主人公視点で見た、原作再構成のシーンがほぼほぼです……
・伊地知ポジション成り代わり(伊地知の双子の妹)ものです
・オリキャラ出ます
・激しい捏造、妄想含みます
・ネタまみれです
・渋谷事変なので重っ苦しいです
歌姫からの報告を受けた五条の指示で、虎杖たち一年生の京都派遣を手配した。
そして、派遣先で彼らが確認した結論。
「メカ丸こと与幸吉が、内通者で確定だ」
五条からスマホ越しに告げられたその一言に、私はただ静かに応じた。
「そうですか……残念です」
それ以上、何も言えなかった。
何も言う資格もなかった。
数日後、ニュースで地方のダム崩壊事故を目にする。
画面越しに映る濁流、瓦礫と化した施設、謝罪会見に追われるダム関係者たち。
その映像を、途中でリモコンを取って消した。
……原作通り、彼は。
ただ一人、戦い抜いて、そして……
私は、与幸吉を助けない側のラインに入れていた。
彼に対して、哀悼の言葉を口にする権利もない。
グッと拳を握りしめ、心の動揺を押し殺す。
今回の件には羂索が絡んでいる。
真人や与幸吉の残穢も、敵方の手で綺麗に処理されるだろう。
高専に正式な報告が上がることもなく、世間には、単なる災害、あるいはテロ事件として処理されていく。
与幸吉の戦いは、敵を除けば、誰にも知られず終わる。
何もなかったかのように。
だからせめて、私だけは覚えていよう。
その夜。
ビールを一本だけ開け与幸吉に献杯した。
未成年の彼は困るかもしれないが。私の気持ちなので受け取っておいてほしい。
ぼんやりとビールを飲みながら、明日の予定を考える。
最後の仕上げが一つ残っていた。
夜蛾には以前から話をしている、あの件を通しておかねばならない。
夜蛾からは、それとなく止められている。
だが、夜蛾学長が不在になる前に、どうしても話をつけておきたかった。
翌朝私は、まだ朝の冷たい空気が漂う中、学長室へ向かった。
渋谷事変まで、あと1週間を切った頃、五条からプライベートのスマホに連絡があった
「潔乃、時間取れる日ある?」
五条は季節外れなのに地方への出張が多く、私との通常業務と時間がなかなか合わない。
「じゃあさ、31日の夜に時間作ってよ。今からなら作れるでしょ?
月跨ぐと経費処理とかで、また潔乃の時間取れなくなるからさ」
なんて日を指定してくるんだ。なんて間が悪い。
思わず苦笑してしまった。
「何笑ってるの?
え、まさか、潔乃、もしかして渋谷ハロウィンでコスプレでもやるの?」
「やらないです。そんなパリピじゃありません」
ピンポイントじゃないか。ますます可笑しくなってしまう。
「なんのコスプレすんの?何?バニーガールとか?
胸とお尻が貧相なバニーとか見苦しいよ?」
「人の話を聞けよ!!ぶん殴りますよ!!」
いつも通りの、くだらないやり取りを交わした後
「わかりました。31日の夜に」
と無駄な約束を交わした。
2018年10月31日
私は午後から外回りの予定を入れ、高専の外に出た。
まず、貸金庫に誕生石などの貴重な宝石を預ける。
それから、渋谷に移動しやすい位置で、引き続き外回りを続けた。
高専に出入りする業者たちに挨拶を済ませ、
区役所では、祓除任務で破壊予定となる建物に対し、架空の工事申請を提出する。
区役所の処理は、やたらと遅い。
気づけば、あっという間に18時を過ぎていた。
定時となったところで、高専には「申請が終わり次第、直帰します」と連絡を入れる。
さて。
ここからが、本番だ。
カフェでコーヒーとサンドイッチをテイクアウトし、車の運転席で簡単に食事を済ませる。
この食事の後、次にまともに食事を取れるのは――いつになるだろうか。
スマホが震えた。
五条からのLINEだった。
『21時から22時くらいに潔乃の部屋行くから、今日はどこ?』
私は、短く『高専の部屋に戻ります』とだけ返信する。
もちろん、嘘だ。
スマホの画面を静かに閉じた。
19:13 渋谷区代々木公園駐車場
仕事用のスマホが、けたたましく鳴り始めた。
内容はすぐに察する。
渋谷に、謎の帳が降ろされた
『偶然』にも、私は最も現場に近い位置にいた。
そのまま、渋谷に一番乗りすることとなった。
記録
2018年10月31日19:00
