【本編完結】とある転生者の役割交代   作:kotedan50

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伊地知ポジション成り変わった主人公が、原作沿いで頑張ろうとするネタ。
オリジナル設定てんこ盛り。

高専卒業後、補助監督として腕を上げ、高専の運営にも関わり、
しっかりと影から高専を牛耳り、もといブラックな働き方を始めたころw

・オリキャラが出ます
・激しい捏造、妄想を含みます
・主人公23歳、五条24(誕生日が来たら25)のころのお話。


番外編:最強、風邪を引く

朝起きた時から不調を感じていた。

数年ぶりに風邪をひいたかもしれない。

まぁ、軽い頭痛と喉の痛みだ。術式の行使には問題ない。

 

今日の祓除任務は潔乃が同行だったか。なら、正直楽ができるな。

アイツなら車中で寝ても問題ない。

任務に関しても当然事前調査はしっかりされてる。

移動の休憩や食事のタイミングもバッチリ。

移動中の軽食や僕の好きな甘味の用意もされている。

 

僕が疲れてたり、話す気分じゃない時は、黙って静かに車を走らせてくれる。

でも、それは嫌な沈黙じゃなくて、自然な空気で──なんだろうな。

日向のいい縁側で本を読んでいる時のような心地いい空間になるんだ。

 

それで気がついたら、僕の機嫌も治って話したり、潔乃の気配を感じながら気持ちよく仮眠を取ったり。

まぁ、なんだかんだと、気分よく仕事が終われることが多い。

そんな潔乃相手だから、さっさと任務を終わらせて、硝子から薬もらったら自室でさっさと寝よう。

 

いつものように、潔乃の運転する車の後部座席に乗り込み、目を閉じる。

ドアの閉まる音。エンジンの振動。

 

僕が喋る気分じゃないことを、潔乃はすぐに察して、

「到着まで、道路状況にもよりますが──二時間ほどです」

そう言ったきり、あとは黙って静かに車を走らせた。

 

静かなエンジン音、エアコンの低い風の音だけが、一定のリズムで響く。

普段なら心地いいはずのリズムが、今日は妙に頭に響いた。

 

小さくため息をついて、少しでも回復しようと、意識を無理やり落とした。

 

「……五条さん、到着しました」

 

前の座席から、潔乃の声が聞こえる。

その声で意識がゆっくり浮上する。

 

座席に座ったまま、バックミラー越しに僕へ視線を向ける彼女。

いつも通りの落ち着いた目をチラリと見て、大あくび。

頭をガリガリとかきながら、無言で車を降りた。

 

任務現場に立ち、潔乃から任務の概要を受け、下ろされた帳の中へ入る。

 

体調が悪かろうと、僕にかかれば一瞬で終わる。

呪霊さえ確認できれば、あとは祓うだけだ。

 

任務はあっという間に片付き、そのまま連続で別の現場へ向かう。

いつものように、潔乃が用意した軽食やスイーツを食べたが──

美味しいんだけど、あまり食欲がわかない。

 

……風邪ひいてるし、術式も使ってるから食べないとまずいな。

 

内心でそう呟いて、残りを流し込むように食べきった。

 

そして、夕方まで祓除と移動を繰り返し、潔乃と仲良く高専に戻った。

 

任務が無事終わったあとは、いつものように、ニコニコ笑う潔乃。

 

「今日もお疲れ様でした。大きな破壊もなくて助かりました」

 

なんかムカッとした。

僕がいつも破壊しまくってるみたいじゃない?

 

……うん、そうだけどね。

潔乃が頭抱えてるの、知ってるけどさ。しょうがないじゃん?

