【本編完結】とある転生者の役割交代   作:kotedan50

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卒業直後の話。
五条先生の口調が迷子。

・伊地知ポジション成り代わりものです
・オリキャラ出ます
・激しい捏造、妄想含みます
・ネタまみれです


2章 高専卒業後〜原作開始直前まで
転生者、いらないものを貰う


五条と家入は高専卒業後すぐに職員寮に移ったが、特に変化はなかった。

家入は大学に高専から通っており、五条は高専教師として働き始めている。

高専の教師は免許がいらないことは知らなかった。

五条は依然として私の部屋に定期的に入り浸り、私が「寂しんぼか?」と煽ったけど全くやめない。

淫交教師と思われても知らんぞ! 

いや、この業界(呪術界)自体が倫欠な部分があるから、誰も気にしなさそうなのがなぁ……心底終わってる

 

本来、高専卒業後の1年はモラトリアム期間として自由に過ごし、呪術師として働き始めるのは卒業後1年過ぎてからだと聞いていた。

だが、家入は貴重な反転術式のアウトプット、五条は特級が1人しかいないため、結局呪術師としても働いているようだ。あ、九十九由基(もう1人の特級)は除外ね。あの人本当に高専の依頼受けないから……

 

それにしても、才能がありすぎる人たちは、大変だなと他人事のように思う。

 

私は強制的に補助監督へのルートが敷かれてしまったため、学校の授業よりも補助監督としてそちらの実習がメインになっている。

なお、無理に任務に出なくなったため呪力に余裕ができて、五条から渡される宝石の量が増えた。

あーその綺麗なツラをぶん殴りたい。ガッデム!

 

術師ではなく、補助監督になると家入や七海に伝えた時、ほっとされた。

特に七海は顕著だった。その時、七海が高専を卒業後は一般に出ることを聞いた。

寂しいが、灰原の件で一番ダメージを受けていた七海。彼が外に出ることで癒されるのを心の底から祈る。

なんなら、呪術界に戻ってこなければ死なないで済むので、原作が変わってもいいから戻ってこないで。ってのが本音。寂しいけど戻ってくるなよ!

 

そのまま七海の卒業を見送り、私が最終学年になり、卒業し、補助監督の伊地知潔乃の爆誕だ。

学生寮を出て、職員寮は契約せず個人でマンションを契約する。

 

学生時代に貯めたお金で敷金礼金は払えた。

底辺の術師、補助監督見習いでも一般よりだいぶいい金額をもらえた。危険手当込みだけどありがたい。

これで、夢の一人暮らしだ万歳と言いたいところだが、この部屋は伊地知潔高(原作の兄さん) の部屋だ。

公式の小説でマンションを借りていたことを覚えている。

泊まりに来た虎杖が本棚を見て、ホッブズのリヴァイアサンを見つけてたな。なんつーもん読んでるんだよ伊地知さん (兄さん)

基本はここで過ごす。ここから人外魔境・新宿決戦が終わるまでは人間らしい暮らしなんかできないだろう。

ブラック中のブラックの働き方になるはずだ。

必要最低限の家電家具があればいい。ここはそういう部屋だ。

 

そして、もう1室契約した。これは別人名義で、ごにょごにょして会社を登記して契約した。

契約者が伊地知潔乃とは分からないはずだ。

この部屋はどうしてもメンタルが疲れた時、耐えられない時、または最後の避難場所として。

私が好きなものを全部詰め込んだ。

ゲームも漫画も、小説も、音楽も、好きな紅茶もコーヒーも、お菓子も、インテリアも小物も全部私の趣味だ。

 

高専内で持っていたものは全部実家に送ったか、捨てた。

下手にここに運び込むと足がつくから。

ここにあるのは1つ1つ私が選んで買い直したものだ。

この部屋は誰にも教えない。父にも母にも、兄さん(伊地知さん)にも、五条悟にも。

私が私でいられる唯一の部屋だ。

 

まぁ、趣味部屋は基本使わない。使いすぎるとバレるし。

 

伊地知部屋でも住まいとしては整ってるので、1人でのんびりはそれなりにできるな。

あー長かったこの4年間。やっと1人の空間ができ...

 

「お疲れサマンサー!!!はい、引越し祝い」

 

なんで、ここまで来るんですかねぇこの白い悪魔(五条悟)!!!!!

しかもオートロックのマンションなのに、ナチュラルに鍵開けてきたよ。

 


 

「なんでここ知ってるんですか?ここオートロックですよ!」

 

ダイニングの椅子に座り、引越し祝いのはずの手土産の箱を開け、シュークリームを食べ始める五条。

私の疑問は黙殺される。

 

「あ、ミルクコーヒーね。しかし殺風景な部屋だね」

 

部屋を見渡し、ダイニングのテーブルセット、仕事用のPCデスク、テレビのみの殺風景な部屋を見て、五条が顔を顰める。

 

「引越し直後でそんなもんありませんよ」

 

冷蔵庫にかろうじて入ってたミネラルウォーターのボトルを手渡す。

 

「寮の部屋にあったゲームとか漫画は?」

「漫画やゲームは引越しのタイミングで実家に送ったり、処分しました」

「えーもったいない。こんな部屋じゃ休めないでしょ?」

「しばらくはそんな余裕ないと思うので、余裕ができたら実家から送ってもらったり、自分でまた買いますよ」

 

立ったままの私を下から見上げ、意味深な視線を送ってくるのが居心地が悪い。

 

「ま、いいけど。じゃ、また来るねー」

 

肩をすくめ来た時と同じようにさっさと勝手に出て行った。

え、なんなの?

