黄昏時に   作:紲結、

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他の方の作品読んでたら気づいたら土曜日になってました


廃ビル『2』

天魁さんの事を放置して自分なりに周囲を探索してみる

無数の体の部位のばっかりで精神的にきつい偽物だけでも来るものが有るのに天魁先輩いわく本物も混じってるらしいし

(無数のロッカーと体のパーツ他にはロッカーとロッカーの隙間に落ちてた白紙のメモ⋯これは

読めないから後で主人公君に渡すようにしないと)

「出来たわ⋯⋯聖さん⋯フフ⋯本当によく出来てる⋯私にうり二つだと思わない?」

 

天魁さんの言葉に振り向くと、天魁さんと見分けが付かないほどよく似ている天魁さんの見た目の精巧な人形がいた、見分けの付き方は表情でしか判断できない

 

「あの、天魁先輩これって天魁先輩ですよね」

「そうね⋯私ね⋯何で私そっくりなのかは分からないけど⋯それに作ってみたはいいけど⋯特に何もおきないわね⋯そっちは何か見つかった?⋯あっちこっち彷徨いてたみたいだけど」

「あ~このメモだけですね、これは後で主jじゃなくて神凪先輩に渡す事にしますね」

「そうね⋯それにしても何で読めないのかしら⋯不思議」

 

見落としがないかを2人で確認しながら会話をしているがここから何をすればいいかは見当がつかず無為に時間だけが過ぎてた頃にそれを見つける

 

「ドア?さっきまでここにあったけ?」

「いえ⋯絶対に無かったわ⋯取り敢えず進んで見ましょうか」

「そうですね、それしか道はありませんし」

 

正直この部屋から早くでたい気持ちでいっぱいだ、流石に人体パーツが並んでる部屋だと気持ちが落ち着かない

 

「それじゃ⋯進みましょうか⋯この部屋ともお別れね」

「はい、ん?」

「どうかしたの?」

「いえ気の所為みたいです」

天魁さんの人形が少し動いたような気がしたが暫く見つめても動きそうは無いので気の所為だと判断し進む

扉の先には椅子と椅子と一体化した手足の枷そして何処からか延びたケーブルが繋がったヘルメットが鎮座している⋯

 

「天魁先輩この椅子って⋯あれ天魁先輩?」

 

振り向くと其処には天魁さんは居なかった、周囲を見渡しても天魁さんの影も形も無い

 

(逸れた?でもドアを潜るまで後ろにいたし一瞬で?)

 

ドアを開けようとするが開かなくなっている、それは想定内そして部屋にあるのは不思議な形状の椅子と自分のみの状況

 

「天魁先輩きこえますか!⋯うわ〜、また1人になったし何かしら何処かに何か無いかな」

 

地面、天井、壁何処を見ても何も見つからないまぁ椅子しかない時点で探す場所何て後は床や壁のひび割れの隙間くらいだが

 

「床のひび割れの隙間に何か合ったりしないかな⋯白紙のメモ⋯これでどうしろと?ん?」

 

入って来たドアにふと目を向けると地面が赤色の液体で濡れていた、正確にはドアの下からこちらの部屋に流れて来たかのように見える

 

(扉は私が先に入ったんだからドアノブは私が持ってた、そして天魁さんは私の背後にいたんだから部屋に取り残されてる筈が無い⋯まって私ドアを締めてない後ろを振り向いたらドアが閉まってた、一体いつ私はドアノブを離したの?)

 

「天魁さんは向こうに取り残されてた?そして何かに殺された⋯向こうに居たのは天魁さんと天魁さんの人形だけ、人形は作っちゃだめだった?やっぱりあの時動いたのは気の所為じゃなかった?私のせい?」

 

天魁さんに謝りたい気持ちが溢れてくる、自分があの違和感をもっと気にしてたらと思わずにいられない、それはそれとして次にあった時に天魁さんにはもっと考えて行動する様に言い含めたい

 

(大丈夫⋯現実に戻れば天魁さんは生きてる、だから大丈夫)

 

血溜まりから目を離し椅子を見つめる

 

「あの椅子に座れって事だよね?それしか出来ること無いし、あの見た目の椅子どこかで見たことあるような気がするんだけど」

 

(まぁ取り敢えずやる事がないし座るけどその前にいつも通りに、主人公君⋯今回はダメそうだよ⋯てちょっと待って私何で今座ったの?しかもご丁寧に自分からヘルメットまで着けて明らかに座っちゃ駄目なやつでしょ⋯あの時天魁さんが人形を作り始めたのもしかして今の私みたいに?今何かビリっと来たようなもしかして)

 

「ちょっと待っていうっ、ッあぁぁぁ!アァァァ!」

 

そして体に電流が流れ暫くして意識は途切れ、手から白紙のメモが2枚こぼれ落ちた

 

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