・伊地知ポジション成り代わりものです
・オリキャラ出ます
・激しい捏造、妄想含みます
・ネタまみれです
冷静に考えたけど、やっぱキツイ。
私があんな
前世の記憶で、七海の「労働はクソ」にすごく共感しかない。
私は才能がなくてもいいから、楽がしたいです。
やはり私は呪術界になんて行きたくない!
ワンチャン兄さんが呪霊を見えるようになればいいわけで、ちょっと頑張ってみました。
出かけた時に、蠅頭を捕まえて兄さんにぶつけるショック療法を試してみたり
……無駄だった。蠅頭に囲まれて気持ち悪そうにしてるだけだった。ごめんなさい。
喧嘩をした時に、積極的に頭を殴ってショック療法を試してみたり
……いや、これは罪悪感が半端なかった。親にも怒られたし。でも兄さんは許してくれて「やっぱ伊地知さんや!」ってテンション上がった。
最後の案は、5〜6歳で術式に目覚めるらしいので、7歳をタイムリミットとして時間経過で待つ。
うん、ダメでした。やっぱ見えてないね、これ。
今日もギーギー騒ぐ蠅頭を掴んで兄さんの目の前で見せるが、普段と変わらない様子。
今日は、私と兄さんの7歳の誕生日。
バースデーケーキが不味くなるので、蠅頭はぶん投げて解放する。
母さんの作ってくれた美味しい料理とケーキを、今は楽しむことにする。
現実逃避というな。
家族での楽しい誕生日パーティーが終わり、自室に戻った私は、学習机の中からノートを取り出した。
ノートには、記憶が戻った時点で書き出した前世で読んだ『呪術廻戦』の記録が書いてある。
他の人に読まれても大丈夫なように、実在の人物や団体の名前は変えてある。
ちなみに五条悟は孫悟空にしてあるし、夏油傑はクリリンだ。呪術高専はカプセルコーポレーション。
盤星教はレッドリボン軍、みたいな感じだ。
これでパッと見はドラゴンボールの二次創作にしか見えないだろう。
仮に見られたとしても、一番重要な秘密は守られるが……私の羞恥心との引き換えになる。クソが。
さらにこの文章は英語、自分にしか読めないくらいクッソ汚い文字で書いてある。
前世の記憶バンザイ。原作終了後のライフプランを考えると、英語使えるの万歳だわ。
原作終了したら、補助監督なんてとっととやめて海外移住してやる。
呪詛の言葉を吐きながらノートをパラパラめくる。
ToDoリストが書かれたページを開き、その中にある「7歳をタイムリミットとして時間経過で発現を待つ」に、ボールペンで横線を引いて消した。
ここで見える側に来てくれたら楽だったのに。
ため息しか出てこない。
次のToDoリストに視線を向ける。
生き残れるだけのスキルを手に入れる
術式なしの私が呪術界で対策なしに生きていくのは、難易度高すぎる。
Dante Must Dieかな?
やっぱ地道にやっていくしかないか。
再度引き出しを開き、そこから宝石箱を取り出した。
カパッと開くと、7つの宝石。
うちの両親は、女の私には毎年誕生日にそこそこいい宝石をくれる。
将来アクセサリーにして女子力を上げろってことだろうけど、生存戦略のために使わせてもらう。
今日もらったばかりのルビーに手を添え、ゆっくりと呪力を流す。
壊れないように、壊さないように。
ゆっくり、ゆっくりと宝石と私の呪力をなじませる。
毎晩やる儀式。これは、術式がない私の生命線になる。
これを思いついたのは、偶然だった。
家でおはじきで1人遊びしていた時、近くで漫画を読んでいた兄に、黒い影──呪霊が近づいていくのが見えた。
危ない!
反射で思わずおはじきを掴んでぶん投げたら、思った以上の呪力と威力が出て、一瞬で黒い影は消えた。
いきなりおはじきを投げつけられた兄に怒られたが、頭の中でファンファーレが鳴り響いていた。
もろたで工藤!!!
