、タイムリミットがどのくらいで、そもそも現実となったこの世界においてタイムリミットが何を示すのかは分からないがこのままにして置くのは死ぬのを黙って見過す事と何も変わらない

 

(流石にそれは嫌だな、何とか鍵を手に入れないと海津さんが死んじゃう。

スペアキーとか無いのかな?もしあるとしたら事務室かな、見つからなかったら他の部屋も探せばいいか)

 

「どうしたのです?急に黙り込んでしまって、もしかして私の話つまらなかったのです?ごめんなさいです」

 

急に謝られて何に対して謝られたのか最初は分からなかったが私が黙り込んだのが原因なのはわかったので否定してこれからの事を相談する

 

「あ、その急に黙り込んですみません、少し考え事をしていまして」

 

「そんなんですか〜良かったのです急に黙っちゃたから何かしたのかと思ったのです

それで何を考えて今のです?先輩に相談してみると良いのです」

 

「実は鍵の事なんですが」

 

さっき考えていたことを話し私が危険なのは承知の上で鍵を探して拘束を解こうとしてる事を説明してみる

 

「う〜ん気持ちは嬉しいのですが危険ですよ?止めた方が良いのです。

あのナース服完全に人間離れしてるのです、真正面から一撃で人の意識を奪う、そんな事普通は不可能なのですよ、それでも行くつもりなのです?私の事はいざとなったら見捨ててくれて構わないのですよ?」

 

確かにこの異界での死は現実では初めは影響しない事は知っている、ただ先輩はその事を知らない筈なのに死ぬかもしれないことを受け入れている

何となく嫌だった、だから助けるために出来る限りのことをする

 

「危険なのはわかってます、それでも行きます先輩ごめんなさい

これは先輩の為じゃなく私が嫌なんです助けられるかもしれないのに見捨てるなんて」

 

(それに前世では大人だったんだ、高校生の子供を見捨てるなんて・・・まぁ出会わなかったら普通に見捨ててたけど)

 

 

まぁそれはそれとして、その間に彼が脱出してくれればこれ以上怖い目に合わなくて済むので一応心の中で呟く

 

(主人公君急いで!私と海津先輩の為に!)

 

 

 

 

 




お気に入り評価ありがとうございます、まだ2話しか投稿してませんけどこれからも宜しくお願いします
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