 

それにしても、疲れてる時に正論言われると妙に腹が立つんだよな。

 

「僕がいつも破壊しまくってるみたいに聞こえるけど?」

「ごめんなさい! 本当のことでも失言でした!! 揺らさないで気持ち悪い!!」

 

ガシッと潔乃の頭を鷲掴んで、軽く揺らしてやると悲鳴を上げて謝ってきた。

謝りきれてねーよ。べシンっと潔乃の額をもう片手で叩いてから解放する。

 

「ったく、調子のんな!」

 

額を押さえながら、じっとりした目で僕を見上げてくる。ほんと生意気。

鼻を摘んでやろうかと思ったのを察したのか、さっと身を翻して距離を取る潔乃。

 

「……報告書は明後日までにお願いいたします」

 

伊達メガネの位置を直してから、ぺこりと頭を下げて、補助監督の執務室に戻っていく。

──と、こちらを振り返る。

 

「あ、以前話をした銀座の宝石店でお話があるので、夜、落ち着いたら部屋に来てもらえますか?」

 

呪力宝石の件か。早く寝たいけど、しょうがない。

 

「いいよ。二十時ごろに行くから、資料用意しておいて」

 

ヒラヒラと手を振って、そのまま保健室へ向かった。

──が、硝子がいない。

 

薬を勝手に持っていったら怒られるし、正直どれ飲めばいいかも分からない。

 

「……ま、寝てたら治るか」

 

潔乃の部屋に行くまで、少し寝よう。

重い足を引きずりながら、自室に戻った。

 

こうして体調が悪い時に一人で寝てると、思い出す。

高専一年の時──そういえば、風邪ひいたな。

 

あの時は、妙に人が周りにいたのが新鮮だった。

 

四、五歳の頃に風邪をひいた時なんて、医者が引きつった顔で僕を診てたっけ。

まぁ、あの頃は術式の制御も甘かった。ちょっとしたことで暴発してたし、そりゃあ医者も命懸けだ。

 

両親も、乳母の婆やですら、風邪で寝てる僕の部屋には入ってこなかった。

 

成長して制御ができるようになっても、みんな、どこか緊張してるのが分かったから……基本的に誰も部屋に入れなかった。

 

……けど。

 

医者を目指してた硝子が薬を持ってきて、傑がお粥を作り、夜蛾が様子を伺って任務を調整していた。

体調不良の時に、人がいるってことに、慣れてなかった僕は、ただ驚いてた。

 

久しぶりだな。こういう時に、一人で寝るの。

 

そんなことを考えているうちに、意識が薄れていった。

 

 


 

 

 

スマホのアラームが鳴り、意識が浮上する。

……本格的に熱が上がってきたな、これ。

 

ため息をつきながら、重い体を起こして潔乃の部屋へ向かった。

いつものように勝手に扉を開ける。

 

──いない。

 

「……んだよ、呼んでおいて」

 

イラッとしながら、定位置の座布団に腰を下ろす。

頭痛はどんどん酷くなるし、喉も焼けるように痛い。

喉の奥がひりつくたびに、視界の端がじわっと滲んでいく。

 

「帰っちまうか……」

テーブルに顎を乗せて、ぼんやりとため息をついた、その時。

 

「あ、もう来てたんですね」

 

ドアが開いて、ビニール袋を抱えた潔乃が入ってきた。

そのまま僕の隣にしゃがみ込み、額に手をペタリと当てる。

彼女の指先はひんやりしていて、じんわりと熱を吸い取られるようだった。

 

「あー、やっぱり熱、上がってますね」

 

「は?」

 

ぼやけた頭が、言葉の意味を処理するのに一瞬かかる。

潔乃は淡々とした口調で、まるで医者や看護師みたいに続けた。

 

「はい、体温計。体温測ってください」

 

呆然としながら体温計を受け取り、脇に挟む。

体温計の測定が終わるまでの間、見慣れた部屋をぼんやり見渡すと、加湿器が低い音を立てていた。

 

「朝から症状出てましたよね? 寒気はありますか?」

「頭痛と喉の痛み。寒気は……うん、今あるなって気づいたけど、なんで?」

 

口の中が乾いて、声が少しかすれる。

それでも、彼女は気にも留めず、淡々とビニール袋を漁っている。

 