その後、いろいろ実験してみた。
普通におはじきを投げる。
……何も変わらない。反省してない!物を投げるなと兄に怒られた。ごめんなさい。
おはじきに無造作に呪力を込めた。
……おはじきが破裂して手を怪我した。母が泣き叫んで病院に連れて行かれた。ごめんなさい。
おはじきが破裂しないように、ゆっくりと呪力を込めた。
……見た目は変化がない。
家の中でおはじきを投げると怒られるので、
学校帰り、近所の公園で誰もいないタイミングを見計らって、ポイっと砂場におはじきを投げた。
瞬間、ポンっと音を立てておはじきがはじけ、砂場の砂が10センチほど抉れた。
……あっぶな!
家の中で投げたら大惨事だった。
ゆっくりと呪力を込めたおはじきでこの威力。
これは使える。
もろたで工藤!!!(2回目)
その後さらに再検証。
同じおはじきでも、プラスチックじゃなくてガラスの方が呪力が流しやすかった。
おはじき以外では? 無機物・有機物といろいろ試した結果、私が特に呪力を乗せやすかったのは「宝石」だった。
母が過去に使っていたルビーのピアスの石をちょろまかして試した時に確信した。
もちろん後で怒られたけど、「女の子だから宝石に興味あるわよね」ってことで許された。
で、毎年宝石がもらえるようになったのは結果として良かった。
前世でサブカルを適度に嗜んでいた私。
そういえば、Fateに出てくる宝石魔術ってこんな感じだった気がする。
宝石に魔力を込めて使う魔術。呪力とは違うけど、なんか似てない?
中学になったら、新聞配達のバイトでもして安い宝石を買って手持ちを増やそう。
伊地知の役回りをするのは、もう諦めた。
でも死にたくはない!!
絶対に生き残って、原作終了後は海外生活満喫してやる!!
そう思いながら、今日も宝石に呪力を注ぐ。
数年後、桜が舞い散る春の日。
うららかで、でも少しだけ風の強い日だった。
東京でも田舎の方だから空気は綺麗なのを期待したけど、空は花粉と黄砂で霞んでいた。
私の心の中をあらわしているようだった。
校門に刻まれているのは──「東京都立呪術高等専門学校」
この春から、ここが私の学校だ。
「……あー通いたくない」
校門の前で、思わず愚痴がこぼれる。
制服は、スカートをパンツに変えただけ。スカートで走り回れる気がしないから。
眼鏡も、伊達だけどちゃんと用意した。
下フレームのみって案外オシャレさんだよね。
あまりに現実感がないのは、きっと命を懸ける覚悟がまだ身体に馴染んでないから。
大丈夫。
できらぁ!!!
そんな風に、自分を鼓舞していた時…
「あ?新入生?」
声をかけてきたのは、信じられないほど綺麗な顔の少年だった。
白い髪に、サングラスの隙間から見える、アイスブルーの瞳。
一目見て五条悟と分かった。
あぁ、確かに美系。そしてデカいな。自動販売機くらいの高さあるじゃん。
けれど次の瞬間──彼は人を小馬鹿にしたような笑みを浮かべながら、こう言った。
「──うわ、呪力量めっちゃ少な。術式もねーし雑魚じゃん!」
桜が、ひらひらと舞っていた。
「……ははっ……あの……よ、よろしくお願いします……」
口元は笑っていた。乾いた笑い。
でも内心では――
このクソガキが!!!! ぶん殴るぞワレ!!!!
と、心の中で100回ぐらい叫んでいた。
いつか五条悟に勝てないケンカを売ってしまいそうです。
その時は骨を拾ってください。
こうして私は、呪術高専に入学し、
最悪な出会いと共に、伊地知潔高ポジション成り変わり人生をスタートさせたのだった。
主人公
生存戦略頑張った。
勉強は出来るタイプだが、アホの子。
根本の気性は荒いが、伊地知トレースなのでなるべく外に出さないようにしてる。
地獄の始まりだ。
伊地知潔高
地獄から抜け出せた人。
妹が見えることは知っていたので、心配しつつも高専に送り出した。優しいお兄さん。
このあと普通に進学して、いい企業に勤める未来が待っている。
五条悟
あ?雑魚じゃん。
だいぶ前に書いたやつなので、文章を見ると恥ずかしい……
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