気付けば見知らぬ⋯いやある意味見知っている天井を見上げていた
「目が覚めたのですか?いや~校舎内で倒れた人がいると聞いて急いで回収し部室に運び込んだのですよ、因みに部長も倒れたのでもしかしてと思ったらやっぱり聖華ちゃんが倒れてたのです!」
「そのありがとうございます?」
どうやらあの世界で死んだ影響でこの世界で意識を失っていたらしい、そこを海津さんが見つけ部室まで運んでくれたらしい
「起きたのね⋯さて⋯少し状況を整理したいから⋯協力してもらえると助かるのだけど」
「私も気になるなぁ、聞いた話だと部長はあの世界で一度命を落としている、でもこっちの世界では少しの間気絶していたとして今は元気だしねぇ、そもそも死とは生とは一体⋯」
「あ、あの?」
「あぁ、自己紹介が先かな?私は2年地快 地華よろしくねぇ」
「その私は聖 聖華ですこちらこそ宜しくお願いします?」
この世界に転生して始めて出会う最後のオカルト研究部メンバー地快 地華 茶髪の髪をワンサイドアップにしている中学生くらいの背丈の少女だ
「さて⋯後は甲斐君が⋯来たわね」
「ん、起きたのか大丈夫か?」
「ご心配おかけしました」
「さて⋯あの世界に行ったメンバーはこれで全員ね⋯⋯取り敢えず今分かっている事を上げて行くわね⋯取り敢えずあの世界⋯異界と呼称して現状分かっている事は
1つ異界に取り込まれる時間は放課後になってから正確には17時から⋯ただまだ取り込まれたのは2回だからもしかしたら他の時間でも取り込まれるかもしれない
2つ異界において人ならざる怪物⋯怪異が存在しこちらを襲ってくる⋯他にも特定の条件を満たしても襲ってくる⋯特定の条件は怪異ごとに異なる
3つ白紙のメモ⋯これは何故か甲斐君だけ読むことが出来る⋯原理は不明
4つ思考誘導もしくは認識改変⋯普通に考えれば躊躇したりする場面であってもそれが正しい事だと認識し動いてしまう⋯今回私は周囲の詳しい探索より人形制作を優先すべきだとそれが正しい事だと思っていた⋯いくら私でもあの場面ではもう少し躊躇していた筈」
(少し躊躇しただけで作らないとは言わないんだ)
「なにかしら?⋯まあ良いわ
そして5つ目 異界で死んでも現実世界では死なずに生きている⋯これは喜ぶべき事であると同時に懸念すべき事⋯」
「何でです?異界で死んでも死なないなら素直に喜ぶべき事だと思うのです」
「私はそうは思わないかなぁ、異界においての死 現実における生、だけど何かを代償にしている可能性はあると思うなぁ、聖華ちゃんは?」
(さて運命力とか言っても良いのかな、それっぽい事言ってはぐらかした方がいいかな⋯にしても皆名前でちゃん呼び距離感凄いこれがコミュ力の差)
「そうですね、確かに何かが減った用な気はします、ただそれが何なのかは分かりませんが」
「そう⋯私も違和感はあるけどそれが何なのかは分からないから⋯でもまた異界に囚われても死なない様にする事を優先ね
さて⋯最後に脱出すれば皆が現実世界に戻ってこられる⋯但しこれは甲斐君が脱出するのが条件なのか⋯それとも誰でも良いのか⋯私は甲斐君が脱出する事が条件だと思ってる」
「俺が?」
「ええ、甲斐君だけが見れる白紙のメモ⋯まあ考察はまた今度⋯後は解らない事だらけね⋯何故このメンバーなのかオカルト研究部だとしたら⋯聖華ちゃんは違う」
「ですね〜、学年もバラバラですし共通点何て無さそうです、血液型とか?」
「いや、血液型もバラバラだぞ勿論誕生日もだ無理矢理共通点を上げるとしたら同じ学校て事だけだな」
「もしかしたら前世からの繋がりと言うこともかるのでは?そう私達は縁を手繰り寄せたのかもしれない」
「何を言ってるの⋯共通点探しは無理ね」
「あはは(ゲーム内のネタバレを今程知りたいと思った事は無い)」
話合いが一区切りした後天魁さんがこちらをじっと見つめる
「と言うことで⋯これからは貴女も部員ね⋯よろしく聖華ちゃん」
「え?」
「賛成です!これで同じ部活のメンバーですね!」
「私も賛成だよ丁度後輩が欲しいと思ってたんだ」
「俺も賛成だ、もしまた異界に囚われて脱出出来た時に直ぐに情報交換が出来るに越したことはないしな」
「え?」
「満場一致ね⋯新オカルト研究部指導ね」
「はえ?」
こうしてオカルト研究部の一員になったのだった、一体何故?