「寒気あるんだったら、まだまだ熱上がりますね。葛根湯はもう使えないなぁ」

 

袋の中から、薬の箱やスポドリが次々と机に並べられていく。

その手際の良さに、少しだけ苦笑した。

 

「いや、なんで僕が体調悪いってわかったの? そんなに態度に出してなかったと思うけど」

 

「あぁ、顔にも態度にも出てなかったですよ。ただ、朝から機嫌悪いなーとは思ってましたけど。

でも、さっき私の頭鷲掴んだり額叩いたでしょ? 手が熱いなって気づいて」

 

なるほど、とぼんやり思う。

あの時、確かに彼女の額に触れた。

でも、まさか自分の熱で気づかれるとは。

 

その瞬間、体温計がピピッと鳴った。

潔乃が無造作に僕の脇に手を突っ込み、体温計を取り出す。

 

「あちゃー……三十九度ありますよ」

 

嫌そうな顔をしている。

いや、三十九度って──そりゃきついわけだ。

自覚した途端、体がずしりと重くなる。

 

「はい、これ飲んでください」

「麻黄湯? 風邪薬?」

 

受け取った薬のパッケージを見る。

こういう時はバファリンとかじゃないの? 優しさとかでできてるやつ。

 

「市販の漢方ですよ。明日、家入さんが戻って診察受けるまでの繋ぎです。

とりあえずそれ飲んどいてください。

医者じゃないですけど、おおむね間違ってないはずですから」

 

妙に自信あるな、潔乃のやつ。まぁいいけど。

とりあえず、渡された漢方のパッケージを開け、飲み方を確かめながら飲む。

うぇ、地味に甘苦くておいしくない。

 

「今日は家入さん、重症者の対応で外出てますし。

五条さん、薬とか持ってなさそうだから。あらかた持ってきましたよ」

 

そう言いながら、僕に追加の水を注いで渡してから、テキパキと僕専用のマットレスを出して敷き始めた。

 

「何してんの?」

 

テーブルに顎を乗せたまま尋ねると、

「ほら、病人はさっさと寝てください」

 

あっという間にシーツをかけ、毛布と枕を整え、意外と強い力で僕の腕を引っ張り、マットレスに転がした。

 

「いや、なんで?」

 

反論する気力もなく、そのまま横になる。

ふかふかの感触に体が沈み、視界がゆるく揺れる。

 

「五条さんの部屋、何もないじゃないですか。

だから私の部屋で看病しますよ。宝石で結界もありますし。

術式解いて寝ても、私がいるから、ある程度は大丈夫ですよ」

 

「……いや、部屋で寝てたら、そのうち治るよ?」

 

「こういう時くらいは黙って私に任せてください。食欲ありますか?」

 

その口調がいつもより少しだけ柔らかくて、なんとなく逆らう気も失せた。

 

「……おかゆとかなら」

「おかゆに入れたいものあります?」

「……あー、梅干しと鰹節」

「渋いチョイスですね。作ってきますね」

 

毛布を整えながら、潔乃が優しく笑う。

そのままキッチンへ向かう後ろ姿を、枕に顔を半分埋めながら目で追う。

 

米を研ぐ音、水の音、ガスコンロに火がつけられる音。それらが部屋に響く。

熱でぼんやりした頭には、その音が妙に心地いい。

 

職員寮の間取りは、学生寮とほとんど変わらない。

少し広くなっただけで、漂う空気は昔のままだ。

──そういえば、高専の頃も風邪をひいた時、傑がああやってお粥を作ってた。

 

反射的に口から出た「梅干しと鰹節」。

……傑が作ってくれた味だった。

 

潔乃が小さく鼻歌を歌いながら、おかゆの火加減を見ている。

その音に重なるように、傑の笑顔と、さっきの潔乃の笑顔が頭の中でゆっくりと重なっていく。

 

「……ちっ」

 

思わず小さく舌打ちが漏れた。

 