渋谷 東急百貨店に東急東横店を中心に、半径およそ400mほどの帳が降ろされる
20:14 東京メトロ渋谷駅 13番出口側 (”帳”外)宮下第一歩道橋
宮下第一歩道橋にて、七海班(七海、伏黒、猪野)を相手に私は説明を行なっていた。
「”一般人のみが、閉じこめられる帳”です。一般人は侵入のみ、”窓”には個人差が。術師は補助監督を含め出入りが可能です」
「現状、"帳”の破壊に難航しています。この”帳”は内外のどちらとも術師を拒絶していません。
”帳”を降ろしている呪詛師、または呪霊を討伐した方が早い状況かと
そして閉じ込められた一般人達がこう叫んでいます『五条悟を呼べ』と」
状況は正直言って最悪だ。七海班の3人の顔が嫌そうに歪む。
「電波は?」
「断たれています。連絡は”帳”を出て行うか、
「随分と面倒なことになっていますね」
これらの情報は私が実際に渋谷に一番乗りして、真っ先に確認した。原作と相違ない状況だ。
伏黒にドヤ顔で先輩風を吹かせてる猪野を無視して七海が言う。
「それで、五条さんは?」
「任務先から補助監督の車で渋谷に向かっています。そろそろ到着するはずです」
スマホを確認し、五条の送迎を担当した補助監督からのLINEを確認する。
すでに五条は車から降りたようだ。後、数分で現着するだろう。
「では、我々は五条さんに同行し…」
「いえ、皆さんは、ここで待機となります」
七海達がわずかに表情を曇らせたのを見て、私は淡々と説明を続けた。
「高度な結界術に、五条悟を指名したこと。これは交流戦を襲撃した犯人と同一犯と見られています。
上は被害を最小限に抑えるために、五条悟、単独での渋谷平定を決定しました。
皆さんはバックアップとなります」
「被害を最小限とは、それは術師のことですよね。一般人は考慮されていないんですか?」
不服そうに眉をひそめる伏黒。
それに対し、私はできるだけ事務的な口調で応じた。
「すでに事態が発生しているため、この判断となりました。
私も帳内を先ほど直接確認しましたが、一般人がパニックになってはいましたが、
現状はただ一般人が閉じ込められているだけになります」
伏黒の顔に、納得のいかない色が浮かぶ。
だが、私は続けた。
「それよりも…おそらくですが、地下に特級が複数体いると見られます」
これは原作知識だが、言ってしまって構わないだろう。
実際、帳の内側に入った時、ヒカリエの地下周辺など、本能的に近寄りたくない、全身が総毛立つ感覚があった。
その感覚を思い出し、思わず腕を摩ってしまう。
「あれは……五条さんでなければ、おそらく対処できません」
原作通り、ここで五条に花御を倒してもらい、
戦力の核となる特級呪霊を一体でも削ってもらわなければ、この先に待つ地獄は、止められない。
沈黙する七海たちに、私はスマホを取り出し、マップアプリを表示させた。
画面を彼らに向け、淡々と告げる。
「現在、渋谷には――」
私はマップ上を指差しながら、淡々と説明を続けた。
「東京メトロ渋谷駅・13番出口側に七海班……つまり、我々ですね。
渋谷マークシティ・レストランアベニュー入口に禪院班。
JR渋谷駅・新南口に日下部班。
青山霊園に冥冥班。
そして、首都高速3号渋谷線・渋谷料金所に夜蛾学長と家入さんが待機しています」
一通り説明を終えると、私は視線を上げ、彼らの顔を順に見渡した。
「状況の進行により、各班の配置は変わる可能性がありますが、
現時点での把握をお願いします」
そして、マップ上の一点を強調する。
「特に……家入さんの位置。
救護班ですので、配置変更はほぼないはずですが、
万が一の際は、速やかに連携できるようにしておいてください」
特に本当にお願いします、七海。
私の命は七海にかかっている。
内心で必死に祈りながら、私はマップを閉じた。
20:38 東京メトロ渋谷駅 13番出口側 (”帳”外)宮下第一歩道橋
七海班に渋谷の現状説明を終えて、数分が経った頃だった。
五条現着の連絡と、ほぼ同じタイミングで、
明治神宮前駅に、渋谷と同様の“帳”が降ろされたとの報が入った。
地下鉄の駅全体を覆う、“一般人を閉じ込める帳”。
そしてその内側、副都心線ホームを中心に設置された、“術師を入れない帳”。