こいつ1人でシュークリーム全部食べて行きやがった。え、ゴミ捨てに来ただけ?

やっぱ五条悟って意味わかんない。

 

それから五条は、高専の時と同じくらいのペースで、伊地知部屋にやって来た。

つまり、繁忙期以外はほぼ連日。

勝手に入り浸って、物がないと文句を言い、そしてすぐ帰っていく。

マジで意味わからんと首を傾げつつ、それを一ヶ月繰り返した頃、高専で五条に捕まった。

 

「潔乃、ちょっと時間いい?」

 

時間いい?と言いつつこれは断れないやつだ。

今日は区役所に行く予定があるが急ぎではないので、明日にしよう。

 

「なんでしょうか?五条さん」

 

卒業したので五条先輩から五条さん、あるいは五条特級術師に呼び方を変えた。

それを五条は嫌がってたが、知るかでこれは押し通してる。社会人だからね。

 

「ん、こっち来て」

 

ニコニコと満面の笑顔で機嫌良さそうなのが気持ち悪い。

こういうときは大抵ろくなことにならないのは、この4年間で何度も経験している。

 

「補助監督の仕事は慣れた?」

「高専時代からやってるんで、現場に行くことに関しては問題ないですけど、

事務作業の方は、やっぱりちょっと慣れないですね」

「そう。まぁ、潔乃ならすぐ慣れるでしょ」

 

歩きながらいつものように会話をするが、本当に五条の機嫌が良くて気持ち悪い。

この行き先は職員寮か?

そういえば、家入と五条が卒業のタイミングで職員寮に移動した時、思いっきり引っ越しを手伝わされたな。

家入の方は私から「手伝います!」と言ったので問題ないけど、五条の方はいきなり「これ運べ」だったから、また糖尿病になれって呪詛を心の中で送ったよね

そんな思い出のある職員寮だけど、どうしたんだろう?

確かこの廊下に一番手前の部屋が家入の部屋で、それから奥に4つ目が五条の部屋だったはずだけど…

 

「新しい家には慣れた?」

「寝るためだけに帰ってる状況なので、仮眠室で寝た回数の方が多いくらいです」

「だよねー忙しいもんねー」

 

家入の部屋をすぎ、1部屋、2部屋で足を止める。

五条がポケットから鍵を取り出し、2部屋目の職員寮の扉を開けると、

 

「は?」

 

なんか見覚えのある光景があった。

私が寮にいた時に使っていたのと似たテーブル、似たベッド。

デスクに本棚、テレビにゲーム、漫画本まで。

私がもっていたものとは正確には違うが、ほぼ同じもので構成されていた。

 

「はーい、僕から潔乃に就職祝いで、お部屋を用意しましたー」

 

パチパチと、わざとらしく手を叩く五条。

 

「あぁ?」

「猫被り取れてるよ」

 

べちんと軽くデコピンされる。

 

「だってさー、潔乃のマンション何度か行ったけど、あんな殺風景なところだと休めないでしょ?

だ・か・ら!かわいい後輩のために、この僕が用意したんだよ?高専の職員寮」

 

「いや、頼んでないですから。ありがた迷「ここに住まないとマジビンタ」

 

「いやいやいや、個人でマンション借りた意味!!」

「解約すればいいでしょ?」

 

このボンボンがいくら払ったと思ってんだよあのマンションに!

カチンと来た私とでギャーギャー五条と喧嘩してたら、この騒ぎを聞きつけて家入がやって来た。

私が五条の理不尽を訴えて泣きついたところ

 

「両方使えばいいんじゃない?マンションの方は仕事も捗りそうだし」

 

家入のその言葉で、なんとか伊地知部屋は維持できることになった。

同時に高専の職員寮も維持することになったが。

 

五条が何度も私のマンションに来ていたのは、様子を窺うためだったとわかって、ため息。

ありがた迷惑だったけど、五条なりに心配していたんだろう。

五条が揃えたにしては、私の趣味がわかってる部屋だし。ありがたく使わせてもらうのはいいんですけど……

 

「潔乃、この前買っておいた羊羹は?」

 

やっぱり、またプライベートがない生活になるんですね。

深いため息を吐きながら、戸棚にしまっていた羊羹を取り出した。

 


 

主人公

 

補助監督へ転向。そして高専を卒業した。

高専卒業後は都内にマンションの1室を借りる(公式の小説設定)、

そこは完全に伊地知潔高トレースの仕事部屋として借りていてたら、寮の時のように五条が乗り込んできた。

結果、五条のせいで高専でも部屋を借りる羽目になった。

 

五条にも内緒でしっかり別名義で、借りてる趣味部屋は心の救い。

本当にくつろぎたい時、辛い時、そこで1人になる。

高専の学生寮の時はくつろげなかったからな!!!

卒業してもそうなるとは思わなかったよ!

 

 

五条悟

 

主人公が高専卒業後、マンションを借りて外に出たため乗り込んで見てたら

今までの部屋と違って潔乃らしくない、無機質な仕事部屋みたいで驚いた。

これくつろげてる?と五条なりに心配になり、高専の職員寮も無理やり借りさせ、漫画などを持ち込みそこに入り浸る。

趣味部屋は知らない。数年後に部屋がバレて怒る「俺もそこに呼べよ!」 

 

 

家入硝子

 

五条の我儘に振り回されてる後輩に同情したが、

主人公のマンションの無機質な様子を聞いて五条よくやったと内心で褒めた。 

家入もたまに主人公の部屋にお邪魔するようになるが、大抵飲兵衛2人の酒豪飲み会になる。

 

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