体調が悪い時ってのは、これだから嫌だ。

余計なことまで、いちいち思い出す。

これ以上思い出す前に、無理やり瞳を閉じた。

 

 


 

 

 

「五条さん、おかゆできましたけど、食べられますか?」

 

潔乃の優しい声に意識が浮上する。

眠りの底から引き上げられるような感覚だ。

起き上がろうとすると、そっと背中に手が添えられ、上体を支えてくれる。

 

小さな寝台用のテーブルが僕の前にセットされ、その上に湯気を立てる器が置かれた。

白いお粥の上には、軽く潰された梅干しと、花かつおがふわふわと踊っている。

 

レンゲを口に運ぶ。

梅干しの酸味と、鰹の旨み、米のほのかな甘さが口いっぱいに広がった。

舌の上で柔らかく混ざり合って、喉をするりと落ちていく。

 

「……うん、美味しい」

 

塩味もちょうどいい。昼間食べたスイーツと違い、心の底から美味しいし、食べたいと思う。

素直に言葉が出ると、潔乃が小さく「よかった」と呟いた。

その声音が、少しだけ誇らしげで、なんだか可笑しかった。

 

お粥をゆっくり食べていると、潔乃が僕の手や額に触れてくる。

 

「関節は痛いですか?」

 

まるで医者みたいに確認しながら、体温を確かめるような手つき。

ほんのり冷たい指先が心地いい。

 

──ほんと、こいつ面倒見いいよな。

 

「これから汗かくでしょうから、汗かいたら言ってくださいね。体拭きましょう」

「いや、流石にそれは自分で着替えるけど」

「動けたら自分でやってもらってもいいですよ。ただ補助と、用意はしますからね」

「お母さんかよ」

「こんな大きな子供いませんよ、私。って──あ」

 

潔乃が小さく声を上げて、すぐにキッチンへ戻る。

また、包丁で何かを切る音。続いて、ゴリゴリとすりおろす音。……何してんだ?

 

やがて、ガラスのカップを手に戻ってくる。

 

「はい、どうぞ。すりおろしリンゴジュースです」

「なんで?」

「風邪ひいた時、母がよく作ってくれてたんですよ。

冷たいですし、ビタミンも栄養も取れるし、美味しいですよ。

あ、食欲なかったらすみません。『お母さんかよ』って言葉で思い出しちゃいまして」

「ふーん……ちょうだい」

 

僕が言うと、潔乃は少し照れくさそうに笑いながら、ストローを刺したコップを手渡してくれた。

 

ストローで口に含むと、リンゴの爽やかな酸味と甘みに目を細めた。

口の中に冷たい感触が広がり、火照った喉を優しくなでていく。

 

「美味しいでしょう? 風邪の時に飲むリンゴジュースって、何故か最高なんです」

 

満足そうに笑う潔乃に、なんかむかついて、軽く頭をベチっと叩いてやった。

その後、歯を磨いてから再度マットレスの上に横たわる。

 

潔乃はタオルを冷やし、額を冷やしてくれる。

ぬるくなったら取り替えて、また新しい冷たいタオルをそっと載せてくる。

その繰り返しが妙に心地よくて、意識がふわりと溶けていくようだった。

 

少しして、電話の声が聞こえてきた。

潔乃のものだ。どうやら明日のスケジュールを調整しているらしい。

 

『五条さん、連勤続きすぎてやばいです。明日は休ませてあげてください。

労基的にもやばいです。ここで無理させて倒れられても困るので。

……はい、この任務は来週以降にスライド、緊急性は低いです。

だいたい、この手のやつ五条さんに回すの、間違ってません?