――蝗GUYとかいう呪霊だったはずだ。
帳外にいる補助監督を通じて、帳内の補助監督に退避を指示する。
だが、その時点で既に二人の犠牲者が出ていた。
「……っくそ!!」
……悔しがる風を装おう。だが、溢れた声は本音だった。
原作で知っていたことだ。
犠牲が出ると分かっていて、何も手を打たなかった。
助けないラインに入れてしまった者たちには、申し訳ない。
だが――この状況は、利用させてもらう。
詫びは、死んで地獄に行った時に、いくらでもすればいい。
スマホを握り直し、ほんの少し“考えるフリ”をしてから、口を開く。
「……その二つの“帳”の間に、
これらの“帳”を維持している呪霊か呪詛師が存在しているはずです。
おそらく、自分たちも外に出るデメリットを背負って、結界強度を上げているのでしょう」
言葉を選びながら、冷静に続ける。
隣にいた七海が、わずかに頷いた。おそらく、同意見なのだろう。
「冥冥班を移動させます。
合流後、現場の状況について、詳細な報告をお願いします」
原作知識で知っていることを、あくまで自分で導き出したように――
自然な口調で、同僚に伝える。
その時だった。
通話の向こうから、ためらいがちに声が飛び込んできた。
『あ、あの、もう一点……。まだ断言はできないのですが、
“帳”の間に、改造された人間がいます』
グッと手を握りしめる。
声が聞こえたのか、七海がこちらを見た。
私は短く息を吸い、すぐに応じる。
「その情報も、冥冥さんたちに伝えてください」
通話を切ると、間を置かず冥冥に直接連絡を入れ、
明治神宮前駅への移動を要請。再びスマホを切った。
受話器越しのざわめきが、すっと途絶える。
私は顔を上げ、目の前の七海に向き直った。
「……やはり、何かがおかしいです。
七海さんたちにも、突入指示が出るかもしれません」
21:16 東京メトロ渋谷駅 13番出口側 (”帳”外)宮下第一歩道橋
腕時計を確認する。
21:15を過ぎ、16分になっていた。
この時間まで五条からの連絡がないということは――
おそらく、原作通り、獄門疆で封印されてしまったのだろう。
ワンチャン、うまいこと回避できないかと思っていたけど。
やっぱり無理だったか。
五条悟の、あの三年間の“青い春”には勝てなかったか。
私の方からもっと過去に惑わされるな的な誘導をした方が良かったのかもしれない。
まぁ、原作知ってるからこそ、それをやるのは私には無理だったけど…
人の心そこまで無くせないわ。
小さくため息をついた。
だが、落胆している間もない。
今度は改造人間が今になって非術師を襲い始めたという報告が入り、
同時に、渋谷にも“術師を入れない帳”が降ろされた。
その連絡が入った瞬間、
各班の待機が解かれ、突入指示が下った。
……七海も原作で言っていたが、本当に後手に回りすぎだ。
帳へ向かう七海たちに、私は声をかける。
これが、今生の別れになるかもしれない。
「皆さん、お気をつけて……ご武運を」
いつも通りの口調で。
いつものように、何でもないような顔で。
一瞬だけ、七海の腰に巻かれたバックルに目を向ける。
お願いだから、守って。
心の中で、必死に祈りながら。
私は、3人の背中を静かに見送った。
プライベートのスマホを開く。
五条から『今日の予定、キャンセルで』
と1時間半ほど前にLINEが入ってるのを見て、無意識に奥歯を噛み締めた。
21:22 東京メトロ渋谷駅 13番出口側 (”帳”外)宮下第一歩道橋
腕時計を見て時間を確認する。
七海班、禪院班、日下部班の三班が帳内に突入したはずだ。
私もそろそろか。
あえて、無防備な状態を装い、新田と電話を続ける
「状況を確認次第、新田さんはもう一度”帳”の外へ」
同時に、スマホをタタタとタップしながら、グループLINEにメッセージを作成する。
追加招集した3名がまもなく到着する。
その件についての指示を入力していく。
「中で電波が断たれる以上、誰かが常に外にいなければならない。
あなたには、その役をやってもらいたい」
グループLINEに送信しながら、細く息を吐いた。
来るなら、いつでも来い
どうせいつか、お前らの喉元をカッ喰らってやる。
私以外の優秀な術師がな!!!