あ、話それました──で、この任務は急いだほうがいいですね。

他の1級を……日下部さんあたりなら、文句言いながらも行くでしょうから、それで』

 

受話器越しの声は穏やかで、どこか微笑んでいるようにも聞こえる。

だが、言葉の端々には鋼の芯がある。

いつもの柔らかい口調のまま、相手の反論を受け流しつつ、きっちり締める。

 

普段は温厚で優しいくせに、仕事の話になると急に押しが強くなる。

いや、ニコニコしながら、時には怯えたフリをしつつも、引かない線は絶対に引かない。

そういう時の声をしている。

 

──なに、正直至れり尽くせりじゃん。

普段よりのんびりできて、最高なんだけど。

 

熱を吐き出すように、あつい息が漏れる。

電話を終えて戻ってきた潔乃が、心配そうに僕の頬に触れた。

冷たい指先が、焼けるような皮膚の上で静かに動く。

 

子供の頃は、一人で最低限の処置をされて放置されていた。

でも今は違う。

こんなに至れり尽くせりなら──たまには風邪を引くのも、悪くないかもな。

 

そんなことを思いながら、再び静かに眠りに落ちていった。

 

 


 

 

主人公

 

補助監督として腕を上げていってる。

事務作業の才能ありすぎて、本家の伊地知さんと同じように高専の運営にも関わり始めてる。

ニコニコと笑い、時には怯え、人の良さを全面に出しながらも、譲れないところは譲らない強者。

それをつかってうまいこと立ち回っててる。

今回、風邪をひいた五条に気がついて、お節介を焼いた。

前世は子供もいた既婚女性だったので、風邪をひいたお子様の世話はお手の物。

リンゴジュースは伊地知の母ではなく、前世の母との思い出。

薬は前世は製薬会社勤務。薬剤師の資格持ちなのでプロ。

医者ではないが症状から判断できるし、家入からアレルギー等ないことも確認済み。

ぴったりの処方をしてやった。翌日戻ってきた家入が妙に詳しくない?と首を傾げてるのを全力でスルーした。

 

 

五条悟

 

疲労と季節の変わり目で風邪をひいた。

子供の頃は最低限の処置を受けた後、一人広い屋敷に放置されていた。

ので、高専入って風邪をひいた時、周りが世話を焼きにきて驚いた。

今回風邪をひいて、久々に一人だなーと思ってたら、主人公がお節介をしてくれた。

甲斐甲斐しく世話されて、任務の量も調整されてあれ天国じゃね?と。

風邪をひいた時の食べたい物に、思い出の味に加え、リンゴジュースが加わった。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

「風邪ひくの、随分久しぶりですね?」

 

風邪をひいた僕。その額の濡れタオルを替えた潔乃が、苦笑する。

 

「僕も、もうアラフォーだからね。体力、落ちたかな」

 

カスカスに掠れた声で呟くと、潔乃が心配そうに眉を寄せた。

 

「もう、早く治してくださいよ。子供たちが『お父様と鍛錬するつもりだったのに』って、うるさいんですよ」

「ごめんごめん。ほんと、機嫌取っておいてよ」

 

先ほど、廊下の方から子供たちの拗ねた声と、潔乃がそれを宥める声が聞こえていた。

──子供たちには、悪いことをしたと思う。久しぶりに僕の休みだったのに。

僕も風邪が治ったら、やんちゃ坊主たちの機嫌を取らないと。

子供の体力ってなんであんなに無尽蔵なんだろうね?

正直、出張任務より疲れる時もあるよ。幸せだけど。

 

「もう、しょうがない人ですね……何か、食べたいものはありますか?」

 

僕の頬を優しく撫でて顔を覗き込んでくる。

潔乃の柔らかい声に、小さく笑うと潔乃も柔らかく眼を細めた。

頬に添えられた手に指を絡め握りしめる。

そして、風邪をひいた時にする、いつものやつをおねだりをした。

 

「梅と鰹節のおかゆと、すりおろしのリンゴジュース。

あと──寝るまでは君がここにいてくれると嬉しいかな」

 




五条でも流石に風邪はひくだろ?という解釈から描いてみた話。
漏瑚と戦ってる時に、煙いとか言ってるので多分、空気は普通に貫通してるはず。
流石にウィルスとか菌は防げんだろうという。

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