心の中でそう呟きながら、声は平静を保ったまま続ける。
「今から
非番と“窓”の一部を動員すれば、可能で──っ」
息が詰まった。
腹部を見ると、自分の腹から刃物が突き出ているのが見えた。
きた。待ってたよ、畜生が
次の瞬間。
ドス、ドス、ドス。
腹部に、立て続けに3回、追加で刃が突き刺さる。
刺された衝撃と痛みで、スマホが両手からこぼれ落ちた。
そして私の体も、重力に引かれるようにして倒れ込む。
ガンッ、と頭を歩道橋の柵にぶつけた衝撃で、視界が一瞬跳ねた。
メガネのフレームが割れ、片方のレンズにヒビが入る。
……ああ、ちゃんと……予定通り、刺された……
倒れたまま、腹からあふれ出る熱を感じながら私は、心の中でニヤリとした。
七海に渡した宝石。
“私が重傷を負う”という縛りを条件した効果が、これで最大効果を発揮するはずだ。
これで、守れる…………たぶん
うっすら開いた視界の端で、スマホが床を転がっていく。
スピーカーモードでもないのに、新田の焦る声が聞こえた。叫んでいるのだろう。
『伊地知さん!?応答ください!伊地知さん!?』
……ちゃんと伝わってる。……大丈夫……
少しだけ、ほっとした。
あとは七海が時間通り来てくれたら。
直後、誰かの足音が近づく。
裏梅と、重面であろう声が聞こえた。だが、内容はもう頭に入ってこない。
耳が水の中に沈んだように、音だけが遠く、くぐもって響く。
七海……お願い……あなただけは……
祈るように、願うように、名前を呼ぶ。
……意識が、すうっと引きはがされていく。
手も、足も、動かせない。声も出せない。
まぶたが、重くてもう開かない。
そして、静かに意識を手放し、渋谷事変から退場した。
19:40 移動車内
任務帰りの車の中、
運転席の補助監督が突然、通話のために路肩へ車を止めた。
……どうも、だいぶキナ臭い話をしているようだ。
ため息をつき、ひとまずスマホを取り出して、潔乃にLINEを送る。
『今日の予定、キャンセルで』
通話を終えた補助監督に「で?」と訊くと、
返ってきた地名は
渋谷。
その単語を聞いた瞬間、
「やっぱりか」と思うと同時に、猛烈に嫌な予感が背筋を這い上がってきた。
「んで、状況は?」
返ってきた答えはこうだ。
現地から近かった“潔乃”が、一次調査のため最初に現場へ入ったという。
……へぇ。偶然、ねぇ?
・帳の広さは東急百貨店 東急東横店を中心に、半径およそ400m
・“特殊な帳”で、一般人は侵入のみ。窓は個人差あり。術師(補助監督含む)は出入り可能
・電波は不通
・非術師たちが「五条悟を呼べ」と叫んでいる
……東急百貨店の東急東横店。
またしても、聞き覚えのある地名。
「伊地知さんからの連絡によると、
帳の外には1級術師たちを待機させるとのことです。
配置案はすべて伊地知さんが提出したもので、通ったそうです」
その補助監督は、緊張気味に読み上げていく。
「──七海班(七海、伏黒、猪野):宮下第一歩道橋(東京メトロ渋谷駅・13番出口側)
禪院班(禪院直毘人、禪院真希、釘崎):渋谷マークシティ・レストランアベニュー入口
日下部班(日下部、パンダ):JR渋谷駅・新南口
冥冥班(冥冥、憂憂、虎杖):青山霊園」
……ため息が漏れた。
どれもこれも、嫌になるほど“覚えのある地名”ばかりだ。
くそ。
泥酔させてる場合じゃなかった。
なんとしてでも酔いを醒させて、潔乃に話をさせるべきだった。
舌打ちが漏れる。
ビクッと震えた補助監督の反応が視界の端に映る。
……これくらいでビビんなよ
そう思いながらも、顔には出さない。
「すぐに、渋谷に向かって」
低く、静かに指示を出した。
今は事態の解決を急ぐべきだ。僕は再度ため息をついて気持ちを切り替えた。
21:15 獄門疆内
獄門疆とかいう、よくわからん中に閉じ込められた僕は、深々とため息をついた。
本当に今日は、ため息ばっかりだ。
GLG の僕らしくない。
「東京メトロ渋谷駅、B5F副都心線ホームねぇ……はは、そういうことか」
『渋谷@イベント』の中身を、もうちょっと真面目に見ておけばよかった。
あの中に書かれてたタイムスケジュール、今思えば……ほとんど、その通りに事が運んでないか?
確定だな。
潔乃は、『未来視』を持ってる。間違いない。
そして、なんらかの理由があって、僕たちにはそれを伝えられない。
でも、それでも自分だけで、回避しようとしていた。
……裏切り者の可能性? ない。絶対にない。
アイツは、根っこが善人だ。
仕事や任務なら、誰かを見捨てることも、平気な顔で嘘をつくことだってできる。
先日の交流会で捕縛した、呪詛師の尋問を担当したのも潔乃だ。
でも――それを『良し』とは思っていないのは、ずっと見ていれば分かる。
呪術師らしい思考を持っているのに、人間性は善性に寄ってる。
僕が何年あいつの先輩やってんだって話だ。
それに。
僕を裏切るなんて、アイツがするはずがない。
話せない理由が、“縛り”か、“天与呪縛”か。
それなら仕方ない。言えなくても納得はできる。
けど、それ以外だったなら――
吐かせるべきだった。
叩き起こして、酔いを醒まさせてでも、言わせるべきだった。
……まぁ。
後の祭り、なんだけどね。
この獄門疆とやらの中は、物理的な時間が止まってるっぽいのが、せめてもの救いか。
渋谷と聞いて、腹に蟲入れて来たけどいらなかったな。
時間が止まってるなら、栄養補給と排泄も心配なさそうだ。
「あーあ、まずったよなぁ。いろいろとヤバいよなぁ……
……ま、なんとかなるでしょ。期待してるよ、皆」
アイマスクを戻し、のんびりと足を組んで座る。
周囲を取り巻く骸骨の群れが鬱陶しいが、無視に限る。
今頃渋谷を駆けずり回ってるのだろう、潔乃の姿を思い出した。
「しっかし潔乃のやつ、今日の約束がダメになるの、最初から分かってただろ。
……マジビンタどころじゃねーわ。いっそのこと、ぶち犯してやろうか」
くつくつと笑って、潔乃が慌てふためく顔を想像する。
少しだけ溜飲が下がった。
呪術総監部より通達
一、夏油傑生存の事実を確認。同人に対し再度の死刑を宣告する
二、五条悟を渋谷事変共同犯とし、呪術界から永久追放。かつ、封印を解く行為も罪と決定する。
三、夜蛾正道を五条悟と夏油傑を唆し、渋谷事変を起こしたとして死罪を認定する
四、伊地知潔乃を犯人隠避及び、幇助の疑いで、総監部への出頭を命じる。出頭しない場合は捕縛対象とする。
五、虎杖悠仁の死刑執行猶予を取り消し、速やかな死刑の執行を決定する
六、虎杖悠仁の死刑執行役として特級術師乙骨憂太を任命する
本編完了しましたが、番外編後日談などどれが読みたいですか?
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本編終了後の後日談
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本編時間中の日常話
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if系(√分岐、原作通り五条死亡など)
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R-18 の下ネタギャグ
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